一生モノの感動体験4:
おとぎ話の舞台みたいな街、カトゥーンバとルーラで「お気に入りを見つける」
さて絶景スポットだらけのカトゥーンバですが、隣駅である「ルーラ(Leura)」の街も含めて実は「街歩き」もなかなかのもの。大都会から離れて移り住んだ人たちが多いので、特徴的で魅力的なお店もいっぱいあります。
ルーラは「Leura Mall(ルーラモール)」という通りがメインのとても小さな街。おとぎの国にタイムスリップしたかのようにメルヘンな雰囲気が漂います。
ルーラには評判の良いカフェも何軒かあります。中でも「Red Door Cafe(レッドドアカフェ)」は雰囲気抜群。
名前のとおりドアが赤いのですぐに見つけることができます。おっと、かわいいお客さんが!
ルーラの街歩きの小休憩にコーヒーブレイク。緑の多いインテリアで、ほっと寛げます。
Red Door Cafe(レッドドアカフェ)
住所 | : | 134 Leura Mall, Leura New South Wales 2780 |
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アクセス | : | Leura駅から徒歩2分 |
電話 | : | +61-2-4784-1328 |
営業時間 | : | 平日7:00~15:00/週末 8:00~15:00 |
web | : | https://www.facebook.com/reddoorcafeleura/ |
そして、ルーラに来たら必ず立ちよりたいのが「Josophan's Fine Chocolates(ジョソファンズ・ファイン・チョコレート)」。お店は教会を改装しているようで、とても素敵です。
隣には、系列のアイスクリーム屋さんもあります。
ブルーマウンテンズにある自社工場で作られ、人工甘味料や防腐剤を使用しない無添加の高級チョコレート。世界中のショコラテイエ(チョコレート菓子職人)から愛用されているベルギーの最高級チョコレート「Callebaut(カレボー)」をベースにしているそう。4個入りの小さなボックスもあり、ちょっとしたお土産に喜ばれること間違いなしです。
ちなみに下の写真の左から2番目のチョコレートは、唐辛子が入った「マイアンチリ(Mayan Chilli)」。ミルクチョコレートの甘さもありつつも、想像の何十倍も辛い! 本格的な唐辛子が効くユニークなチョコでした。
ここで自家製ホットチョコレートをテイクアウトするのもおすすめ。甘すぎず上品な味わいです。
Josophan's Fine Chocolates(ジョソファンズ・ファイン・チョコレート)
住所 | : | 187-197 Leura Mall, Leura New South Wales 2780 |
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アクセス | : | Leura駅から徒歩2分 |
電話 | : | +61-2-4784-2031 |
Eメール | : | missmollyross@gmail.com |
営業時間 | : | 9:00~17:00 |
web | : | https://josophans.com.au/ |
ルーラを離れる前にこの壁画の前で記念撮影を。メイン通りの「ルーラモール」とMegalong Street(メガロンストリート)が交わる一角の路地裏にある人気のフォトスポットです。レトロな外観の「The Candy Store(キャンディーストア)」を目指していけばすぐに見つかるはず。
お次はブルーマウンテンズの中心・カトゥーンバの街巡りへ。歩いていると、実はアートな街であることに気付きます。
小さな路地や路地裏に素敵なアートが隠れています。お気に入りを見つけてみてください。
「お気に入りを見つける」と言えば、カトゥーンバでここは外せません。
アンティークショップ「Katoomba Vintage Emporium(カトゥーンバ ヴィンテージ エンポリウム)」です。
一見ガラクタのようだけれど、じっくり探してみると掘出し物が見つかるかもしれません。
まるでパリの蚤市(のみのいち)のような雰囲気!
かわいい小物がたくさんありました。一点ものが見つかると嬉しいですね。
Katoomba Vintage Emporium(カトゥーンバ ヴィンテージ エンポリウム)
住所 | : | 59-61 Katoomba Street, Katoomba, New South Wales 2780 |
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アクセス | : | Katoomba駅から徒歩3分 |
電話 | : | +61-447-350-587 |
Eメール | : | katoombatiques@icloud.com |
営業時間 | : | 10:00〜17:00 |
web | : | https://katoombatiques.com/ |
ほかに、人気のカフェやお洒落なベーカリーもあります。観光づくしで少し疲れたら、立ち寄って休憩しましょう。
ブルーマウンテンズの小さな街々で見つけた小さなお店たち。手作りチョコレートショップとの偶然の「出会い」や、地元の人に愛されている居心地のいいカフェでのなにげない「時間」も想い出になります。それもまた小さいけれども「一生モノの感動体験」の一つですね。
一生モノの感動体験5:
絶景と絶品。5つ星ホテル「ハイドロマジェスティック」でのハイティーを楽しむ
さて、最後に紹介するのはブルーマウンテンズの中心地であるカトゥーンバからは少し離れた場所です。カトゥーンバから一駅先、電車で約7分の「Medlow Bath(メドロウ・バス)」という街にある「The Hydro Majestic Hotel Blue Mountains(ザ ハイドロ マジェスティック ホテル ブルーマウンテンズ)」というホテルにやってきました。
