オーストラリア最大の都市でニューサウスウェールズ州の州都でもあるシドニー。そこから車で2時間北上すると、ワインで有名な田舎まち「ハンターバレー」にたどりつきます。美しい自然あふれるこの地の魅力は、その恵みを受けたおいしい食事からも感じられるでしょう。そんな自然と美食の旅を、シドニー在住の日本人ライターがガイドします。

※オーストラリアでは2023年3月現在、病院などの一部の施設を除き屋内でもマスク着用の義務はありません。
※営業時間や価格は2023年3月現在のものです。
※価格は税込み表記です。

画像1: シドニーの、その先へ。ワインのまちハンターバレーで大自然の恵みを味わう

取材・撮影:MAIKO 協力:柳沢有紀夫

自然あふれる田舎まちで、美食を堪能

シドニーから「Hunter Valley(ハンターバレー)」へは日帰りや1泊のツアーが催行されていますが、レンタカーでのドライブもおすすめです。実は、オーストラリアは日本と同じ「右ハンドルで左側通行」の国。街中は混雑していますが、一度郊外に出れば交通量も少なく快適そのもの。「海外ドライブデビュー」の地としてはもってこいです。
※ワインを試飲されたい方は、車の運転をお控えください

ハンターバレー地区はオーストラリアワイン発祥の地。「Pokolbin(ポコルビン)」というエリアを中心に実に150以上ものセラードア(ワイナリーに併設されている試飲直売所)があり、ワイン好きにとってのパラダイスです。

そしておいしいワインの産地にはおいしい料理も集まるもの。自然の恵みが存分に味わえるグルメエリアとしても知られています。旅先での食体験を重要視される方に、とてもおすすめです。

画像: 自然あふれる田舎まちで、美食を堪能

年間を通して温暖な地域で、お天気の良い日は日差しが強くなりますので、サングラスと日焼け止めはご持参ください。夏場(12月~2月ごろ)は帽子もあると安心です。

おすすめワイナリーめぐり

見どころ満載のハンターバレーのおすすめスポットを、ワイナリーとショップ&レストランの2つのカテゴリで紹介します。まずは「ワイナリーめぐり」に出かけましょう!

絶景ワイナリーリゾート「ビンバジェン」

画像1: 絶景ワイナリーリゾート「ビンバジェン」

1つ目のワイナリーは先住民の言葉で「Place of Good View(素晴らしい眺めの場所)」という意味を持つ「Bimbadgen(ビンバジェン)」。ピンク色をしたかわいらしい建物とブドウ園はPokolbin(ポコルビン)の中心の高い丘の上にあり、そこから一望できる景色は映画のワンシーンのように美しく、ワイナリーの名前の由来に納得です。

画像2: 絶景ワイナリーリゾート「ビンバジェン」

このビンバジェンは1968年に創設された歴史のあるワイナリー。併設のブドウ園(ビンヤード)も50年以上の歴史があるそう。醸造所とセラードア(販売所)だけでなくハンターバレーでも屈指の人気を誇る2つのレストランや宿泊施設も備えています。まさに「ワイナリーリゾート」と呼べる快適空間です。

大人気のワイナリーゆえに特に休日は混雑しますので、ワインテイスティングの予約は必須です。

プランは、おすすめ高級ワイン8種類を楽しめる「Signature Experience(シグネチャーエクスペリエンス)」(20豪ドル)、スパークリングワイン5種を堪能できる「Sparkling Experience(スパークリングエクスペリエンス)」(15豪ドル)、お手軽に6品を試せる「Grower’s Experience(グローワーズエクスペリエンス)」(10豪ドル)の3種類。私は、一押しのシグネチャーエクスペリエンスを選びました。

スタッフが一つ一つのワインを丁寧に説明しながら、グラスに注いでくれます。どんな食事に合うかなど質問をすると、あれこれ教えてくれるほどサービス精神旺盛です。白ワインのSemillon(セミヨン)を3種、Chardonnay(シャルドネ)を1種、赤ワインのShiraz(シラーズ)を3種の順番に試飲していきます。

