年齢を重ねていくにつれて、「若いうちにしておけばよかった…」と思うことがしばしばあるかもしれません。そこで、人生を豊かにする選択肢のひとつとして20代のうちに旅に出ることをご提案します。人生の先輩であり旅のプロであるJALやジャルパックの社員に20代におすすめの旅先をアンケート。旅を愛する理由や行ってよかった旅先を、実体験をもとに教えてもらいました。人生の節目や転機を迎える20代に向けて、旅の魅力をお伝えします。

心に残る思い出旅をアンケート

数々の旅をしてきたJALやジャルパックの社員たち。これまで行ったことのある旅先の中から、20代におすすめの旅先をピックアップし、その理由や旅先での思い出話を聞きました。

リュックひとつでヨーロッパを巡る旅

卒業旅行で行った、12日間で3カ国7都市を巡るヨーロッパ周遊旅が思い出だという客室乗務員の山本さん。なんと、リュックサックひとつでヨーロッパを巡ったのだそう。

山本さん

JAL客室乗務員。海外への憧れから学生時代に世界遺産検定2級を取得。最近訪れた世界遺産で印象的なのはロンドンのストーンヘンジ。

画像: iStock/martin-dm

iStock/martin-dm

山本さん

「1泊しか滞在しない都市があり、移動が楽になるよう思いきってリュックサックだけで旅をしました。両手が空くので地図を見るときなどには便利でしたが、かなり重量があるため体力に自信がある人におすすめです」

画像: iStock/catalby

iStock/catalby

今も客室乗務員として世界中を飛び回っている山本さんですが、何度行っても感動するというのがスペインの「サグラダ・ファミリア」だといいます。

提供:山本さん

山本さん

「外から見たときの圧倒的な大きさや緻密なデザインはもちろんですが、建物内のあまりの美しさに言葉を失いました。色とりどりのステンドグラスから差し込む光が神々しくて、建物の中にいるはずなのにまるで大自然の中で太陽の光を浴びているような不思議な感覚になりました」

パリで食べたガレットが印象的。シンプルな味付けなのにサクサクで香ばしくてそのおいしさに驚いたそう
提供:山本さん

現地の人におすすめを聞いておいしいお店を開拓したり、キッチン付きの宿を借りてその土地ならではの食材を使って料理を楽しんだりと、現地での暮らしも疑似体験。非日常が感じられ、悩みや考え事を一旦リセットし、気持ちをリフレッシュするきっかけになったと話します。

山本さんの思い出旅

旅先フランス、イタリア、スペイン
日程12日間
旅費ホテル&航空券で約25万円(2018年当時)

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初めての一人旅で自信がついたオーストラリア旅

Web販売部の石井さんの思い出の旅先はオーストラリア。大学の語学研修でシドニーに滞在したときにできた現地の友達に一人で会いに行くのが目的でした。

石井さん

JAL Web販売部。国内外問わず、おいしい食べ物と素晴らしい景色を求める旅が好き。次の旅行では、北海道に行って本場のジンギスカンを味わいたい。

画像: iStock/darios44

iStock/darios44

石井さん

「初めての海外一人旅。一度行ったことのある土地ではあるものの、空港やホテルでの手続きなど、すべて一人でこなすのも初体験で緊張しました。実際に行ってみると、慣れない英語を使いながらも現地の人と通じ合えたことが自信へとつながり、行ってみたい場所がどんどん増えていきました」

画像: カフェのテラス席でホットサンドを食べていると、カモメにパンをかじられるハプニングも! 提供:石井さん

カフェのテラス席でホットサンドを食べていると、カモメにパンをかじられるハプニングも!
提供:石井さん

友人が大学にいる日中は一人で過ごす時間が多かったという石井さん。特にカフェ巡りがお気に入りだと話します。

石井さん

「カフェごとにロケーションやメニュー、内装などが異なっていて違いを楽しめました。カフェ巡りもですが、いつもなら気に留めない自分の些細な“好き”という直感に出合えるのが旅での気づきです。現地で買った飲み物にハマり、日本に帰ってから見つけると必ず注文するようになりました」

