スマホに残る無数の写真。SNSにアップした思い出たち。あの日の空気や、友人との何気ない会話など、大切な瞬間や記憶の残し方は人それぞれですが、あえてデジタルではない、新しい形で思い出を残してみませんか? 羽田空港から電車に乗って1時間弱で到着する東京都の蔵前を舞台に、1年後の自分に届く“タイムカプセル”の旅をご提案します。

※価格は税込み表記です。

今でも思い出す、記憶に残る旅はありますか?

写真を見返すたび、まるで昨日のことのように蘇る旅の記憶。それは、友人との何気ない会話や、カフェで飲んだコーヒーの香り、路地裏で見つけた古い看板の色合い。そんな五感で感じた思い出は、時間が経っても色褪せることなく、むしろ年月とともに味わい深くなっていきます。

特に学生時代の友人との旅は、かけがえのない宝物。それぞれが新しい道を歩み始める前に共有した時間は、何物にも代えがたい財産になるはずです。

1年後、手紙で思い出が蘇る。「タイムカプセル旅」のススメ

友人と特別な思い出作りの旅を計画するのなら、「1年後の自分」へ旅の思い出を手紙に書き残す「タイムカプセル旅」をおすすめします。2人旅はもちろん、グループ旅でも盛り上がること間違いなし。

ここからの舞台は、江戸時代から続く職人の技と新進気鋭のクリエイターが集まり、新旧の文化が交差する街・蔵前。時の流れを感じられるこの街で、今この瞬間の想いと記憶を未来の自分へ届けてみませんか。

【タイムカプセル旅の手順】

①まずはチェキやスマホを用意
・お気に入りの写真が撮れるカメラを準備
・友人と一緒なら、お互いに撮り合うのもおすすめ

②蔵前で1日遊び尽くす! たくさん写真を撮ろう
・レトロな建物や新しいカフェ、お気に入りの場所でとっておきの一枚を

③旅の最後に、「自由丁」で「TOMOSHIBI LETTER」を書こう
・1年後の自分に向けて、新しい発見やこの旅で感じたことを手紙に残す
・あわせて、今日撮った写真を便箋と一緒に封入して完成

ブルーが映えるカフェでモーニング|「feb’s coffee&scone Blucca店」

画像1: ブルーが映えるカフェでモーニング|「feb’s coffee&scone Blucca店」

都営大江戸線・蔵前駅から徒歩2分。青い外観が目印の「feb’s coffee&scone Blucca店」の朝食から旅をスタートします。2023年9月にオープンしたこちらは、浅草の人気店「FEBRUARY CAFE」の姉妹店で、同じく浅草にあるフラワーショップ「anvers」とコラボレーションしています。

扉を開けると、「anvers」のテーマカラーでもある深いブルーやアンティーク家具がお出迎え。そしてセンスよく配置された観葉植物たちが、都会的でありながら温かみのある空間を演出しています。

画像: 看板メニューは、毎日店内で焼き上げる自家製スコーン。プレーンの他、日替わりで季節のフレーバーも登場します。

看板メニューは、毎日店内で焼き上げる自家製スコーン。プレーンの他、日替わりで季節のフレーバーも登場します。

朝食には、午前8:30~11:30限定の「スコーンセット(800円)」をチョイス。オーダーごとに温めて提供されるスコーン(プレーン、クランベリー、ナッツ、全粒粉から選択可)に、クロテッドクリームと糖蜜、そしてお好みのドリンク(コーヒーや紅茶など指定した中から選択)が付いた贅沢なモーニングです。

見た目はもちろん、味も大満足のモーニングに2人ともテンションアップ! チェキで最初の思い出も撮りました。何気なくコーヒーを飲む時間も、こうして写真に残して後から見返すとかけがえのない瞬間になります。

画像2: ブルーが映えるカフェでモーニング|「feb’s coffee&scone Blucca店」

feb’s coffee&scone Blucca

住所東京都台東区寿3-5-9
営業時間8:30~17:30(L.O.17:00)※テイクアウトは17:30まで
定休日火曜
Instagram@febs_blucca

お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」

朝食で心も体も温まったところで、次に向かったのは文具好きの聖地として知られる「カキモリ」。「たのしく、書く人。」をテーマとしたお店には、ノートやペン、便箋など、こだわりの文具がずらり。革製品や布製品の昔ながらの問屋、職人の店が立ち並ぶものづくりの街・蔵前ならではの雰囲気にわくわくします。

中央に置かれた製本スペースもさることながら、壁や床に施されたヘリンボーン模様が目を引きます。これは色鉛筆をイメージしたデザインで「昔からある懐かしいものに、新しい価値を加える」というカキモリの想いが込められているそう。

