修学旅行で訪れるイメージの強い長崎。
歴史、文化など学ぶことも多く、
グルメも充実している。
正直子供の頃はわからなかった
奥深い長崎の良さも
おとなになった今なら味わえるはず。
今再びの修学旅行へ
朝長 瑞希さん
重田 祐希さん
「沈黙」の舞台
ド・ロ神父指導の元23年間の月日をかけて1920年に完成したのが黒崎教会。遠藤周作の小説「沈黙」の舞台になったことで一躍有名になった。
マリア像のお出迎え
少し急な高台を登りきると、真っ先にやさしい眼差しのマリア像が迎えてくれる。
マリア像の目線の先には角力灘(すもうなだ)の海と黒崎地区が。
人々の信仰と煉瓦
聖堂は煉瓦造り。
この煉瓦は、信徒が奉仕と犠牲の結晶として自ら積み上げていったものだそう。
努力が滲む煉瓦に白い十字架と水色の窓枠が映えて美しい。
Data
- 営業日時
- 9:00~17:00
※①ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合もあります。
②閉まっている場合もあります。
【注意】
ミサの時間…日曜6:00(第1は前晩19:00)、9:00 - 住所
- 長崎県長崎市上黒崎町26
瓦の十字架
よく見ると、瓦に小さく十字架が入っている。
瓦屋根の木造平屋にキリスト教文化由来の異国情緒が加わった長崎らしい建築物だ。
洋と和の融合
風が強い丘の上でも耐えられるよう、全体は煉瓦で作られている。
煉瓦の表面に漆喰を塗っており全体的に白い見栄えだ。
見晴らしが良い立地に真っ白な教会が佇む姿はとても印象的。
見晴らしの良い立地
ナポレオンの血を引く貴族の家系出身のド・ロ神父は、外海での布教活動に生涯を費やした。
そんな彼が、私財を投じて建てた教会の一つがこの出津教会堂。
Data
- 営業日時
- 9:00~17:00
※①ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合もあります。
②閉まっている場合もあります。
【注意】第1・第3日曜日はミサの執り行いのために 10時まで堂内見学はできません。また、見学をご希望の際は事前に連絡が必要です。 - 住所
- 長崎県長崎市西出津町2633
虐げられた歴史
ここが?と問いたくなるようなひっそりとした佇まい。
外見は平屋にしか見えず中を覗いてもまるで寺子屋のよう。
その素朴さに隠れキリシタンの歴史を感じる。
隠された十字架
一見ただの平屋に見える大野教会堂の瓦には、赤い十字架が2つ付いている。
それ以外には淡い色合いのマリア様が入り口に佇むのみのシンプルな装飾が特徴。
眼下に広がる景色
教会堂の辺り一帯には鬱蒼とした木々が生い茂っている。
しかし帰り際に坂から見下ろすと、眼下いっぱいに海が広がった景色を見ることができるのだ。
Data
- 営業日時
- 9:00~12:00/13:00~17:00
※内部は非公開 - 住所
- 長崎県長崎市下大野町2619
世界遺産を一望
2018年に世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部である「外海の出津集落」や角力灘(すもうなだ)に 浮かぶ島々を一望できるおすすめスポット。
北部唯一の道の駅
道の駅夕陽が丘そとめは、長崎市の北部に位置する市内で唯一の道の駅。
通りすがる船や浮かぶ島々など落ち着いた海の景色を眺めて癒やされよう。
角力灘に沈む夕日
角力灘を見下ろす丘の上に立地したこの道の駅は、晴れた日には五島列島も見えるほど見晴らしがいい。
そのため、長崎屈指の美しい夕日が見られる。
Data
- 営業日時
- 休憩所のみ年中無休/24時間利用可能
- 住所
- 長崎県長崎市東出津町149-2
打ち上げの定番
市内の飲み屋街にある一見普通の餃子屋さんだが、店内には有名人のサインが壁一面にぎっしり。
知る人ぞ知る長崎の打ち上げ定番スポットらしい。
一口焼き餃子
看板メニューは一口焼き餃子。そのまま食べても美味しい、けど特製の柚子胡椒を溶かした醤油をつけると、ついつい食べ過ぎちゃうこと間違いなし。
〆は水餃子
焼き餃子でお腹が膨れてきたら、〆に水餃子はいかが。
あっさりスープと柔らかい水餃子でスッキリ食べ終えることができる。
ここにも特製柚子胡椒を効かせて。
Data
- 営業日時
- 不定休/18:00~翌1:00
- 住所
- 長崎県長崎市銅座町15-13 1F
日本新三大夜景第一位
2018年に日本新三大夜景第一位に選ばれた長崎の夜景。
稲佐山と鍋冠山、両サイドから見下ろせる景色はもちろん歴史的背景なども決め手になったよう。
きらめく町並み
グラバー庭園や、教会堂、美術館など様々な建物がライトアップしているため、街全体が輝いて見える。港に止まるクルーズ船もより一層華やかさを加えている。
坂を登りきると
市内から車で約20分、坂を登りきると真っ暗な丘にたどり着く。
稲佐山との違いは、ロープウェイを使わないため何時でも夜景を眺めにいけること。
Data
- 営業日時
- 24時間
- 住所
- 長崎県長崎市出雲2丁目144-1
信徒発見
