新千歳空港での暇つぶし完全ガイド！待ち時間も楽しく過ごすスポット9選

北海道・新千歳空港は「一日遊べる空港」

北海道の空の玄関口として、多くの観光客を迎える新千歳空港。広大な館内には、北海道グルメが味わえるレストラン街や、お土産・スイーツの名店が並ぶショッピングエリア、温泉や映画館などのエンターテインメント施設まで充実しています。

まさに“一日遊べる滞在型空港”として、フライトまでの待ち時間や乗り継ぎの合間でも退屈知らず。最近では、空港自体を目的地として訪れる旅行者も増えており、北海道らしい魅力をぎゅっと詰め込んだお出かけスポットとしても注目を集めています。

30分以内でサクッと楽しめる！短時間でも充実のスポット

フライトまでの時間が限られていても、新千歳空港には短時間で満喫できるスポットがたくさん。ここでは、30分以内の待ち時間でも満足できるスポットを紹介します。

「展望デッキ」で飛行機を間近に眺める

国内線ターミナルビルの4階にある「展望デッキ」は、滑走路を一望できる人気のビュースポット。毎年4月1日〜11月30日の期間限定で開放されており、3階の「エアポートヒストリーミュージアム」横から入ることができます。

デッキからは離着陸する旅客機をフェンス越しで眺められ、飛行機ファンや家族連れにも大人気。双眼鏡（1回100円）を利用すれば、より迫力あるシーンを楽しめます。また、夕暮れ時には、滑走路の誘導灯が赤・黄・緑・青に輝き、幻想的な夜の空港の表情を堪能できるのも魅力のひとつ。

なお、デッキが閉鎖している冬季でも3階のフードコート窓側席からは滑走路を見渡せるため、雪化粧の山々と飛行機が描くコントラストを眺めながら、温かい食事を楽しむのもおすすめです。

展望デッキ

「エアポート ヒストリーミュージアム」で空の歴史にふれる

国内線ターミナル3階、フードコートのすぐ横にある「エアポート ヒストリーミュージアム」は、航空ファン必見の展示スポット。新千歳空港の歩みや航空文化の魅力を、見て・学んで・楽しめる無料のミュージアムです。

展示はヒストリーゾーン・ギャラリーゾーン・シンボルゾーンの3部構成。ヒストリーゾーンでは新千歳空港の開港から現在までの移り変わりを紹介。ギャラリーゾーンでは、歴代制服やイベントグッズなど、当時の空の旅を感じられるアイテムが並びます。

さらにシンボルゾーンでは、歴代飛行機の模型が数多く展示され、航空史を立体的に学べるのも魅力。短時間でも空の世界に没入できるスポットで、フライトの合間にちょっとした知的体験をしたい人にもおすすめです。

エアポート ヒストリーミュージアム

「シュタイフ ディスカバリーウォーク」で癒しの時間を

「シュタイフ ディスカバリーウォーク」は、世界中で愛されるぬいぐるみブランド「シュタイフ」の世界を体感できる、心癒されるスポットです。

館内では、ビッグサイズのぬいぐるみたちとのフォトスポットが充実。まるで童話の世界に迷い込んだような気分で、思わず笑顔になる空間です。

「ドイツの街並みとシュタイフのなかまたち」ゾーンでは、南部のバイエルンや北部ハンブルクなど、ドイツ各地の情景をぬいぐるみたちが再現。街の賑わいを“動くぬいぐるみ”で表現したモーションディスプレイは、子どもも大人も見入ってしまうほど。

さらに、ゾウやラクダなどの実物大ぬいぐるみ展示、しろくまやペンギンといった動物と一緒に写真を撮れるフォトスポットもあり、まるで小さな動物園のよう。短時間でもリラックスできる、癒しとフォトジェニックが詰まった空間です。

シュタイフ ディスカバリーウォーク

30分〜1時間あるなら、買い物やスイーツで一息

フライトまでの待ち時間が30分〜1時間ほどあるなら、空港内でのショッピングやスイーツ巡りがおすすめ。北海道の名産や新千歳空港の限定品も要チェックです。

「ロイズ チョコレートワールド」で甘いひとときを

国内線ターミナル3階のスマイル・ロードにある人気スポット「ロイズ チョコレートワールド」は、国内初の空港内チョコレート工場をはじめ、チョコレートに関するミュージアム、ここだけの商品が揃うショップ・ベーカリーと見どころ満載の施設。ガラス越しにチョコレートづくりの様子を見学でき、機械が動く工程や、職人による繊細な手作業を間近で見ることができます。（ファクトリーは不定休）

