羽田空港第3ターミナル駅の隣、京浜急行電鉄・東京モノレールの「天空橋駅」に直結する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ、以下HICity)」が、2020年9月18日から本格稼働しました。
画像: 羽田空港の隣に新オープン、最先端と伝統が行き交う複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」

同施設は、ショッピングやグルメ、イベントなどが体験できる一方で、研究開発やコンベンションのための施設も隣接しているのが特徴。先端モビリティや健康医療、ロボティクスなど、未来の暮らしが感じられる場所です。一方で、「日本の玄関」とも呼ばれる羽田らしく、日本のアートやカルチャーにおいても、新旧問わず触れることができます。

まさに「未来と伝統」がミックスされた不思議な感覚が味わえるのが、HICityならではの魅力。さっそくオープン直後の様子をご紹介しましょう。

ハンドルがない「自律走行バス」が無料で運行

HICityで体験できる先端モビリティのひとつが、自律走行バスです。敷地面積5.9haと広大な施設内を循環するバスで、乗車は無料。毎日10時30分~13時30分、14時30分~16時30分の間、30分間隔で走行しています。

画像1: ハンドルがない「自律走行バス」が無料で運行

車内は11人乗りで運転席がなく、代わりにタッチパネルが備え付けられていました。バスはGPSで位置を測定し、設定したルートを自律走行。センサーが自動で障害物や歩行者を検知し、一時停止などを行います。

画像2: ハンドルがない「自律走行バス」が無料で運行

当面はスタッフが同乗しており安全確認を行っていますが、いずれはスタッフが同乗せず、エレベーターのように乗客自身で降車位置の指定などをタッチパネルで操作し、乗降できることを目指しているそうです。

画像3: ハンドルがない「自律走行バス」が無料で運行

HICityの施設内の1周700mを回るのに約8分間、時速7~8kmのスピードでゆっくり走りました。スムーズな動きで乗り心地はとてもよかったです。自律走行という未来感覚を、ぜひ体験してみてください。

複合現実を存分に活かした体験型商業施設

「羽田出島 | DEJIMA by 1→10(ワントゥーテン)」は、現実世界に仮想世界を重ね合わせて体験することができる、ミックスド・リアリティ(MR、複合現実)を活用したエンターテインメント。現実と仮想空間のはざまを旅しながら、日本文化を知ることができます。

画像1: 複合現実を存分に活かした体験型商業施設

施設に入ると忍者姿のスタッフが現れ、物語の世界へいざないます。現在体験できるデジタル体験プログラムは、「ザ ハート オブ ジパング(The Heart of ZIPANGU)」。MRグラスの「Magic Leap 1」を着用し、「開国しなかった日本」をコンセプトに囚われの姫を助け出すというアトラクションです。

画像2: 複合現実を存分に活かした体験型商業施設

参加者は客席にじっと座って見るのではなく、部屋を移動しながらストーリーを追っていきます。舞台との垣根はなく、すぐ目の前で迫力のあるパフォーマンスが繰り広げられるため、物語の中に入り込んだかのような気分で臨場感を味わえました。

画像3: 複合現実を存分に活かした体験型商業施設

役者たちの動きに、美しい映像や音楽、プロジェクションマッピングが重ねられ、舞台とも映画とも違う、非日常の世界が広がります。

画像1: MRグラス着用時の体験イメージ

MRグラス着用時の体験イメージ

画像2: MRグラス着用時の体験イメージ

MRグラス着用時の体験イメージ

羽田出島には、ほかにも展示や物販を行うスペースがあり、日本各地の美しい場所からインスパイアされて職人たちがつくりあげた逸品が展示されていました。これらは、日本の文化や物作りと消費者をつなげるファンコミュニティコマース「ENU(エヌ)」を通じて購入することができます。

画像4: 複合現実を存分に活かした体験型商業施設

「羽田出島」が施設全体で目指す姿は、日本が世界に誇るコンテンツをプレゼンテーションできる場所。それは、日本人にとって「日本の魅力を再発見できる場所」になるのではないでしょうか。

羽田出島 | DEJIMA by 1→10(ワントゥーテン)

営業時間12:00~20:00(最終入館19:30)
webhttps://hanedadejima.jp

「The Heart of ZIPANGU」

期間2020年9月19日(土)~2021年1月31日(日)
入場料オープン記念前売券 一般/高・大学生3,190円、子ども(4歳~中学生)1,650円、当日券 一般/高・大学生3,850円、子ども(4歳~中学生)1,650円(すべて税込)
webhttps://dejima.1-10.com

