【Day2】遠方への移動もラクラク! バス旅で奄美の絶景を満喫
おいしい食事や島唄など、奄美の文化をたっぷりと堪能し元気をもらった翌日は、島の南端まで足をのばし、この地でしか体験できない豊かな自然に触れる日に。慣れない道の運転に神経を使うレンタカーに比べ、バス旅なら長距離移動もラクラク。景色やおしゃべりを楽しみながら、のんびりと出かけましょう。
神秘的なマングローブの森をカヌーで探検「黒潮の森マングローブパーク」
奄美を代表するアクティビティといえば、日本有数の面積を誇るマングローブ原生林をカヌーで巡るツアーです。体験地である「黒潮の森マングローブパーク」へは、市街地からバスに乗って50分ほど。季節や時間帯によって楽しみ方はさまざまですが、マングローブのトンネルを通りたいなら満潮時の体験がおすすめです。なお、体験30分前までに手続きが必要ですのでご注意ください。
ガイドさんからカヌーの漕ぎかたを習ったら、いよいよ探検の始まり。乗り場から漕ぎ出せば、すぐにマングローブの森が眼前に広がります。
「マングローブ」とは、塩分が多い河口付近で生育することができる、ヒルギをはじめとする植物たちから成り立つ林のこと。奄美のマングローブには、33種類のカニやエビ類のほか、ハゼやミナミクロダイといった魚類や、カワセミやイソシギなど、さまざまな生物が暮らしているといいます。
解説を聞きながら、神秘的なマングローブのトンネルを抜けたり、広々とした川をゆったり巡ったりしていると、あっという間に体験の1時間が経過するはず。
アウトドアレジャーが好きではない人でも、間違いなく一生の想い出に残る体験となることでしょう。なお、このカヌー体験も「し~まクーポン」2枚で購入することができます。
黒潮の森マングローブパーク(道の駅 奄美大島住用隣接)
住所 | : | 鹿児島県奄美市住用町石原478 |
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アクセス | : | 「マングローブパーク前」バス停そば |
電話 | : | 0997-56-3355 |
営業時間 | : | 9:30~18:00(入館は17:30まで) |
定休日 | : | 1月1日 |
入園料 | : | 大人(高校生以上)500円、小人(小・中学生)300円、幼児(4歳以上)100円、3歳以下 無料 ※グラウンドゴルフプレイ代込み |
カヌー体験料 | : | 大人 2,000円、小中学生 1,800円、幼児無料 ※入園料込み、1時間ガイド・損害保険付き |
web | : | https://www.mangrovepark.com/ |
奄美の海の幸をスペシャル海鮮丼で贅沢に堪能「せとうち海の駅 シーフードレストラン」
カヌー体験が終わったら、再びバスに揺られて島の南端に位置する古仁屋港へ。お目当てはもちろん、新鮮な奄美の海の幸です。港内にある「せとうち海の駅」のレストランで、ちょっと贅沢なランチタイムを過ごしませんか?
加計呂麻島や大島海峡が一望できる、施設の2階にあるシーフードレストランは、観光客だけでなく地元の方々にも人気のお店です。
こちらの名物は、瀬戸内町の本マグロをはじめ、地元で獲れた新鮮な魚介類をふんだんに使った「スペシャル海鮮丼」(2,100円)。お魚のおいしさもさることながら、奄美の珍味として知られるテラダ(マガキ貝)も、ぜひ試してほしいところです。
一方、地元の方にも人気のメニューとなっているのが、「しまのお母さん定食」(1,000円)。お刺身や煮物など、リーズナブルに奄美の味を楽しみたいなら、迷わずこちらを選びましょう。
せとうち海の駅 シーフードレストラン
住所 | : | 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋大湊26-14-2F |
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アクセス | : | 「せとうち海の駅」バス停そば |
電話 | : | 0997-72-4633 |
営業時間 | : | 11:00~14:00 |
定休日 | : | 木曜 |
web | : | https://www.umi-eki.jp/uminoeki/setouchi.html |
サンゴ礁であそぶ南国の魚たちが目の前に!「水中観光船せと」
古仁屋港にやってきた目的は、もちろん海の幸だけではありません。食事を終えて一息ついたら、この港から1日7便出航する「水中観光船せと」に乗り、海中散歩へ出かけましょう。
クジラの形をしたキュートなルックスの「せと」は、船底にガラス窓が並ぶ船室がある半潜水船。35分ほどのクルーズで海中を巡り、色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁を観察することができます。
時間帯や季節、天候によって海中の景色は変わりますが、直接海に潜らず海中の絶景を堪能できるのは、とても貴重な体験。
なお、水中観光船は天候や海の気象条件によって出航時間変更、または欠航となる場合があります。乗船される場合は、事前の電話確認をおすすめします。
水中観光船せと
