雪をテーマにした旅行といっても、スノーアクティビティだけがおすすめとは限りません。雪のある生活が当たり前であることを背景に、独自の歴史や文化が育まれ、これらに親しむ旅も面白いものです。2023年1月、雪国・秋田県横手市を舞台にした女子旅モニターツアーが開催されました。グルメに文化に雪遊びと、内容盛りだくさん! 雪深い地域の厳冬期でありながら、どこかほっこりと温かい、旅の模様をお届けします。

横手のシンボルを飾り立てる、大きなかまくらたち

ときおり晴れ間を見せながら降り続ける雪は、路肩に積もる小さな丘陵の高さを少しずつ盛り上げています。最終日の始まりは、横手のシンボルのひとつ、「横手城」から。

画像1: 横手のシンボルを飾り立てる、大きなかまくらたち

城郭は小高い山の上にあって、城郭のかまくら作りが進められています。背丈を超える大きなサイズに、参加者は一様に驚きを隠せません。かまくら作り作業中のかまくら職人の好意で、除雪機の運転体験も。

画像2: 横手のシンボルを飾り立てる、大きなかまくらたち

キャタピラが力強く雪を踏みしめながら進み、吸引された雪は勢いよく路肩へと吹き出します。

横手公園展望台(横手城)

住所秋田県横手市城山町29-1
電話0182-32-1096
営業時間9:00~16:30
開館期間4月1日~11月30日、2月の「かまくら」期間中
webhttps://www.city.yokote.lg.jp/kanko/1004048/1004531.html

スノードームに稲庭うどん。雪国の旅のシメ

最後の目的地は、「秋田ふるさと村」。ここはお土産店や工芸館、プラネタリウムなどが集まる複合施設です。

画像1: スノードームに稲庭うどん。雪国の旅のシメ

旅のお土産に、「Glass Shop るり工房」でスノードーム作り体験(ひとり2,800円)に参加します。参加者はメインとなるガラス細工を選び、プレートの上をガラスストーンなどで飾り付けていきます。

画像2: スノードームに稲庭うどん。雪国の旅のシメ

窓の外に舞う雪と、ガラスのなかでひらひらと散るラメのツーショット。こんな写真が撮れるのも、雪国ならではです。

画像3: スノードームに稲庭うどん。雪国の旅のシメ

施設内には、グルメスポットもあります。日本三大うどんのひとつに数えられる稲庭うどんを、ランチタイムにいただきます。

秋田ふるさと村

住所秋田県横手市赤坂富ケ沢62-46
電話0182-33-8800
営業時間9:30~17:00
休館日1月中旬の10日間は施設メンテナンス休業
webhttp://www.akitafurusatomura.co.jp

寒くて温かい冬の横手は、唯一無二の感動が待っています

市内のそこかしこに、こんもりと盛られたかまくらがそびえつつあります。しばらく冬風に晒して、雪の粒子を強く凍着させることで、強度を保つのだとか。

画像1: 寒くて温かい冬の横手は、唯一無二の感動が待っています

一見同じようにみえるかまくらの姿は、作る職人によって壁の角度やシルエットが違います。やわらかく丸みを帯びたものから、凜と屹立するスクエアなものまで、千差万別。白銀の街並みに点在するオリジナリティの数々は、まるで横手が育んできた素朴で豊かな独自性を表しているかのようです。

画像2: 寒くて温かい冬の横手は、唯一無二の感動が待っています

この個性は、寒い時期だけの風物詩です。冬に狙いを定めて、横手を訪れてはいかがでしょう。訪れる人をもてなす雪国の文化は、旅人の心を驚きと感動で温めてくれるはずです。

関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.