羽田空港周辺の穴場観光スポット！ 電車1本＆1時間以内でフライト前後を充実させる

この記事では空港から電車で1本＆1時間以内でアクセスできる場所を、カテゴリ別に10選ピックアップしました。知る人ぞ知る名物グルメや温泉、ビュースポットなどいろいろな過ごし方ができます。多くの人は知らないスポットでも、訪れることで新しい発見があるはず。

フライト前後に余裕がある人、直前まで観光を楽しみたい人、東京に到着してすぐにどこかに立ち寄りたい人などは、ちょっとの時間でも楽しめる、空港周辺の散策をおすすめします。

近場でさくっと腹ごしらえ！ 羽田ならではのグルメスポット

羽田空港へ電車でアクセスする場合は、空港直結の「京急空港線」または「東京モノレール羽田空港線」を利用します。まずは、羽田空港近くのグルメスポットをピックアップ。駅直結や歩いてすぐの場所もあるので、ちょっとした空き時間やランチでも立ち寄りやすいでしょう。

飛行機ファンが喜ぶ滑走路ビュー「ブルーコーナーUC店」

羽田空港から近い駅順にご紹介していきましょう。まずは羽田空港からモノレールで1分、空港の敷地内にある「新整備場駅」すぐの「ブルーコーナーUC店」です。空港職員などが多く利用するレストランですが、一般の方も入ることができます。

こちらのおすすめポイントは、滑走路を眺めながら食事ができるところです。

店に設けられた大きな窓からは、一日中行き交う飛行機の姿が。昼間は次々と飛び立つ飛行機を、夜は進入灯などの灯りに彩られたロマンチックな夜景を堪能することができます。

メニューも充実しており、ランチタイムは「ホロっととろける豚角煮定食」など定食をメインに豊富なラインナップ。

カフェタイムには3～5種類のケーキの中から選べる日替わりケーキセットなどを用意。パンケーキには飛行機があしらわれ、空港らしさを感じます。

ディナータイムにはおつまみ類も揃っているのでちょい飲みの利用もおすすめ。夜限定の焼きそばはお店一番の人気メニュー。濃厚なソースの味わいにビールが進みます。

飛行機を間近に感じられる絶景ビューのレストランで食事を楽しんではいかがでしょうか。

ブルーコーナーUC店

ロボットが調理・配膳してくれる未来型レストラン「AI_SCAPE」

続いてご紹介するのは、京急線＆東京モノレール「天空橋駅」直結の大型複合施設「HANEDA INNOVATION CITY（羽田イノベーションシティ）」内にあるレストランです。

羽田イノベーションシティは、「先端」と「文化」が融合する新しいまちとして、2020年に誕生しました。敷地面積5.9ha、延床面積13万平方メートルを超える広大な敷地内には、商業施設やオフィスなど、さまざまな機能が集結しています。まちの中には、最新技術を活用した自動運転バスが運行していたり、ロボットが調理・配膳するレストランがあったりと未来都市のよう。

ロボットがレストランのすべての仕事を担いサービスを提供する「AI_SCAPE」では、スマホでメニューを注文すると、カレーやパスタなどをロボットが調理し、盛り付けた料理をトレーにセット。できた料理を客席まで運んできてくれます。

スマホでは調理中のキッチンの様子をライブ映像でみることも可能です。ここで体験するすべてが、まさに“イノベーション”。未来を感じさせる進化系レストランで、日本の最新技術を体感してください。

AI_SCAPE

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最先端と伝統が行き交う複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」

羽田空港第3ターミナル駅の隣、京浜急行電鉄・東京モノレールの「天空橋駅」に直結する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY（羽田イノベーションシティ、以下HICity）」が、2020年9月18日から本格稼働しました。

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空港近くならではの名物を。ゆったりカフェ時間を楽しむ「はねだぷりん・ブックカフェ羽月」

フライト前後にひと息つきたいときは、1953年に食堂・書店として開業した京急線「穴守稲荷駅」前に店を構える「ブックカフェ羽月」がおすすめ。たくさんの本に囲まれながら食事を楽しむことができ、さらに羽田空港をモチーフにした名物メニューがあるのです。

本棚にずらりと並ぶ本は、創業以来三世代で集めた文芸書や実用書、漫画、写真集など多種多様。羽田空港や穴守稲荷の歴史を描いた絵本シリーズや、個人で数十年撮影し続けた羽田空港の写真集などは必見。

そして気になる羽田空港モチーフメニューというのが、厳選した材料で丁寧に手作りされた「はねだぷりん」。深いコクがあって臭みのない卵を使用し、ほろ苦いカラメルソースとは、言うまでもなく抜群の組み合わせ。プリンは季節限定も含め最大20種類ほどあり、昔ながらの味わいが楽しめる固め食感の「大空」や濃厚でなめらかな「大地」など、そのネーミングも羽田空港の近くにあるカフェならではです。

