フィードに流れてくると、ついつい見てしまうあの人の旅の投稿。ただ眺めているだけで、どこかに行きたくなるものです。そんなSNSの人気者たちが「もう一度行きたい!」と思うほど楽しかった旅先を、リレー形式で紹介するこの連載。みなさんの次の旅先選びの参考に、いかがでしょうか?
画像1: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

今回の旅人:まろさん

平日はホテルステイ生活を送りながら、ひとり時間を楽しくするメディア「おひとりさま。」を運営。マキヒロチさんの漫画「おひとりさまホテル」の原案を担当(2023年8月8日に2巻発売)するなど、その活動は広く周知されるように。

Instagram:@sakuraquiet

X(旧Twitter):@sakuraquiet

Webサイト:http://sakuraquiet.me/who/

まろさんの「もう一度行きたい!」あの場所

画像2: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

もう一度行きたいのは、広島県の尾道市!

常に日本中のホテルをリサーチしているまろさん。ホテルの雰囲気はもちろん、その街に魅力を感じることも滞在先のポイントだそう。中でも忘れられないのが広島県・尾道市。

画像1: まろさんの「もう一度行きたい!」あの場所
画像3: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

「LOG」というホテルは、何度でも泊まりたいほど好きなんです。

2018年12月に開業したLOGは、ホテルだけでなく、カフェやギャラリーを有する複合施設。

画像2: まろさんの「もう一度行きたい!」あの場所

世界的に注目されているインドの建築集団「スタジオ・ムンバイ」が、昭和に建てられたアパートを丸ごと再構築。2020年にはじめて訪れてから、その素敵な空間に魅了されたんだそう。

画像3: まろさんの「もう一度行きたい!」あの場所

編集部:写真を見るだけでも、すべてに気を配られた素敵空間ですね!

画像4: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

ビビッときて、直感で予約したら大正解! ホテルの美しさはもちろん、窓から見える尾道の風景に心を奪われてしまいました。切り取り方が本当に素敵で。

壁の色は街と調和するように1から作られているので、土地に馴染む温かみがあって。しつらえやサービスの一つひとつに美意識が光るというか……まさに、ここに泊まることが目的になるホテルです。

画像4: まろさんの「もう一度行きたい!」あの場所

すっかり惚れ込んでしまったまろさん。誕生日には、自分へのご褒美に毎年訪れるほどだそう。

最近では、在来茶(古くから山里に自生する野生種のお茶)をメインに無農薬・無肥料のお茶を製造・販売する「TEA FACTORY GEN」や、地元の人から愛される老舗ラーメン屋「めん処みやち」をのんびり巡ったり、海のそばにある尾道市役所のオープンテラスでお弁当を食べたり……。

“暮らすように旅する”過ごし方を楽しんでいると話します。

画像: TEA FACTORY GEN の運営する店舗TEA STAND GEN

TEA FACTORY GEN の運営する店舗TEA STAND GEN

編集部:次回、尾道市でやりたいことは?

画像5: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

本を買って、ゆっくりのんびり読書をしたいですね。

まろさんが最近ハマっているのは、「本と音楽 紙片」で、旅や気分に合う一冊を買い求め、LOGや喫茶店、尾道水道沿いのベンチでのんびり読書をすること。これが至福の時間なんだそう。

瀬戸内海の穏やかな風を感じながら、ひとりの時間を気ままに楽しむ……。誰にも邪魔されない、贅沢な楽しみ方を堪能しているようです。

画像: 本と音楽 紙片

本と音楽 紙片

画像5: まろさんの「もう一度行きたい!」あの場所
画像6: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

それから、行くたびに新しい出会いがあるんですよ。

ここ数年、尾道に惚れ込んで移住し、お店を開く人が増えているんだそう。フラっと入った居酒屋や、カフェ、ホテルで出会った人と話していると、新しいお店の出店情報を知ったり、散歩中に発見したりすることも多いんだとか。向島や生口島など、周辺の離島に足を延ばすこともあるそうです。

そのほか、まろさんが見てきた尾道市とLOGの魅力をおすそわけ!

まろさんの尾道の思い出

まろさんの旅にまつわるQ & A

ひとり時間の楽しさを発信する、まろさんの素顔に迫る! Q & A形式でいろいろな質問をしました。

Q.おひとりさまステイのきっかけは?

A.定住する決断ができなかったんです……!

画像8: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

都内で会社員をしながら、ひとり暮らしを検討した時に、どの街にするか、間取りはどうするか……っていう一つひとつが簡単に決められなくて。しかも簡単には変えられないと考えると、定住という形が飽き性な自分に向いているとは思えなかったんです(笑)

そんな時、日本橋浜町の「HAMACHO HOTEL」に宿泊して、「誰かがこだわりぬいた空間に身をゆだねられるのっていいな!」って、ひとりホテルステイに目覚めて。

仕事終わりに行ってみたい街を深掘りできるし、掃除もしてもらえるし(笑)、一石何鳥にもなって、私にぴったりのライフスタイルだと思いました。

画像: HAMACHO HOTEL

HAMACHO HOTEL

Q. 「おひとりさま。」アカウントを作ったきっかけは?

A. ひとり時間の楽しみ方を提案したい!と思って。

画像9: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

私自身、ひとり時間が好きで、この尊さや楽しみ方を多くの人に知ってもらいたいなと思って投稿しはじめたものの、最初は全然見られなくて。独りよがりのアカウントにはしたくなかったのでコンサルの方にアドバイスをいただきました。

その後、“おひとりさま”のロゴを雑誌風に写真に入れるようにしたり、撮影の仕方を変えたり、試行錯誤してリニューアル! 見せ方を変えたことでフォロワーさんも増えて、とうとう2023年9月からフリーランスとして活動することになりました。

今後は、さらに多様なひとり時間の過ごし方を提案して行きたいですし、国内外問わず、いろんな場所に行きたいです!!

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Q.おひとりさまステイ中、はじめましての人に話しかけるのって緊張しないんですか?

A.どんどん慣れます!

画像10: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

はじめてのお店や場所は未だに緊張しますが、いつか言われた、「その場にいるという共通点があるから、話題はなんとかなる」というアドバイスに共感して。

「美味しいですね」とか「このお店に来たきっかけは?」とか、今その場にいるからこそ共有できる会話をするようになってから、だいぶ楽になりました。

編Q.最後に、まろさんにとって“旅”とは?

A.新しいものとの出会い

画像11: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

ホテルはもちろんですが、街、人、そしてそれを通じて、今まで知らなかった自分とも出会うことができます。

「漫画の原案を担当する」という思いがけない新たな仕事にも、旅を通じて奇跡的に出会うことができました。

また新たな発見をしに、旅に出たいと思います。

ひとりの楽しみを極めることで、「おひとりプロデューサー」という自分らしい道を見つけたまろさん。旅を通じて得たものが、新たな生き方を見つけるきっかけになる。それも旅の大きな魅力ですね。

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旅人のお友だち紹介

まろさんが紹介してくれたのは、印象的なポートレートで多くのファンを持つフォトグラファー・もろんのんさん(Instagram:@moron_non)です。

画像: 旅人のお友だち紹介

お互いホテル好きで、出会ってすぐに旅の話で盛り上がったそう。「写真の素敵さ、絵力の強さは忘れられない印象があります!」と紹介してくれました。

どんな旅の話を聞かせてくれるのでしょうか。お楽しみに!

画像12: おひとりプロデューサー・まろさんに聞く。「もう一度行きたい!」あの旅先

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