旅の目的は、観光だけじゃなくてもいい。ときには“お祭りを目当てに海外へ行く”という旅も、忘れられない体験になるはずです。世界には、日本のお祭りとはひと味もふた味も違う、スケールも熱気も圧倒的な祭典が数多くあります。そこには、その国ならではの文化や歴史が色濃く息づいているのも魅力。この記事では、一生に一度は見てみたい世界のお祭りや、知る人ぞ知るユニークなイベントを、月ごとに世界中からピックアップしてご紹介します。次の旅先選びの参考にしてみてください。

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世界のお祭り&イベント年間カレンダー

画像: 世界のお祭り&イベント年間カレンダー

1月から12月まで、毎月おすすめしたい世界中のお祭りやイベントを一挙にまとめました。それぞれのお祭りの特徴や魅力を、現地ライターやJALスタッフのリアルなコメントも交えてご紹介します。

1月のお祭り・イベント

新年の幕開けを祝う1月は、世界各地で活気溢れるイベントが目白押しです。凍てつく寒さを吹き飛ばすような氷の祭典から、情熱的なカーニバルまで、1月ならではの特別な体験をご紹介します。

【アメリカ】新年の幕開けを華やかに祝う「タイムズスクエアカウントダウン」

画像: iStock/Ryan Rahman
iStock/Ryan Rahman

ニューヨークのタイムズスクエアで行われるカウントダウンは、世界で最も有名な年越しイベントのひとつです。100万人以上が広場を埋め尽くす中、会場では特設ステージで音楽ライブやパフォーマンスが繰り広げられ、祝祭ムードが高まっていきます。深夜0時が近づくと、ブロードウェイとマンハッタン7番街の交差する「One Times Square」の屋上から、重さ5トンを超える巨大なクリスタルボールが降下し、新年を迎えた瞬間に大量の紙吹雪が舞い上がります。会場の一体感は圧巻で、街全体が歓喜に包まれるその熱狂は、寒さを忘れるほどの感動を与えてくれます。

「有名アーティストによる大みそかの音楽パフォーマンスもあるので、座席確保には午前中からの場所取りが必須。氷点下で人々と一体になり、夜空を彩る花火の音をバックに紙吹雪を全身に浴びる瞬間は格別! あちこちで「Happy New Year!」の歓声とともに幸せなキスが交わされ、寒さを一瞬で忘れる最高のイベントです」(ニューヨーク在住ライター・YUKOさん)

Times Square Countdown

開催日毎年12月31日〜1月1日
webTimes Square NYC 公式サイト(外国語サイト)

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【コロンビア】人種や文化の多様性をたたえる「黒と白のカーニバル」

画像: iStock/Estefania Gonzalez
iStock/Estefania Gonzalez

ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、南米でも指折りの奇祭。参加者はお互いの顔を黒や白に塗り合ったり、色付きのパウダーやフォームをかけ合ったりしながら、人種や文化の壁を越えて団結を祝います。期間中は、色鮮やかな衣装の人々や山車、音楽やダンスが街を埋め尽くし、街全体が熱気に包まれます。にぎやかな祝祭の中で、この土地ならではの歴史とエネルギーを体感できるカーニバルです。

Carnaval de Negros y Blancos

2月のお祭り・イベント

2月は世界各地でカーニバルがピークを迎える月。豪華な衣装や情熱的なリズムが街中に溢れる祝祭の季節です。

【ブラジル】情熱とサンバの嵐「リオのカーニバル」

画像: iStock/muratkoc
iStock/muratkoc

世界最大級の祭典として知られるリオのカーニバル。メイン会場のサンボドロモでは、ド派手な山車と数千人のダンサーによるパレードが繰り広げられます。体中に鳴り響くサンバのリズムと、エネルギーに満ち溢れたパフォーマンスは、見る人の魂を揺さぶる一生ものの体験です。

画像1: 一度は体験してみたい!世界のお祭り&イベントカレンダー

「会場に足を運んで豪華絢爛な山車やサンバの熱気を感じるのもおすすめですが、街中で行われる街頭パレード『ブロッコ』の雰囲気こそが、この時期のリオデジャネイロの醍醐味です。老若男女問わず、朝からお気に入りの仮装に身を包み、街全体が巨大なパーティー会場へと変わります」(ブラジル在住ライター・生方梨和さん)

Carnaval do Rio de Janeiro

開催日2027年2月5日〜2月14日
webCarnaval do Rio de Janeiro予約サイト(外国語サイト)

