3日目 高知市周辺のグルメや歴史文化に触れる
土佐藩の城下町として栄えた高知市中心には、高知城やひろめ市場など、観光名所が集まっています。
3日目は市内から少し足を伸ばして、神秘的な仁淀(によど)ブルーが見られるにこ淵や注目の植物園など高知市周辺も巡り、旅の思い出を彩る魅力的なスポットへ向かいます。
9:00 「西中商店」で朝活。高知のモーニング文化を味わう
実は、高知県はモーニング文化がさかん。漁師町のため、早朝に仕事を終えた人がしっかり朝ごはんを食べたかったから、など理由は諸説ありながら、その実、高知県ではバリエーション豊かなモーニングメニューを扱う喫茶店に多く出合えます。
中でも、おいしいモーニングが食べられると評判なのが越知町にある「おち町のコーヒースタンド 西中商店」。自家製パンとこだわりのコーヒーを目当てに多くの人が訪れるお店です。
イチオシの「3色トーストセット」は、お好みでセレクトできる3種のトーストのほか、フレッシュ野菜のサラダ、具沢山のスープ、茹で卵やデザートまでがセットに。
穏やかな空気が流れる落ち着いた空間で、ほっこりした家庭的なモーニングに大満足。朝からエネルギーをチャージして、気持ちの良い1日を送れることでしょう。
おち町のコーヒースタンド 西中商店
住所 | : | 高知県高岡郡越知町越知甲2111 |
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電話 | : | 0889-20-9101 |
営業時間 | : | 金・土曜:9:00~15:00 日曜:9:00~16:00 |
定休日 | : | 月・火・水・木曜 |
アクセス | : | JR土讃線西佐川駅から車で約5分 |
web | : | https://nishinaka-coffee.com/index.html |
所要時間 | : | 約1時間 |
車で約40分
11:00 透明度の高い“仁淀ブルー”が見られる滝つぼ、「にこ淵」へ
モーニングを食べたあとは、車を山奥へと走らせ「にこ淵」へ向かいます。にこ淵は、仁淀川の支流にあたる枝川川(えだがわがわ)にある滝つぼです。近年「仁淀ブルー」という言葉が広がるとともに、美しく幻想的なブルーが見られる、高知の代表的な観光スポットとして注目されています。
底の岩が見えるほどの透明度がある滝つぼの水が、光の当たり方でグリーンやブルーに変化する幻想的な光景。1年を通して同じ青は見られないといわれるほど、さまざまな青の色合いを見ることができます。特に、陽射しが淵全体に降り注ぐ正午前後が、最も仁淀ブルーを感じられる時間帯だとか。
現在は整備され、滝つぼまで降りる階段ができましたが、滑りやすく危ない箇所もありますので、歩きやすい靴、汚れてもよい服装で訪れるのがおすすめです。
にこ淵
住所 | : | 高知県吾川郡いの町清水上分 |
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電話 | : | 0889-20-9511(仁淀川ブルー観光協議会) |
アクセス | : | 高知自動車道伊野ICから、車で55分 |
所要時間 | : | 約30分 |
車で1時間
13:00 「ひろめ市場で」高知の自分好みのご当地グルメに出合う
高知市内に来たら、「ひろめ市場」は外せないグルメスポットです。
土佐を味わう飲食店、活きのいい鮮魚店、ユニークな雑貨店など、個性豊かな60以上の店舗が集まり、市場というより活気あふれる“屋台村”のようなスポットです。地元の人も集まる週末は、さながら巨大宴会場ともいえる大賑わいの雰囲気に。
市場内で購入した食べ物は、約400席に及ぶイートインスペースで自由に飲食できます。
高知名物の屋台餃子専門店「ひろめで安兵衛」でローカルな雰囲気に浸るもよし、高知らしい珍味が並んだ「珍味堂」でまだ見ぬ魚介に出合うもよし。
実際に足を運んでみてこそわかる、混沌かつ魅惑の市場。ここに来れば、必ず自分好みの高知グルメに出合えるでしょう。
ひろめ市場
住所 | : | 高知県高知市帯屋町2-3-1 |
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電話 | : | 088-822-5287(ひろめ市場インフォメーション) |
営業時間 | : | 8:00~23:00、日曜7:00~23:00 ※店舗によって営業時間と定休日は異なります |
