本州の最西端に位置し、関門海峡を挟んで九州と向かい合う山口県。日本海、響灘、瀬戸内海と三方が海に開かれているだけあって、おいしい魚介が存分に味わえるのが魅力です。

〈山口市で「ふく」めぐり〉

外郎作り体験で出来立ての外郎に舌鼓|本多屋懐古庵 本店

画像1: 外郎作り体験で出来立ての外郎に舌鼓|本多屋懐古庵 本店

わらび粉を使うため、もっちりとした食感と滑らかな舌触りが特徴の「山口外郎(やまぐちういろう)」。山口市駅通りに本店を構える「本多屋」は創業100年を迎えた外郎の老舗です。材料や製法は時代とともに進化させながらも、「枯淡の味」にこだわり、昔ながらのおいしさを今に伝えています。

画像2: 外郎作り体験で出来立ての外郎に舌鼓|本多屋懐古庵 本店

白を基調とした店内には、本多屋自慢の菓子がずらり。味、色と形、舌・歯触り、香り、そして菓銘にこだわり、「五感をくすぐる菓子」への追求を続けています。

画像3: 外郎作り体験で出来立ての外郎に舌鼓|本多屋懐古庵 本店

お土産におすすめなのは、やはり外郎。商品名は、おもてなしの気持ちを丁寧に温かく表現した山口の方言「おいでませ」です。

さて、そんな「本多屋懐古庵 本店」では外郎作り体験を実施。早速チャレンジしてみました。

画像4: 外郎作り体験で出来立ての外郎に舌鼓|本多屋懐古庵 本店

通常、完成した外郎は持ち帰りますが、この日は特別に店内でいただきました。モチモチとした食感、つるんとした舌触り、ゴロゴロと入った具材の栗とあずきも嬉しい! 世界にたった一つの自分だけの外郎は、素朴でやさしい味わいでした。

老舗の味と貴重な体験が「本多屋」の「ふく」。外郎作り体験は3名以上から受け付け、体験料は1人700円です。旅の思い出作りにぜひご体験ください。

本多屋懐古庵 本店(ほんだやかいこあん ほんてん)

住所山口県山口市駅通り1-4-5
電話083-925-1600
営業時間9:00~18:00
定休⽇水曜
webhttps://hondaya-uiro.com

山口の名物料理も味わえる、山口県産食材を使った沖縄料理店|はるさあ

画像1: 山口の名物料理も味わえる、山口県産食材を使った沖縄料理店|はるさあ

場所を移し、美肌の湯で知られる湯田温泉へ。メインストリートから1本入った道の一番端に佇む真っ白な建物が今回訪れた「はるさあ」です。「はるさあ」とは、沖縄の言葉で「百姓」を意味します。店主の奥様が沖縄のご出身だそうで、「厳選素材で地に足のついた実直な料理を提供したい」との意味を込めて名付けたそうです。

画像2: 山口の名物料理も味わえる、山口県産食材を使った沖縄料理店|はるさあ

モダンな外観で、入り口付近の足元にはさりげなくシーサーの置物が。小出しにするところに、お店のセンスの良さが感じられます。

画像3: 山口の名物料理も味わえる、山口県産食材を使った沖縄料理店|はるさあ

いただいたのは山口市の名物料理「チキンチキンごぼう」(700円)。お隣の美祢市で生産されている「美東ごぼう」がご縁となり、給食メニューから誕生した一品です。サクサクに揚げたごぼうと鶏肉に甘辛いタレが絡めてあり、白いご飯がどんどん進むおいしさです。奥には、サイシンとブロッコリーを掛け合わせた山口県生まれの野菜「はなっこりー」を使った「はなっこりーのチャンプルー」(700円)。こちらもおすすめです。

画像4: 山口の名物料理も味わえる、山口県産食材を使った沖縄料理店|はるさあ

「はるさあ」で出合える「ふく」は、山口のご当地料理と山口県産の食材で作る沖縄料理。カウンター席もあるので、一人旅での利用にもおすすめです。

はるさあ

住所山口県山口市湯田温泉3-1-12
電話083-966-0045
営業時間8:00~24:00
定休⽇日曜
webhttps://www.facebook.com/haruther/

足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

画像1: 足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

お次は、湯田温泉と山口市の旅の情報を案内する湯田温泉観光回遊拠点施設「狐の足あと」に。ここから湯田温泉旅をスタートさせるもよし、旅の途中に立ち寄って一息つくもよしと使い勝手の良さは抜群。

趣の異なる3つの足湯とカフェ、展示スペースがあり、休日は多くの観光客でにぎわいます。入館は無料。足湯入浴料は大人200円、子ども100円で、気軽に楽しめるのも魅力です。

画像2: 足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

カフェの奥には、外に広がる中庭を眺めながらくつろげる屋内足湯「窓辺の湯」。肌によくなじむやわらかい湯を楽しみながら、カフェメニューを味わったり、読書を堪能したりと、地元客にも人気の足湯です。

画像3: 足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

中庭にあるのは、桜や紅葉など春夏秋冬に咲く花や植物に囲まれた屋外足湯「四季の湯」。季節ごとに景色が変わるため、何度でも訪れたくなる足湯です。また、夜間はライトアップされ、昼間とは異なるムーディーな雰囲気が楽しめます。

画像4: 足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

カフェメニューのおすすめは、かわいいキツネの焼き菓子がそえられた「こぎつねソフト」(500円)。バニラ、北海道あずき、ミックスの3種類があります。なぜキツネの焼き菓子なのか……。それは、湯田温泉は白ギツネが発見したという白狐伝説に由来します。湯田温泉街を歩くと、あちこちにかわいらしいキツネの像が立っていますので、訪れた際にはぜひ探してみてください。

画像5: 足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

「四季の湯」に浸かりながら味わう「こぎつねソフト」は格別なおいしさ。ちなみに足湯の岩は、山口市秋穂地域の花崗(かこう)岩が使われています。

画像6: 足湯・スイーツ・地酒が楽しめる旅の拠点施設|狐の足あと

もう一つのおすすめは、3種の地酒が飲み比べできる「利き酒メニュー」。中でも注目されているのが、「ゾロ大吟醸プレミアムセット」(1,000円)です。山口県を代表する地酒の一つ「東洋美人」と、白狐伝説をモチーフに醸された湯田温泉のオリジナル地酒「白狐天使」、そして、山口市とゆかりの深い伝教師フランシスコ・サビエルから発想を得た幻の希少酒「Zorro」が堪能できます。

そのほか、「湯田から車で三十分セット」(500円)など6セットがあり、お好みやその日の気分で選べるのが嬉しいところ。

足湯、スイーツ、地酒、旅の情報など「狐の足あと」には「ふく」がいっぱい! 山口の旅を楽しむヒントがあふれたスポットです。

狐の足あと(きつねのあしあと)

住所山口県山口市湯田温泉2-1-3
電話083-921-8818
営業時間8:00~22:00
定休⽇年中無休
webhttps://www.yuda-onsen.jp

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