![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/0979ff5b162521b3576148884f39bb5901d8f3f0.png)
知らず知らずのうちに溜まっていく日々のストレスを感じたなら、
日常からしばし体と心とを遠ざけてみませんか。
美しい自然と悠久の歴史が交わる場所なら、豊かな時間が過ごせそうです。
目指すは、徳島。3つの“Retreat Trip”へ出かけてみましょう。
どこか遠い世界の話に思われるかもしれませんが、お遍路の道は老若男女、誰もが歩けるもの。
そしてより親しみやすく、カジュアルに楽しめます。
開かれたお遍路の旅で、Retreatを!
![お遍路ってなに?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/a7314e63fcf1094ae2301b7b2cf26abc85f3ad60_xlarge.jpg)
![お遍路ってなに?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/a7314e63fcf1094ae2301b7b2cf26abc85f3ad60_xlarge.jpg)
そもそもお遍路とは、四国にある八十八箇所の霊場を巡り歩くことを指します。
これは、その昔、真言宗の開祖である弘法大師空海が修行し、開山した霊場を辿る道程。
すべて回ると1,400kmの長い道のりですが、近年はバスツアーもあり、ハードルは低くなっています。
本来は祈願成就を目的にしたものですが、自分と向き合うRetreatの旅としてもぴったりです。
長い歴史と伝統を持つお遍路ですが、
最近は思い思いの巡り方をするのが一般的になってきました。
カジュアルで自分らしい装いなら、
女子旅としても楽しめることでしょう。
![人物](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/11/c6eddd002bf4c6366c568d15c91ae2f389e433d3.png)
![人物](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/9a94027c3ebc6eec89b96db0cba734dc80d92a1b.png)
![人物](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/a75554f1a30575f65edf424430de681cec540bee.png)
![人物](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/5a0bbab4da8a279a813a091c98aa6ef22f5da339.png)
道中には気分を上げるアイテムも楽しみたいものです。近年はお遍路グッズも可愛らしい
デザインが増えています。お遍路に必要な6つのアイテムをチェックしましょう。
![御朱印帳](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/10/76cf42254f2bc948f1036ff76f644778e2577e74.png)
霊場ごとに書いてもらえる御朱印を集める帳面が、納経帳か御朱印帳。納経帳は四国八十八箇所のためのもので、御朱印帳は全国の神社仏閣で使えます。
![輪袈裟](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/10/566feda307ff79eaecd46a9f4e1f2de798aba302.png)
輪袈裟は略式のお袈裟で、首に掛けて使う巡礼アイテムのひとつ。お好みの色を選びましょう。
![金剛杖](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/10/0264787397e8bea85b22c445eda5dcb1cf493375.png)
山歩きが多いお遍路を支えてくれます。弘法大師の化身という役割があり、表面にある「同行二人」という文字は“二人旅”であることを示しています。
![納札](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/10/e0b89951ca1bd13aca8c8918ccab934971bd8020.png)
納札は、名刺のようなもの。名前、住所、年齢を記入し、各寺院に納めます。巡礼のことを“札打ち”というのは、お札を納めて回る旅だからです。
![数珠](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/10/198f000b2b83fbb1c75e06b4d3126d8e4cc39e56.png)
真言宗の僧侶が持つ本格的なものでも、仏事で使う一般的なものでもOK。銘木や石、ガラスなど、さまざまな素材のものがあるので、好みで選びましょう。
![お線香・ローソク](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/10/25338a6f67728d965767f54dfdb60afbab35b469.png)
お参りをする際に、ご先祖へのお供えとして火を灯し、お線香を焚きます。各寺院に備えていることも多いですが、できれば携帯するようにしましょう。
![お遍路](https://www.jal.co.jp/ontrip/special/tokushima/high_img/Retreat01-02.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/5f510db78dc9dd27e1f76eaf6b37dc180a1a2ae5.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/5f510db78dc9dd27e1f76eaf6b37dc180a1a2ae5.png)
