伝統文化が色濃く残る秋田には、旅人を魅了する驚きが満ちています。とりわけ魅力が増すのは、雪の季節かもしれません。雪国ならではのイベントや美しい景色が待っているのです。
そこで今回は、冬の秋田ならではの絶景観光スポットをご紹介。さらにぜひ一緒に訪れたいグルメ・文化スポットも紹介します。さぁ、白い吐息に驚きが混じる、素敵な発見をご一緒に。
画像1: 雪国の食と絶景に驚いた!冬の秋田で「はっ」とする旅

絶景スポット(1)森吉山 阿仁スキー場|日本三大樹氷観賞地は見逃せない

画像1: 絶景スポット(1)森吉山 阿仁スキー場|日本三大樹氷観賞地は見逃せない

森吉山は日本三大樹氷観賞地のひとつです。樹氷とは、過冷却した霧粒や雲粒が樹木に吹きつけられて凍ったもの。一面に広がる銀世界に、立ち並ぶ木々が白く輝くさまはまさに絶景と呼ぶにふさわしい光景です。

画像2: 絶景スポット(1)森吉山 阿仁スキー場|日本三大樹氷観賞地は見逃せない

スキー場ではありますが、樹氷観賞のためにスキーやスノボのウェアを着る必要はありません。暖かい恰好で、滑りにくい靴を履いて行けば十分です。雪国ならではのはっとする絶景を、ぜひとも目に焼き付けてください。

森吉山 阿仁スキー場
住所秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝 79-5
電話0186-82-3311
ゴンドラ営業時間9:00〜16:00
樹氷観賞期間1月上旬~3月上旬
webhttp://www.aniski.jp/

絶景スポット(2)田沢湖|インスタ映えも抜群の日本一深い湖

画像: 絶景スポット(2)田沢湖|インスタ映えも抜群の日本一深い湖

秋田県仙北市にある田沢湖は、実は日本で一番水深の深い湖で、最大深度は423.4mもあります。世界でも17番目に深く、真冬でも凍り付かないことで知られています。

そして、景色が美しいことでも有名です。ペルシャブルーの静謐な水面に映る冬山と、青空とのコントラストは、ぜひ写真に収めておきたい冬景色といえます。

田沢湖
住所秋田県仙北市田沢湖潟字搓湖
webhttps://tazawako-kakunodate.com/

絶景スポット(3)秋田内陸線「スマイレール」|車窓からの銀世界にご注目

画像: 絶景スポット(3)秋田内陸線「スマイレール」|車窓からの銀世界にご注目

観光スポットめぐりの交通には、秋田内陸線こと「スマイレール」を利用しましょう。スマイレールは、秋田県の内陸を縦に貫通するように通るローカル線。鷹巣(たかのす)駅から角館(かくのだて)まで、約2時間半で移動できます。

四季折々の景色を堪能できるこの鉄道ですが、車窓から眺められる銀世界を駆け抜ける体験は、忘れられなくなること間違いなし。意外と見逃されがちな“移動中”の時間にも、秋田の絶景を楽しめるポイントがあるのです。

秋田内陸線「スマイレール」
住所秋田内陸縦貫鉄道株式会社:秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町41-1
電話0186-82-3231(秋田内陸縦貫鉄道株式会社)
webhttps://www.akita-nairiku.com/

絶景スポット(4)横手の雪まつり|かまくらが作り出す幻想的な風景

画像1: 絶景スポット(4)横手の雪まつり|かまくらが作り出す幻想的な風景

雪国の冬らしい景色が広がる冬の秋田の風物詩が、「横手の雪まつり」です。小正月の伝統行事であるかまくらが里山のそこかしこに作られ、目にも楽しむことができます。かまくらは雪の社(やしろ)。そのなかでは地元の子供たちが、お餅や甘酒で観光客をもてなしてくれます。

画像2: 絶景スポット(4)横手の雪まつり|かまくらが作り出す幻想的な風景

かまくらと並ぶ見どころが、梵天(ぼんでん)です。大きさ5m、重さ30kgにもなる大きな飾りで、色とりどりの創意工夫が施されます。祭りの期間中は出来映えを競うコンクールや、男衆が「ジョヤサ」の掛け声とともに勇ましく担ぐ奉納祭が催されます。

横手の雪まつり
電話横手市観光協会:0182-33-7111
開催期間かまくら:2月15日、16日 ぼんでん:2月16日、17日など
webhttps://www.yokotekamakura.com/event/

絶景スポット(5)大館アメっ子市|美味しい飴で風邪よけ祈願

画像1: 絶景スポット(5)大館アメっ子市|美味しい飴で風邪よけ祈願

天正16年(1588年)に起源を持つ大館アメッコ市。田代岳から降りてきた“白髭大神”がアメを買いにやってくるという「白ひげ大神巡行(しらひげおおかみじゅんこう)」という民俗行事が元になり、約100軒もの飴屋の屋台が軒を連ねます。「この日にアメを食べると風邪をひかない」といわれているのだとか。

