大分空港を大解剖！ 足湯にグルメ、宇宙（!?）まで個性派空港の楽しみ方

到着したら、まずはこちらへ立ち寄ろう

大分空港には、到着後すぐに楽しめるユニークな“おもてなし”がいくつかあります。旅気分をさらに盛り上げるこれらの仕掛けを、お見逃しなく。

手荷物カウンターにお寿司が回る!?

到着後、荷物を受け取る手荷物カウンターはどの空港にでもあるスペース。しかし大分空港はひと味違います。

ベルトコンベアーの上で手荷物と一緒に流れるのは、大きなお寿司のオブジェ。豊後水道でとれる新鮮な魚介類をPRするため、ターンテーブルを回転寿司のレーンに見立てて、寿司を流すことにしたそう。

そのインパクトに思わず二度見してしまうのも無理はありません。

さらに、手荷物カウンターの天井は一面の魚拓で覆われており、その数は200枚以上！ 大分市出身のフォークシンガー・南こうせつさんが釣り上げた魚の魚拓もあるので探してみてはいかがでしょう。荷物待ちの時間も楽しめそうです。

“おんせん県”での最初の温泉は、空港の足湯で！

到着口を出て左手にあるのが、別府温泉から直送した、掛け流しの温泉が楽しめる足湯スペース。ひのきの大きな湯船を満たすのは、単純泉のやわらかい温泉です。利用料が無料なのもうれしいポイント。

宇宙人がデザインされた暖簾をくぐると、中も宇宙イメージがいっぱい。壁や天井が宇宙柄で装飾されているほか、宇宙人のキャラクターがコミカルな動きをする、ユニークな映像も流れています。簡易更衣室や、足拭き用タオルの販売などサービスも至れりつくせりです。

大分空港足湯

大分ならではの空港グルメにも注目

とり天やブランド魚の寿司など、大分を訪れたらグルメ探訪ははずせません。もちろん、空港のレストランでも名物グルメが楽しめます。

郷土料理が楽しめる「和風レストラン なゝ瀬」

だんご汁やとり天など、大分の郷土料理が一堂に集まるレストランが「和風レストラン なゝ瀬」。滑走路を見渡せる明るい店内のなか、ソファ席で落ち着いて食事ができます。

魚の切り身を醤油漬けにした「りゅうきゅう」や、練った小麦粉を平たく伸ばした“だご”を、たっぷりのきな粉と砂糖でまぶしていただく「やせうま」といった大分の郷土料理が目白押し。

大分グルメを一度にいろいろ食べてみたい、という欲張り派の方には、とり天とりゅうきゅう、だんご汁がセットになった豊後名物膳がおすすめ。さまざまなご当地料理が一度に味わえます。

和風レストラン なゝ瀬

「すし処 宙」で自慢の海の幸を堪能

「すし処 宙（そら）」は、「大分空港へ行ったときには、このお店に寄るのを楽しみに」という方も多いほど、県外の方にもファンが多い、本格的な寿司処です。

多くのお客さまのお目当ては、大分が誇るブランド魚の関アジ・関サバ。豊予（ほうよ）海峡の速吸瀬戸（はやすいのせと）という、潮が速い海域で育つ魚で、身が引き締まって旨味にあふれています。一度食べたらトリコになるという魚をベテランの職人によるにぎりで堪能してください。

メニューは上にぎりや特上にぎりのほか、海鮮ちらし、穴子の箱寿司もあります。その日の仕入れにあわせて、お好みでにぎってもらうこともできます。カウンターだけでなく、テーブル席もあるので、ファミリーでも気軽に訪れられます。

すし処 宙（そら）

「宇宙」を感じる個性的な取り組み

大分県は、2022年に「宇宙ノオンセン県オオイタ」というコンセプトを掲げ、県をあげて宇宙とのつながりをアピールしています。中でも大分空港はアジア初の「宇宙港」を目指し、さまざまな取り組みを実施中です。

大分空港が目指す「宇宙港」とは

2020年、大分県とアメリカの宇宙開発企業ヴァージン・オービット社がパートナーシップを結び、将来、大分空港を「宇宙港」として整備していくことが決まりました。

宇宙港とは、人間や人工衛星が宇宙へ行くための港のことで、アジア初の水平型宇宙港になると期待されています。「水平型」と呼ぶのは、垂直にロケットを発射するのではなく、飛行機の翼につけた小型のロケットを空中で水平に飛ばす仕組みを採用するためです。

