新しい一年を気持ちよく迎えたい、良い運気を呼び込みたい…そんな想いから、初詣へ足を運ぶ方も多いはず。東京には、定番の有名スポットから、実は知られていない穴場の社寺まで、多彩な初詣スポットが点在しています。
この記事では、そのなかでも特におすすめしたい社寺13カ所を厳選。ご利益や由緒はもちろん、大晦日・初詣の行事や混雑状況、初詣の楽しみのひとつである屋台情報などを紹介します。東京で迎えるお正月の参考に、チェックしてみてください。

【港区】増上寺

東京タワーのふもとで勝運祈願

画像: 東京タワーのふもとで勝運祈願

徳川家康ゆかりの寺として知られる「増上寺」は、勝運のご利益を求めて多くの参拝客が訪れる人気スポット。東京タワーのふもとに位置しており、ライトアップされた東京タワーと本堂を一緒に撮影できるフォトジェニックな場所としても有名です。

画像: 浄焚会の様子

浄焚会の様子

大晦日23時からは古いお守りやお札、位牌(いはい)などを焚き上げる「浄焚会(じょうぼんえ)」が始まり、元旦0時になると除夜の鐘が響き渡ります。それに伴い、大晦日22時〜元旦2時頃までは混雑がピークに。ゆっくり参拝したい方は、明け方にかけての時間帯が狙い目です。

お守りも華やかで種類が多く、勝運や厄除け、合格祈願など、一年の幸せを願うお守り選びも楽しみのひとつです。また例年、初詣期間には屋台も出店する、活気あるスポットです。

■初詣情報

屋台あり(大晦日〜1月7日頃)
混雑予想大晦日22時〜元旦2時頃

増上寺

住所東京都港区芝公園4-7-35
電話03-3432-1431
参拝時間【本堂】6:00〜17:30(大晦日~元日は終夜参拝可能)
【安国殿】9:00〜17:00(大晦日は終夜参拝可能、元日は18:00まで、2日・3日は8:00~17:00)
アクセス都営地下鉄三田線「御成門駅」・「芝公園駅」より徒歩約3分、都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」より徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線「赤羽橋駅」より徒歩約7分、JR・東京モノレール「浜松町駅」・東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から徒歩約10分
web増上寺 公式サイト

【千代田区】神田明神

現代社会に必須!? 「IT情報安全守護」が人気

画像: 現代社会に必須!? 「IT情報安全守護」が人気

「明神さま」の名で親しまれる「神田明神」は、縁結び・商売繁盛・除災厄除のご利益で広く知られる東京屈指の初詣スポット。御祭神は、縁結びの神様であるだいこく様(大己貴命:おおなむちのみこと)、商売繁栄の神様であるえびす様(少彦名命:すくなひこなのみこと)、除災厄除の神様であるまさかど様(平将門命:たいらのまさかどのみこと)の三柱で、多方面からの信仰を集めています。

画像: 過去の元旦の様子

過去の元旦の様子

元旦には30万人以上が訪れるほどの人気ぶり。混雑を避けて参拝したい場合は、公式サイトで24時間配信されている境内ライブカメラを事前にチェックしておくと便利です。また、元旦0時からは年始めの儀式「歳旦祭(さいたんさい)」が執り行われ、新年の空気を感じることができます。初詣期間には屋台が立ち並び、お祭りのような賑わいを楽しめます。

IT情報安全守護 800円

秋葉原が近いことからIT業界の人々にも親しまれ、「IT情報安全守護」のお守りを求めて訪れる参拝客も多くいるそう。これは、スマートフォンやパソコンの不具合、「個人情報漏えい」の防護にご利益があるというユニークなお守りです。

また、ポニーの「あかりちゃん」がいるのも神田明神の魅力。午年の2026年は、神馬であるあかりちゃんに会いに行ってみるのもおすすめです。

■初詣情報

屋台あり(元日~1月5日頃)
混雑予想三が日

神田明神

住所東京都千代田区外神田2-16-2
電話03-3254-0753
参拝時間24時間可能
アクセスJR・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」・東京メトロ銀座線「末広町駅」より徒歩約5分、JR・東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」より徒歩約7分
web神田明神 公式サイト

【千代田区】日枝神社

“まさる”力で運気が上がる江戸の産神様

画像: “まさる”力で運気が上がる江戸の産神様

縁結びや仕事運、商売繁盛と幅広いご利益で知られる「日枝神社」。江戸の産神様として崇敬されてきた歴史を持ちます。赤坂の高台に位置していますが、西参道からはエスカレーターで上がれるため、気軽にアクセスできる人気スポットです。

