偶然の出会いが人を育てる。世界が注目する建築家・田根剛をつくった「旅」
建築家・田根剛。2005年に行われた「エストニア国立博物館」の国際設計コンペティションにおいて若干26歳という若さで最優秀賞を授賞し、国際的な注目を浴びた。同博物館は2016年10月1日にオープン。また、日本の新国立競技場のコンペティションにおいて「古墳スタジアム」の設計案が大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。現在、田根はパリを拠点に世界中のクライアントからの要望に応えるため世界中を飛び回っている。建築家の仕事は単に構造物を設計することではなく、その土地に刻まれた文化や歴史を掘り起こすことからはじまると彼は語る。建築家・田根剛が旅先でその土地を見つめる眼差し、そして旅をすることの魅力とは?