年間440万人もの観光客がブルーマウンテンズを訪れる中、そのうち3万人近くが宿泊するという5つ星ホテルです。ホテルの景観を見るために訪れる観光客は20万人に上ります。
歴史と風格、気品のあるこのホテルでの一押しは、レストラン「The Wintergarden(ザ ウィンターガーデン)」でブルーマウンテンズの絶景を間近で堪能しながらの「アフタヌーンハイティー」です。
黄色と柔らかなピンクが基調で、エレガントでいてかわいらしく、思わず写真に収めたくなる空間です。
ガラス張りの大窓からは、光が注ぎ込み、開放感を演出してくれます。何と言っても、窓の外に広がる景色に思わず溜息。
ブルーマウンテンズのベストシーズンは6~8月の冬(日本とは季節が逆です)と、9~11月の春。冬場は雪が降ることもあり、山々を雪のブランケットで覆う光景がとても幻想的だそうです。
住み込みで働くスタッフも毎日この景色に感動しているそう。お天気や雲のグラデーションによって、一つとして同じ空はないくらい違った表情が見られるので、見飽きないということですね。
景色も最高ですが、ここのアフタヌーンハイティーも絶品です。
お茶のセレクションは下記のとおり。
・イングリッシュブレックファースト:朝の目覚めにベストなお茶の王道
・アールグレー:ベルガモットオレンジが香り風味豊か
・グリーン:フルーティーでサッパリした味わい
・レモンジンジャー:シトラス風味で生姜がアクセント
・ペパーミント:ミントが効いてリフレッシュ
・ダージリン:熟した果実のアロマが楽しめる
・ウーロン:シュガープラム・アーモンドナッツ・ブラウンバターが香るしっかりした味わい
8ドル追加すると、カップではなくエレガントなポットでお茶を提供してもらえます。旬の花で淹れるブラックティー(紅茶)、ホワイトティー(白茶。蒸気で加熱せずに作る中国茶の一種)、そしてグリーンティー(緑茶)から選ぶことができます。地元のサプライヤーから仕入れているそうで、とてもフレッシュなのだそう。そのためメニューは定期的に変わるそうです。
また、15ドル追加でスパークリングワイン、25ドル追加でフレンチシャンパン付きハイティーにすることも可能。お酒を飲みながらのハイティーはより優雅で、なんだか贅沢な気分になりそうですね。
お湯を入れると、花が開く様子はまるでアートワークのよう。そして高貴なアロマがすっと入ってきます。目でも楽しめて、香りと味の三重奏。ブルーマウンテンズの山を眺めながら、ゆっくりお茶を楽しめるとは、至福のひとときです。
わたしは珍しいホワイトティーをいただきました。すっきりした味わいで、ふわっと鼻から抜ける芳醇な香りが心をほっとさせてくれます。
そしていよいよ食事が運ばれてきます。
店長さんのおすすめで、伝統的で一番人気の「Wintergarden High Tea(ウィンターガーデンハイティー)」と、アジアンスタイルでオリエンタルな「Eastern High Tea(イースタンハイティー)」をオーダー。
ウィンターガーデンハイティー。全体を写真に収めるのが大変なくらい高いタワー!
右がイースタンハイティーです。
こちらはウィンターガーデンハイティーの上段のスイーツ。色合いも素敵で、味ももちろん最高。
中段のサンドウィッチ。真ん中はオーストラリアではよく食べられるラップ(薄焼きパン)のサンドウィッチ。バリエーション豊かなだけでなく、一つ一つの完成度が高くてびっくりしました。
下段はハイティー定番のスコーン。ホテルのオリジナルで、丁寧に焼かれていてサクふわ! ほんのり甘くてしっとりした生地に、イチゴジャムとホイップクリームをのせて……。幸せという言葉しか出てきません。
お次はイースタンハイティー。上段のスイーツは色とりどりでフォトジェニック。カステラにはちゃんとロゴが入っています。少しずついろいろなデザートが食べられるのはハイティーの醍醐味。
中段は豚角煮割包(カーパオ)に、生春巻きとカニの爪のコロッケ。ザ・アジアですね。
下段は肉まんや蒸し餃子。
景色を楽しみながら、お喋りしながらのハイティーは1時間半〜2時間はみておくと良いでしょう。女子会にもってこいですが、家族で来ている方々も多くいました。
そしてこちらではこんな季節限定のハイティーもあるとのこと。
この絶景&絶品はまさに一生モノの体験! でも季節限定メニューを食べに、また足を運びたくなりそうです。
The Hydro Majestic Hotel Blue Mountains(ザ ハイドロ マジェスティック ホテル ブルーマウンテンズ)
住所 | : | 52-88 Great Western Highway, Medlow Bath New South Wales 2780 |
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アクセス | : | Medlow Bath駅から徒歩3分 |
電話 | : | +61-2-4782-6885 |
Eメール | : | reservations@hydromajestic.com.au |
営業時間 | : | アフタヌーンハイティー 11:00~(L.O.15:30) |
料金 | : | アフタヌーンハイティー 60豪ドル~(週末はプラス10豪ドル) |
web | : | https://www.hydromajestic.com.au (ザ ハイドロ マジェスティック ホテル) https://www.hydromajestic.com.au/dining/the-winter-garden (ザ ウィンターガーデン) |
ブルーマウンテンズには、ここでしか見られない雄大な自然と、ここでしか味わえない時間があります。海外旅行ならではのスケール感を求めている方に、ぴったりの旅先です。ぜひシドニーのその先に足を延ばして、「一生モノの感動体験」を満喫してください。
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