![人物](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/11/cbe5b9f4997078146335d549d1870517cd6968f8.png)
![image](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/a4ecfcbba2a2cfeca01713f65944c338b6e2dc18.jpg)
門前一番街
まずは準備をするところから始めましょう。
この門前一番街は一番札所 霊山寺の目の前“門前”にあり、お遍路の準備ができる場所です。衣装レンタル、グッズ購入が可能なほか、お遍路に関するあらゆる情報が手に入ります。
さらに先達(せんだつ)に教えを乞うこともできます。先達とは、道案内や札所寺院の知識を身につけた公認の巡拝者のこと。
しっかりと準備を整えながら、旅路の疑問を解消しておきましょう。
お遍路の準備といっても、旅の一部。
旅の伝統に触れることは、
きっと刺激的な体験になるはずです。
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/11/339c91f4ff41601c7578698faf83218780387ba5.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/c3d8814d1648265d41282af799592697072fd2e7.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
第一番札所
竺和山 一乗院 霊山寺
縁起によると、聖武天皇(在位724〜49)の勅願により行基菩薩が開創されたことが開びゃくの由来。
応永年間(1394〜1428)に造られ、五智如来像が祀られている多宝塔と、恋愛や仕事、健康などの御利益がある縁結び観音もあります。お遍路のスタートである“発願の寺”を象徴する明治の庭も見どころです。
![霊山寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/5cab49915cea3fa0e21bc99b5dd7ce94839bb346.jpg)
![第一番札所 竺和山 一乗院 霊山寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/226bb2e3153b888572819eb54160f5aaa8916b99_xlarge.jpg)
![蔵元 本家松浦酒造](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/e953ab02cb9c4d7f2982218e853329e64db0b474_xlarge.jpg)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
蔵元 本家松浦酒造
お遍路の楽しみ方。ルートからは少し外れますが、
本家松浦酒造は徳島県最古の酒蔵として知られています。
隣り合った味噌蔵とともに、KuraKura見学という蔵見学が
可能。築200年以上の母屋など、味わい深いのはお酒だけでは
ありません。大人の旅にぴったりの寄り道です。
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/ca6330a7ce6ccae8eae75b129ecf3633d39612fd.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/8c131ee8e487d28eff727cd0653aa34ba1261f23.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/29981dda5d7140489975dc4a5abec5de8863dd80.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
第六番札所 温泉山 安楽寺
宿坊とは、宿泊できるお寺のことです。大師堂前から湧き出る宿坊の温泉が有名で、ご本尊は人々を病魔から救う薬師如来です。
山号の名の通り、万病に効果のある温泉が湧き出ていたことから、弘法大師が名付けたといわれます。
約400年前からお遍路さんに親しまれるRetreatの宿で、ごゆっくりと。
![第六番札所 温泉山 安楽寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/f9b0659ee098c9435a47a86ba28e5cb81e465361_xlarge.jpg)
歴史に思いを馳せながら、
旅の疲れを癒しましょう。
一般的な宿とは少し違う、清らかな気持ち
で
過ごすことができそうです。
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/a5067b0e3b05239be056f656e576835d79d10e6f.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/b677e4e44871e21052c01d68455d51228efb1dd9.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/68424ffff5382e196370e0393c9d0f9fdccad83a.png)
![川島潜水橋](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/14c936cd019b89c4826c73f7c412b9c7d4a095ac_xlarge.jpg)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
川島潜水橋
美しい川に対して一直線にかかり、その端正な姿は
見惚れるほど。第十番札所と第十一番札所の間に位置します。
緑溢れる景色に馴染む絶景スポットとして有名で、