画像3: 絶景ワイナリーリゾート「ビンバジェン」

セミヨンの一つ「2021 Palmers Lane Semillon(2021パーマーズレーンセミヨン)」は、フレッシュなレモンとライムのような香りと味わいのさっぱりしたワイン。お刺身、カリフォルニア巻きや天ぷらなどの日本料理、フィッシュアンドチップスなどのお魚に合うそうです。

同じくセミヨンの「2021 McDonalds Road Semillon(2021マクドナルズロードセミヨン)」も、1種目と似たレモン風味でブリのマリネ、海老、イカフライ、牡蠣などに合うとのこと。

この2本は比較的年数が浅いほうが飲み頃で、遅くとも2~5年以内に飲むのがおすすめだそう。

画像4: 絶景ワイナリーリゾート「ビンバジェン」

「Bimbadgen Signature(ビンバジェンシグネチャー)」も同じセミヨンなのですが、こちらは打って変わって藁のような、はたまた炭のようなスモーキーな香りと味わいが特徴的。7年間保存可能でパスタやチキンなどの料理と一緒に味わうのがおすすめ。

シャルドネ2種類のうちの一つである「2021 McDonalds Road Chardonnay(2021マクドナルズロードシャルドネ)」は、芳醇なメロンとフレッシュな白桃の香りに、フレンチオークのアクセントがある奥深い味のワイン。手のひらでグラスを転がして10~12℃くらいにすると味がまろやかになり、バニラのようなクリーミーな味わいになるそうです。

もう一つのシャルドネ「2019 Palmers Lane Chardonnay(2019パルマーズレーンシャルドネ)」は、記事の下部で登場する併設レストラン「Esca Bimbadgen」の中でご紹介します。

画像5: 絶景ワイナリーリゾート「ビンバジェン」

最後はシラーズ3種を飲み比べ。たっぷり、1時間ほど滞在してワインを堪能しました。

質の高いワインと接客、そして素晴らしい景色。すべてにおいて高品質のワイナリー。ハンターバレーの滞在が充実すること間違いなしです。

Bimbadgen(ビンバジェン)

住所790 McDonalds Rd, Pokolbin New South Wales 2320
電話+61-2-4998-4600
メールoffice@bimbadgen.com.au
営業時間〈ワイン販売〉月~木曜 10:00~17:00/金・土曜 10:00~20:00/日曜 11:00~15:00
〈セーラドア試飲〉月~土曜 10:00~16:00/日曜 11:00~15:00
webhttps://www.bimbadgen.com.au/

優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

画像1: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

言葉を失うほどの絶景が目の前に広がるワイナリーがあります。それはハンターバレーの中で最も古いワイナリーの一つである「Audrey Wilkinson(オードリーウィルキンソン)」。1866年創業で150年の歴史があります。どこを見渡しても雄大な自然が続き、夢の中にいるのかと思うほどの圧倒的なスケールと美しさを誇ります。

画像2: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

セラードアは150年の歴史をひもとく博物館も併設されており、広々としていて品の良い雰囲気。敷地には3つのコテージがあって宿泊もできます。

画像3: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

こちらでは、9種類のワインが製造されています。テイスティングは10豪ドルから楽しめますが、ぜひお試しいただきたいのが85豪ドルの「Picnic among the vines(ピクニックアマングザバインズ)」という、ワインテイスティングに「敷地内での優雅なピクニックランチ」を加えたもの(トータルで1時間半~2時間)。お天気もしっかりチェックして予約しましょう。

まずはテイスティングから始めます。

画像4: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」
画像5: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