住所 | : | 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋大湊26-14(受付:せとうち海の駅内) |
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アクセス | : | 「せとうち海の駅」バス停そば |
電話 | : | 0997-72-1326 |
営業時間 | : | 8:30~17:30(第1便:9:30出航~第7便:16:30出航) |
定休日 | : | 年中無休(船舶整備期間は運休) |
料金 | : | 2,500円(大人)、1,250円(小人) |
web | : | https://amamiseto.jp/ |
奄美産の食材でつくる絶品フレンチと黒糖焼酎のマリアージュが楽しめるレストラン「FISH」
マングローブの森でのカヌー探検、そして大島海峡の海中散歩と奄美の絶景を満喫したら、そろそろ夕暮れも近づくころ。旅の2日目は、ランチタイムに続きディナーもゴージャスにしてみてはいかがでしょう。
そこでおすすめしたいのが奄美では数少ない、厳選されたワインや黒糖焼酎とともにフレンチを堪能できる新店「FISH」です。
洗練された店内で提供されるのは、魚料理を中心に奄美の食材を活かした、7,700円からのコース料理のみ(要予約)。オーナーが老舗鮮魚店の3代目というだけに、魚介類を選ぶ目は確かです。
この日のカルパッチョは、三大高級魚のひとつにも数えられるアカマツ(ハマダイ)を使用。赤かぶなどの野菜も、笠利の農家が育てた地元産とのこと。
12,000円以上のコースを頼めば、奄美産のイセエビもいただくことができます。こちらはセミエビやゾウリエビなど、奄美のエビを用いたクリュスタッセソースをかけたポアレ。
もちろんデザートもメイド・バイ・奄美。有名なアレを想起させる、ユニークな形状をした三層からなるムースは、イカスミ(黒い部分)やヤギのミルク(白い部分)を使用。イカスミやヤギから受ける印象とは異なる、クセのない優しい甘さに驚かされます。
オーナーがソムリエの資格を持っていることもあり、厳選されたワインの品ぞろえもまた大きな魅力。一方で、フレンチにあう黒糖焼酎も用意されているので、意外なマリアージュを楽しむのも良いかもしれません。ちなみにレストラン営業終了後の夜9時以降は、ワインバーになるとのこと。こちらも、ぜひご利用ください。
お魚とワインと黒糖焼酎 レストランFISH
住所 | : | 鹿児島県奄美市名瀬港町6-25 |
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アクセス | : | 「奄美観光ホテル前」バス停そば |
電話 | : | 0997-58-8607 |
営業時間 | : | ランチ:11:30~13:30(最終入店)/ディナー:18:00~20:00(最終入店)/バー:21:00~Last |
定休日 | : | 日曜 |
web | : | https://www.piscis.jp/ |
ホテルで過ごす最後の夜のお供を、地元色豊かなコンビニで購入「123マート」
豪華なディナーで締めくくった2日目の夜。でも、このまま寝るのはちょっともったいないと思いませんか? 就寝までのひととき、ホテルで軽く夜食やお酒を楽しむのも、旅の愉しみのひとつ。
そこでおすすめしたいのが、地元の雰囲気が味わえるご当地コンビニエンスストア「123マート」です。
ホテル街に近いことから、観光客にも人気が高いこのお店。奄美の黒糖焼酎をはじめ種類豊富に取り揃えられているのはもちろん、「ポークたまごおにぎり」など、夜食にピッタリな地元ならではの軽食も購入できます。
軽快な飲み心地でありながら、パンチの効いた味わいが魅力の黒糖焼酎を使った「真夜中のハイボール」(297円)は、地元の方々にも人気のお酒。ポークおにぎりやスナックとの相性も抜群です。
さらに、奄美名物がずらりと並んだ、大きなお土産コーナーもお店の自慢。まだお土産を買っていないなら、ぜひこちらもチェックしてみましょう。
こちらで買っておきたいのが、地元の方なら誰もが知っているソウル・ドリンク「みき」(500ml・193円)。沖縄でも見かける飲料ですが、奄美の「みき」はうるち米を主原料に、千切りやすり下ろしにした生のサツマイモを用いた、独特の食感が特徴。黒糖をまぶしたバナナチップ「黒糖バナナ」ともに、奄美のお土産品として人気です。
123マート(ワンツースリーマート)
住所 | : | 鹿児島県奄美市名瀬入舟町10-8 1F |
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アクセス | : | 「入舟町」バス停そば |
電話 | : | 0997-57-6666 |
営業時間 | : | 8:00~24:00 |
定休日 | : | なし |
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初回登校日:2023年3月29日
※2024年3月22日に内容を追記しました
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。