【イタリア】運河に集うエレガンス「ヴェネツィアカーニバル」

画像: iStock/Crisfotolux
iStock/Crisfotolux

水の都・ヴェネツィアが中世の表現を取り戻す、貴族的な雰囲気の祭典です。精巧な仮面と豪華な衣装を身にまとった人々が街中を歩き回り、ミステリアスな空間が広がります。サンマルコ広場でのコンテストやカナル・グランデ(運河)での船上パレードは、まさに絵画のような美しさです。

「街に足を踏み入れた瞬間、視界を埋め尽くすのは店先に並ぶきらびやかな仮面たち。その輝きに一瞬で心を奪われます。通りを歩けば、豪奢なドレスをまとった貴族たちが優雅に闊歩し、まるで数世紀前の宮殿に迷い込んだかのような錯覚は、ここでしか味わえない究極の“非日常”です」(JAL 欧州・中東地区支配人室 山中さん)

Carnevale de Venezia

開催日2027年1月23日〜2月中の予定
webCarnevale de Venezia 公式サイト(外国語サイト)

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【台北近郊】夜空に願いを放つ「ランタンフェスティバル(平渓天燈祭)」

画像: 【台北近郊】夜空に願いを放つ「ランタンフェスティバル(平渓天燈祭)」

毎年旧正月15日の元宵節の時期に、台北近郊では2つのランタン祭りが開催されます。そのうちのひとつが新北市東北部の平渓(へいけい)で開催される「平渓天燈祭」。参加者の願いを込めた無数のランタンが一斉に夜空へと舞い上がる光景は、幻想的で静かな感動を呼び起こす美しさです。温かなオレンジ色の灯りが夜空を埋め尽くす様は、さながら映画のワンシーンのようです。

「毎年旧正月の時期に全国各地で開催されるランタンフェスティバルは、十二支のテーマとはまた違った魅力があります。家族やカップル、たくさんの人が集まってとても賑やか。地元の新年の雰囲気を感じながら楽しむのが一番おすすめです。現地の文化や歴史、芸術も楽しめるので、観光するには最高のチャンスだと思います!」(JAL 台北セールスオフィス 陳さん)

Pingxi Lantern Festival(平渓天燈節)

開催日2027年2月20日〜3月7日(元宵節の時期)

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【フランス】街中がビタミンカラーに染まる「マントンのレモン祭り」

画像: iStock/Yvan Tessier
iStock/Yvan Tessier

南仏のイタリアとの国境近くの街・マントンで開催される、レモンが主役の祭典です。140トン以上のレモンとオレンジを使い、巨大な彫刻や山車が街中を埋め尽くします。青い海と黄金色のコントラストは、まさにフォトジェニック。柑橘の爽やかな香りに包まれながら、南仏の陽光を感じるポップな風物詩です。周辺のニースでも同時期にカーニバルが行われているため、セットで観光を楽しむ人もいます。

Menton Lemon Festival

開催日2027年2月中旬〜3月上旬
webMenton Lemon Festival公式サイト(外国語サイト)

3月のお祭り・イベント

3月は、色鮮やかな粉が舞ったり巨大な炎が夜空を焦がしたりと視覚的にも華やかなお祭りが揃っています。

【インド】世界で最もカラフルな日「ホーリー祭り」

画像: iStock/Tanusree Mitra
iStock/Tanusree Mitra

春の訪れと豊作を祝い、色粉や色水を互いにかけ合う“色の祭典”。身分や年齢に関わらず、誰もがカラフルになって笑い合う姿は、カースト制度が残るインドにおいて平和と融和の象徴です。街中が幸福な色彩に包まれ、世界一エネルギッシュなお祭りともいえます。

カラフルな粉をかけ合う

「ホーリーの日は、インドが持つ圧倒的なエネルギーが爆発する瞬間です。普段の秩序がすべて塗り替えられるような解放感は、一度味わうと忘れられません。理屈抜きで“生きている!”と実感できる、パワフルなお祭りです」(インド在住ライター・小日向みなみさん)

Holi

開催日2026年3月4日

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【スペイン】街を焼き尽くす情熱「バレンシアの火祭り(ファジャス)」

画像: iStock/Anna Baranova
iStock/Anna Baranova

地中海に面した都市・バレンシアの街中が、巨大な風刺人形「ファジャ」で埋め尽くされます。最終日の深夜、これらすべてに火が放たれ、街がオレンジ色の炎に包まれる光景は圧巻。火花が飛び散る中、爆竹の音が轟き、人々の情熱が最高潮に達する瞬間は鳥肌が立つほどの迫力です。