白ワイン3種類、ロゼワイン1種類、赤ワイン3種類を楽しんだあとはデザートワイン。

甘く飲みやすく、スモークピンクの色がかわいいデザートワインが印象に残りました。

続いてピクニックへ。バスケットなどのピクニックセットと、先ほどの試飲で気に入ったワインを1本選んで(2名で1本のボトル分は料金に含まれます)、園内のお好きなスポットへ。

画像6: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

息をのむほど美しい青空と田園風景のパノラマビューを目の前にしながらの究極のランチ。これ以上素晴らしい時間はあるのかと思うほど。

画像7: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

ランチボックスにはワインと合うチーズ、乾燥イチジク、オリーブ漬け、そしてナスのソテーなどが入っていました。

画像8: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」
画像9: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

グラスに反転する青空と雲がフォトジェニック!(お気に入りの一枚です)

画像10: 優雅なピクニックランチが楽しめる「オードリーウィルキンソン」

ちなみにテイスティングに使ったこのロゴ入りのグラスは持ち帰りも可。旅の想い出の一品になりそうです。

心行くまま風景とワインを味わいながらリラックス。外でお昼寝もできてしまうくらい気持ち良い!

子ども連れの家族でも楽しめますし、カップルでロマンチックなひとときを過ごすのもおすすめです。

Audrey Wilkinson (オードリーウィルキンソン)

住所750 De Beyers Road, Pokolbin New South Wales 2320
電話+61-2-4998-1866
メールwines@audreywilkinson.com.au
営業時間10:00~17:00
webhttps://audreywilkinson.com.au/

カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」

画像1: カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」

1893年創業、ハンターバレーの中でも歴史あるワインメーカーの一つ「Oakvale Wines(オークべールワインズ)」。家族経営で、丁寧に手作業で造り出されるワインは、大量生産品とは一味違う独創的な味わいと評判です。

また2013年から「環境・自然にやさしいワイン作り」を信念にオーガニックワインの生産に取り組み始め、2019年にオーガニックの認定を受けたそう。該当するワインには除草剤・農薬・化学肥料は一切使用していません。ハンターバレーの中でも、オーガニックのワインを造っているメーカーは少ないそうです。

陽気でフレンドリーなスタッフのジェスさん

ワインテイスティングは10豪ドルから気軽に楽しめます。スパークリング、白ワイン(2種)、ロゼ、赤ワイン(2種)に、変わり種のアップルサイダーまで、全部で7種類。この収益で、チャリティー団体へ寄付するワインの製造もおこなっているそうです。

画像2: カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」

こちらはオークベールのワインの中で大人気の「NV Sparkling Bellini(スパークリングベリーニ)。ピーチジュースが2%ブレンドされており、フレッシュな桃の香りと甘み、炭酸が爽やかな一本。飲み口が良く、暑い夏に最適です。

画像3: カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」

「2022 Limited Release Semillon(リミテッドリリースセミヨン)」は、こちらのワイナリーが力を入れているオーガニックのワイン。スタートはドライな味わいで、スパイスの効いたアップルと生姜のような香りと軽いシトラスの風味。想像よりもガツンとくる味です。

「2022 Organic ROSE(オーガニックロゼ)」も試しました。薔薇の芳醇な香りがするオーガニックのシラーズロゼ。苺とラズベリーのような風味が爽やかなワインです。

画像4: カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」

室内でテイスティングもできますが、ぜひブドウ畑横のテラス席にグラスを持って移動してください。フォトジェニックな写真が撮れます。

するとブドウ畑の中で何か動くものを発見。なんとカンガルーが現れたのです!