画像1: お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」

なかでも一番の魅力は、オリジナルノートが作れるオーダーメイドサービス。表紙の素材や色、中紙の種類、製本方法まで、一つひとつ自分好みにカスタマイズできます。

この日は、特別な1日の思い出を記すために、2人でオリジナルノート作りに挑戦。60種類以上ある表紙の素材や色柄、30種類以上の中紙から、好みのものを自由に組み合わせることができます。サイズはB5かB6、開き方は縦か横を選べます。

お店の棚から、表紙と裏表紙、中紙などを選んでいきます。可愛い絵柄ばかりで、時間がいくらあっても足りないほど…! 表紙の素材は、布や革、和紙などがあり色柄も豊富。好みにぴったりのデザインが必ず見つかるはずです。

画像2: お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」
画像3: お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」

さらに、リングの色やゴム、封かん、ボタンなどの留め具も組み合わせは無限大!

画像4: お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」
画像5: お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」

すべて選び終えたら、いよいよ製本です。ガチャン、パチンといった音を聞きながら、ノートができあがっていく様子を近くで見ることができるのも「カキモリ」ならではの体験です。約30分(※混雑時や土日は1時間程度)で、オリジナルノートが完成します。

さらにノートは使い終えた後「カキモリ」に持っていくと、中紙を交換してくれるサービス(※有料。郵送も可)も! 愛着のわいたノートを長く使い続けることができます。

画像: 完成したノートとともにパシャリ。世界でひとつだけの、私たちの思い出帳の完成!

完成したノートとともにパシャリ。世界でひとつだけの、私たちの思い出帳の完成!

画像6: お土産に2人でオリジナルノート作り|「カキモリ」

「どのデザインにする?」「この表紙のデザインに合う留め具、何色だと思う~?」など相談しながら、旅のお土産にも思い出にもなる1冊を作ってみてください。

カキモリ

住所東京都台東区三筋1-6-2
営業時間11:00~18:00
定休日月曜
webカキモリ 公式サイト

隅田川とスカイツリーを眺めながら|「Inf~隅田川イタリアン~」

体験を終えたら、そろそろお腹が空く時間。蔵前のレトロな路地裏を抜けると、そこには隅田川沿いの大人の隠れ家が! 古き良き街並みの中に現れる洗練された空間でランチを楽しみます。NYのブルックリンを思わせるインダストリアルな内装と、温かみのある木材を組み合わせた空間は、まさに記憶に残るフォトジェニックなロケーションです。

さらに窓際のテラス席からは、東京スカイツリーと隅田川の景色が一望できます。せっかく蔵前に来たのなら見ておきたいシンボルです。

画像: 写真左から「師匠から受け継いだシナモンのボロネーゼ“浅草開化楼トンナレッリ・ロマーナ”」(2,178円)、「有機野菜のファーマーズサラダ」(1,518円)。

写真左から「師匠から受け継いだシナモンのボロネーゼ“浅草開化楼トンナレッリ・ロマーナ”」(2,178円)、「有機野菜のファーマーズサラダ」(1,518円)。

ランチは、人気メニューの「シナモンのボロネーゼ」をチョイス。都内で10年以上の修業を積んだシェフが師匠から受け継いだという、同店自慢の一品です。パスタには珍しい極太ちぢれ麺は地元・浅草開化楼の「トンナレッリ・ロマーナ」のものを使用。伝統的なレシピにシナモンを加えた独創的なソースとの絡みが抜群です。

画像: 隅田川とスカイツリーを眺めながら|「Inf~隅田川イタリアン~」

蔵前旅行ならではの空間で会話も弾みます。撮ってきた写真を見返して、ここまでの旅を振り返ってみても楽しいです。

Inf 隅田川イタリアン 蔵前店

住所東京都台東区駒形2-1-13 AMSビル 1F
営業時間月曜、水・木曜
Lunch 11:30〜14:30(L.O.14:00)
Dinner 17:30〜22:30(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
火・金曜
Dinner 17:00〜22:30 (フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
※Lunchはお休み
土曜
12:00〜22:30(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
日曜・祝日
12:00〜21:30(L.O.20:30)
定休日不定休
Instagram@inf_kuramae

街と人の温かさに触れる|「Nui.」

画像: コンクリート打ちっぱなしの壁と温かみのある木材が調和した空間。まるで海外のホステルにいるような雰囲気です。

コンクリート打ちっぱなしの壁と温かみのある木材が調和した空間。まるで海外のホステルにいるような雰囲気です。

蔵前散策の途中、ほっと一息つきたくなったら「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」へ。古い倉庫ビルをリノベーションしたこの空間は、世界中からの旅人と地元の人々が交わり賑わう場所です。

「Nui.」という名前は、図面通りではなく日々の会話と信頼関係の中で空間を作り上げていった工事の様子と、マニュアルに頼らず個人の想いを大切にしたいという気持ちが込められているそう。

天井が高く開放的な1階のラウンジは、コーヒーや紅茶、季節のフルーツジュースなどが楽しめるカフェとして営業しています。街歩きの小休憩にぴったりです。

画像: 写真は「自家製レモネード」(650円)。レモンは、皮までまるごと食べられるほど甘くておいしい!