画像2: 一度は体験してみたい!世界のお祭り&イベントカレンダー

「最終日の夜に燃やしてしまうオブジェは、中には高さ20m超え、製作費数千万円のものも。街中あちこちから楽隊の演奏が聞こえ爆竹が鳴り響き、とても騒々しい、もといにぎやかです。豪華な民族衣装でのパレードや爆竹ショー、花火大会など楽しいプログラムも盛りだくさん。世界中から観光客が訪れるので、ホテルの予約はお早めに」(スペイン在住ライター・田川敬子さん)

Las Fallas de Valencia

開催日2026年3月15日〜3月19日

4月のお祭り・イベント

4月は、水をかけ合って厄を払ったり、色鮮やかな花々に癒やされたり。心身ともにリフレッシュできる魅力的なイベントが豊富です。

【タイ】世界最大の水かけバトル「水かけ祭り(ソンクラーン)」

画像: iStock/drpnncpp
iStock/drpnncpp

タイの旧正月を祝うソンクラーン(水かけ祭り)は、街全体が巨大な水かけ会場へと変貌します。バケツや水鉄砲を持った人々が水をかけ合い、見ず知らずの人とも楽しく交流できるのが最大の魅力。厄を洗い流し、1年の幸福を願うこの祭りは、タイ人の温かさとパワフルさを体感できます。

「1年で一番暑い時期に水をかけ合う、にぎやかなお祭りです。元々はタイ暦の正月に仏像やお年寄りの手に水を注ぐ催しでしたが、ダイナミックなイベントに変わった今は軽トラックの荷台にドラム缶を積んで水をかけて回ったり、機関銃のような水鉄砲で通行人を狙ったりすることも。“サヌック(楽しい)”で“サバーイ(気持ち良い)”なことが大好きなタイ人気質に触れられる行事です。外国人でも容赦なく水をかけられるので、ビニールの用意をお忘れなく!」(東南アジア在住ライター・森純さん)

Songkran Festival

開催日2026年4月13日〜4月15日
webSongkran Festival 公式サイト(amazing THAILANDサイト内)

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【オランダ】花の王国が誇る傑作が集う「花パレード」

画像: iStock/Krle
iStock/Krle

オランダの春を彩る、チューリップやヒヤシンスで飾られた巨大な山車のパレード。ノールドワイクから、首都アムステルダムの西側に位置するハールレムまでの約42kmを朝から夕方までかけて巡り、沿道は甘い香りに包まれます。繊細に作り込まれた花の彫刻は、芸術作品そのもの。春の風を感じながら、美しい花々に囲まれる癒しのひとときを過ごせます。

画像: 写真提供:里下里太さん(ベルギー在住ライター)

写真提供:里下里太さん(ベルギー在住ライター)

「“球根地帯”と呼ばれるチューリップやヒヤシンスの花畑が広がるオランダ西部が会場です。たくさんの花を惜しみなく使った山車は、色や美しさだけではなく香りまでも楽しめるもの。パレード翌日には最終地点の町ハーレムで、すべての山車を一堂に目にすることができます。お花好きの方には、制作風景を間近で見られるバックヤードツアーもおすすめです」(オランダ在住ライター・福成海央さん)

Bloemencorso

【イギリス】古代の炎が蘇る「ベルテンフェスティバル」

画像: iStock/Raymond Davies
iStock/Raymond Davies

スコットランドのエディンバラで開催される、火を崇める古代ケルトの祭典。観光地としても知られる丘、カールトン・ヒルで大きな焚き火を囲み、ドラムの音とともに神秘的な儀式やパフォーマンスが行われます。夜空を照らす炎と、ペイントを施した出演者たちの姿には、現代とは思えない、古代世界へ迷い込んだような錯覚を覚えます。

Beltane Festival

5月のお祭り・イベント

麗かな陽気に誘われる5月。3年に一度しか開催されない希少な猫のパレードや、一面がピンクに染まるバラの香り漂う収穫祭など、優雅でユニークな祭典が続きます。

【ベルギー】猫好き必見!? 3年に一度の「猫祭り」

画像: iStock/Lumir Pecold
iStock/Lumir Pecold

3年に一度、5月の第2日曜にベルギーの古都イーペルで開催されるお祭りで、世界中から愛猫家が集うイベントです。巨大な猫の山車や顔に猫をペイントした人、精巧な衣装をまとった人々が街を練り歩くパレードが繰り広げられます。ハイライトは、世界遺産の繊維会館の鐘楼から猫のぬいぐるみを投げ落とす儀式。それをキャッチすると幸福が訪れるといわれています。中世の雰囲気とキュートさが同居する、唯一無二の祝祭です。

