自由に海外を旅できる日が少しずつ近づいてきました。行き先や観光プラン、それから旅行用グッズはどうしよう……と、あれこれ考え始めている方も多いのではないでしょうか。

海外旅行の準備に忘れてはならないものといえば、パスポート。近年は、それに加えて「電子渡航認証」の事前申請が必要な国も増えています。意外に知られていませんが、忘れると航空機への搭乗や入国を拒否されることも。行き先によっては大切な準備のひとつですので、事前のお手続きをお忘れなく! ひさしぶりの海外旅行の前におさらいしておきましょう。

安全性強化を目的に導入する国が増えている

画像: iStock/Nikada
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ESTAは2009年にアメリカで導入された、渡米する旅行者の適格性を判断する電子システムです。現在、電子渡航認証制度は、安全性強化などの目的で、アメリカ以外にも、カナダ、オーストラリア、スリランカですでに導入され、2021年9月には韓国でもスタートしました。ビザと異なり、一部を除いて入国者全員が取得する必要があります(有効なビザをすでに持っている場合は不要)。

申請する内容は国によって異なりますが、パスポートに記載されている基本情報に加え、犯罪歴や伝染病の病歴、過去の渡航先、連絡先など。これらの情報をもとに安全な入国者であるかが判断されます。経歴によっては電子渡航認証ではなくビザが必要になるケースもあります。

主にオンラインで申請、認証取得までの日数にはバラつきあり

申請は一般的に、公式サイトからオンラインで申請と支払いを行い、認証結果をEメールで受け取るという流れ。簡単に行えますが、申請が通るまでにかかる時間はわずか数分から数日程度まで幅があり、出発3日前までに取得が必要な国も。入力ミスや書類不足など不備によって申請にさらに時間がかかったり、取得できずにビザが必要になったりするケースなども考えると、できるだけ早く申請するのが安心です。

楽しい旅をスムーズにスタートするためにも、確実に申請しておきましょう。日本語でサポートを行う申請代行業者もありますので、手続きが難しく感じる方や忙しい方は利用するのもひとつの手です。

【国別】申請方法と必要書類など基本情報を一覧で確認

ここからは、電子渡航認証制度をすでに導入している各国の、申請方法や必要書類、費用など、申請に必要な情報をまとめてお伝えします。

●アメリカ

 

名称ESTA
対象90日以内の滞在(一般的な観光旅行や短期のビジネス)
有効期間2年間(パスポートの残り有効期限が2年未満の場合は期限日まで)/
渡航回数制限なし
手続き方法オンライン
必要書類パスポート(滞在期間まで有効なICチップ搭載のもの)、クレジットカードまたはデビットカード、Eメールアドレス
費用14USドル
申請にかかる期間最大3日程度
申請期限出発72時間前まで
申請サイトhttps://esta.cbp.dhs.gov/
JAL ABChttps://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/option/visa/esta/ (申請代行/有料)

一度認証を受けると2年間有効ですが、パスポート情報が変更になった場合はもちろん、申請時の回答内容に変更が生じた場合も再度、申請が必要となります。JALのグループ会社「JAL ABC」でも申請の代行を行っています。

画像: iStock/okimo
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●カナダ

 

名称eTA
対象6カ月以内の滞在(一般的な観光旅行やビジネス)
有効期間5年間もしくはパスポート有効期限の前日まで/渡航回数制限なし
手続き方法オンライン
必要書類パスポート、クレジットカード、Eメールアドレス
費用7カナダドル
申請にかかる期間1時間から1日程度
申請期限渡航時まで(通常は申請から最短1時間で取得。ただし審査に24時間以上を要する場合もあるため早めの申請が望ましい)
申請サイトhttps://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta.html
eTAヘルプガイド
(日本語/公式)
https://www.canada.ca/content/dam/ircc/migration/ircc/english/pdf/eta/japanese.pdf

他の電子渡航認証に比べて有効期間が長いカナダのeTA。手持ちのパスポートの有効期限も考慮して申請すると長く使えます。なお、悪質な偽装サイトが多いため、大使館では公式サイトからの申請を推奨。日本語のヘルプガイドもあります。

画像: iStock/MartinM303
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●オーストラリア

 

名称ETAS
対象3カ月以内の滞在(一般的な観光旅行や短期のビジネス)
有効期間1年間(パスポートの残り有効期限が1年未満の場合は期限日まで)/渡航回数制限なし
手続き方法オンライン
必要書類パスポート、クレジットカード、Eメールアドレス
費用20オーストラリアドル
申請にかかる期間最大3日程度
申請期限出発72時間前まで
申請サイトhttps://www.eta.homeaffairs.gov.au/ETAS3/etas
JAL ABChttps://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/option/visa/etas/ (申請代行/有料)

JALのグループ会社「JAL ABC」でもオーストラリア大使館の許可を受け申請の代行を行っており、個人でのお申込みより安価な手数料でご利用いただけます。

画像: iStock/africanpix
iStock/africanpix

●スリランカ

 

名称ETA
対象30日または90日以内の滞在の2種類(いずれも一般的な観光旅行や短期のビジネス)
有効期間90日間/渡航回数2回まで
※但し、1回目の渡航から間が空いた際に無効になる場合があるため事前に要問い合わせ
手続き方法オンライン(30日のみ可能)/在日スリランカ大使館訪問(30日・90日いずれも可能)
必要書類パスポート(有効期限が6カ月以上先のもの)、顔写真の画像(訪問の場合はパスポートサイズの写真を2枚)、クレジットカード、往復航空券、宿泊地を証明できるもの
費用(オンライン)35USドル(30日)
※保護者同伴の12歳以下は無料、12歳以下のみで渡航の場合は通常料金(いずれも申請自体は必要)
費用(大使館訪問)[観光]4,000円(30日)/6,900円(90日)
[ビジネス]4,600円(30日)/12,000円(90日)
※保護者同伴の12歳以下は無料、12歳以下のみで渡航の場合は通常料金(いずれも申請自体は必要)
※現金のみ
申請にかかる期間2~4営業日
取得期限空港到着時まで
※現地の空港でも取得可能。費用等は現地での指示に従う
申請サイトhttp://www.eta.gov.lk/slvisa/
電話03-3440-6911

2回目の渡航には出発日などに制限があります。不明点がある場合は、申請サイトまたは電話でスリランカ大使館までお問い合わせください。いずれも日本語で対応してもらえます。

画像: iStock/surangaw
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●韓国

 

名称K-ETA
有効期間2年間(パスポートの残り有効期限が2年未満の場合は期限日まで)/渡航回数制限なし
手続き方法オンライン
必要書類パスポート(滞在期間まで有効なICチップ搭載のもの)、クレジットカードまたはデビットカード、顔写真のイメージファイル
費用10,000ウォン
申請にかかる期間30分~24時間
申請期限出発24時間前まで
申請サイトhttps://www.k-eta.go.kr/portal/apply/index.do

2022年4月現在、日本は新型コロナウィルス感染症による入国制限措置などにより、このプログラムの対象外となっています。ビジネス目的以外の一般的な旅行に関してはビザが必要となります。

画像: iStock/pius99
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2022年にはEU諸国で「ETIAS(事前渡航認証システム)」が順次導入される予定もあり、ますます広がりを見せる電子渡航認証制度。旅の欠かせない準備のひとつとして、覚えておきましょう! 最新の情報は各国の公式サイトなどで必ずご確認ください。

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