画像5: カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」
画像6: カンガルーと会える!? オーガニックな自然派ワイナリー「オークべールワインズ」

警戒心が強く近づくと逃げてしまうので、静かに観察。

1匹どころか何匹も! 夕暮れどきには家族連れのカンガルーの群れも見ることができました。さすがはオーガニックな自然派ワイナリーです。

Oakvale Wines(オークべールワインズ)

住所1596 Broke Road Pokolbin New South Wales 2320
電話+61-2-4998-7088
メールinfo@oakvalewines.com.au
営業時間10:00~17:00
webhttps://www.oakvalewines.com.au/

スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」

次はちょっと珍しいスパークリングワイン専門のワイナリー「Peterson House(ピーターソンハウス)」。なんと40種類ものスパークリングワインを製造・販売しています。

ワインテイスティングは、池が見渡せるテラス席で。これまた、他のワイナリーとは違った雰囲気で素敵です!

同ワイナリーの「Premium Sparkling Wine Tasting(プレミアムスパークリングワインテイスティング)」は30豪ドル。この日は、白2種、ロゼ1種、そしてオーストラリア名物の赤のスパークリングワイン1種、最後にデザートワイン1種を試しました(日によって試飲できるワインは変わります)。

ワインとそれに合うジェラートが一緒に試食できる「Gelato and Sparkling wine Tasting(ジェラートアンドスパークリングワインテイスティング」(35豪ドル)という面白いテイスティング体験があるのも、ここならでは。

画像1: スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」
画像2: スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」
画像3: スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」

世界で流通している赤のスパークリングはほとんどオーストラリア産なんだとか。白やロゼに比べると万人受けはしないということですが、ユニークなので試す価値ありです。

画像4: スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」
画像5: スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」

赤のスパークリングワイン「2018 Merlot(メルロー)」です。初めは桑の実(マルベリー)とルバーブが混ざったような味で、徐々にモカチョコレートのようなリッチな甘みに。そこからスモーキーなオークの苦みと渋みがやってきます。BBQやスモークした肉、ピザ、パスタ、アンティパストやチーズに合うそうです。

画像6: スパークリングワインのみ40種類のこだわり!「ピーターソンハウス」

こちらはテイスティングには入っていませんが、ワイナリー一押しの2007年物のセミヨン。リッチでフレッシュな香りで、香ばしく焼かれたパンとハチミツのような風味。後から深くクリーミーな味わいがほのかに口に広がります。売り切れ必至のようなので、幻となる前に試してみてください。

爽やかなスパークリングワインを壮大な景色の中で楽しむ時間は最高です。最後はワイン畑前の映えるスポットで記念撮影を!

Peterson House(ピーターソンハウス)

住所Corner Broke Road and Wine Country Drive, Pokolbin, New South Wales 2320
電話+61-2-4998-7881
メールbubbles@petersonhouse.com.au
営業時間9:00~17:00
webhttps://petersonhouse.com.au/

伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

画像1: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

「Usher Tinkler Wines(アッシャーティンクラーワインズ)」は広大な平原にポツンとあるワイナリー。一見古民家に思えますが、中に入っていくといい意味で期待を裏切ってくれます!

画像2: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

実はここ、1905年に建てられた教会を改装したセラードア。

画像3: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

ステンドグラスなど教会の美しさ・ユニークさは活かしつつ、スタイリッシュに仕上げた内装が魅力です。

画像4: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

このワイナリーの三代目、オーナーでチーフワインメーカーのアッシャーさん。祖父と父に手ほどきを受け幼少期からワインの製造に触れてきたそうですが、2014年に独立。伝統を継承するワインメーカーが多いハンターバレーにおいて、大胆で革新的、クリエイティブなワインを次々と発表しています。

画像5: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」
画像6: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

こちらのワインテイスティングは一人15豪ドル(45分)。ワインリストの中から試したいものを選んでいくスタイルで、6~7種類のワインを試飲することができます。そしてなんとテイスティング後にボトルを買うと15豪ドル割引に! つまりテイスティング代が実質ゼロになります。混み合うので事前に予約しましょう。

画像7: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

アッシャーさんおすすめのワインの一つがアートなラベルが目を引く、「2022 La Volpe Prosecco(ラボルペプロセッコ)」。スパークリングワインで、熟れた梨、リンゴ、エルダーフラワーのような香りと風味で、イチゴのような甘さも感じられます。

