柳田国男の足跡と美食を廻る、東北の古里。岩手県・遠野で感動ワーケーション
岩手県遠野市には、古くから語り継がれる伝承が豊富にあります。この地を題材にした『遠野物語』はそれらをまとめ上げた民話集であり、日本の民俗学の礎となった名著として知られます。著者である柳田国男氏が遠野に滞在したこともまた、よく知られています。以来、多くの民俗学者が逗留を重ねました。働きながら旅をする「ワーケーション」の源流を、そこにみることができるかもしれません。かくして遠野を訪れてみると、自然と里山、伝承と食文化が渾然一体となっていて、おどろくほど刺激に満ちていました。