神社仏閣や自然が溶け込む街並み、話題のスポットまで、見どころが満載の京都。限られた時間のなか、観光をしながら京都ならではの食も堪能したいという人のために、京都の食べ歩きグルメをエリア別にまとめました。湯葉や豆腐、生麩といった京都らしい食材を使った一品からSNS映えスイーツまで盛りだくさん。この記事を参考に、手軽に京都グルメを楽しんでみては?

パワースポットとしても知られる伏見稲荷大社周辺エリア

画像: パワースポットとしても知られる伏見稲荷大社周辺エリア

京阪伏見稲荷駅のホームに降りると、目に飛び込んでくる、きつね(白虎)の像。きつね(白虎)は、いわずと知れた伏見稲荷大社の神様のお使いです。同エリアはパワースポットとしても知られ、多くの参拝客で賑わいます。

ここでは、伏見稲荷大社に立ち寄ったあとや、稲荷山に登ったあとの足休めに訪れたいお店3軒をご紹介します。

【いなり寿司】伏見稲荷といえば “おいなりさん”!「祢ざめ家」

画像1: 【いなり寿司】伏見稲荷といえば “おいなりさん”!「祢ざめ家」

伏見稲荷大社といえば「おいなりさん」ともよばれ、古くから人々に親しまれてきました。京阪伏見稲荷駅から伏見稲荷大社へ向かう一角に店を構える「祢ざめ家(ねざめや)」は、天文9年(1540)創業の歴史を持つお食事処です。

「祢ざめ家」という屋号は、伏見稲荷大社を参拝したあと同店に立ち寄った豊臣秀吉公が命名したといわれ、「祢」は豊臣秀吉公の正室・祢々さんの「祢」だとか。現在のお店は古くからの敷石や欄間、建具を修復し、平成初期に再現して建てられたそうです。

画像2: 【いなり寿司】伏見稲荷といえば “おいなりさん”!「祢ざめ家」

「祢ざめ家」で食べたいものといえば、もちろん名物の「いなり寿司」(4個600円)。お店で油揚げを1枚ずつ油抜きして、酢飯を詰めた自家製です。「麻の実(おのみ)」入りで香ばしく、どこか懐かしい味わいにホッとします。

画像3: 【いなり寿司】伏見稲荷といえば “おいなりさん”!「祢ざめ家」

「いなり寿し」や「さば寿し」は、持ち帰り専用カウンターがあるので気軽にテイクアウト可能。その際、職人さんがいなり寿司を作る姿を見られることもあります。

ほかにも、代々伝わるタレで焼き上げるウナギやウズラ、スズメ(冬季限定)なども「祢ざめ家」の名物。伏見稲荷大社を参拝したら、お腹を満たしに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

祢ざめ家(ねざめや)

住所京都府京都市伏見区深草御前町82
電話075-641-0802
営業時間10:00~おおむね16:00前後(売切れ次第終了)
※お正月や稲荷大社の祭事の日は異なります
定休⽇不定休
webhttp://nezameya.com/

【豆腐ソフトクリーム】逆さにしても落ちない話題の豆乳スイーツ「京豆庵 京都伏見稲荷店」

画像1: 【豆腐ソフトクリーム】逆さにしても落ちない話題の豆乳スイーツ「京豆庵 京都伏見稲荷店」

嵯峨嵐山と伏見稲荷に店を構える、手づくり工房「京豆庵(きょうずあん)」。こちらの「お豆腐ソフトクリーム」は、逆さにしても落ちないという濃厚ぶりで注目のスイーツです。

「お豆腐ソフトクリーム」には、こだわり国産大豆100%の丸しぼりとオリゴ糖が使用され、豆腐そのものの風味もしっかり感じられます。

「絹ごし豆腐」(432円)、「宇治抹茶豆腐」(486円)、「MIX(432円)」の3種類があり、「宇治抹茶豆腐」は、「京豆庵 伏見稲荷店(きょうずあん ふしみいなりてん)」だけで提供されている商品です。

