飛行機が定刻通り安全に離着陸するため、そしてお客さまにスムーズに飛行機をご利用いただくために、地上で活躍する仕事があります。その一つが、「グランドハンドリング」と呼ばれる業務。航空機の牽引、誘導、客室内や機体外部のクリーニング、お客さまの手荷物や貨物の搭降載など、その仕事は多岐にわたります。いわば、スタッフ全員が定時運航に向け、安全のバトンをつなぐ仕事。その舞台裏に迫ります。

トーイングカーで、滑走路に向けて飛行機を誘導

一方、搭乗口ではお手荷物をお預けいただき、保安検査場を通過されたお客さまの機内へのご案内が始まります。お体の不自由なお客さま、お手伝いを必要としているお客さまの搭乗・降機をサポートするのもグランドハンドリングスタッフの重要な仕事です。

画像1: トーイングカーで、滑走路に向けて飛行機を誘導

近谷「出発便では車椅子をご利用されるお客さまに対して、機内へのご案内を行います」

こうしてすべてのお客さまのご搭乗と貨物の搭載が終わり、機体のハッチが閉まると、間もなく離陸です。

画像2: トーイングカーで、滑走路に向けて飛行機を誘導

桑野「パッセンジャーボーディングブリッジが外れたら、再び私たちの仕事です。機体外部に異常はないか、念入りに目視確認を行い、プッシュバックという業務に取り掛かります。これは機体の牽引で、トーイングカーという大型車両を接続し、飛行機を所定の位置へと引っ張っていくというものです」

画像3: トーイングカーで、滑走路に向けて飛行機を誘導

トーイングカーは制限区域でもとりわけ大型の車両で、お客さまをお乗せした状態の飛行機を引っ張る重要な役割を担います。その運転には細心の注意が払われます。

画像4: トーイングカーで、滑走路に向けて飛行機を誘導

桑野「機材によってサイズも違い、車種ごとに運転方法も変わり、資格も分かれているんです」

手を振り見送るスタッフは、離陸後にも新たなバトンが

機内のお客さまは、窓の景色がゆっくりと流れていくのをご覧になれます。そこには、横一列に並んだグランドハンドリングスタッフが手を振る姿があるはずです。バトンを渡し終え、達成感のあるひとときのセレモニー。

画像: 手を振り見送るスタッフは、離陸後にも新たなバトンが

しかしまた休む間もなく、次のバトンが渡されます。今回ご紹介した仕事は、一部に過ぎません。彼らが所属するJALグランドサービスには約2,000人のグランドハンドリングスタッフが在籍し、32種、約5,500台に及ぶ使用機材があるのです。

快適な空の旅を約束する縁の下の力持ち。それぞれ違った職域があり、それぞれの責任を果たすことで、JALのサービスを支えています。今度のフライトでは、この一連のバトンリレーに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

グランドハンドリングのお仕事紹介動画(成田編)

画像: JALのグランドハンドリングの仕事を紹介してみた ~JGSチャンネル・成田国際空港編~ youtu.be

JALのグランドハンドリングの仕事を紹介してみた ~JGSチャンネル・成田国際空港編~

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グランドハンドリングのお仕事紹介動画(羽田編)

画像: JALのグランドハンドリングの仕事を紹介してみた~JGSチャンネル・羽田空港編~ youtu.be

JALのグランドハンドリングの仕事を紹介してみた~JGSチャンネル・羽田空港編~

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