「“猫投げ“される黒猫のぬいぐるみは数が少なく大人たちも本気でダイブしてくるため、お店で買うのが無難。争奪戦を横目に、地元のパン『カッテンクロー(猫の爪)』と地ビールを楽しむのがおすすめです」(ベルギー在住ライター・里下里太さん)

Kattenstoet

【ブルガリア】世界一甘い香りの週末「バラ祭り」

画像: iStock/nikolay100
iStock/nikolay100

世界的なバラの産地として知られるカザンラクで開催される華やかなイベント。民族衣装を着た人々によるバラ摘み儀式や、バラの女王を選ぶパレードが行われます。朝霧に包まれたバラ園で収穫される瞬間の香りは格別で、まさに地上に現れた楽園のような体験です。5月下旬〜6月上旬にかけて行われることが多いのですが、2026年は6月に開催予定です。

Festival na rozata

開催日2026年6月5日〜6月7日

6月のお祭り・イベント

北半球が最も輝く夏至の季節。沈まない太陽を祝う北欧・スカンジナビアの習慣や、インカ帝国の歴史を今に伝える太陽の儀式など、太陽と関連した催しの多い月です。

【スウェーデン】沈まない太陽の下で踊る「夏至祭(ミッドサマー)」

画像: iStock/Binnerstam
iStock/Binnerstam

夏の短い北欧で、スウェーデン人が最も大切にする祝祭。花冠を被った人々が、草花で飾られた柱「メイポール(夏至柱)」を囲んで踊ります。白夜で夜になっても明るい中、家族や友人とスモークサーモンやジャガイモを食べ、お酒を酌み交わす時間はとてもピースフル。自然への愛と喜びに満ちた、北欧の夏の象徴です。

Midsommar

【ペルー】インカの誇り「太陽の祭り(インティ・ライミ)」

画像: iStock/jeffwqc
iStock/jeffwqc

かつてのインカ帝国の首都クスコで行われる、南米三大祭りのひとつ。「太陽の祭り」を意味する名前のとおり、太陽神インティへの感謝を捧げるため、古代の儀式を忠実に再現します。インカの巨石が並ぶサクサイワマンの遺跡を舞台に繰り広げられる荘厳なパレードと、ケチュア語(アンデス地方最大級の先住民言語)の祈りの響きは、観客を古代にタイムスリップさせてくれます。

Inti Raymi

7月のお祭り・イベント

7月は、各地の伝統や誇りが熱気となって溢れ出す季節。牛と共に走るスリル満点のお祭りや、国民的なスポーツの祭典など、情熱と勇気が試されるダイナミックな体験が揃います。

【スペイン】スリルと興奮の頂点「牛追い祭り(サン・フェルミン)」

画像: iStock/mmeee
iStock/mmeee

スペイン北部のパンプローナの狭い路地を、猛牛と共に駆け抜ける、世界的にも有名な伝統ある祝祭。祭りの期間中、毎朝8時から赤いスカーフに白い衣装を身につけた群衆と牛が街中を疾走します。その様子は、スペインならではの情熱を強く感じる瞬間です。牛追いだけでなく、音楽やパレード、花火などさまざまな催しが続き、街全体が祝祭ムードに包まれるのも魅力です。

「日本では牛追い祭りと呼ばれていますが、これは毎年7月6日~14日に開かれるパンプローナの『サン・フェルミン祭り』のプログラムのひとつ。ヘミングウェイの名作『日はまた昇る』で闘牛を観戦する描写があったことによって一躍有名になりました。7月7日から毎夕闘牛興行があるので、その日に出場する牛を闘牛場まで追い込むのが牛追いです。毎年怪我人が出ているにも関わらず、世界から集まる大勢の怖いもの知らずが牛と一緒に走ります」(スペイン在住ライター・田川敬子さん)

Pamplona

開催日2026年7月6日〜7月14日
webPamplona 公式サイト(外国語サイト)

【モンゴル】草原の遊牧民スポーツ祭「ナーダム祭」

画像: iStock/Lucy Brown - loca4motion
iStock/Lucy Brown - loca4motion

モンゴルの伝統的な3つの競技「相撲・競馬・弓射」が行われる、国を代表する伝統行事。モンゴル国内各地で開かれ、国民的な祝祭として親しまれています。国内外から多くの観光客が訪れ、中でも青い空の下、大草原で競われる競馬は特に圧巻で、映画のワンシーンを見ているかのような気分になります。