ミュージアムには、カカオの木のジオラマやチョコレートができるまでを学べる展示、世界のチョコレート缶コレクションなども。ショップでは、かわいい動物モチーフの「ロイズポップチョコ」や「ホローチョコ」、北海道に咲く花をデザインした、ひと口サイズの「ロイズフラワーチョコ」など、空港限定スイーツのほか、パンも販売しています。

ロイズ チョコレートワールド

「ショッピングワールド」で旅の思い出をお買い物

新千歳空港内・最大級のショッピングエリア「ショッピングワールド」には、北海道ならではの銘菓や限定スイーツ、雑貨が勢ぞろい。旅の思い出にぴったりのお土産探しも楽しめます。

人気の「小樽洋菓子舗ルタオ」では、口どけなめらかな「ムースフロマージュパルフェ」が空港限定で登場。「十勝VALLEYs」では、希少なじゃがいも“インカのめざめ”を使った「インカのめざめバターソフトW」や、同じ品種を使った「ポテトけんぴ」も販売しています。また、甘いものだけでなく「十勝産小麦のラーメン」など、しょっぱい系グルメも人気。

お土産なら、「スカイショップ小笠原」「スノーショップ出発売店」「JAL PLAZA 中央ゲートショップ」で展開されている限定シリーズ「あんボヤージュ！」のガレットやどら焼きがおすすめです。また、シマエナガやモンチッチの雑貨などもチェックしておきたいところ。

もちろん「白い恋人」「六花亭」「ロイズ」など、定番ブランドも外せません。自分用のお土産も忘れずにゲットしておきましょう。道内の定番土産や銘菓が空港で揃うので、旅行中に買い忘れがあっても安心です。

ショッピングワールド

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空港で北海道を応援する初音ミク“雪ミク”に会える！

国内線ターミナル4階にある「雪ミク スカイタウン」は、北海道を応援するキャラクター・雪ミク（初音ミク）をテーマにしたショップ＆ミュージアム。入場無料の常設施設として営業しており、ファンはもちろん、初めて訪れる人でも楽しめる空間です。

ミュージアムでは、毎年テーマを変えて登場する雪ミクの歴代メインビジュアルや関連グッズなどを展示。北海道旅行の思い出にもぴったりな、ここでしか見られない雪ミク立像のフォトスポットもあります。

ショップエリアでは、雪ミクとラビット・ユキネをメインに、初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOらバーチャルシンガーのグッズが勢ぞろい。中でも「雪ミク スカイタウン」店舗限定デザインのぬいぐるみや、缶バッジにもなる蓋付きの「バッジ蓋チョコクランチ」、北海道限定スイーツである「北海道 雪ミクショコラクッキー」は、旅行のお土産としてもおすすめです。

雪ミク スカイタウン

※雪ミクは、バーチャルシンガー・初音ミクの開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアが北海道の企業である縁で誕生した、初音ミクの派生キャラクターです。

1〜2時間ならここ！北海道らしさを味わうグルメ＆体験

フライトまで1〜2時間あるなら、新千歳空港で“北海道らしさ”をゆっくり堪能するのがおすすめ。新鮮な食材を使った絶品グルメや、空港ならではの体験スポットが充実しているので、旅の最後まで北海道を満喫できます。

「北海道ラーメン道場」で名店の味を食べ比べ

国内線ターミナルビル3階にある「北海道ラーメン道場」は、道内を代表する人気ラーメン店10店舗が集結するグルメスポット。札幌・旭川・函館といったご当地ラーメンの味を空港で一度に楽しめるとあって、ラーメン好きにはたまらないエリアです。

店舗ごとに名物ラーメンがあり、味噌・塩・しょうゆ・とんこつまで幅広くラインナップ。具材もコーンバターやカニ、エビをはじめとした海鮮など、北海道らしいラーメンが目白押しです。

人気店の「弟子屈ラーメン」では、大きな焼豚がインパクト大の「焼豚味噌コーンバターのせ」ラーメンがイチオシ。ほかにも「麺処 白樺山荘」では、ホタテやコーンなど北海道の恵みを丸ごと味わえる「まるごと北海道ラーメン」が人気です。さらに「札幌味噌拉麺専門店けやき」では、贅沢にカニの身をトッピングした豪華なラーメンが味わえます。