画像2: 絶景スポット(5)大館アメっ子市|美味しい飴で風邪よけ祈願

ミズキの木に小さなアメを飾り付けた「枝アメ」が市内の至るところに。また「秋田犬パレード」といった余興もあり、大勢の人で賑わう冬の風物詩です。

画像3: 絶景スポット(5)大館アメっ子市|美味しい飴で風邪よけ祈願
大館アメッコ市
電話0186-42-4360(大館アメッコ市実行委員会事務局)
090-6623-7671(当日実施本部)
開催期間毎年2月第2土曜日とその翌日
webhttp://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/amekkoichi.html

グルメ・文化スポット(1)佐藤養助商店・総本店|老舗うどん屋ののど越しを堪能

画像1: グルメ・文化スポット(1)佐藤養助商店・総本店|老舗うどん屋ののど越しを堪能

「佐藤養助商店」 は160年の歴史を持つ稲庭うどんの老舗。現在の社長で八代目となります。うどんはすべて伝統を受け継いだ手作りです。その工程が見学できるのが、この総本店。

画像2: グルメ・文化スポット(1)佐藤養助商店・総本店|老舗うどん屋ののど越しを堪能

塩水と小麦粉を混ぜて練り返しを重ね、その後小巻きにします。2日目に手のひらでよりながら2本の棒にあやかけする綯(な)う作業、そしてつぶして延ばす作業をし、3日目に乾燥させて選別します。うどんの細さや見た目など、一本一本を人の目で見て選り分けるのです。

画像3: グルメ・文化スポット(1)佐藤養助商店・総本店|老舗うどん屋ののど越しを堪能

エントランスには直営の販売所もあります。贈答品に加え、ここでしか買えないお得なセット(800g入り1,620円・税込)や、グリーンカレーやレッドカレー(いずれも麺とセットで1人前680円・税込)、豆乳スープやトマトスープ(いずれも麺とセットで1人前594円・税込)といった珍しいセットもラインナップ。

さらに、うどん作りを体験することができるコーナーもあるほか、レストランも併設。秋田の食文化をおいしく学べるスポットなのです。

佐藤養助 総本店
住所秋田県湯沢市稲庭町字稲庭80
電話0183-43-2911
営業時間見学:9:00~16:00 販売 9:00〜17:00 食事 11:00〜17:00
定休日年末年始
webhttps://www.sato-yoske.co.jp/

グルメ・文化スポット(2)りょうび庵|旅行の記念に曲げわっぱ製作を

画像1: グルメ・文化スポット(2)りょうび庵|旅行の記念に曲げわっぱ製作を

大館は曲げわっぱで有名です。その歴史は、1300年ほど前に遡ります。驚くべきことに、当時から今と変わらない形なのだとか。日本有数の銘木として知られ、均一な木目、軽さ、弾力性、心地よい香りといった特長がある秋田杉で作られており、産業として確立した17世紀後半から、生活に寄り添った日用品として親しまれています。

「りょうび庵」では、現代的な使い勝手のよさを備えた曲げわっぱが購入できます。珍しいのは、フランスパンを収納する「バゲットコンテナ」。

画像2: グルメ・文化スポット(2)りょうび庵|旅行の記念に曲げわっぱ製作を

さらに、事前予約で製作体験もできます。2時間ほどのワークショップで、「こばん型弁当箱(中)」を職人さんの指導のもとに作ります。

「全部が手作業。うちは昔ながらの作り方」と、伝統工芸士の成田敏美さん。工房でわっぱが曲げられている横で、プロに交じって作業します。今回は特別に曲げの工程から体験。お湯で煮沸した杉板を、型に沿わせてくるりと曲げて固定します。

サンドペーパーで杉板を磨き、組み付けます。ノリ付けやノコギリも使います。「りょうび庵」では上蓋、底蓋ともに2重の仕立て。耐久性と吸湿性のための工夫です。高級品なだけに、なかなか見よう見まねでできるものではありませんが、付きっきりで丁寧に教えてくれます。

2時間ほどで、自分だけのオリジナルわっぱができました。吸湿性からいつまでもおいしいご飯が食べられる究極のお弁当箱。秋田旅行の特別な思い出の完成です。

株式会社りょうび庵
住所秋田県大館市東字岩ノ下8-1
電話0186-59-7771
営業時間10:00〜17:00
定休日土、日曜日、祝日
webhttps://www.ryobian.jp/

冬の秋田には絶景が満ち溢れていました。食と伝統、人の優しさ。どれをとっても秋田の魅力に気付かされることでしょう。次に行く冬の秋田旅行には、ぜひ今回記事で紹介したイベント・スポットに訪れてみてください。

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