石川県の空の玄関口、小松空港。ターミナルビル内には10軒ほどお土産店があります。なかでも多いのが和菓子を中心としたスイーツ類。金沢市は全国的にも和菓子の消費量が多く、石川県は和菓子王国とも称されているのです。和菓子をはじめとするお土産の種類の豊富さに、もしかしたら悩まれるかもしれません。

そこで、小松空港のJALスタッフとOnTrip JAL編集部に調査を実施。お土産にピッタリな「誰かにあげたい」部門と、自分へのご褒美にもいい「自分用にほしい」部門の2部門に分け、和菓子のみならず購入して間違いのない、石川県のおすすめを計13点ご紹介します。

※価格は税込み表記です。
※2023年12月の調査をもとに記事を制作しています。販売元の営業休止や、販売店舗の営業時間の変更などで購入ができない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

北陸が誇る高級魚のどぐろを、魅力そのままに瓶詰めにした「のどぐろ生姜入りしぐれ煮」

「誰かにあげたい」部門 その1

画像: 540円/販売元:笠井食品

540円/販売元:笠井食品

北陸が誇る高級魚として、近年全国的にその名が知られるようになった、のどぐろ。あかむつとも呼ばれる希少な海の幸を贅沢に使ってそぼろに仕立てた逸品です。甘辛くしっかり煮付けたほぐし身であるにもかかわらず、脂のりの良さがわかるから不思議なものです。噛みしめるごとに広がる濃密なうまみ、ピリッと辛い生姜、香ばしい食感のゴマ。複数のおいしさが渾然一体となった逸品です。

JALスタッフからひと言!
「ご飯との相性バツグンです。たっぷりまぶしてお召し上がりください」(OnTrip JAL編集部)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

爽やかな甘みと濃茶の芳純な香りが楽しめるクリームサンド「こい茶」

「誰かにあげたい」部門 その2

画像: 8枚入1,113円/販売元:浦田甘陽堂

8枚入1,113円/販売元:浦田甘陽堂

サクッと軽やかな小麦粉由来の瓦煎餅に、色鮮やかな抹茶風味のクリームをサンド。小気味良い食感とともに、爽やかな甘みと濃茶の芳純な香りが鼻に抜けます。和洋いずれのティータイムにも馴染むポテンシャルを感じるのは、日常に茶の湯文化が溶け込む金沢ならではの懐の深さ。旅先のカルチャーを忍ばせるお土産はいかがでしょうか?

JALスタッフからひと言!
「サクサクの瓦煎餅に濃密なクリーム……。伸ばす手が止まらなくなります」(OnTrip JAL編集部)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

美しい形と色あい、見た目とは全く違う食感が楽しい「わり氷」

「誰かにあげたい」部門 その3

画像: 1個216円/販売元:和菓子村上 ※現在販売中の商品はパッケージがリニューアルし、写真のものとは異なります。

1個216円/販売元:和菓子村上
※現在販売中の商品はパッケージがリニューアルし、写真のものとは異なります。

キラキラと輝く、割った氷のような愛らしさが人気のお菓子。金沢に数ある銘菓のなかでも、とりわけ異彩を放っています。外をカリッとした食感に仕上げるため、6日間もかけて乾燥させているのだとか。氷砂糖のように硬そうな見かけから、恐る恐る口に入れてみると、繊細な歯ごたえの刹那、中はしっとりとしてやわらかく、そのギャップに驚きます。砂糖と寒天というシンプルな材料から生まれた、体験したことのない不思議で上品なお菓子です。

JALスタッフからひと言!
「きれいなガラス細工のような和菓子です。外はカリッと中はゼリーのような舌触りの甘いお菓子。涼しげで夏にぴったり。子どものころから大好きで、これを買ってもらったときはお姫様の気分でした」(グランドスタッフ・女性)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

北陸で熱烈に愛され続けるご当地ラーメン、「8番らーめん」

「誰かにあげたい」部門 その4

画像: 1個432円/販売元:ハチバン

1個432円/販売元:ハチバン

「石川県のご当地グルメといえば?」と聞けば、石川県の多くの方々が挙げるのが、このラーメンです。野菜がたっぷりと入り、コシのある太麺の「野菜ラーメン」は、子どものころから慣れ親しんでいる人が多い味。店舗は北陸3県を中心にチェーン展開しており、その創業店が国道8号線に面していたことから「8番」と名前がついたそうです。お土産用のこのパッケージは1食入りで、「塩」「醤油」「味噌」の3種類がラインナップされています。

JALスタッフからひと言!
「北陸のソウルフードでもある8番らーめん。こちらの国道を走ればどこにでもある昔からのチェーン店ですが、お土産でも買えるため、食べ忘れた方にはオススメです」(男性)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