安土桃山時代後期から江戸幕末まで、厳しい禁教令と宣教師がいないという状況が250年間も続いたにもかかわらず、大浦天主堂の建立によりキリスト教の信仰が受け継がれていることが明らかになった現場。
役人の監視が強かったが、めげずにマリア様に祈りを捧げるために多くの信者が天主堂を訪れた。
カラフルな木漏れ日
日本最古のステンドグラスを使用した教会とされる大浦天主堂。
美しいステンドグラスを通して色づく木漏れ日を眺めているだけで心が穏やかになりそう。
ステンドグラスの秘密
原爆の爆風で吹き飛んだり台風で割れたりし、今日のガラスには2度の復旧作業で再生されたものが混じっている。
それぞれ色味が異なるので良く見つめてみて。
Data
- 営業日時
- 教会行事による/8:00~18:00
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町5-3
異国情緒あふれる
洋館が立ち並ぶ異国情緒あふれる通りの坂道のこと。
周りにはスケッチする地元の方が多くいたりと地元にも愛されている景色だということが伝わってくる。
由緒ある建物と坂道
坂を登っていくと立派な門が見えてくる。
日本初の女子大学である活水女子大学のものだ。
学校の古めかしい外観もまた坂の情緒を盛り上げているので要チェック。
歴史を知る
開国当時は、外国人のことをみな「オランダさん」と呼んでおり、そのオランダさん達が住む洋館が立ち並ぶエリアの坂はすべてオランダ坂と呼ばれていたそう。
Data
- 営業日時
- 24時間
- 住所
- 長崎県長崎市東山手町
長崎風食べるミルクセーキの誕生
大正14年ツル茶ん創業時にまだクーラーもなく坂が多い暑い長崎でみなさんに“涼“をご提供するために、従来のミルクセーキをアレンジして誕生した長崎風食べるミルクセーキ。
昔なつかしトルコライス
今から70年近く前、ひとさらでいろんな洋食を楽しめる“ちょっとごちそう”と言えるワンプレートランチ、トルコライスが誕生。今やおとなのお子様ランチと呼ばれ長崎市民に愛される人気商品となりました。
日々生まれる新メニュー
これは、新しくインバウンド向けに味が改良されたテリカツメインの新メニュー“ジパングトルコ”。すでに10種類以上あるトルコライスだが、店主は日々新しいメニュー開発にトライしている。
Data
- 営業日時
- 無休/9:00〜21:00
- 住所
- 長崎県長崎市油屋町2-47
絵付け体験
鎖国時代、異国からガラス製品が入ってきていた長崎は古くからガラスの製造技術を有していた。
そんな伝統的なガラス製品に自分で絵付けしてみよう。
郷土玩具ポッペン
江戸時代の頃からある長崎の伝統的なおもちゃポッペン。別名ビードロという。
薄いガラスに息を吹き込み底のガラスが動くポッペン!という音を楽しもう。
当時の流行
ビードロを吹く女という有名な浮世絵がある。
1790年代、ビードロは海外からのおもちゃとして子供だけでなく若い娘達にも人気の流行品だったのだ。
Data
- 営業日時
- 年中無休/9:30〜18:00
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町2-11
商人たちの家
長崎開港後に長崎に移り住んだイギリスの商人複数人の邸宅が集まっている場所。
周囲をきれいな緑で囲まれており散歩するのが楽しい庭園だ。
喫茶文化を楽しむ
日本初の西洋料理店自由亭の跡地で営業している喫茶店。
本格派の珈琲とカステラを美しく風情ある店内で頂くという贅沢ができるおすすめスポット。
ところで
グラバーさんとは?
元々は武器商人。
蒸気機関や造船など日本における近代化に大きく関与しており、キリンホールディングス誕生にも深く関わるなど日本の歴史における重要人物。
Data
- 営業日時
- 年中無休/8:00〜18:00
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町8-1
やっぱり海鮮
一日歩き回った後はがっつり食べたい。
長崎と言ったらやっぱり海鮮てことで、たっぷり海鮮を味わえるお店がここ、じげもんdining 海あじ。
長崎の魚
意外と知られていないけれど漁獲量は全国2位、三方を海で囲まれている長崎には北海道よりも多種な魚が舞い込んでくるとか。
長崎に来たら鮮魚を食べよう。
サザエの壺焼き
サザエの肝が苦手な方は多いはず。
ここでは店主が一つ一つ肝を取り除いてくれているので、普段は食べれない方も美味しく貝を楽しめるはず、挑戦してみて。
Data
- 営業日時
- 年中無休/8:00〜18:00
- 住所
- 長崎県長崎市文教町6-21
ライトアップと屋上
長崎夜景の名所のひとつ。
屋上からの景色もさることながら、ガラス張りの美術館がライトアップされているところもとてもきれい。
協力:長崎県美術館
Data
- 営業日時
- 年中無休/8:00〜18:00
- 住所
- 長崎県長崎市南山手町8-1
歴史の深さと長崎の真髄を学ぶことができる大切な場所。
古民家をリノベーションした店内は風情たっぷり。
2階からはめがね橋を眺めることができる景色の良い立地。
飲み屋街の一角にあり、〆にとても良さそうだ。