島根半島の北方に位置する隠岐島(おきのしま)は、4つの有人島と約180の小さな無人島からなる諸島です。有人島のうち西ノ島、中ノ島、知夫里島(ちぶりじま)の3島と無人島を総称して島前(どうぜん)、隠岐諸島で最大の面積がある円形の島を島後(どうご)と呼びます。

〈2日目〉

「隠岐自然館」で隠岐島の歴史を学ぶ

画像1: 「隠岐自然館」で隠岐島の歴史を学ぶ

隠岐の歴史がわかる「隠岐自然館」は、西郷港フェリーターミナル横に位置する「隠岐ジオゲートウェイ」の2階にあります。1階には観光案内所があり、隠岐観光のパンフレットなどを入手することができます。

画像2: 「隠岐自然館」で隠岐島の歴史を学ぶ
画像3: 「隠岐自然館」で隠岐島の歴史を学ぶ

「隠岐自然館」では大型のプロジェクションマッピングやさまざまな展示を通して、隠岐の歴史や文化を知ることができます。その原点が、かつての火山活動によって地表にもたらされた天然ガラスの「黒曜石」だったとか。

画像: 隠岐で採掘された黒曜石

隠岐で採掘された黒曜石

画像4: 「隠岐自然館」で隠岐島の歴史を学ぶ

実物の黒曜石の展示をはじめ、隠岐固有の生物や植物などがパネルや立体模型などでわかりやすく紹介されています。スタッフによる解説も随時行っているので、興味深く見学できます。

隠岐自然館

住所島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四61 隠岐ジオゲートウェイ2階
電話08512-2-1583
営業時間9:00~17:00
定休⽇第2・第4火曜
入館料一般500円、小・中学生250円、未就学児無料
webhttps://www.kankou-shimane.com/destination/20363

西郷港フェリーターミナルの「隠岐汽船商事(株)西郷売店」でおみやげ探し

画像1: 西郷港フェリーターミナルの「隠岐汽船商事(株)西郷売店」でおみやげ探し

西郷港フェリーターミナル内の売店には、隠岐の名産品や特産品、お菓子といったおみやげが並んでいます。隠岐産のさざえを使った商品や地酒など、ここでも食の魅力が際立っていました。

画像2: 西郷港フェリーターミナルの「隠岐汽船商事(株)西郷売店」でおみやげ探し
画像: 隠岐の島藻塩チョコレート各350円、さざえ最中(5個入り)1,080円、iguri(9個入り)1,620円

隠岐の島藻塩チョコレート各350円、さざえ最中(5個入り)1,080円、iguri(9個入り)1,620円

画像: 味付さざえ缶詰2,100円、隠岐さざえごはんの素1,080円など

味付さざえ缶詰2,100円、隠岐さざえごはんの素1,080円など

隠岐汽船商事(株)西郷売店

住所島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四61
電話08512-3-1199
営業時間7:30~17:30(船の運航状況などにより変動あり)
定休⽇無休

国指定重要文化財の「佐々木家住宅」を見学

画像1: 国指定重要文化財の「佐々木家住宅」を見学

西郷港フェリーターミナルから車で約15分のところに、国指定重要文化財の「佐々木家住宅」があります。1836(天保7)年に建築されたこの住宅は、江戸時代の民家の形式を今に残す隠岐造り。町内の民家で現存する唯一の杉皮葺きの屋根と、出入り口が3カ所あるのが特徴です。

画像2: 国指定重要文化財の「佐々木家住宅」を見学
画像3: 国指定重要文化財の「佐々木家住宅」を見学

佐々木家は代々庄屋を務めた古い家柄で、建物は鍵座敷になっています。室町時代のものとして伝わる鎧兜をはじめとする武具や、幕末から明治時代にかけて使用された生活用具などが展示されています。

画像4: 国指定重要文化財の「佐々木家住宅」を見学
画像: 土間には大釜や唐臼など、当時の道具がそのままの形で残っている

土間には大釜や唐臼など、当時の道具がそのままの形で残っている

佐々木家住宅

住所島根県隠岐郡隠岐の島町釜17
電話08512-2-1290
営業時間3~11月の9:00~17:00(開館期間中無休)
休館日12月~翌2月
入館料大人300円、中学生以下無料

隠岐のビュースポット、大山隠岐国立公園「白島崎展望台」へ

画像1: 隠岐のビュースポット、大山隠岐国立公園「白島崎展望台」へ

島後の北端に位置する白島海岸は、白い岩肌の岩石が特有の景観を保つことからその名が付いた景勝地。東側と西側では海岸線の表情が異なり、ジオパークならではのダイナミックな景観は見ごたえがあります。

長い年月をかけて形成される自然の風景美は波の浸食によるものだけではなく、地質の違いも関わっているのだとか。

画像2: 隠岐のビュースポット、大山隠岐国立公園「白島崎展望台」へ
画像3: 隠岐のビュースポット、大山隠岐国立公園「白島崎展望台」へ

「白島崎展望台」からは、日本海を見渡す爽快な眺めが一望できます。海に浮かぶ島の一つ、沖ノ島は、オオミズナギドリの繁殖地でもあり、4月頃~9月頃にかけて飛来するオオミズナギドリが見られるそうです。

白島崎展望台

住所島根県隠岐郡隠岐の島町西村
電話08512-2-8575(隠岐の島町商工観光課)
webhttps://www.kankou-shimane.com/destination/20747

「さざえ村」で隠岐の“ご島地グルメ”さざえ丼を

画像1: 「さざえ村」で隠岐の“ご島地グルメ”さざえ丼を

白島崎展望台から車で約10分、中村海水浴場の一角にある「さざえ村」は、かつてはここを発着していた遊覧船の休憩所だったそう。現在は、さざえ料理やソフトクリームなどが味わえる食堂として地元の人に親しまれています。

画像: サザエ丼950円、めかぶ汁200円

サザエ丼950円、めかぶ汁200円

ここで味わいたいのは、看板メニューのサザエ丼。コリコリした食感のさざえをスライスし、とろりと卵でとじた丼は、さざえのうまみがギュッと詰まった深みのある味わい。お店で一番人気のメニューというのもうなずけます。寒い季節にもぴったり。

画像2: 「さざえ村」で隠岐の“ご島地グルメ”さざえ丼を

近藤さん「さざえはやわらかく食べやすいですね。卵との相性もとても良いです」

画像: サザエやきそば850円

サザエやきそば850円

もう一つおすすめしたいのが、サザエやきそば。さざえが入ることで磯の風味が引き立ち、箸がどんどん進みます。

画像: 爆弾おにぎり300円

爆弾おにぎり300円

これだけでも食べごたえは十分ですが、隠岐産の岩海苔を巻いた、野球ボールのように大きな爆弾おにぎりも気になるところ。

画像3: 「さざえ村」で隠岐の“ご島地グルメ”さざえ丼を

おみやげに、お店で販売している天然の海藻、あらめを。細切りと幅広の2種類があり、水に浸して戻したら、煮たり和えたり、まぜご飯の具にしたりと調理法はいろいろ。帰宅後も隠岐の幸を味わえます。

さざえ村

住所島根県隠岐郡隠岐の島町中村1541-3
電話08512-4-0611
営業時間11:00~14:30
定休⽇火曜

冬ならではの、隠岐島の魅力を味わいつくしました。脂がのっておいしい旬の食材や、体が温まるようなアクティビティを楽しみ、自然を堪能。冬ごと味わう隠岐島の旅へ出かけてみませんか。

※2023年3月13日に一部内容を更新しました。

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