写真は「自家製レモネード」(650円)。レモンは、皮までまるごと食べられるほど甘くておいしい!

画像: カウンターに腰掛けて過ごす午後のひととき。SNSだけでは味わえない、その場の空気や香りに癒されました。

カウンターに腰掛けて過ごす午後のひととき。SNSだけでは味わえない、その場の空気や香りに癒されました。

2階から5階は宿泊フロアになっており、ホステルとしても営業中。ドミトリーのほか、隅田川を望めるダブルルームや友達同士で利用しやすいツインルームなど複数タイプの個室があります。

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Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE

住所東京都台東区蔵前2-14-13
営業時間カフェ 8:00~18:00
定休日不定休
webNui. HOSTEL & BAR LOUNGE 公式サイト

今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」

画像1: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」

旅もいよいよ終わりに近づいてきました。朝のカフェでの会話、2人で選んだお気に入りのノート。そんな今日の思い出を未来へと届けられる場所が、この日最後の目的地、「自由丁」です。

ここで出合えるのは「TOMOSHIBI LETTER」という特別な手紙。1年後の未来へ手紙が送れるレターセットです。

画像2: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」

白壁に手書きのメッセージが並ぶ店内で、今日撮った写真を見返しながら、1年後の自分に向けてゆっくりと手紙を書いてみましょう。

手紙のテーマは忘れたくないことがあった時、特別な日を迎える時……といったシーンや気持ちによって選べる5種類が用意されています。その中から、今回は卒業旅行ということで、「夢に向かう新しい朝」を選びました。

「TOMOSHIBI LETTER」は、1年後の自分へ宛てるポストカードやリフレクションカード、そして追加で使える絵柄付きポストカードがセットに。手紙を書きながら、温かいお茶(またはコーヒー)と一緒にゆっくりとした時間を過ごせます。

画像3: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」
画像: 「TETZBO」シリーズは、ノート作りで訪れた「カキモリ」でも購入可能。できる限り地元・蔵前のお店の物を使用するのも「自由丁」のこだわりなのだそう。

「TETZBO」シリーズは、ノート作りで訪れた「カキモリ」でも購入可能。できる限り地元・蔵前のお店の物を使用するのも「自由丁」のこだわりなのだそう。

「手紙を書く」ことにとことんこだわる自由丁は、文房具の種類も豊富で、自由に使用OK。なかでもおすすめなのが、金工作家・高井吉一さんが作るボールペン「TETZBO」。真鍮でできた持ち手部分は、使うごとに自然と磨かれ、艶やかな金色になっていくのが特長だといいます。「自由丁」を訪れた人と、時間を超えてつながっているような気分になれます。

付属のリフレクションカードの質問に答えたり、会話したりしながら、旅の思い出を書き留めていきます。

手紙を書き終えたら、この旅で撮影したチェキも同封して、旅の思い出をより鮮やかに残します。データタイプのチェキやスマホの写真の場合、1枚550円でお店での印刷も可能です(※おひとり様5枚程度まで)。

画像4: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」
画像: 貴重な封印の蝋(ろう)作り。カラーは、この日の2人の洋服の色からピンクとパープルを選びました!

貴重な封印の蝋(ろう)作り。カラーは、この日の2人の洋服の色からピンクとパープルを選びました!

封筒にはオリジナル封印で封を。カラフルなワックスの中から色を選んで溶かし、作成します。

画像5: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」
画像6: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」
画像7: 今回の旅の思い出を手紙に残そう|「自由丁」

蝋を垂らして、上からスタンプを押したら手紙が完成! 今日の特別な時間と想いを手紙に詰め込んで大切に封をしたら、お店の方へ手紙を渡して終了です。

自由丁

住所東京都台東区蔵前4-11-2
営業時間水~金曜 13:00~18:00、土~日曜、祝日 10:00~20:00
※手紙を書くメニューの最終受付は18:00閉店の場合は16:30、20:00閉店の場合は18:30
定休日月・火曜
web自由丁 公式サイト

学生時代の友人や恋人と。2人旅の思い出を残そう

1年後に手紙が届いた時、写真では切り取れなかった想いや、その時には気づかなかった大切な何かが、まるでタイムカプセルを開ける時のようにゆっくりと心に染み渡っていくはず。

この手紙を開く時、私たちはどんな未来を歩んでいるのでしょうか。きっと今日の思い出とともに、また新しい夢が広がっていくはずです。さあ、あなたも、未来に届く新しい思い出の旅を始めてみませんか?

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