旅の締めくくりにぴったりな、心も体も温まる一杯をぜひ。自分好みの北海道ラーメンが必ず見つかるはず。

北海道ラーメン道場

JALの「北海道謎解き空旅」で頭を使って遊ぶ

「北海道謎解き空旅」は、JALが提供する空港を舞台にした体験型謎解きプログラム。空港を中心に、物語と謎解きを通して北海道を旅する新感覚の体験が楽しめます。制限時間や人数制限もないので、一人旅でも気軽に参加OKです。

物語の主人公は、人の“想い”が「謎」として見える特殊な体質を持つ女性・空野チヒロ。参加者はチヒロと一緒に、空を巡るストーリーを進めながら謎を解いていきます。

謎解きは新千歳空港へ向かう出発空港から始まり、「出発空港→飛行機内→新千歳空港」の移動とともに、ストーリーが展開。

参加するためには、専用の謎解きキットを羽田空港・伊丹空港・福岡空港の「JAL PLAZA」またはオンラインショップ「JAL Mall」で購入しましょう。出発空港から新千歳空港までのJAL便を予約したら、出発空港に到着した時点で物語がスタートします。

所要時間は、出発空港で約1〜1.5時間、機内で30〜45分、新千歳空港で約1〜1.5時間。新千歳空港内ではラーメン道場などこの記事で紹介したスポットも謎解きの舞台になっています。さらに、クリア後には千歳のまち歩きがより楽しくなる「おまけ謎」も用意されているので、時間がある人はぜひチャレンジしてみてください。

なお、物語をより楽しむために、フルボイスのアニメーション映像が用意されており、イヤホンを持参するとより没入感がアップ。公式サイトではお試し版の謎解きも公開されているので、興味がある人は事前に挑戦してみるのもおすすめです。

スポット名

2時間以上あるなら！“滞在型空港”を満喫

2時間以上の余裕があるなら、ゆっくり過ごせる温泉や映画館を満喫してみましょう。旅の疲れを癒したり、気になる映画を見たりと、“滞在型空港体験”が楽しめます。

「新千歳空港温泉」で非日常のリラックスタイム

新千歳空港で朝まで滞在できる唯一の温浴施設「新千歳空港温泉」は、まさに空港内の癒しのオアシス。ナトリウム塩化物泉の湯は保温・保湿効果が高く、内風呂や露天風呂、ジェットバス、水風呂など多彩な浴槽を完備。ドライサウナとミストサウナもあり、フライト前後のリフレッシュにもぴったりです。

手ぶらで利用できるようアメニティも充実しており、脱衣所には下着の自動販売機まで完備。湯上がり後は、サーモン丼やチンジャオロース定食などが味わえるレストランで食事を楽しめます。

また、館内にはリクライニングシートで休めるリラックスルームや、マッサージ・アロマトリートメントを提供する「体・癒し處」も。ボディケアやタイ古式セラピーなどで心身をほぐし、旅や仕事の疲れをじっくり癒せます。

新千歳空港温泉

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「新千歳空港シアター」で映画鑑賞を楽しむ

国内線ターミナルビル4階、オアシス・パーク内にある新千歳空港シアターは、空港内で本格的な映画を楽しめる特別なスポット。

最新鋭のDLPプロジェクターによるデジタルシステムのほか、2021年7月にはBARCO社の新型レーザープロジェクター「SP4K」を導入。4Kの高解像度と高コントラスト比で、まるで映画の世界に入り込むような臨場感あふれる映像体験が楽しめます。

座席にはコトブキ社製の両肘掛けシートを採用し、ゆとりあるスペースに加えてカップホルダー・傘立て・手荷物フックを完備。旅行帰りの荷物があっても安心です。

映画館定番のポップコーンやポテト、唐揚げなどの軽食メニューも充実しており、観賞中に小腹を満たすのにもぴったり。フライトまでの待ち時間が、あっという間に感じられること間違いなしです。

新千歳空港シアター

新千歳空港の“暇つぶし”は旅の一部

新千歳空港は、旅の目的地にもなるほどの“一日遊べる滞在型空港”。北海道グルメを味わったり、スイーツやショッピングを楽しんだり、映画や温泉で癒されたりと、思い思いの時間が過ごせます。

次に空港を訪れるときは、ぜひ“暇つぶし”を超えた新千歳空港での小さな旅を体験してみてください。

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