イートインだけではなく、テイクアウトも対応。お土産にもぴったりです。

定食も用意しているのでランチ利用するも良し、プリンを食べながら読書するも良し。のんびり過ごしたい人にぴったりの心地良い空間が広がっています。

はねだぷりん・ブックカフェ羽月

東京散策をするなら！ 旅の前後で過ごしやすい穴場観光スポット

続いて、空港から乗り換えなし、徒歩も含めて30分以内でアクセスできる観光スポットをチョイスしました。フライト前後に長時間過ごせる場所もあるので、ぜひ参考にしてください。

限定御朱印ももらえる！「羽田神社」

羽田空港の近くには、飲食店や商業施設ばかりではなく、パワースポットも。京急線「大鳥居駅」から徒歩10分ほどの「羽田神社」は飛行機好きに愛される神社です。鎌倉時代に創建され、地元では古くから親しまれてきました。

空港地域を含む羽田全域の氏神様である羽田神社には、1931年の羽田空港オープン以来、多くの航空関係者や旅行者が、航空安全を祈願して参拝に訪れています。

こちらを訪れると羽田神社ならではの授与品にも出合えます。

そのひとつがJALとコラボした御朱印帳で、京友禅手捺染（きょうゆうぜんてなせん）で職人が一つ一つ手作業で作っているという特別仕様。朱塗りに碧色の屋根が特徴的な羽田神社の本殿と、その上空には神社から見える飛行機のデザインが施されています。

こちらの御朱印帳は、社務所のほかJALショッピングでも購入できます。先述した穴守稲荷駅からすぐで、羽田神社からも徒歩圏内にある「穴守稲荷神社」でもJALコラボの御朱印帳を手に入れることができるので、旅の安全祈願を兼ねてセットでめぐるのもおすすめです。

羽田神社

JALショッピング

都内唯一の屋上観覧車、昭和風情が残る「屋上かまたえん」

羽田空港から電車で10分。乗り換え駅としても多くの人が利用する「京急蒲田駅」からさらに10～15分ほど歩いたJR・東急蒲田駅に直結している「東急プラザ蒲田」へ。

買い物や食事などで時間をつぶすこともできますが、おすすめしたいのは50年以上続く屋上遊園地です。「屋上かまたえん」と呼ばれるこの遊園地には、都内で唯一現存する屋上観覧車があり、蒲田のランドマークとして親しまれています。

この観覧車は1968年に設置され、一度は閉鎖の危機を迎えたものの、地域の人たちからの存続を望む声により、2014年にカラーリングを新たにし、リニューアルを果たしました。
古さと新しさが共存するこの観覧車は、高さは10ｍほどですが、建物の屋上にあるため、見晴らしの良さは抜群。天気が良ければ富士山も見ることができるのだとか。

観覧車のほかにも子ども向けの遊具をさまざまに取り揃えているので、家族連れで楽しめそうです。

また、蒲田は飲食店が多く、グルメの街としても知られています。特に羽根つき餃子が有名なので、蒲田へ降り立った際は餃子の名店をハシゴするのも良いかもしれません。

屋上かまたえん

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深夜・早朝フライト前後も過ごしやすい「天然温泉平和島」

京急線「平和島駅」周辺には都内最大級の温泉施設があります。「BIGFUN平和島」という複合施設の2階にある「天然温泉平和島」は、年中無休、深夜や早朝も営業している温泉施設。

しっとりすべすべ肌になる効果が期待できる食塩泉の天然温泉のほか、高濃度ナノ炭酸泉バブルバスやジェットバス、高温サウナ、岩盤浴など充実の設備。岩盤浴エリアには、ロウリュウ・サウナや、男女共用岩盤浴、女性専用岩盤浴があり、サウナでは熱したサウナストーブにアロマ水をかけるフィンランド発祥のロウリュウも楽しむことができます。

深夜や早朝に利用できるおトクなプランもあるため、深夜便や早朝便の際のフライトまでの時間つぶしができるほか、到着後すぐに温泉に入って体を休められるのも魅力。リクライニングシートのあるリラックスルームでは仮眠をとることができたり、スーツケース専用の無料ロッカーもたくさん用意されていたりと至れり尽くせり。

天然温泉平和島と羽田空港の間を繋ぐ直結バスがあるのでアクセスも楽々です。

天然温泉平和島

展示ごとにさまざまなアートに触れられる「WHAT CAFE」

天王洲アイルは、運河に囲まれ、水と緑を感じる街。かつては倉庫街でしたがリノベーションされ、現在は人気のレストランやカフェ、アート施設などが立ち並ぶ注目のエリアです。

