【Day3】おさえておきたい奄美の今昔
2泊3日にわたる奄美のバス旅も、いよいよ最終日。空港へ戻る前に、奄美の歴史と文化に触れる体験をしてみてはいかがでしょうか。まずは、奄美大島を代表する工芸品「大島紬」で用いられる「泥染め」体験ができる大島紬村へと向かいます。
亜熱帯植物庭園に併設された大島紬生産の見学&体験施設で奄美の歴史に触れる「大島紬村」
市街地からバスに乗り50分ほど。島の北部に位置する「大島紬村」は、約1万5000坪という広大な亜熱帯植物庭園の中に、奄美大島紬の生産工場や各種の体験スペースを持つ施設です。
大島紬とは、世界三大織物のひとつにも数えられる奄美特有の絹織物です。手紡ぎの絹糸を「シャリンバイ」という植物の煎汁液と、この地にしかない鉄分を含む泥土で染めた優美な黒の色合いが大きな特徴。また、糸の段階で染色し、織ることで模様が完成する「先染め」という手法から生まれる細密な「絣合わせ」は、大島紬ならではの魅力となっています。
30以上の工程を経て制作される生地は、完成までに半年から1年ほどの時間を要するのだとか!
そんな大島紬の生産工程をガイドさんの案内付きで見学すれば、美しい大島紬に込められた作り手さんたちの想いを、強く感じることができるでしょう。
さらに、こちらの施設では大島紬に欠かせない「泥染め」の工程を体験することも可能。ハンカチや手ぬぐいなど、自分の手で泥染めした作品は、素敵なお土産にもなります。
なお、大島紬村でも「し~まクーポン」が利用可能。1枚(600円相当)で入場券と引き換えられるほか、大島紬根付のお土産をもらうことができます。
大島紬村
住所 | : | 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945 |
---|---|---|
アクセス | : | 「大島紬村入口」バス停そば |
電話 | : | 0997-62-3100 |
営業時間 | : | 9:00~17:00 |
定休日 | : | 年末年始(12月31日、1月1日) |
料金 | : | 大人550円(団体割引あり) 子ども(小・中学生)220円 ※泥染め体験:ハンカチ(1,650円から)ほか手ぬぐいやTシャツ、のれんでの体験も可 |
web | : | http://www.tumugi.co.jp/ |
オーシャンビューのカフェで奄美の伝統食を取り入れたイタリアンを「奄美きょら海工房」
2泊3日の旅を終えて空港へと戻る前には、奄美で最後のランチを。大島紬村からバスで10分ほどの場所にある「奄美きょら海工房 笠利店」を訪ねてみましょう。
「ばしゃ山」バス停を降りると見えてくる、海岸沿いのお洒落な店舗は、オーシャンビューで人気のスポット。
ガラス張りの店内やテラス席から、爽やかな奄美の海を眺めつつお食事を楽しむことができます。
食材だけでなく、奄美大島の海水を100%使用した自家製の海水塩や純黒糖など奄美の恵みをふんだんに取り入れたメニューのなかでも、オープン当初から人気となっているのが、奄美の魚介類を使った「海人のパスタ」(1,100円)。シマダコとトマトソースの相性も抜群です。
イタリア製の石窯で焼いたピッツァもこちらで自慢の一品。「けいはん」の具材をトッピングした「鶏飯ピッツァ」(1,650円)は、ここでしか味わえないユニークなメニューです。
そして、ぜひご賞味いただきたいデザートが自家製の純黒糖と海水塩を使った「“とろ~り”とろける純黒糖フレンチトースト」(880円)。黒糖が入った食パンに黒糖の蜜をたっぷりとかけたフレンチトーストです。優しい甘さと軽快な食感を体験したら、黒糖に対するイメージが変わってしまうかも。ちなみに、こちらのお店から空港までは、バスで13分ほど。レンタカーのように返却や給油の必要がないので時間に余裕をもって楽しむことができますよ。
奄美きょら海工房 笠利店
住所 | : | 鹿児島県奄美市笠利町大字用安1254-1 |
---|---|---|
アクセス | : | 「ばしゃ山」バス停そば |
電話 | : | 0997-63-2208 |
営業時間 | : | 11:00~18:00(L.O. 17:30)、お土産ご購入9:00~18:30 |
定休日 | : | 水曜 |
web | : | https://kyora-umi.com/?mode=f2 |
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初回登校日:2023年3月29日
※2024年3月22日に内容を追記しました
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。