鉄砲伝来の地や、宇宙センター。
教科書の中でしか聞いたことがないかもしれない種子島。
実は種子島って、どんな南の島よりも
のんびり素朴、歴史と自然が織りなす独特な雰囲気を持っている。
2時間で一周できてしまうコンパクトでノスタルジーな島の景色を
Instagramで人気のフォトグラファーwacameraさん、hikariさんの目線を通して見てみよう。
大手広告会社から脱サラしフリーランスカメラマンになり10年。
ブライダル、マタニティ、キッズ、ファミリー撮影の他、商品撮りなどジャンルを超えて撮影を行なっている。
現在は国内だけでなく海外でのプロモーション撮影も積極的に活動中。
2015年からフリーランスフォトグラファー として活動開始。
雑誌Hanakoで旅のページを4年間連載中。
国内だけではなく海外からのオファーもありフォトグラファーとして全国を飛び回り活動している。
被写体と光を最大限に掛け合わせた写真が人気でInstagramのフォロワー数は10万人越え。
前職のアパレル経験を活かし物撮りのコーディネートも得意とし幅広い分野をマルチに撮影出来る。
旅の始まりを感じ思わず覗き込んでしまう。
飛行機からの景色は、なんだか特別。
行ったことのない島へ行くとなるとなおさら。
種子島は、とてもとても深い歴史があり、自然もたくさん。
どこか他の南国とは違った雰囲気。
これからどんな出会いが待っているのだろう。
例えば塩やミルクだって種子島産。
だから、旬を常にたのしむことができるし毎日ちょっとずつメニューが違う。
近くに来たらついつい寄ってみたくなるようなお店。
おすすめは、ぽんかんと濃厚ミルクのセット。
種子島ジェラートHOPE（島宿HOPE内）
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町平山500-131
電話:0997-22-9566
営業日：火曜日定休/11:00～17:00
そんな安納黒豚やインギー地鶏など島の特産品を存分に味わえるディナーがとてもゴージャス。
お刺身や天ぷらなど贅沢が詰まっている。
店名：島宿HOPE
住所：鹿児島県熊毛郡南種子町平山500-130
電話：0997-26-7235
営業日：不定休/18：00～21：00（LO20：00）（予約制）
種子島の中でも特に南種子町の特産品であり、新鮮なうちに刺し身で食べるのが定番。
柔らかさの中にあるコリコリ触感が病みつき。
食事処美の吉
住所：鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2264-4
営業日：年中無休/07:00～21:30
作家さんの作品を見るのもいいけどやっぱり体験してみたい。
ここで、思うままに土を触って好きな形を創造しよう。
先生が助けてくれるから楽しく素敵な作品ができるはず。
窯元 福元陶苑
住所：鹿児島県西之表市住吉710
営業日：年中無休/8:30～18:00
お武家が島を離れた際に種子島家が住むことになり、
最近になって市の所有物となったため一般公開されることに。
そんなお家で、昔ながらのお茶と茶菓子で200年前のティータイムをゆっくり楽しむと
なんだかタイムスリップしたような感覚に。
月窓亭
住所：鹿児島県西之表市西之表7528
営業日：毎月25日定休/9:00～17:00(入館：16:30まで)
中に入ると少しひんやり、暗闇に波の音が反響していて幻想的。
とっておきの時間は、干潮時刻の30分前。
みんなより少し早く訪れて洞窟の風景を独り占め。
千座の岩屋
住所：鹿児島県熊毛郡南種子町平山広田
ヘゴがこんなにたくさん自生しているのはここだけだそう。
太陽がさんさん照っていてもここだけはいつも涼しいし、こころなしか空気も美味しい。
こぼれる光が作るヘゴの影もまたそれぞれ違っていてじっと見つめてしまう。
種子島にはお米の神様が二柱いるのだ。
日本人としては、一度は参拝したい神様たち。
どちらもソテツと鳥居の組み合わせが南国の神社らしくて素敵。
宝満神社 / 浦田神社
住所：熊毛郡南種子町茎永3786 /西之表市国上345
日が沈むごとに濃く浮かび上がってくる夫婦岩のシルエットは圧巻だ。
天気に恵まれれば地平線がずっとオレンジ色にキラキラして
あたり一面オレンジに染まる夕日を体験できるかも。
雄龍雌龍の岩
住所：鹿児島県熊毛郡中種子町納官
頻回な流れ星と無数の星、目下に広がる黒い海から聞こえる大きな波の音。
自然の広大さにちょっぴりおののいてしまいそうになりながら無心で眺め続ける。
門倉岬
住所： 鹿児島県熊毛郡南種子町西之崎原
どの子もとても人懐っこく、近所の人たちに可愛がられている日常が伺える。
種子島に来たら猫ちゃん達への挨拶も忘れずに。
期間中は島の様々なところに体験型アートやイベント、作品がちりばめられている。
見つけ次第寄ってみよう、きっと素敵な出会いが待っている。
会場：広田遺跡ミュージアム屋外
時間：9:00 - 17:00 (月曜休館日)
作者：千田 泰広氏
作品名：「Brocken 5」
山岳で見られるブロッケン現象から名付けらた作品。霧に投影された影が動きに合わせてついてくるように、この作品の中では光が瞬きながらついてくるように見られる。
種子島は、食事、自然、町並み、どれをとっても見どころ満点な島だった。
都会では感じることができない空気感を存分に味わえた。
充足感に包まれながら飛行機に乗り込むと最後に見たことがないような夕景が。
最後まで素敵な景色に恵まれた幸せな旅。
また訪れたいな。
さようなら、種子島。
