公共交通機関を使って巡る街歩き。歴史や文化に触れながらその街を楽しむ旅をお送りしていきます。3回目の旅となりました今回は、神無月である10月を「神在月(かみありづき)」と呼ぶなど、古くからの風習や神事を大切にする島根県。今回の旅は歴史深い出雲地方です。国宝・松江城とその城下町の風景、また出雲大社とその参道を巡ります。島根半島の最東端にも足を伸ばしますよ!
加えて、「だけじゃない島根」と題して観光大使の私が、島根の新たな食スポットや名物を紹介していきます。
画像1: 出雲空港から行く1泊2日 松江・出雲の旅(前編)

西村 愛

2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。

画像2: 出雲空港から行く1泊2日 松江・出雲の旅(前編)

島根県の県庁所在地である松江は、人口20万人で県内では最も大きな市で、中心地は飲食店も充実しています。島根の名物といった伝統的な食だけではなく、専門店や工夫をこらしたお店も多くなってきました。そんな中から今回は、3店舗を紹介します。

「出雲そばだけじゃない!」島根県産野菜たっぷりカーリーのカレー

さてここからは松江のグルメを紹介していきます。松江・出雲を含めた出雲地方にはたくさんのおそば屋さんがあります。「出雲そば」は挽きぐるみといって甘皮も一緒に挽き込んだ黒いおそばに甘めのつゆをぶっかけるスタイル。割子(わりご)という独特の丸い入れ物に入れるのも特徴。戸隠、盛岡と並び、日本三大そばにも数えられています。

しかーし。今回は“だけじゃない”をキーワードに食を選択してみました。ひとつめの“だけじゃないグルメ”は松江の人気カレー屋さん、カーリースパイスカレー。この日も大盛況、人気があります。種類豊富なカレーはこれまた豊富なトッピングとごはんの量、辛さの選択など、カスタマイズが自由自在。カレールーは20種類ほどのスパイスを使っています。とろみを付けるための小麦粉を使わないのでさらっとして重さがなく、反対にごはんはしっかり固さがある独特な炊き具合で、しっかりとルーを受け止めてくれます。

どこをとってもオリジナリティあるカレーです。島根県産野菜を使った夏野菜カレーに、平日のセットから揚げをオーダー。1個でも十分な大きさで食べごたえありますよ!

「和菓子だけじゃない!」焼き菓子のCOCHICA

京都・金沢と並び日本三大和菓子どころである松江市には、三大銘菓「若草、山川、菜種の里」があります。この3つは江戸時代、茶の湯を学び不昧流を確立した松江藩七代藩主の松平不昧公が作らせたお菓子であり、現在も受け継がれている味です。

ここで紹介するのは、和菓子ではなく“だけじゃないグルメ”。バターたっぷり、サクサクのタルト生地のケーキやクッキーのお店を姉妹で開いたCOCHICA(コチカ)です。お店の中はイートインがあり、売り場と工房、カフェが一緒になっています。

島根県の窯で作られる出西(しゅっさい)焼のボウルで出されたカフェ・オ・レと、出雲市多伎町の名産であるいちじくを使ったタルトをいただきました。作り立てのフレッシュなエアリーなクリーム、みずみずしいいちじく、大量生産では絶対に出せない味。店頭の焼き菓子はお土産にもいいですよ。

「お抹茶だけじゃない!」紅茶専門店パンジェンシーの和紅茶&かき氷

松江はカフェが比較的多いと思うんです。純喫茶から洒落たカフェ、コーヒー専門店から日本茶カフェ、中国茶カフェなどバリエーションも豊富です。

その中でも島根県物産観光館からすぐ近くで、松江城からも立ち寄りやすいPungency(パンジェンシー)をご紹介します。紅茶の専門家が鑑定、厳選した国内外の20種類ほどの茶葉を扱っている紅茶専門店。テーブルが3つくらいの小さなお店なのですが、出てくる紅茶のふくよかな香りの広がりったら!驚きました…、福岡八女のべにふうき和紅茶でしたが、なんともバランスの良い渋味旨味香り。特にその渋味です。確かに渋いのですがスッと切れる。いつまでも苦くない。これこそが店名でもある「パンジェンシー」なんですね。

そしてこのお店で、今年爆発的人気を博したという紅茶のかき氷をいただきました。氷に紅茶がかかっている、シンプルに言えばそれだけなのです。しかしこれがもぅとことん研究され尽くしたオリジナル紅茶シロップで…!気を付けてください~、素人が真似したらヤケドしますよ(笑)濃厚なのに苦すぎない。食べれば食べるほどに紅茶の香りと味が折り重なるように深くなっていく。冷たさと共にふんわりとまろやかに、香りの余韻が残るのです。この人気にあやかってかき氷延長宣言、今年いっぱい食べられるそうです。滞在中毎日でも立ち寄りたくなる、いい空間と時間を提供してくれるカフェでした。

老舗も多い松江ですが、若い世代も松江を食で盛り上げて街を元気にしています。松江グルメは幅広いので、いつかまた別の形で紹介したいです。

後編はこちら

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