味わいはもちろん、お湯を注いだ瞬間の見た目でも楽しめる「宝の麩」

「誰かにあげたい」部門 その5

画像: 4個入おもてなし1,242円/販売元:不室屋

4個入おもてなし1,242円/販売元:不室屋

お湯を注ぐと、ふやきの中から次々と具が飛び出してくる、楽しくておいしい味噌汁とお吸いもの。約30年前、海外留学するオーナーのお子さんたちに、ふやきの最中に具を詰めて持たせたお吸いものが現地で評判となり、商品化したそうです。加賀みそやおすましなど種類も豊富で、簡単に夕食を済ませたいときなど、この一品を加えるだけで食卓が華やぎます。お土産に最適な化粧箱入りのほか、化粧箱なしの詰め合わせはお手頃で自分用にもピッタリです。

JALスタッフからひと言!
「お気に入りはお味噌汁です。見た目が綺麗で、お湯を注いでいる時から目で見て楽しめます。味もおいしい! あと、お麩なので持ち運んでもとても軽いのもオススメです!」(グランドスタッフ・女性)

小松空港ショップ1F売店で購入可能

フルーティでいままでの日本酒のイメージが大きく変わる「神泉大吟醸」

「誰かにあげたい」部門 その6

画像: 720ml入3,850円/販売元:東酒造

720ml入3,850円/販売元:東酒造

石川県には小規模ながら質の高さに定評のある酒蔵がたくさんあります。その一つ、小松市にある東酒造には、国の登録有形文化財で日本遺産でもある石蔵があり、「神泉(しんせん)」の大吟醸や純米酒など、高級酒を中心に酒造りをしています。「神泉大吟醸」はワインのようなフルーティな飲み口で「日本酒はちょっと苦手」という方にも好まれそうです。刺身や寿司など魚料理によく合います。前の政府専用機の正式機内酒に採用されているほか、海外でも高い評価を受けています。

JALスタッフからひと言!
「石川県で一番旨いお酒だと思っています」(グランドハンドリング・男性)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

濃厚な食感でほろ苦い、大人の味わいが特徴の「加賀茶ぷりん」

「自分用にほしい」部門 その1

画像: 2個入627 円/販売元:雅風堂

2個入627 円/販売元:雅風堂

濃厚な生クリームを練り込み、ねっとりと濃厚な食感が特徴です。ひと口含めば、甘さ控えめな大人の味。奥ゆかしさが感じられることでしょう。茶色は加賀棒茶由来で、コク深い香りとほのかな渋みがアクセントになっています。シンプルで品良く纏められたパッケージも好印象。和菓子文化の発達した石川県ならではのセンスが光るお土産です。

JALスタッフからひと言!
「ほどよい甘さが絶妙。お茶と合わせてもお楽しみいただけます」(OnTrip JAL編集部)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

能登半島の老舗旅館「加賀屋」のオリジナル調味料「能登ぽんず」

「自分用にほしい」部門 その2

590円/販売元:加賀屋ゼネラルフーヅ

能登半島では、醤油のようでちょっと違う調味料、いしるが有名です。イワシやイカを発酵させて作った魚醤で、うまみの強さが特徴です。このいしるを、和倉温泉にある有名な温泉旅館「加賀屋」の総料理長が監修し、厳選した原材料とともにぽん酢にしたのがこちらです。お料理にかけたり、隠し味に使ったりするのにも最適。アレンジの幅が広い、万能のご当地調味料です。

JALスタッフからひと言!
「金沢・大野の本醸造丸大豆しょうゆ、本みりんを使用し、すだち果汁も国産。厳選された上質な素材を使っています」(OnTrip JAL編集部)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

簡単においしい鍋が作れる石川県民の常備食、「とり野菜みそ」

「自分用にほしい」部門 その3

画像: 1個(500g)918円/販売元:まつや

1個(500g)918円/販売元:まつや

米みそに調味料を混ぜた調味みそ。水を入れた鍋にみそを溶かし、肉や野菜を入れて火にかけるだけで、おいしい「とり野菜みそ鍋」ができるので、忙しいときには特に重宝します。石川県内のスーパーなどでも売っていて、多くの家庭でストックされています。このみその歴史は古く、江戸時代に北前船の船乗りたちに栄養価の高い食事を摂らせるため、考案されたものだとか。ちなみにとり野菜の「とり」は「鳥」ではなく、野菜や栄養を「摂る」だそうです。

JALスタッフからひと言!
「我が家で鍋を食べるといったら、必ずまつやのとり野菜みそです。ちなみに他県の方に振る舞った時もとても喜んでいただけました」(グランドスタッフ・女性)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

素朴で飽きがこず、誰もが愛する「圓八のあんころ」

「自分用にほしい」部門 その4

画像: 1包450円/販売元:圓八(えんぱち)