撮影スポットとして人気を集めるのが、境内から西へ続く稲荷参道。朱色の鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」が厳かな雰囲気を放ちます。ゆっくり稲荷参道を歩くと気持ちも落ち着くはずです。

お正月の縁起物としては、破魔矢・干支絵馬・土鈴・一刀彫などが授与され、毎年多くの参拝者が初詣に訪れます。また、本殿の左右に「神猿(まさる)」が置かれていることから、猿をモチーフにしたお守り「まさる守」「こざる守」が通年で授与されています。「まさる」は“魔が去る”“勝る”に通じ、「猿=えん」で縁を呼ぶともいわれ、開運の象徴として親しまれています。

三が日には屋台も並び、賑やかな初詣ムードを楽しめるのも魅力。“まさる”力で運気を上げてみてはいかがでしょうか。

■初詣情報

屋台あり(三が日)
混雑予想三が日(特に9時~16時頃)

日枝神社

住所東京都千代田区永田町2-10-5
電話03-3581-2471
参拝時間6:00~17:00(元日は0:00〜18:00、2〜6日は6:00〜18:00)
アクセス東京メトロ千代田線「赤坂駅」・東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」より徒歩約3分、東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」より徒歩約5分、東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」より徒歩約8分
web日枝神社 公式サイト

【千代田区】東京大神宮

縁結びで名高い“東京のお伊勢さま”

画像: 縁結びで名高い“東京のお伊勢さま”

良縁祈願・縁結びのご利益で知られる「東京大神宮」は、伊勢神宮の神々を祀る「東京のお伊勢さま」として親しまれている神社。天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)・豊受大神(とようけのおおかみ)・倭比賣命(やまとひめのみこと)に加え、天地万物の生成を司る造化の三神もあわせて祀られていることから、“結び”のご利益がある神社として人気を集めています。

初詣の参拝者数は例年5万人ほど。JR飯田橋駅付近まで行列が伸びることもあるため、ピークの時間帯を避けると比較的スムーズに参拝できるかもしれません。元旦午前6時には新しい年の最初の祭儀である「歳旦祭」が執り行われ、皇室と国家の繁栄、そして国民の幸福が祈願されます。

縁結び鈴蘭レース守 1,500円

初詣には、破魔矢や干支絵馬、干支土鈴など、お正月ならではの授与品も。良縁を願うなら、「縁結び鈴蘭レース守」がおすすめです。幸福の象徴である鈴蘭を繊細なレースで表現したお守りで、“良縁や絆が結ばれますように”との願いが込められています。

なお、東京大神宮は初詣期間中も屋台の出店がないため、落ち着いて参拝をしたい人にもおすすめのスポットです。

■初詣情報

屋台なし
混雑予想三が日(特に10時~15時)

東京大神宮

住所東京都千代田区富士見2-4-1
電話03-3262-3566
参拝時間6:00〜21:00(12月31日〜1月4日は終日参拝可能)
アクセスJR・東京メトロ・都営大江戸線「飯田橋駅」より徒歩約5分
web東京大神宮 公式サイト

【中央区】築地本願寺

パイプオルガンの音色が響く、厳かな年越し

画像1: パイプオルガンの音色が響く、厳かな年越し

「築地本願寺」は、阿弥陀如来をご本尊とした浄土真宗本願寺派の寺院。外観は古代インドやアジア仏教建築の様式を取り入れた独特のデザインで、東京とは思えない異国情緒あふれる雰囲気が魅力です。

画像2: パイプオルガンの音色が響く、厳かな年越し

境内には13種類の動物像が点在しており、本堂の階段手すりには 2026年の干支「馬」の像も。参拝の合間に、宝探しのように動物像を見つけて歩くのも楽しみ方のひとつです。

画像: 除夜会の様子

除夜会の様子

大晦日の夕方からは、1年の締めくくりを迎える法要「除夜会(じょやえ)」が行われ、夜には年越しイベント「除夜のつどい」を開催。除夜の鐘をついたり、パイプオルガンコンサートを楽しんだりと、築地本願寺ならではの年越しを過ごせます。

元日には法要「元旦会(がんたんえ)」を実施。築地本願寺では御朱印やお守りの授与はありませんが、本堂内には無料でいただける「参拝記念カード」が毎月枚数限定で用意されています。

