国内外で年々盛り上がるラーメンブーム。日本各地に伝統的なご当地の味があり、長年愛され続け今に至ります。この記事では全国47都道府県それぞれの特色を解説するとともに、長年食べ歩いているマニアによるおすすめの47軒をコメントやマップ付きでレコメンド。その地で数十年愛される店を中心に、中には、ガイドブックではあまり紹介されていない、地元の方だけが知っているような穴場のお店も。おいしくて心温まる、ぜひ足をのばしていただきたいラーメン店を紹介します。
鳥取県の魅力
日本最大級の砂丘で知られる鳥取県。ほかにも景観美なら「浦富海岸」や「白兎海岸」、文化的スポットなら「倉吉白壁土蔵群」や「砂の美術館」などがあり、また、「三朝(みささ)温泉」「皆生(かいけ)温泉」「関金温泉」といった湯治場も随所に。
ラーメンは、県の中西部で親しまれている「牛骨ラーメン」、今はなき鳥取市の老舗食堂が元祖といわれる「山陰ちゃんぽん」、同じく鳥取市民のソウルフードである「素ラーメン」がご当地の味わいです。
30年以上全国のラーメンを食べ歩くマニアが推薦! 鳥取県のご当地名店は「武蔵屋食堂」

「素ラーメン」550円

大正元年にあたる、1912年創業の老舗。「素ラーメン」とは、昭和30年頃に考案された、うどんの出汁で中華麺を食べるという料理。もちっとした自家製麺と、鰹と昆布のスープの組み合わせが面白い。発祥の店である武蔵屋食堂ではそちらが人気ですが、やや白濁したラーメンスープによる「中華そば」も素晴らしい。さらに、牛カツにトマトベースのソースがかかった「カツ丼」など、古くから個性的な料理を提供しています。100年以上続く、日本を代表する食堂としてもおすすめしたい名店です。
また「素ラーメン」に似たものとして、新潟の「かけ中か」、大阪の「きいそば(黄そば)」、姫路の「えきそば」、京都の「キーシマ」、高知の「中日そば」などがあり、全国の食堂で同時多発的に生まれたこの料理を食べ歩いてみるのもマニアにはおすすめです。

武蔵屋食堂
住所 | : | 鳥取県鳥取市職人町15 |
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電話 | : | 0857-22-3397 |
web | : | 武蔵屋食堂 公式サイト |
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