兵庫県・淡路島と徳島県の間にあるのが、鳴門海峡。
ここでは世界一の大きさを誇る渦潮を見ることができます。
太平洋と瀬戸内海から流れ込む潮流が激しくぶつかり合うのがこの海峡。
狭い海峡であることと、海底がV字型に落ち窪んでいることで、
2つの潮の流れが加速してぶつかり合います。
そんななかで満潮と干潮が隣り合う特殊な地形によって海水面に水位差が生じ、低い方へと潮流が勢いよく引き込まれることで、この渦潮が発生するのです。

うずしお観潮船は、世界3大渦潮に数えられるこの鳴門海峡の渦潮を
目の前で見られる観光船です。
予約不要で渦の真上まで進めて揺れの少ない大型船「わんだーなると」と、
高速小型で水中展望室のある予約制の小型船「アクアエディ」の2型が就航中。
徳島観光では外すことができない渦潮を間近に見られます。

この日に乗船したのは「わんだーなると」。
ライトグレーの鳴門海峡大橋をくぐり、
うねるように大小の渦が巻くエリアに到達すると、
潮流が船体に叩きつけられる音とともに潮にもまれ、
グラグラと揺れます。
2つの潮流が交わる迫力に、文字通り体を委ねる体験ができます。