大分空港は2022年以降の小型人工衛星の打ち上げを目指しており、それに向けてさまざまな盛り上がりを見せているのです。

至るところに発見！宇宙モチーフ

空港内には目立つ場所に、「DREAM PORT OITA」という文字が。人工衛星打ち上げロケット「コズミック・ガール」などが描かれたパネルが飾ってあったり、入り口にもフラッグが掲げられていたりと、宇宙港を歓迎する雰囲気が伝わってきます。

2階では宇宙服姿の顔出しパネルもご注目を。すぐ隣には宇宙港と温泉を組み合わせた、大分空港限定のプリントシール機も設置されています。旅の記念にいかがでしょうか。

お土産に宇宙グッズはいかが？「空の駅 旅人」

国内線の2階にある「空の駅 旅人」では、大分銘菓をはじめ、特産の柑橘・かぼすを使った菓子やドリンクなど、大分土産の定番がずらりと並んでいます。

こちらにも、宇宙に関係するグッズが展開されています。レトルトカレーや焼き鳥、ケーキなどの宇宙食から、ワッペンやTシャツ、キャップまで滅多に見ることのないJAXA監修のオリジナルグッズが手に入ります。未知の世界が広がる宇宙アイテムを旅の思い出のひとつにいかがでしょう。

空の駅 旅人

大分を訪れたら誰でも宇宙人になれる!?

「宇宙ノオンセン県オオイタ」プロジェクトの一環で、「宇宙人パスポート」というサービスも実施中。

公式サイトなどからダウンロードしたパスポートを、旅館をはじめとした協力加盟店で提示すると、「宇宙人割」が適用されるというもの。パスポートがなくても「ワレワレハウチュウジンダ」と伝えれば、同様のサービスが受けられ、誰でも宇宙人になりきって特典が受けられます。スタンプラリーとして楽しむことも。

宇宙人割について詳しくはこちら

https://uchunooita.pref.oita.jp

「sky cafe azul」で宇宙風ドリンクを

2階出発ロビー近くにある、「sky cafe azul」では、宇宙にちなんだドリンクが話題です。

青いゼリーの上に、ブルーのソーダドリンクを流し込んだ「スペースポートソーダ」や、「ポップ星」「パステル星」と名付けられたキュートな惑星のような、宇宙テイストのアイスも。さらにこのドリンクとアイスをコラボさせれば、“新星フロート”の完成です。

sky cafe azul

空港周辺のおすすめ宇宙スポット「梅園の里天文台 天球館」

国東市内には、大分空港以外にも宇宙を感じられるおすすめのスポットがあります。

実は大分には、宇宙とつながりのある偉人がいました。それが、江戸時代の自然哲学者・三浦梅園です。哲学や天文学、生物学、医学などさまざまな学問を修め、天球儀を自作したことでも知られています。その梅園の居住地にできたのが、空港から車で25分の「梅園の里天文台 天球館」。

1階では宇宙に関する展示や宇宙グッズを販売し、2階の天体観測室には県内最大の65cmの反射望遠鏡を備え、昼夜問わず天体観測ができます。空港に近い天球館から星空を眺めて、宇宙へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

梅園の里天文台 天球館

新たな観光コンテンツとして“宇宙”が加わり、さらに盛り上がりが期待される大分県。空港をご利用の際は、この未来に向けた取り組みを知り、宇宙を身近に感じてみてください。

大分空港でミニ航空教室を開催！【参加費無料、大人の方も参加可能】

JALダイナミックパッケージにお申し込みいただいた方に限り、オプションとして大分空港で開催されるミニ航空教室に無料でご参加いただけます。

整備士による飛行機の仕組みのご説明や、パイロットや客室乗務員の制服を着用しての撮影会も開催予定です。
※往路大分空港発、復路大分空着を除く

ミニ航空教室

関連記事

温泉天国・大分の別府で地獄めぐり 7カ所を回るおすすめモデルコース

別府地獄めぐりとは、自然に噴き出す源泉を間近に見ることができる、大分県別府市を代表する観光スポット。7つある地獄を1日で回ることができる効率の良いモデルコースをご紹介。さらに、地獄めぐりとあわせて訪れたいおすすめの日帰り温泉情報もお伝えします。

ontrip.jal.co.jp

JALカードの「マイル旅」：春の大分で、ひさしぶりの夫婦旅編

旅をするうえで上手に活用したい、マイル。キャッシュレス化が進むいまこそ、クレジット機能が付いたJALカードをつかいこなして、おトクに贅沢な「マイル旅」を楽しみませんか。マイル旅とは、日常生活でためたマイルを特典航空券に交換し、航空券代をトクした分、旅をちょっとリッチに満喫するスタイルです。

ontrip.jal.co.jp