JALの国際線では日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」とコラボレーションし、「RED à table」という独自のテーマを持たせた機内食をご提供しています。
この秋、食プロデューサーで「RED U-35」の審査員長でもある狐野扶実子さんと「RED U-35」に入賞したシェフが、「未来に残す機内食」をテーマに監修しました。JALのコラボレーションを仕掛けた小山薫堂さんを交えて、テーマの狙いとおいしさを紐解きます。

機内食づくりは、シェフにとっても有意義な経験

いずれのメニューも、おいしさと作意に彩られた、目新しいメニューに仕上がりました。と同時に、機内食の可能性を広げるような創造性に、シェフのこだわりが想像できるかもしれません。

画像1: 機内食づくりは、シェフにとっても有意義な経験

宇城さん「CLUB REDメンバーは楽しんでやってくださっています。JALのお仕事の場合はイチからテーマに沿って作ります。これなら『おいしい』『作れそう』という判断を経て、JALの調理チームに委ねる形になります。メニューを考案して機内食として調整をするプロセスは勉強になりますから、CLUB REDメンバーにとっても価値ある経験です」

画像2: 機内食づくりは、シェフにとっても有意義な経験

試行錯誤に彩られたメニューをご賞味いただく際には、ぜひ機内エンターテインメントとともに。シェフ自らメニューに込めた想いを伝えている動画をご覧いただけます。シェフの熱意が、機内食をより深く楽しめるスパイスになり、フライトをさらに思い出深いものにしてくれるはずです。

次のテーマは「旅」。新たな機内食づくりも始まります

このように、機内食は常に旅路とともにあります。折しも、「RED U-35」の2022年におけるテーマは「旅」になりました。

小山さん「審査員団で今年のテーマは『旅』にしようと決めたのですが、その理由のひとつは、コロナ禍でした。移動を制限されたときに、移動やそれに伴う豊かな食の価値を再認識している。そんな背景を受けて、料理人が旅についてどんな解釈をするかを見たかったのです。私には旅に関する夢があります。食のシルク・ドゥ・ソレイユみたいな集団を作りたいというものです。精鋭チームによる各地を巡るサーカスのような食の施設を作って、その地の食文化と触れ合う。シェフは何かを学びながらおいしいメニューを作り、その土地にも貢献する。それが常に各地を周っていて、その本拠地が都会にある。こういった取り組みの実験的な意味合いもあります。出会いと想像のなかで、その土地にある自然と共生する調理法も学べることでしょう。そういった知見の集積も楽しみです」

山田さん「日本では、旅に出る理由の最たるものが食なんだそうです。旅って、ワクワクするじゃないですか。その掛け合わせに可能性を感じています。『RED U-35』は次世代につないでいく食のスキームです。いろいろなことを学びながら、次の取り組みへとつなげていけたらなと思います」

画像: 次のテーマは「旅」。新たな機内食づくりも始まります

この取り組みを受けて、新たな機内食づくりが始まります。次代を担うシェフによる創造は、暗中模索の手探りの旅となるかもしれません。しかし、やがて生まれる機内食には新たなエッセンスが加わり、お客さまの旅路をまた思い出深いものに彩ってくれるはずです。

RED U-35

野田達也シェフ「nôl」 (東京馬喰町)

小川苗シェフ「natuRe waikiki」@Hawaii Honolulu

JALの舞台裏

A350導入の裏話や機内食のメニュー開発など、JALの仕事の舞台裏を紹介します。

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