画像8: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」
画像9: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

テイスティングしながら「サラミチーズ体験」(1~2名分・45豪ドル)をすることも可能。サラミにチーズ、自家製のインゲンのピクルス、マリネしたオリーブ、地元ベーカリーのパン、ハチミツ、フレッシュなフルーツなど、とても鮮やか。こちらも事前予約が必要です。

画像10: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

お次は「超短期熟成ワイン」とでも呼びたくなる1品。通常の短期熟成ワインは最低でも6~8カ月は樽で寝かせますが、右のウサギのマークのものは3カ月だけだそう。灰っぽい風味とシトラスのような渋みがアクセントで、他では味わえないワインです。

画像11: 伝統を打ち破る3代目風雲児が作る新感覚ワイン「アッシャーティンクラーワインズ」

ラベルやグッズのモチーフになっているウサギには、「伝統に異議を唱える」というメッセージが込められているそう。アッシャーさんの強い意志をひしひしと感じる、唯一無二のワイナリーでした。

Usher Tinkler Wines(アッシャーティンクラーワインズ)

住所97 McDonalds Road, Pokolbin New South Wales 2320
電話+61-2-4998-7069
メールenquiries@ushertinklerwines.com
営業時間〈ワイン試飲〉10:00~17:00
〈サラミ&チーズ体験〉10:00~15:00
webhttps://ushertinklerwines.com/

ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

画像1: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

「Keith Tulloch Wine(キーストロックワイン)」は、オーナーのキースさんが1997年に創業した家族経営のブティックワイナリー(小さなワイナリー)です。

画像2: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

創業が比較的新しく優秀なワインメーカーを選出する「Young Gun of Wine(ヤングガンオブワイン)」賞で、2021年、2022年にオーストラリアワイナリーTOP50に選出。「The Real Review 2022(リアルデビュー)」では、全豪ワイナリー33位という好成績を獲得した実力派です。

画像3: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

またこちらのワイナリーでは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出ゼロ「カーボンニュートラル」を提唱しているそう。機械を使わずに、ブドウはすべて手作業で一つ一つ摘まれています。

画像4: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」
画像5: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

初めて訪れる方には「Standard Wine Tasting(スタンダードワインテイスティング)」(15豪ドル)がおすすめ。60分で白4種、ロゼ1種、赤3種の合計8種のワインを味わうことができます。5種類のワインをチョコレートとあわせて試す面白いペアリングコースもあります。(38豪ドル)

画像6: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

右は「2022 PERDIEM 'Sitio' Semillon(パーディアムシティオセミオン)」。Sitioはラテン語で「喉が渇いた」という意味。早期熟成のこのワインは、トロピカルフルーツのような芳醇な香りと甘さがあり、飲みやすいのが特徴です。辛いアジア系の料理やチーズプラッター(チーズとクラッカーなどの盛り合わせ)に合わせて。

画像7: ブドウも手摘みの家族経営ブティックワイナリー「キーストロックワイン」

右のシラーズ「Field of Mars Shiraz B1(フィールドオブマーズシラーズB1)」はワイナリー隣接のブドウ畑で手摘みしたブドウのみを用いたもの。2,000本だけしか造られなかった貴重なこのワインは、ダークチョコレートや黒コショウ、黒オリーブのようなコク深い味わいで、深遠でリッチ。

同じ敷地内にあるレストラン「Muse Kitchen(ミューズキッチン)」と、お隣にある、芸術的で美しいチョコレートを作り出す「Cocoa Nib(ココアニブ)」も記事後半のショップ&レストランのコーナーで紹介します!

Keith Tulloch Wine(キーストロックワイン)

住所989 Hermitage Road, Pokolbin New South Wales 2320
電話+61-2-49-987-500
メールinfo@keithtullochwine.com.au
営業時間10:00~17:00
webhttps://keithtullochwine.com.au/

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