画像: シドニーのブルーマウンテンズ 提供:石井さん

シドニーのブルーマウンテンズ
提供:石井さん

都市でありながら、少し足をのばせば雄大な自然に触れられるのもシドニーの魅力。直行便もあり、日本との時差も1~2時間なので、初めての海外にもおすすめです。

石井さんの思い出旅

旅先オーストラリア・シドニー
日程5日間
旅費ホテル&航空券で約16万円(2017年当時)

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言葉が通じなくても分かり合える。人の優しさに触れたギリシャ・トルコ旅

ギリシャとトルコの旅が印象に残っているというジャルパックの日下さんは、あえて留学などで行かないような馴染みのない国に行くことをおすすめしたいといいます。

日下さん

ジャルパック社員。旅行、音楽、絵画、着物が好きな旅行会社社員。国内47都道府県の旅は制覇済み、国際結婚の夫とさらなる旅先を開拓中。

画像: iStock/carmengabriela

iStock/carmengabriela

日下さん

「学生時代に英語圏での短期留学とホームステイを経験し、英語が拙くても意思疎通できるということを実感しました。そんな経験から、言葉の通じない国への興味がわき、ギリシャとトルコを訪れました」

旅で感じたのは、言葉が通じない分、人の優しさや本質を知れたこと。

日下さん

「ギリシャでは、民家の庭先に実っていた大きなレモンの写真を撮っていたら、通りがかった住民の方がそのレモンをお土産にともぎって渡してくれました。トルコでは、モスクの美しい装飾に見とれていたときに小さな女の子とその家族が話しかけてくれたんです。些細なことですが、そんな気遣いがとてもうれしかったのを覚えています」

画像: iStock/Fergie-Burke

iStock/Fergie-Burke

学びだけではなく、旅にはハプニングもつきもの。パルテノン神殿が工事中だったり、市場でぼったくられそうになったり…そんなエピソードも今ではいい思い出になっているそうです。予測不可能な出来事も話のネタになる! とポジティブに捉え、旅を満喫したのでした。

日下さんの思い出旅

旅先ギリシャ、トルコ
日程8日間
旅費ホテル&航空券で約20万円(2007年当時)

旅での経験が人生を豊かにする

今回話を聞いた3人は、口をそろえて「旅での経験がその後の人生を豊かにする」と語ります。改めて20代の方に伝えたい旅の魅力を伺いました。

山本さん

「私は旅を通して異文化への理解が深まりました。職業柄さまざまな国籍や多様なバックグラウンドを持つ人々と働くことがありますが、仕事をする上でも役立ったと感じています。なにより学生の場合は、一生の仲間とかけがえのない思い出作りにもなり、旅の楽しさを糧にこれから頑張ろう! という気持ちになれると思います」

石井さん

「今はインターネットでなんでも調べられますが、自分の目で見て感じたこと以上に勝るものはありません。たとえば、有名な美術作品を目の前にしたときの圧倒的な存在感、レストランで味わう現地の食事の味、その土地が持つ独特の雰囲気などは、どれも想像以上の感動です。ぜひ現地での出合いや心が動く瞬間を楽しんでください」

日下さん

「旅の手配、計画、現地でのハプニングなど、知らない土地で多くのことを経験して自信がつきました。自分にはもっといろいろなことができるのではないかという思いも芽生えたので、旅は自分自身を成長させてくれる、ひとつのきっかけになると思います」

画像: iStock/Ventz

iStock/Ventz

また、日帰りの弾丸旅や朝から晩まで動き回るアクティブな旅、長期休みを使った旅行など、体力のある若年層だからこそ、旅のスタイルの幅も広いといいます。

旅をするのに遅すぎることはありませんが、歳を重ねるごとに自由に旅をする機会が少なくなり、いろいろな制限も増えてきます。人生で思いっきり自由に楽しめる時期にぜひ旅をしてほしいと3人は語ります。

一生の思い出、自分自身の成長、これからの頑張る糧など旅行が与えてくれるものはたくさん。次の旅先選びの参考にしてみてください!

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