画像2: 【豆腐ソフトクリーム】逆さにしても落ちない話題の豆乳スイーツ「京豆庵 京都伏見稲荷店」

できたてのソフトクリームは、店員さんが目の前で逆さまにして見せてくれます。まったく落ちる様子のないソフトクリームに、誰もが目を見開いて驚くでしょう。ただし、時間が経って溶け始めるとソフトクリームが落ちやすくなるのでご注意を。

取材時には「絹ごし豆腐」と「宇治抹茶豆腐」のどちらの味も楽しめる「MIX」をオーダー。絹ごし豆腐のなめらかな舌触りと、宇治のお茶屋さんから仕入れたという新茶の香り豊かな抹茶の風味が絶妙にマッチします。

画像3: 【豆腐ソフトクリーム】逆さにしても落ちない話題の豆乳スイーツ「京豆庵 京都伏見稲荷店」

健康とおいしさへのこだわりが詰まった「京豆庵」の豆乳スイーツ。「お豆腐ソフトクリーム」以外にも、「豆乳プリン」や「豆乳ドーナツ」など多彩なメニューが並びます。

ちょっとした演出も楽しく、食べれば食べるほど身体が喜びそうなヘルシースイーツは必食です。

京豆庵 伏見稲荷店(きょうずあん ふしみいなりてん)

住所京都府京都市伏見区深草祓川町16-20
電話075-641-1887
営業時間9:00~18:00
定休⽇不定休
webhttps://kyozuan.co.jp/

【甘酒】日本伝統の甘酒にお餅が入ったオリジナルドリンク「伏見稲荷 参道茶屋」

画像1: 【甘酒】日本伝統の甘酒にお餅が入ったオリジナルドリンク「伏見稲荷 参道茶屋」

日本に古くから伝わる発酵ドリンク・甘酒。体を芯から温めてくれるので、肌寒い季節にぴったりです。

そんな甘酒を求めて立ち寄りたいのが、伏見稲荷大社の参道沿いで営業している「伏見稲荷 参道茶屋(ふしみいなり さんどうちゃや)」。裏参道で甘酒や冷やしあめを製造する「伏見稲荷 参道商店」の姉妹店となる甘味処です。こちらの自家製「稲荷あまざけ」(570円)はなんと焼き餅入り。ショウガのきいた甘酒と熱々のお餅が体にしみわたります。

画像2: 【甘酒】日本伝統の甘酒にお餅が入ったオリジナルドリンク「伏見稲荷 参道茶屋」

「稲荷あまざけ」は今からおよそ20年前に考案されたそうですが、そのヒントとなったのが稲荷に伝わる神話だそう。その昔、お餅を的に矢を射ったところ、お餅が白い鳥になって飛び去り、山に降りて稲になったのだとか。稲荷は「稲がなる(いね・なる)」が転じて「いなり」になったともいわれています。

伏見稲荷大社は、五穀豊穣をつかさどるお米の神様としても知られ、甘酒と焼き餅はまさに縁起物なのです。

そんな神話や歴史に思いをはせながら、伏見稲荷大社の参道の甘味処で、甘酒とお餅のハーモニーを堪能してみてはいかがでしょうか。

画像3: 【甘酒】日本伝統の甘酒にお餅が入ったオリジナルドリンク「伏見稲荷 参道茶屋」

「伏見稲荷 参道茶屋」の店内で「稲荷あまざけ」をいただく場合は陶器に入れて提供されますが、食べ歩きにはロゴ入りのペーパーカップが用意されています。寒空の下でも、甘酒のカップを持っているだけで、満たされた幸せな気分になることでしょう。お餅の入っていない「あまざけ」(400円)もあるので、お好みでチョイスを。

店内では「参茶パフェ」「雪見餅」などの甘味メニューや、京都をはじめ関西で滋養ドリンクとして知られる「冷やしあめ」なども提供されています。日本で愛され続ける商品の数々で、懐かしい気持ちに浸ってください。

伏見稲荷 参道茶屋(ふしみいなり さんどうちゃや)

住所京都府京都市伏見区深草開土町1番地10
電話075-642-6426
営業時間10:00~17:30
定休⽇なし
webhttps://sandow.jp/chaya/

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