本格的なフライトシミュレーターで航空機を操縦

空港という立地だからこそぜひ体験していただきたいのが、フライトシミュレーター体験「LUXURY FLIGHT」です。

画像1: 本格的なフライトシミュレーターで航空機を操縦

海外から直輸入した本物さながらの航空機のフライトシミュレーターが、誰でも気軽に体験できます。しかも、こちらのスポットで操縦できるのは旅客機ではなく戦闘機。編隊飛行を行ったり、スピード感あふれるフライトが楽しめたりと、一味違った経験ができます。筆者も挑戦しましたが、目の前に広がる景色がリアルで緊張してしまうほど、刺激的な体験でした。

画像2: 本格的なフライトシミュレーターで航空機を操縦

お試しクラスの「15分体験プラン」は3,300円(税込)。横田基地RWY36を離陸し3,000Ftまで上昇し、旋回して横田基地へと戻ってくるコースです。事前にwebサイトから予約することができます。

また、羽田空港第1ターミナルの5階にある本店では、旅客機のシミュレーターが体験可能。戦闘機の次は、旅客機の操縦にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

LUXURY FLIGHT

営業時間10:00~20:00
電話番号03-5579-7980
webhttps://737flight.com

日本のおいしさがよりどりみどりのグルメスポット

グルメスポットのおすすめは、「Creadisce(クレアディスケ)」。セレクトされた本やグッズを集めたブックショップと、地産の食材を活かした安心安全でおいしいダイニングが一体となった、気軽に利用できるお店です。朝5時から営業しているので、フライト前の朝食にも利用することができます。

画像1: 日本のおいしさがよりどりみどりのグルメスポット

人気メニューは、「丸善・早矢仕ライスセット」1,000円(税込)。ハヤシライスの命名には諸説ありますが、明治の初期、丸善創業者の早矢仕有的が考案し、名付けられたともいわれています。その「早矢仕ライス」にサラダ、フリードリンクが付いたお得なセットです。トマトの酸味が効いた濃厚なデミグラスソースは柔らかいお肉がたっぷりで、リッチな味わいとなっています。

画像2: 日本のおいしさがよりどりみどりのグルメスポット

Creadisce

営業時間5:00~19:00(物販コーナー及びラウンジ 10:00~17:00)
電話番号03-6459-9731
webhttps://creadisce.com/

「HANEDA SKY BREWING」は、醸造所が併設されたダイニングバー。世界各国から厳選して集められた麦芽・ホップで醸造した、香料・着色料・保存料を一切使っていないクラフトビール「MADE IN OTA」のほか、都内で醸造しているビールなど、クラフトビールを常時8種類楽しむことができます。食事メニューは、地元大田区の採れたて野菜や連携市の産物を積極的に使用したラインナップが特徴で、どれもビールにぴったりです。

画像3: 日本のおいしさがよりどりみどりのグルメスポット

HANEDA SKY BREWING

営業時間平日 08:00~23:00 L.O.22:30、土日祝 11:00~23:00 L.O.22:30
電話番号03-5579-7350
webhttps://hanedaskybrewing0703.owst.jp

「さとむすび」は、全国の産品や郷土料理、観光情報などをデータベース化したwebサイト「さとむすび」のリアル店舗。常時5~8地域とタイアップし、ランチ・カフェ・ディナーそれぞれの時間帯で地域食材を活かした料理・スイーツ・地酒などを提供しています。

画像4: 日本のおいしさがよりどりみどりのグルメスポット

さとむすび

営業時間11:00~22:00(L.O.21:00)
電話番号03-6459-9276
webhttps://haneda.satomusubi.jp/

ちょっと小休憩……というときは、「足湯スカイデッキ」へ

画像1: ちょっと小休憩……というときは、「足湯スカイデッキ」へ

羽田空港を望む広々としたスカイデッキの足湯は、なんと無料。飛び立つ飛行機を眺めながらのんびり過ごしたり、記念撮影をしたり。開放感たっぷりのデッキで、思う存分足湯を堪能してください。

画像2: ちょっと小休憩……というときは、「足湯スカイデッキ」へ

東京の新名所として押さえておきたい「HANEDA INNOVATION CITY」。旅へ出る前のひとときを過ごしたり、あるいは東京観光のひとつとして体験したり、さまざまな楽しみ方ができそうです。

HANEDA INNOVATION CITY

住所東京都大田区羽田空港1-1-4
webhttps://haneda-innovation-city.com

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