参拝前後は、すぐ近くの築地場外市場で買い物や食べ歩きを楽しめるのも嬉しいポイント。寺院とまち歩きを一緒に味わえる、都会ならではのスポットです。

■初詣情報

屋台なし
混雑予想元日

築地本願寺

住所東京都中央区築地3-15-1
電話0120-792-048
参拝時間【本堂】6:00〜16:00
【合同墓礼拝堂】6:00~21:30
【納骨堂】9:00~17:00
除夜のつどい 12月31日21:00~0:30
アクセス東京メトロ日比谷線「築地駅(出口1)」直結、東京メトロ有楽町線「新富町駅」・都営地下鉄浅草線「東銀座駅」・都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」より徒歩約5分
web築地本願寺 公式サイト

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【渋谷区】明治神宮

初詣者数日本一!良縁を願う都心のオアシス

画像1: 初詣者数日本一!良縁を願う都心のオアシス

日本一の初詣者数を誇る「明治神宮」は明治天皇と皇后の昭憲皇太后をお祀りする神社で、都心とは思えないほど豊かな人工の杜に包まれた、東京を代表する初詣スポット。夫婦円満・家内安全・良縁の象徴として知られる「夫婦楠」や、強い気が宿ると人気の「亀石」など、ご利益スポットも多彩です。

画像2: 初詣者数日本一!良縁を願う都心のオアシス

夫婦楠は、明治天皇と皇后の昭憲皇太后の仲睦まじさにちなんだ2本の寄り添う楠で、樹齢100年を超える神木。縁結び・夫婦円満・家内安全のご利益があると親しまれています。また、北池近くにある亀石は、その形が亀に似ていることからそう呼ばれ、健康運や仕事運、長寿に良い気を授けるパワースポットとして人気です。

大晦日には、1年の罪穢れ(つみけがれ)を祓う「大祓(おおはらえ)」と1年を締めくくる「除夜祭」、元旦には「歳旦祭」など、伝統的な祭儀が執り行われます。年始には干支の土鈴や絵馬、特別御朱印も授与され、お正月ならではの特別感を味わえます。

例年、参道沿いには多くの屋台が並び、賑やかな雰囲気も魅力のひとつ。ただし、大晦日22時〜元旦3時、三が日10時以降は特に混雑するため、明治神宮では分散参拝を呼びかけています。ゆっくり参拝したいなら早朝など、時間をずらすのがおすすめです。

■初詣情報

屋台あり(大晦日~1月6日)
混雑予想大晦日22時~元旦3時、三が日の10時以降

明治神宮

住所東京都渋谷区代々木神園町1-1
電話03-3379-5511
参拝時間日の出とともに開門し、日の入りに合わせて閉門(月ごとに異なります)
(大晦日は終夜参拝可能、元日は18:30まで、2日・3日は6:40~18:00、4日は6:40~17:30)
※詳しくは公式サイトをご確認ください
アクセスJR「原宿駅」・東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」より徒歩約2分、小田急線「参宮橋駅」より徒歩約3分、JR・都営大江戸線「代々木駅」・東京メトロ副都心線「北参道駅」より徒歩約5分
web明治神宮 公式サイト

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【台東区】浅草寺

多方面のご利益と活気あふれるエネルギーをもらえる

画像1: 多方面のご利益と活気あふれるエネルギーをもらえる

東京を代表する観音霊場・浅草寺は、所願成就や学業成就、商売繁盛、縁結び…と、多方面のご利益で知られる人気の初詣スポット。ご本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)で、すべての人の声を観じ、苦しみを取り除き願いを叶えてくださると伝わる、深い慈悲の仏様です。境内には特定のご利益に特化した神仏も祀られており、目的に合わせて参拝できるのも魅力。

画像2: 多方面のご利益と活気あふれるエネルギーをもらえる

浅草の象徴である大きな赤い提灯の「雷門」は浅草寺の総門。両脇に立つ風神・雷神は、浅草寺を守護する神様として古くから信仰を集めています。

画像3: 多方面のご利益と活気あふれるエネルギーをもらえる

元旦午前0時になると、弁天山の鐘楼で除夜の鐘が響き渡り、その瞬間参道は歓声に包まれます。同時に本堂では「新年特別祈祷」が始まり、1月7日までは参拝時間の30分〜1時間ごとに営まれます。

