熊本には加藤清正が築いた名城「熊本城」をはじめ、細川家代々によって継承されてきた多くの文化遺産があります。庭園群や能舞台、芸術作品などの歴史的文化財や伝統文化をまとめて「肥後細川文化」と称し、大切に守り継がれているのです。

熊本の新名物「盆石デザート」

画像: 熊本の新名物「盆石デザート」

1000年もの歴史を誇る縮景芸術の一つ「盆石」にヒントを得て誕生した、「盆石デザート」。黒い盆上に、水前寺ならではのお菓子や抹茶、砂糖などさまざまな素材を用いて自然風景を表現します。

現地では、盆石デザートづくりの体験メニューを準備中。盆石を初めて知る方や細かい作業が苦手な方のために、見本や型、説明動画も準備しています。完成した盆石デザートは、その場で抹茶と一緒に味わうことができる予定です。

画像: 小さな粉振り道具を使い抹茶を振りかけると、新録の松の葉が出来上がります

小さな粉振り道具を使い抹茶を振りかけると、新録の松の葉が出来上がります

画像: 熊本銘菓「いきなり団子」や多彩な砂糖菓子を使い、作り手それぞれの風景が完成します

熊本銘菓「いきなり団子」や多彩な砂糖菓子を使い、作り手それぞれの風景が完成します

「盆石」に描かれた景色は片づける際すべて消し去るため、全く同じものは二度とできません。その「一期一会」の感性、消えゆくはかなさは、日本特有の“わび・さび”文化です。食べてしまうのも、また然りです。

水前寺の豊富な湧き水を利用して栽培する「水前寺菜」

「水前寺菜」は、葉の表側は深い緑色、裏側は鮮やかな赤紫の色をした美しい食用葉です。水前寺地区の湧き水で栽培されたことから、水前寺菜という和名が付けられました。夏には黄色やオレンジ色の小さな花が咲きますが、味わうのは葉の部分と若い茎のみです。

水前寺近くで、水前寺菜を使った料理が味わえるお店をご紹介しましょう。

画像: 水前寺菜とコノシロの砧巻き

水前寺菜とコノシロの砧巻き

茹でた水前寺菜と、酢で締めたコノシロ・しば漬けを、かつら剥きした大根で丁寧に巻き上げました。彩り美しい黄身酢を敷いて提供されます。

提供店:とらや 熊本水前寺店

住所熊本県熊本市中央区水前寺2丁目5-28
電話096-383-4137
画像: 水前寺菜湯豆腐ランチ

水前寺菜湯豆腐ランチ

熊本らしい郷土野菜を中心にしたメニュー。自家製豆腐、てんぷら、天つゆ、炊き合わせにも水前寺菜を使っています。デザートは濃厚な風味のクリームチーズとさっぱりとした水前寺菜「ジュレ」を重ねた二層仕立て。水前寺菜がふんだんに使われています。

提供店:肥後ダイニングそろ

住所熊本県熊本市中央区水前寺5丁目5-1松屋別館1階
電話096-213-1331

やっぱり熊本はすごかばい。思わず熊本弁が口に出てしまうほど、驚きと感動のある肥後細川文化。細川家は日本古来の素晴らしい文化を熊本に残しており、それは今なお触れることのできる貴重なものです。実際に現地で体感し、その大切さを知ることが、文化を継承することにもつながるのではないでしょうか。

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