東京モノレール「天王洲アイル駅」から徒歩5分、運河沿いにある「WHAT CAFE」は、日本のアート業界を担うアーティストによる現代アート作品を数多く展示。800平方メートルもの広々とした空間にはギャラリースペースとカフェが同居しています。

ギャラリースペースでは会期ごとにさまざまなアーティストの作品を展示・販売し、展示内容と連動したワークショップやイベントなどを開催。訪れるたびに変わる作品との出合いを楽しんでください。

カフェでは厳選コーヒーをはじめとする幅広いドリンクメニューとこだわりのフードメニューを提供しており、アートを鑑賞しながらカフェやランチを楽しむことができます。

天王洲にはギャラリーが多く、街中にアート作品が点在しているなど、身近な場所でアートに触れられます。付近を散策するだけでも感性が刺激されそうです。

WHAT CAFE

少し足を伸ばして景色を楽しむ！ 飛行機が見えるビュースポット

せっかく空港周辺を楽しむのなら、飛行機が見えるビュースポットにも足を運んでみませんか。自然あふれるスポットをチョイスしたので、景色と合わせて機体を写真におさめてみてください。

飛行機マニアからも大人気！ 「城南島海浜公園」

大田区の城南島の端に位置する「城南島海浜公園」には、お台場海浜公園、葛西臨海公園の砂浜についで、東京港で3番目の大きさを誇る人工砂浜があり、羽田空港や東京港への航路に面しているため、飛行機や船を間近に見ることができます。

実はここ、羽田空港周辺にある飛行機撮影スポットの中でも特に飛行機との距離が近いことで有名な場所。視界を邪魔するものがなく、見事な離着陸をカメラにおさめることができます。

砂浜の延長は約440m、幅は最大約75mを誇る「つばさ浜」では、散歩や砂遊びが楽しめます。

車で5分の距離には日本最大級の卸売市場「大田市場（おおたしじょう）」があるので、合わせて立ち寄るのもおすすめ。「大田市場」には早朝から開いている海鮮を味わえる店もあるので、フライトの前後に覗いてみてはいかがでしょうか。

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城南島海浜公園

轟音を立てながら離着陸する飛行機を見るなら「京浜島つばさ公園」

羽田空港のB滑走路の目の前にある「京浜島つばさ公園」は、離着陸する飛行機を横から見られるスポット。公園の目の前にある運河のすぐ対岸に空港があり、目と鼻の先にたくさんの飛行機が止まっています。

風向きによって経路は変わりますが、轟音とともに巨大な機体が離着陸する様子は迫力満点で、タイミングによっては飛行機が真上に見えることもあるのだとか。次々と飛び立つ飛行機を眺めていると、あっという間に時間が経ってしまいそうです。

ダイナミックな飛行機ビューはもちろん、夕暮れ時の茜色の空に飛行機が行き交う様子や、ネオンが煌めくロマンチックな空港夜景など、いろんな表情の飛行機ビューを堪能できるでしょう。

また、敷地内にある芝生広場ではBBQもできるそう。時間があれば、飛行機を眺めながら、BBQを楽しむのもよいかもしれません。

京浜島つばさ公園

上空を旋回する飛行機がよく見える「大森ふるさとの浜辺公園」

白い砂浜の人工海浜がある「大森ふるさとの浜辺公園」は、都会にいながらにしてリゾート気分が味わえる公園です。かつてあった大森海岸を再現することをテーマに作られたのだとか。ここでは、離着陸のため上空を旋回する飛行機の姿を眺めることができます。

さらさらとした美しい人工砂浜のほか、約30mの大きなローラー滑り台や複合遊具が充実した「ふるさとの広場」、ビーチバレー場、フットサル場などがあり、地元民の憩いの場としても親しまれています。
砂浜には休憩スペースや更衣室、シャワーも完備したレストハウスもあるので、フライト前に立ち寄って思いっきり遊んでも安心です。

大森といえば海苔養殖の発祥の地。公園の敷地にある「大森 海苔のふるさと館」では、大森の海苔づくりの歴史が学べるスペースや、さまざまな体験を用意しているので、こちらもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大森ふるさとの浜辺公園

羽田空港周辺には意外と知られていない魅力的な穴場がたくさん。温泉に癒されたり、アートを鑑賞したり、カフェで読書したり、飛行機を間近で眺めたりと、さまざまな楽しみ方ができるスポットが潜んでいます。訪れたことのない場所や駅に降り立って、空港周辺を探索してみてはいかがでしょうか。

※初回投稿日2023年4月26日
※2024年8月21日に一部内容を更新いたしました

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