浅草寺は普段から人気ですが、大晦日夜〜1月3日は交通規制がかかるほど混雑します。初詣の列や案内ルートに従って進みましょう。境内の様子をYouTube(〈本堂側〉〈雷門側〉) でライブ配信しているので、事前に確認するのもおすすめです。仲見世通りには屋台やお店が立ち並び、食べ歩きも楽しめるため、参拝とあわせて浅草らしい賑わいを満喫できるスポットです。

■初詣情報

屋台あり(大晦日22時頃~1月5日頃)
混雑予想大晦日22時頃~元旦3時頃、三が日の10時~17時頃

浅草寺

住所東京都台東区浅草2-3-1
電話03-3842-0181
参拝時間10月~3月 6:30〜17:00
4月~9月 6:00~17:00
(大晦日は6:30~19:00、元日は0:00~20:00、2日・3日は6:30~20:00)
アクセス東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武鉄道「浅草駅」より徒歩約5分
web浅草寺 公式サイト

【文京区】湯島天満宮

学問の神様・菅原道真公が祀られる合格祈願の聖地

画像1: 学問の神様・菅原道真公が祀られる合格祈願の聖地

学業成就や開運祈願、必勝祈願のご利益で知られる「湯島天満宮」は、学問・立身出世の神様・菅原道真公を祀る神社。合格祈願に訪れる受験生をはじめ、資格試験や転職活動などビジネスの成功を願う社会人まで、幅広い世代から厚い信仰を集めています。道真公の神霊を敬う「天神信仰」の中心地としてもよく知られています。

境内には、道真公が深く慈しんだ牛をモチーフにした「撫で牛」の像があり、身体の悪い部分を撫でて祈願する人が多く、長く大切にされてきた信仰の象徴となっています。(※混雑・事故防止のため、初詣期間中は「撫で牛」を閉鎖しています)

撫で牛(石) ※混雑・事故防止のため、初詣期間中は閉鎖

授与品では、学業守や仕事開運守、勝守が特に人気。1月には、数量限定の「新春限定御朱印」や「新春限定切り絵御朱印」が登場し、縁起物として毎年注目されています。年末年始は受験シーズンということもあり、境内に奉納される絵馬の数はなんと約4万枚にのぼることも。合格を願う人々の想いが境内いっぱいに広がる、この時期ならではの光景です。

画像2: 学問の神様・菅原道真公が祀られる合格祈願の聖地

初詣期間には屋台も出店し、あたたかい空気と賑わいに包まれながら参拝できるのも魅力。勉強・仕事の成果を願う一年の始まりにぴったりの神社です。

■初詣情報

屋台あり(大晦日夜~1月8日頃)
混雑予想三が日(特に9時~15時頃)

湯島天満宮

住所東京都文京区湯島3-30-1
電話03-3836-0753
参拝時間6:00〜20:00(大晦日は終夜参拝可能)
アクセス東京メトロ千代田線「湯島駅」より徒歩約2分、東京メトロ銀座線「上野広小路駅」・都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」より徒歩約5分
web湯島天満宮 公式サイト

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【江東区】成田山 東京別院 深川不動堂

迫力の大護摩供で開運成就を願う

画像: 迫力の大護摩供で開運成就を願う
画像: 祈りの回廊

祈りの回廊

「成田山 東京別院 深川不動堂」は、千葉・成田山新勝寺の東京別院として親しまれる寺院。古くから「深川のお不動様」として多くの参拝者を迎えてきました。所願成就・厄除けにご利益があるといわれ、年始には心新たに祈りを捧げたい方に人気の初詣スポットです。本堂内にある「祈りの回廊」には約1万体ものクリスタル五輪塔が奉安され、光の反射が生み出す幻想的な空間は必見です。

画像: 修正会元朝大護摩供の様子

修正会元朝大護摩供の様子

元旦午前0時には、僧侶が総出仕して新年最初の祈りを奉納する「修正会元朝大護摩供(しゅしょうえ がんちょう おおごまく)」が執り行われます。天下泰平や五穀豊穣、開運成就を祈願する儀式で、新年の幕開けにふさわしい迫力と清浄な空気に包まれます。

十二支カード守 700円

お守りも種類が豊富で、身代わり守や「おねがい不動尊守」、さらには十二支をモチーフにしたカード守・肌守・根付守などが揃っています。それぞれ願いに寄り添うデザインで、参拝の記念にもぴったり。

例年の初詣期間中は、本堂に向かう参道の両脇に店舗や屋台が並び、参拝と一緒にグルメも楽しめるのも魅力。厄除けや願いごとを成就させたい方はもちろん、歴史ある不動明王の力強さに触れたい方にもおすすめの寺院です。

