今回の旅のスタートは自身18年ぶりの松山。松山市は人口で見ると50万人と四国地方ナンバーワンの都市。自然や文化を色濃く残し市電が走るのどかな街です。今回は松山市中心部の街歩きや道後温泉、南予エリアの八幡浜、松山郊外の三津浜など、海辺の街も旅します。
画像: 地方都市としての貫禄と自然文化豊かな街並みを楽しむ愛媛の旅(前編)

西村 愛

2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。

名建築家が遺した洋館「萬翠荘(旧久松定謨別邸)」。

愛媛・松山というと「松山城」や「道後温泉」といった場所を思い浮かべる方も多いと思います。今回は定番観光地よりも先に、市内中心部にあり気軽に見ることができる洋館を訪ねました。

松山藩主であった久松家が大正時代になり造らせた「萬翠荘」は建築家・木子七郎によって設計されました。木子は妻の実家であった愛媛県に自身の作品ともなる建物を数多く残しています。細かい装飾を施した豪華な意匠を使いつつも優美で上品な佇まい。それらが現在でも日常的に使用されていることが素晴らしいです。
今回の旅では、三津浜の項でご紹介する1か所と合わせ、木子七郎建築のうちの3つを見ることができました。

日本の都道府県庁の中でも歴史ある庁舎「愛媛県庁」。

市内に巡らされた路面電車に乗っていると街の中心である大街道へ向かう途中、「県庁前」電停を通ります。ここにあるのが緑色のドームを持った愛媛県庁本館。日本の都道府県庁舎の中では大阪、神奈川に続き3番目に古く、こちらも萬翠荘と同じく木子七郎の傑作です。

大理石や御影石などを使い上品にそして豪華に作られた県庁舎は、当時莫大な工事費用をつぎ込んで作られました。内部はアーチを多用し細密な意匠と技術を配した趣ある姿を今も留めています。白壁に覆われた建物は、戦中は迷彩色に塗りつぶすなどの工夫で守られてきました。松山の歴史を見続けてきた県庁舎は今も大切に使われており、まさに街の宝と言うべきシンボルとして存在感を放っています。

21もの文化財が詰まった松山城。お天気が良い日はリフトで登るのがオススメ。

松山城は標高132メートルの勝山山頂にあるお城で、当時のままの天守を残す「現存十二天守」のひとつです。城内には21棟もの重要文化財が残されており、城好きでなくとも一度は見ておきたい美しい城郭です。

三代目の城主となった松平氏は徳川家の血筋であったことから、城には徳川の紋であった「丸に三つ葉葵」、いわゆる葵の御紋が見られます。こちらは戦術に長けた城としても有名で、お城を見て当時の城攻めの様子を想像しながら登るのも楽しいです。
急な階段を這うように登ったご褒美は、天守閣からの市街地と海が一望できる絶景でした。

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