多くの観光客に親しまれています。潜水橋というとおり、
増水の際には川にすっぽりと隠れてしまいます。
所在地:徳島県吉野川市川島町川島 川島潜水橋
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/0216fd760ec31c13cd39eb29e07bf1604059b2f2.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
第二十一番札所
舎心山 常住院 太龍寺
かつては徒歩でしか登れず、“遍路ころがし”のひとつと呼ばれる難所でしたが、現在はロープウェイを使うことで、直通で参拝できるようになりました。
山や川を越えて張られたロープウェイは全長2,775mと西日本で最長。
こうして辿り着いた境内から山々を望む風景はまさに絶景で、お遍路の大きな見どころのひとつに数えられます。
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/87826666f9853949bea3720251b882de0cb5ff9b.jpg)
![第二十一番札所 舎心山 常住院 太龍寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/144ec5127e0942b9e4468794f8e564bbacf309ff_xlarge.jpg)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/4393de3e5edbdac47b4f84b03c4e822319189c14.png)
![鷲の里](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/0e30e704b69f9c004bfb42448f7d288dcec4a1fe_xlarge.jpg)
道の駅になっています。
御食事処「菩提樹」は多くのお遍路客で賑わい、
名物の「かきまぜ丼」(単品600円・税込)は
ぜひ味わいたいメニュー。
甘く煮込まれた金時豆をまぶしたちらし寿司で、
疲れた体に染み込む滋味深いおいしさです。
ほかに天ぷらうどん(750円・税込)など、うどん類も充実。
![名物の「かきまぜ丼」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/11/1d845bdb16050dde5cb8d34a25321198e09921d8.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/d7419aa5c1d53689917a819a3861bed32944f994.png)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
世界に開かれた霊場
第二十二番札所
白水山 医王院 平等寺
寺号の由来は、弘法大師空海が人々を平等に救うため授けたものだといいます。
ご本尊は薬師如来。寄木作りで、漆で塗り固め、金箔を貼り付けたもので600年ほど経つ古いもの。万病に効く弘法の霊水のご利益を受けるため、多くの人が訪れます。
また、誰でも気軽にお寺に親しんでもらうため、YouTubeで法要のライブ配信も行っています。WEBサイトを通して初詣ができる仕組みも整えているそうなので、ぜひチェックしてください。
![第二十二番札所 白水山 医王院 平等寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/cc9bcc751259479279a211eb17bd9f99bd1411e3_xlarge.jpg)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/e8a4c7dbec245149cc7249ec86aec63a367c252a.png)
![平等寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/11/b6be3251e65d6b5630a57e08faf97b9f21378cf8.png)
![第二十三番札所 醫王山 無量寿院 薬王寺](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/8b0ffcad256078c084e41c23021ca838b05cd9d0_xlarge.jpg)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/12/1ad28b683f384389c4ecfa4258b2ae2afb8dd69c.png)
長い歴史を誇る厄除け寺
第二十三番札所
醫王山 無量寿院 薬王寺
聖武天皇の勅願を受けた行基菩薩が巡鍚し、
建立したのが薬王寺です。
また弘仁6年(815年)弘法大師がご本尊の厄除薬師如来を
刻んで開基。天保6年(1835年)に建てられ、
平成24年に改修された仁王門や、
迫力ある瑜祇塔など見どころが豊富。
徳島県内最後の札所として、ぜひ訪れたい厄除けの名山です。
年間100万人以上もの参拝者が訪れる
全国的に有名な厄除け寺。
気持ちのうえで大きなリフレッシュが
期待できそうです。
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/c93743df6056f7db01b4efe07bf7eb3c07017c41_xlarge.jpg)
![](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783512/rc/2020/12/08/c93743df6056f7db01b4efe07bf7eb3c07017c41_xlarge.jpg)
日常を離れてのお遍路旅は格別なもの。
各寺社でお参りをする瞬間の清々しさ、人や季節の移ろいとの出会いは素敵な体験になります。
旅の最後に御朱印帳を見返すと、各地での思い出が蘇ってくることでしょう。