限られた旅の時間、せっかくなら“コスパ”だけでなく“タイパ”も重視したい——。そんなあなたに贈る、高知のタイパ優秀グルメたち。鰹のタタキ、屋台餃子、うどんにラーメン——地元の味を効率よく楽しめる、“食べ効率ツアー”をお届けします。
画像: 高知で食べ歩き!ここでしか食べられないタイパ優秀グルメ

伊藤 初美

年間400軒以上食べ飲み歩くグルメブロガー。グルメ情報はX(@hatsu823)を中心に各SNSでも発信中。
140名限定のオンラインサロン「東京グルメサロン」主宰。「グルメはコミュニケーション」が人生のテーマ。

※価格は税込み表記です。

伝説の屋台が帰ってきた!夜の〆は「和楽路屋」の一杯

高知市の中心部、帯屋町中ノ橋通り。ここに2024年の夏、真新しい暖簾が掲げられました。
「元祖うどん屋台 和楽路屋」。

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もともとは、高知市の繁華街・帯屋町壱番街商店街で、屋台として営業していました。しかし、2024年3月。立ち退きの話が持ち上がり、44年間続いた屋台の歴史に、一度ピリオドが打たれました。

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手作りの温かみある屋台と、名物おやじさんの人柄。毎晩深夜まで、体を優しく温めてくれる一杯を求めて多くのお客さんで賑わっていたそうで、店内の壁には当時の屋台の様子も残されています。

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メニューは屋台時代から変わらず、お土産としても大人気の「炊き込みおむすび(500円)」は健在。麺類は、うどんと蕎麦がありますが、牛肉とゴボウが甘辛く炊かれた「肉うどん・そば(800円)」、シンプルな「天ぷらうどん・そば(800円)」など、どれも魅力的で迷ってしまいます。

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カウンター越しに注文すると、目の前で手際よくうどんが作られていきます。その様子を眺めているだけでワクワクしてきますね。家族経営ならではの温かい空気が流れていて、なんだかホッとします。

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あれもこれも食べたい!という欲張りさんには、贅沢な全乗せの「スペシャルうどん(1,000円)」がおススメ。丼の真ん中には大きな海老天がどんと乗っていて、その脇を固めるのは、風味豊かなとろろ昆布に、食感の良い牛蒡、たっぷりの牛肉、きつね、そしてたまご。

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お出汁は、見た目のとおりさっぱりとしています。甘辛く煮込まれた牛肉の旨味が溶け出してもくどくならず、優しく透明感のある味わい。麺はふんわりとした食感でちゅるんと喉を通る絶妙な柔らかさがたまらないんです。

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忘れてはいけないのが「炊き込みおむすび(500円)」。屋台時代から変わらず愛され続けているこのおむすび、麺と一緒に楽しんでもよし、お土産として包んでもらう人も多く、実は影の主役。

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厨房とホールを切り盛りするのは、ご家族の皆さん。ご主人の弟さんと女将さんの気さくなサービスが本当に心地いいんです。

初めて来た人でも、まるで昔から通っているような気分にさせてくれる。この居心地の良さこそが、和楽路屋が愛され続ける理由の一つなんですね。

高知の夜、楽しく飲んだその足で、ぜひ新しくなった「和楽路屋」へ足を運んでみてください。

和楽路屋

住所高知県高知市帯屋町1-14-15
営業時間21:00~26:00ごろ※売り切れごめん
定休日日曜・月曜
公式サイトhttps://www.instagram.com/waraji_ya_udon/

提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

軒先にずらりと並んだ提灯。昼間でもこの迫力ですが、夜になって灯りがともれば、さらに賑やかで幻想的な雰囲気になりそうです。

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そして目に飛び込んでくるのが、大きな「ふぐ」の看板!このユニークで活気あふれる店構えの和食店が「おらんく家」です。こちらは地元高知で愛され続ける老舗。

画像2: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

店内に入ってみると、入口すぐには大きな水槽。新鮮な海鮮が食べられそうという、期待値が上がりますね!1階はゆったり座れるカウンター、3・4席には個室、5階には大広間を完備しているため、いろいろな用途で使用できます。

画像3: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

ランチメニューは、鰹はもちろん、お造りやお寿司など目移りするようなラインナップが並びます。使用する魚介類は、高知近海でその日の朝に獲れたものにこだわっているとのこと!

どれも美味しそうですがランチ限定の「鰹三昧御膳(2,000円)」を注文しました。

画像4: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

まずは、高知を代表する銘酒「酔鯨(1,210円)」をいただきます。キリッと冷えたお酒をなみなみ注ぎ、一口。爽やかな香りと鋭いキレが口の中をスッとさせてくれます。

画像5: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

「鰹三昧御膳」は、まさに鰹尽くし!お皿には、分厚くカットされた鰹がなんと合計9切れも乗っています。たたき(ポン酢)、お刺身、そしてもう一度たたき(塩)。3種×3切れという、なんとも贅沢なボリュームです。

画像6: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

お店自慢の藁焼きたたきは注文を受けてから職人さんが藁で焼き上げるという本格派。高知の鰹の食べ方といえば、薬味たっぷりの豪快なスタイル。スライスされたニンニクを乗せ、塩とワサビでさっぱりといただきます。

画像7: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

鰹の刺身は一切れ持ち上げるとずっしりとした重みと厚みを感じます。口に入れると濃厚でもっちりとした食感と旨味が口いっぱいに広がり、臭みも全くなくまさに本場の鮮度。

画像8: 提灯揺れる高知「おらんく家」で本場の鰹を食べ尽くす

ポン酢和えは、たっぷりのネギや玉ねぎと一緒に頬張ると、表面の香ばしさが鼻を抜け、噛むほどに溢れ出すジューシーな旨味をポン酢がさっぱりとまとめてくれています。

「おらんく家」では、鰹だけでなく、クジラやウツボ、四万十川の幸など、高知ならではの郷土料理も豊富に揃っています。何より、職人さんたちの「おいしいものを食べてほしい」という心意気が、料理の端々から伝わってきました。

おらんく家 本店

住所高知県高知市はりまや町2-1-8
電話番号088-822-4334
営業時間月・火・水・木・金・土・日・祝日
11:30〜14:00(L.O.13:30)
17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日無休
公式サイトhttps://orankuya.jp/

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