■初詣情報

屋台あり(三が日)
混雑予想大晦日夜~元旦3時、三が日の9時~17時頃

成田山 東京別院 深川不動堂

住所東京都江東区富岡1-17-13
電話03-3641-8288
参拝時間8:00〜18:00(元日は0:00〜19:00、2日・3日は9:00〜19:00)
アクセス東京メトロ東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅より徒歩約5分
web成田山 東京別院 深川不動堂 公式サイト

【足立区】西新井大師

“関東三大厄除け大師”で厄除けの護摩祈願

画像: “関東三大厄除け大師”で厄除けの護摩祈願

厄除け・所願成就・商売繁盛のご利益で知られる「西新井大師」は、関東三大厄除け大師のひとつとして古くから多くの参拝者に親しまれてきた寺院です。例年1月には、新しい一年の無事を願う人々が全国から訪れます。

元旦午前0時には本堂が開扉され、参拝者は新年最初のご本尊への祈りを捧げることができます。また、通常は一日6回行われる護摩祈願も、元日は15回実施。お正月は混雑が見込まれるので、30分前までに受付するようにしましょう。

画像: 護摩祈願の様子

護摩祈願の様子

また新年を迎える風物詩「除夜の鐘」は、参拝者もつくことができ、荘厳な音色とともに心新たに一年をスタート。境内には多くの屋台が並び、賑やかな雰囲気も初詣ならでは。

画像: 左から、護摩木(500円)、護摩札(写真は5,000円)、交通安全祈願札(写真は5,000円)

左から、護摩木(500円)、護摩札(写真は5,000円)、交通安全祈願札(写真は5,000円)

お札も種類豊富で、厄除けの祈願札をはじめ、交通安全祈願札など、多彩な祈願内容に対応。厄除けの年にあたる人はもちろん、健康や家内安全、仕事運を願う人にもおすすめの初詣スポットです。

■初詣情報

屋台あり(大晦日夜~1月5日頃)
混雑予想大晦日23時頃~元旦3時頃、三が日の10時~15時頃

西新井大師

住所東京都足立区西新井1-15-1
電話03-3890-2345
参拝時間境内 6:00〜20:00(大晦日は6:00~15:00、元日は0:00~24:00、2日・3日は6:00~23:00、4日~7日は6:00~21:00)
※詳しくは公式サイトをご確認ください
アクセス東武大師線「大師前駅」より徒歩約5分
web西新井大師 公式サイト

【調布市】深大寺

参道の寄り道も楽しい、話題の良縁&厄除けスポット

画像: 参道の寄り道も楽しい、話題の良縁&厄除けスポット

奈良時代・聖武天皇の頃、733年に開創されたと伝わる「深大寺(じんだいじ)」は、東京都では浅草寺に次いで2番目に古い歴史を持つ由緒ある古刹(こさつ)。複数の湧き水に恵まれた土地柄から、蕎麦づくりが盛んとなり、現在でも深大寺周辺は深大寺そばの名所として親しまれています。

ご利益は縁結び・厄除けを中心に、多くの参拝者が新年の祈りを捧げる人気スポット。初詣期間中には約20万人が訪れ、境内は終日賑わいに包まれます。

なかでも注目なのが、元三大師堂(がんざんだいしどう)で元旦午前0時、除夜の鐘とともに始まる「修正会大護摩供(しゅしょうえおおごまく)」。修正会とは、天下泰平や人々の幸福などを正月に祈願、修する法会のこと。30〜60分間隔で護摩祈願が行われています。

画像: 修正会の様子

修正会の様子

堂内の護摩壇では火柱が立ち昇り、太鼓と読経が重なり合う荘厳な時間が続きます。1,000年以上伝わる天台密教の秘法と参拝者の祈りがひとつになる、まさに新年にふさわしいひとときです。

深大寺ならではの授与品も魅力です。2025年には、魔除けとして授与されているお札がアクリル製で登場し、話題となりました。また深大寺は「だるま」も有名で、毎年3月3日・4日に日本三大だるま市のひとつ「元三大師大祭 だるま市」が開催され、境内には多くのだるま店が並びます。人気の「だるまみくじ」は、年間通して境内に設置されているので、ぜひ1年の運勢を占ってみては? 参道には名物「深大寺そば」のお店が立ち並び、参拝の後に食事も楽しむのがおすすめです。

