長崎で食べ歩き！ここでしか食べられないタイパ優秀グルメ

伊藤 初美
年間400軒以上食べ飲み歩くグルメブロガー。グルメ情報はX（@hatsu823）を中心に各SNSでも発信中。
140名限定のオンラインサロン「東京グルメサロン」主宰。「グルメはコミュニケーション」が人生のテーマ。

※価格は税込み表記です。

長崎を代表するソウルフード「長崎ぶたまん 桃太呂 長崎駅店」

長崎を訪れる際に欠かせないグルメのひとつ、「桃太呂」のぶたまん。ふっくらとした生地とジューシーな具材が特徴で、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。

そんな人気のご当地グルメが長崎駅中の「かもめ横丁」で手軽に楽しめます。2022年3月にオープンしたかもめ横丁は、長崎市内最大級のお土産ゾーンやご当地レストランなど全56店舗が勢ぞろい。

かもめ横丁の暖簾をくぐってすぐの場所にあるのが「長崎ぶたまん 桃太呂 長崎駅店」です。1960年に開店した「桃太呂」は長崎県内に5店舗を構え、長崎定番のお土産としても人気です。

メニューはシンプルに長崎ぶたまんのみで、価格は5個450円、10個900円、20個1,800円。

大きな蒸し器を使用し、その日の気温や湿度、皮の発酵状況などを計算して大量の蒸気で蒸し上げます。完成したぶたまんは毎回試食して味や香り、形、ツヤをチェックするというこだわり。

お店で提供されるぶたまんは、蒸したての状態で手渡されます。寒い季節には、温かいぶたまんが心も体も満たしてくれますね。

包みを開けると熱々のぶたまんからは湯気が立ち上り、ほんのり甘い皮の香りと豚肉や野菜の旨みの詰まった香りが食欲をそそります。

厳選した国産の小麦粉を独自の配合でブレンドして作る皮は、もちもちふわふわに仕上がっています。ひと口頬張ると、ほんのりした優しい甘味が口いっぱいに広がります。

中身の具材は上質な九州産豚肉と国産の玉ねぎのみを使用。シンプルなのに奥深い旨みがあって絶品です！手のひらサイズですが、ジューシーで満足感がありますよ。

ふんわりとした生地とジューシーな餡のシンプルな美味しさが際立つ、長崎を代表するソウルフード。ぜひ、蒸したての香りとともにその美味しさを堪能してください。

長崎ぶたまん 桃太呂 長崎駅店

長崎の新鮮な海鮮を豪快な藁焼きで味わう「海鮮炙り屋 いぶき地」

長崎に来たならば味わいたいのが、長崎近海で水揚げされた新鮮な魚介類。刺身はもちろん、炙り焼や藁焼き、魚串まで多彩な料理が楽しめる酒場があります。

長崎街道かもめ市場内にある「海鮮炙り屋 いぶき地」は、「長崎に息吹く食材を至福が息吹く一皿に」をコンセプトに、九州の地酒に合う創作料理や九州の郷土料理を提供しています。

スタイリッシュな店内はおひとりさまでも使えるカウンターにゆったり寛げるテーブル席を完備。

名物はカウンターの目の前で焼き上げる藁焼き。長崎近海で水揚げされた新鮮な魚介を高温の炎で焼き上げることで魚の旨みを閉じ込め、藁特有の良い香りを楽しみながら味わえます。

スモーキーで豊かな風味が楽しめる「カツオの藁焼き（880円）」。短時間で一気に焼き上げることで、表面は香ばしく中は新鮮なままの状態に仕上がるんですね。この独特の香りが藁焼きの魅力です。

まずは、炙りたての鰹をそのまま食べて藁の香りをダイレクトに味わいましょう。中心部はレアな状態に仕上げ、鰹本来の旨味やしっとりとした食感を存分に味わえます。ニンニクや生姜、ワサビなどの薬味と一緒に食べると風味が増してさっぱりとした味わいに。

看板メニューの魚串は、地元で水揚げされた新鮮な魚介を串焼にした逸品です。「おまかせ魚串4種盛り合わせ（1,375円）」は季節によって内容は変わりますが、この日はマグロのネギ焼き串、ヒラスの照り焼き串、ホタテのウニバター串、サンマの梅肉焼き串の4種のラインナップ。

大きなホタテを炙り、濃厚なウニバターを合わせた「ホタテのウニバター串」。新鮮なホタテを使用することで噛むたびに甘みが口の中に広がり、贅沢感を演出します。

上品な味わいが特徴のヒラスを使った「ヒラスの照り焼き串」は、甘辛いタレが絡み、ふっくらとした身を引き立てる贅沢な一品です。ヒラマサ特有の引き締まった身としっかりとした食感を堪能しましょう。

長崎の新鮮な魚介類を刺身や藁焼き、串焼きまでさまざまな調理法で味わえます。駅直結というアクセスも便利なのでぜひ訪れてみてくださいね。

海鮮炙り屋 いぶき地