1包450円/販売元:圓八(えんぱち)

江戸時代から続く老舗のあんころ餅。竹皮に包まれ、3日間かけて作られる餡子は、小豆の風味がしっかりと生きていて、竹皮の香りもほんのりと感じられます。素朴な味わいが老若男女問わず愛される、まさに地元の味。包みを開くと、一つの四角い餡子の塊になっていますが、それを同包のようじで突いて、餅を探し出す作業も楽しいものです。あまり日持ちしないので、人にあげるというより、帰ってすぐに食べるご自宅用にいかがでしょうか。

JALスタッフからひと言!
「甘さ控えめなたっぷり餡子の中に団子が9個入っています。竹皮に包まれ、食べきりサイズなので一人でもぺろっといけます。祖母が子どものころから大好きで、今でもたまに空港で買って実家に届けに行っています。実際に工場見学もしたことがあり、丁寧に作られている現場を拝見し、さらに好きになりました」(旅客サービスセクション・女性)

小松空港ショップ1F売店で購入可能

見かけたら思わず買いたくなる「月よみ山路」

「自分用にほしい」部門 その5

画像: 1棹840円/販売元:松葉屋

1棹840円/販売元:松葉屋

良質な小豆から作られた餡、蜜漬けの栗、ザラメ糖、本葛粉を使い、竹の皮に包んで蒸しあげた栗むし羊羹。竹の香りがするもっちりとした餡の中には、隙間なく栗が詰まり、しかもしっかりと栗本来の滋味が生きているのに感心させられます。さまざまな和菓子が揃う石川県でも、これは知る人ぞ知る逸品。素朴で野趣あふれ、しかも洗練されたおいしさで、売っているのを見ると、ついつい買ってしまうという人も。

JALスタッフからひと言!
「羊羹の中に栗がふんだんに入っていて、竹の皮に包まれていて香りもいいようかんです。味は甘すぎないほど良い甘さです。親が買って来てくれたり、お歳暮などでいただけたりすることが多く、子どものころから親しみがあり、大好きなお菓子です」(グランドスタッフ・女性)

小松空港ショップ1F売店で購入可能

生姜のピリッとした辛さがたまらない「柴舟」

「自分用にほしい」部門 その6

画像: 14枚入り1,080円/販売元:柴舟小出

14枚入り1,080円/販売元:柴舟小出

柴舟(しばふね)とはほどよく反り返った小判型のせんべいに、生姜と砂糖を塗った金沢の伝統的なお菓子です。なかでも有名な柴舟小出のものは、しぼりたての生姜汁と砂糖をあわせた生姜蜜を、熟練した職人が一枚一枚刷毛で塗って仕上げるという手間隙をかけたもの。うっすらと雪が積もったようなカリカリのせんべいと、甘さの中にときおり顔を覗かせる新鮮な生姜のピリッとした辛さは、この柴舟ならでは。ほどよい硬さと辛さは、眠気覚ましのティーブレイクのお供にもおすすめです。

JALスタッフからひと言!
「しょうが味がピリッときいたせんべい。厚みがあって食べ応えがあります。小出のせんべいはすべておいしいのですが、なかでも柴舟は子どものころからよく食べていて、ずっと好きな味です。一枚ずつ個包装になっているのでしけることもなく食べられます」(グランドスタッフ・女性)

小松空港ショップ2F売店で購入可能

薄いレースを羽織ったように上品なたたずまいの「きんつば」

「自分用にほしい」部門 その7

画像: 6個入箱1,350円/販売元:中田屋

6個入箱1,350円/販売元:中田屋

金沢ではきんつばも人気です。その代表的な存在のひとつが中田屋のもの。半分に割ってみると、ふっくらツヤツヤのつぶあんが、こぼれんばかりに顔を出し、見るからにおいしそうです。6面を覆う、まるでレースのように薄い衣の美しさも特徴的。北海道産の極上大納言小豆や丹波寒天など、使用する材料にもこだわっています。金沢の和菓子は全般に甘さが控えめですが、こちらのきんつばも甘すぎることなく、小豆本来の味わいが、後を引きます。

JALスタッフからひと言!
「小豆一粒一粒の風味が感じられる薄皮にくるまれた逸品。パッケージにも工夫があり、私は空き箱を毎年年賀状入れとして使っています」(グランドスタッフ・女性)

小松空港ショップ1F売店で購入可能

慎み深さと華やかさを兼ね備え、独自の歴史と伝統が感じられるのが、北陸・石川県です。小松空港に並ぶお土産たちも、そんな文脈を秘めたポテンシャルの高いものばかり。お帰りの際には、これらのお土産のチェックぜひお忘れなく。加賀百万石の魅力をお持ち帰りください。

初回投稿日:2020年5月28日
※2024年2月8日に一部内容を更新いたしました

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