本州の最西端に位置し、関門海峡を挟んで九州と向かい合う山口県。日本海、響灘、瀬戸内海と三方が海に開かれているだけあって、おいしい魚介が存分に味わえるのが魅力です。

〈萩市で「ふく」めぐり〉

公設市場をコンセプトにした漁港直結の道の駅で魚介三昧|萩しーまーと

画像1: 公設市場をコンセプトにした漁港直結の道の駅で魚介三昧|萩しーまーと

萩市を訪れたら必ず寄りたいのがここ「道の駅 萩しーまーと」。漁協や地元の生産者たちによって運営される魚市場に直結した道の駅で、全国トップクラスの人気を誇ります。公設市場をコンセプトに掲げているだけあって、店内には新鮮な魚介類が並ぶほか、青果店や精肉店なども軒を連ねるため地元客も多数。道の駅だけでなく、地域の台所としての機能も果たしています。

画像2: 公設市場をコンセプトにした漁港直結の道の駅で魚介三昧|萩しーまーと

高級魚とされるノドグロの開きもお手頃価格! 直結する萩漁港では、年間250種もの地魚が水揚げされているため、「萩しーまーと」では季節ごとにいろんな魚に出合うことができます。

画像3: 公設市場をコンセプトにした漁港直結の道の駅で魚介三昧|萩しーまーと

「萩しーまーと」内には、3店舗のレストランがあり、それぞれ旬の魚介をふんだんに使った料理が味わえます。今回は入り口すぐの「海鮮レストラン 来萩」で、開店以来変わらぬ人気を誇る「来萩スペシャル海鮮丼」(1,540円)を楽しみました。

画像4: 公設市場をコンセプトにした漁港直結の道の駅で魚介三昧|萩しーまーと

朝一番に仕入れる鮮度抜群のタイやブリ、アジなどの地魚と、ほどよい甘さとコクがある自家製ダレの相性は抜群。萩の旬の地魚が一度に味わえるぜいたく丼でした。

「萩しーまーと」で出合った「ふく」は、獲れたて新鮮な地魚。また、道の駅内はすべて対面販売なので、販売者との会話が楽しめるのも「ふく」の一つです。

萩しーまーと(はぎしーまーと)

住所山口県萩市椿東4160-61
電話0838-24-4937
営業時間〈物販〉月~木曜9:30〜18:00、金~日曜・祝日9:00~18:00
〈飲食店〉各店舗によって異なる
定休⽇1月1日
webhttp://seamart.axis.or.jp

趣深い日本庭園を眺めながらふく料理を堪能|萩の宿 常茂恵

画像1: 趣深い日本庭園を眺めながらふく料理を堪能|萩の宿 常茂恵

武家屋敷を思わせる堂々とした門が印象的な「萩の宿 常茂恵(ともえ)」は、大正14年11月3日に誕生。後に第26代内閣総理大臣となった田中義一氏や近代日本画家の巨匠・松林桂月氏らから、「萩には客人をもてなす宿がない」と相談を受け、初代館主・厚東常吉氏によって創業された宿です。以来、萩市の迎賓館として長い歴史を紡いでおり、数々の著名人に愛されてきました。

画像2: 趣深い日本庭園を眺めながらふく料理を堪能|萩の宿 常茂恵

お部屋へと続く長い石畳廊下からは、季節ごとに表情を変える趣深い日本庭園が眺められます。途中、配されているのは、世界的に知られる木工家具作家であり、木工家のパイオニア的存在の一人であるジョージ・ナカシマの椅子。ゆったりと腰をかけ、庭園を眺める客も多いとか。

画像3: 趣深い日本庭園を眺めながらふく料理を堪能|萩の宿 常茂恵

全25室、どの部屋からも美しい庭が眺められる構造に。しかし、この宿の魅力は、由緒正しき歴史と日本庭園だけではありません。忘れてはならないのは、「一期一会」を信条とした、五感で楽しめる料理です。

画像4: 趣深い日本庭園を眺めながらふく料理を堪能|萩の宿 常茂恵

萩沖のとらふぐを使用した「ふぐ刺し」(1人前5,500円 ※サービス料別 ※写真は2人前)は、やや厚みがあり、新鮮であるがゆえに感じられるしっかりとした歯応え。味は淡白ながらもほんのりと甘みがあるのが特徴です。年中食すことができますが、おすすめはやはり旬を迎える冬。3日前までの予約が必要です(ふぐ料理の提供は3月末まで)。

画像5: 趣深い日本庭園を眺めながらふく料理を堪能|萩の宿 常茂恵

「甘鯛の唐揚げ」(時価)もおすすめの逸品。皮やウロコはサクッと揚がっているのに、身の部分はふっくら。素材そのもののやさしい味わいが楽しめます。豪快さと繊細さを併せ持つ美しい盛り付けにも感動です。

「萩の宿 常茂恵」の「ふく」は、紡がれてきた歴史と上質な空間・料理。特別な人と過ごしたくなるこのお宿ですが、最近では「自分にご褒美を」と一人旅の宿に選ばれることも多いとか。

萩の宿 常茂恵(はぎのやど ともえ)

住所山口県萩市土原608-53
電話0838-22-0150
webhttps://tomoe-hagi.com

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