神社仏閣や自然が溶け込む街並み、話題のスポットまで、見どころが満載の京都。限られた時間のなか、観光をしながら京都ならではの食も堪能したいという人のために、京都の食べ歩きグルメをエリア別にまとめました。湯葉や豆腐、生麩といった京都らしい食材を使った一品からSNS映えスイーツまで盛りだくさん。この記事を参考に、手軽に京都グルメを楽しんでみては?

「京の台所」として親しまれる錦市場エリア

画像: 「京の台所」として親しまれる錦市場エリア

平安時代の起源といわれる「錦市場(にしきいちば)」。豊富な地下水により江戸時代に魚問屋として発展し、昭和期にはさまざまな食品を取りそろえる「京の台所」として、地元の家庭からプロの料理人まで多くの人に親しまれてきました。

寺町通から高倉通まで、東西390メートルほどの錦小路通の両側にお店が軒を連ねます。アーケードがあるので、雨の日でも食べ歩きを楽しむことができるスポットです。

※錦市場では「歩きながら食べる」行為が禁止されています。お店の前やイートインスペースをご利用ください。

【たこたまご】小さなたこの中にうずらの玉子がイン!「櫂 KAI」

画像1: 【たこたまご】小さなたこの中にうずらの玉子がイン!「櫂 KAI」

錦市場の御幸町通と麩屋町通の間にある「櫂 KAI(かい)」は、ふりかけやおつまみ、珍味、しじみなど、ご飯やお酒のお供を扱うお店です。こちらのお店に、平成16年(2004)に「量り売り珍味」として販売して以来、人気を博し続けているグルメがあります。

画像2: 【たこたまご】小さなたこの中にうずらの玉子がイン!「櫂 KAI」

それが「たこたまご」(1串400〜900円)。やわらかいイイダコの頭の部分にうずらの玉子を入れ、甘めのしょう油ベースの出汁で薄味にととのえられた、個性的な串グルメです。

頭をかじると中からうずらの玉子の黄身が出てくる、インパクト大の珍味。やわらかく煮つけられたイイダコは噛みしめるほどに味わい深く、うずらの玉子と合わさることでさらにおいしさが広がります。

画像3: 【たこたまご】小さなたこの中にうずらの玉子がイン!「櫂 KAI」

「たこたまご」は、もとは北海道のいかめしメーカーが開発したという商品。量り売り珍味として店頭で販売した「櫂 KAI」が火付け役となって、一時期は錦市場でもさまざまなお店で販売されていたそう。ぜひ、元祖である同店の「たこたまご」を求めて立ち寄ってください。

櫂 KAI(かい)

住所京都府京都市中京区錦小路通御幸町西入ル鍛冶屋町216
電話075-212-7829
営業時間10:00~18:00
定休⽇不定休
webhttps://www.nisiki-kai.com/

【鯛焼き麩】これまでにないモチモチ食感がクセになる「麩嘉 錦店」

画像1: 【鯛焼き麩】これまでにないモチモチ食感がクセになる「麩嘉 錦店」

京都府庁の前に本店を構える、京生麩の専門店「麩嘉(ふうか)」。慶応年間(1865~1868)には京都御所に生麩を納めていた記録が残るという老舗です。現在も本店で手作業によって生麩が製造され、錦市場内の小売店「麩嘉 錦店」で購入することができます。

そんな「麩嘉 錦店」の軒先で踊る「鯛やき」の文字。今、こちらのお店の「鯛焼き麩」(260円)が人気を集めています。

「鯛焼き麩」の皮は、もちろん生麩。モチモチだけど軽い口当たりという新食感で、中にはほどよい甘さのつぶあんが入っており、甘いものが苦手な人でも食べやすい鯛焼きです。

注文後にお店で1個ずつ焼き上げてくれるので、できたてアツアツを楽しめます。小さめサイズなので、食べ歩きにぴったりです。

画像2: 【鯛焼き麩】これまでにないモチモチ食感がクセになる「麩嘉 錦店」

店内には、さまざまな生麩のほか、オリジナル手ぬぐいなども販売されています。焼き上がりを待つ間に、覗いてみてください。

店内には1組(2名まで)限定のテーブル席もあり、購入した「鯛焼き麩」をイートインでいただくこともできます。

麩嘉 錦店(ふうか にしきみせ)

住所京都府京都市中京区錦小路堺町角菊屋町534-1
電話075-221-4533
営業時間10:00~17:30
定休⽇月曜
webhttp://fuka-kyoto.com/

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