■初詣情報

屋台なし
混雑予想三が日の10時~15時頃

深大寺

住所東京都調布市深大寺元町5-15-1
電話042-486-5511
参拝時間冬季(秋分~春分)6:00~17:00、夏季(春分~秋分)5:00~18:00
アクセス京王線「調布駅」よりバスで約20分、「深大寺小学校前」下車後徒歩5分
web深大寺 公式サイト

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【府中市】大國魂神社

大自然のパワーを感じる“武蔵国の守り神”

画像: 大自然のパワーを感じる“武蔵国の守り神”

厄除けや厄払い、縁結びのご利益で知られる「大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)」は、武蔵国の守り神である大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を祀る古社。大國魂大神は出雲の大国主神と同じ神様で、古代に武蔵国を開き、衣食住・医療・まじないの術まで授けたと伝わる、福の神・縁結びの神として名高い存在です。

画像: 初太鼓打初式の様子

初太鼓打初式の様子

新年の始まりに執り行われるのが、元旦午前0時からの「初太鼓打初式」。崇敬者が一人3打ずつ太鼓を打ち、響き渡る音で悪疫退散を祈る、伝統ある新年最初の神事です。境内に力強い音が響き、厳粛な空気に包まれます。

干支御守 500円

初詣期間中は参道に屋台が立ち並び、賑やかな雰囲気で参拝を楽しむことができます。お正月の授与品は干支御守(身体安全・開運招福)が人気。その年の干支だけでなく、自分の干支を選ぶのもおすすめです。

■初詣情報

屋台あり(元日~15日頃)
混雑予想元旦0時~3時頃、三が日9時~19時頃

大國魂神社

住所東京都府中市宮町3-1
電話042-362-2130
参拝時間9月15日~3月31日 6:30~17:00
4月1日~9月14日 6:00〜17:00
(12月31日は終夜参拝可能、元日は21:00まで、2日は6:30~20:00、3日は6:30~19:00)
アクセス京王線「府中駅」より徒歩約5分、JR「府中本町駅」より徒歩約5分
web大國魂神社 公式サイト

【日野市】高幡不動尊金剛寺

迫力満点!炎の護摩修行で煩悩を焼き尽くす

画像: 迫力満点!炎の護摩修行で煩悩を焼き尽くす

厄除け・厄災消除・交通安全・病気平癒のご利益で知られる「高幡不動尊金剛寺」は、関東三大不動のひとつとして古くから強い信仰を集める寺院。三が日には20万人以上が訪れる、多摩地域屈指の初詣スポットです。

正月三が日には、寺の象徴ともいえる「元朝祈願大護摩修行(がんちょうきがんだいごましゅぎょう)」が行われます。護摩壇の炎が立ち上る姿は迫力満点で、新年の厄を祓い清めるご利益を感じられる荘厳な時間を過ごせます。

画像: 元朝祈願大護摩修行の様子

元朝祈願大護摩修行の様子

大晦日の「除夜の鐘供養」は先着108組に限り、無料で鐘をつくことができる貴重な機会。新年を迎える静かな時間に、108つの煩悩を祓う鐘の音が境内に響き渡ります。

画像: ほのほうちわ(厄除)700円

ほのほうちわ(厄除)700円

縁起物では、火防のご利益が込められた「ほのほうちわ」が節分まで授与されるほか、干支が描かれた破魔矢、干支の土鈴、干支の絵馬も人気。いずれも無くなり次第終了なので、早めの参拝がおすすめです。また、初詣期間中は屋台も並び、あたたかい食べ物と賑わいを楽しめるのも魅力。厄除けをしっかりと行いたい方、護摩の炎の力強さを感じながら一年の無事を祈りたい方にぴったりの寺院です。

■初詣情報

屋台あり(大晦日夜~1月10日頃)
混雑予想三が日

高幡不動尊金剛寺

住所東京都日野市高幡699
電話042-591-0032
参拝時間9:00〜17:00
アクセス京王線・多摩都市モノレール「高幡不動駅」より徒歩約5分
web高幡不動尊金剛寺 公式サイト

新しい一年のはじまりに。開運を祈願しよう

新しい一年のはじまりこそ、心を整え、願いを込める絶好のタイミング。気になる寺社へ足を運び、開運や良縁、厄除けなど、その年に叶えたい想いを祈願してみましょう。参拝後の気持ちの晴れやかさが、きっと一年の力になるはずです。

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