定休日 | : | 元日、ほか年6日程度 ※詳しくはwebサイトをご確認ください |
アクセス | : | 高知自動車高知ICから、車で約15分 JR高知駅下車、とさでん交通 路面電車に乗り換え「大橋通」下車、徒歩2分 |
web | : | https://hirome.co.jp/ |
所要時間 | : | 約1時間 |
歩いて5分
14:30 山内一豊が築城した名城、「高知城」を見学
ひろめ市場から歩いて5分ほどで行ける高知城は、優美な姿から「南海道随一の名城」と謳われています。別名の「鷹城」とは、土佐漆喰の白壁と瓦葺の灰色が鷹の羽に似ていることが由来です。
全国でも貴重な「現存12天守」のひとつで、天守のほか懐徳館(本丸御殿)、追手門以下15棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。
1601年より10年も歳月をかけて、山内一豊によって築城。一度は大火によりそのほとんどが焼失しますが、1753年には、ほぼすべてが再建されました。
日本で唯一、天守や御殿といった本丸全体の建造物が江戸時代から現存しているので、石落としや忍び返しなどの、敵襲に備えたさまざまな仕掛けが見られます。天守からは、高知の街並みが360度望めるので、まるで城主になったかのような気分に浸ることができそうです。
高知城
住所 | : | 高知県高知市丸ノ内1-2-1 |
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電話 | : | 088-824-5701 |
営業時間 | : | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
休日 | : | 12/26~1/1 |
料金 | : | 一般420円(18歳未満は無料) |
アクセス | : | 高知自動車道高知ICから、車で約15分 とさでん交通 路面電車「高知駅前」下車、徒歩5分 |
web | : | https://kochipark.jp/kochijyo/ |
所要時間 | : | 約50分 |
車で15分
15:30 今注目の「牧野植物園」。生命力あふれる植物に癒される
旅の締めくくりに向かうのは、高知県出身の世界的な植物分類学者・牧野富太郎博士の業績を称えるため開園した「高知県立牧野植物園」。園内には、牧野博士ゆかりの植物や高知県に自生する草花など、3,000種類以上が咲き誇ります。
広い園内の散策はもちろん、フォトジェニックな温室は必見。熱帯さながらの室内は、ジャングルに迷い込んだかのような雰囲気です。国内外から集めた貴重な植物や色鮮やかな熱帯花木、熱帯果樹などを一年中楽しめます。
「牧野植物園」のもうひとつの魅力は、その建築美。「牧野富太郎記念館」の本館と展示館は、三重県にある「海の博物館」などを手掛けた内藤廣氏が設計しており、周辺の景観と調和するデザインや木の温もり溢れる空間に、洗練されたセンスを感じます。
生命力に溢れた植物たち、自然と見事に融合した建築美。季節はもちろん、天候や時間帯などで異なる、さまざまな表情を何度でも見に行きたくなる植物園です。
牧野植物園
住所 | : | 高知県高知市五台山4200-6 |
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電話 | : | 088-882-2601 |
営業時間 | : | 9:00~17:00(最終入園16:30) |
休館日 | : | 年末年始 12/27~1/1 メンテナンス休園 2022/9/26、11/28、 2023/1/30、5/30、10/30、11/27、 2024/1/29 |
料金 | : | 一般730円 (高校生以下無料) |
アクセス | : | 高知自動車道高知ICから、車で約20分 JR高知駅から、バスで30分 |
web | : | https://www.makino.or.jp/ |
所要時間 | : | 1〜2時間 |
大自然の絶景から長く続く歴史文化、漁師町グルメまで、土地ならではの魅力が詰まった高知の旅。一度訪れれば、その奥深さに引き込まれてしまうでしょう。
見て、聞いて、食べて、感じる。五感をフル稼働して、心を震わす高知の旅をぜひお楽しみください。
※2022年8月24日に一部内容を更新いたしました
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