Naadam

開催日2026年7月11日〜7月13日

8月のお祭り・イベント

8月は、トマトを投げ合う爽快感たっぷりのお祭りや、古城に響く軍楽隊の厳かなお祭りなど、個性の異なる祭典が目白押しです。にぎやかさの中にも、その土地ならではの文化や伝統が色濃く感じられるのが、この季節のお祭りの魅力です。

【スリランカ】世界一美しいゾウの行進「ペラヘラ祭り」

画像: iStock/Elen Marlen
iStock/Elen Marlen

古都キャンディで行われる仏教の祭典。タイの「ソンクラーン」、中華圏の「春節」とともにアジア三大祭り(※)のひとつに数えられています。豪華絢爛な衣装とLEDで飾られた100頭近いゾウたちが、夜の街を行進します。神秘的な太鼓の音と、闇夜に浮かび上がる光り輝くゾウの姿は神々しく幻想的です。

※アジア三大祭りには諸説あります

Esala Perahera

開催日2026年8月18日〜8月28日
webEsala Perahera 公式サイト(外国語サイト)

【スペイン】世界一激しい真っ赤なバトル「トマトまつり(ラ・トマティーナ)」

画像: 写真提供:Buñol Turismo(ブニョール観光局)
写真提供:Buñol Turismo(ブニョール観光局)

ブニョールの街に運び込まれた大量のトマトを制限時間1時間でひたすら投げ合うお祭り。自分も周囲もすべてがトマトまみれになる楽しさは、日常のストレスを消し去ってくれるでしょう。トマト祭りの前日や当日は周辺のホテルが満室になるので、参加希望の人は早めにホテルを予約しておくと安心です。

「トマトを大量に積んだトラックから、容赦なくトマトが飛んでくるのでゴーグル着用は必須。使用されるトマトは食用ではないので、硬めです。トマト投げが終了すると、村人たちが自宅のホースで水をかけてくれるので、きれいに流しましょう。そのまま放置しておくと、痒くなってしまうこともあるので要注意です」(スペイン在住ライター・上田紋加さん)

La Tomatina

開催日2026年8月26日(最終水曜日)
webLa Tomatina公式サイト(外国語サイト)

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【イギリス】古城を震わせる轟音「ミリタリー・タトゥー」

画像: iStock/Liz Leyden
iStock/Liz Leyden

スコットランドにある世界遺産・エディンバラ城前で開催される軍楽隊の祭典。「タトゥー」とは、軍の音楽隊による演奏を指す言葉。世界中から集まったパイプバンドやドラム隊が、一糸乱れぬ行進と演奏を披露します。スコットランドの伝統衣装のキルトを着てバグパイプを演奏する姿は必見。リピーターも多いイベントです。

The Royal Edinburgh Military Tattoo

9月のお祭り・イベント

実りの秋を迎える9月は収穫の喜びに感謝する伝統的なお祭りが各地で催されます。世界の“おいしいもの”を存分に味わえる季節です。

【ドイツ】世界最古のワインの祭典「バート・デュルクハイムのワイン祭り」

画像: iStock/no_limit_pictures
iStock/no_limit_pictures

フランクフルトから南に約100kmの場所にある温泉の街・バート・デュクハイムで開催されるワイン祭り。600年以上の歴史を持つ世界最大のワイン祭りとして知られています。「ヴルストマルクト」と呼ばれるこのお祭りは直訳すると“ソーセージ祭り”。地元のおいしいワインだけでなく、ソーセージとのペアリングも楽しめる、ワイン好き必見のイベントです。

「ドイツでは9月から10月の秋口に各地でワイン祭りが開かれます。ベンチを並べて肩を寄せ合い、外で飲むノイヤー・ズーサー(Neuer Süßer)あるいはフェザーバイサー(Federweißer)と呼ばれるものは格別! 収穫したばかりのブドウから造られる、発酵途中で白く濁った特別なワインです」(ドイツ在住ライター・キュンメル齋藤めぐみさん)

Bad Dürkheimer Wurstmarkt

開催日2026年9月11日〜9月15日、9月18日〜21日
webBad Dürkheimer Wurstmarkt 公式サイト(外国語サイト)

【カナダ】大地の恵みを祝う「ハーベストフェスティバル」

画像: iStock/Nalidsa Sukprasert
iStock/Nalidsa Sukprasert

美しい紅葉が始まりつつあるカナダ各地で行われる収穫祭。地元産の農作物に感謝しながら、秋の味覚を心ゆくまで堪能できます。巨大なカボチャの装飾を鑑賞したり音楽ライブも一緒に楽しんだりと、場所によってプログラムはさまざま。ちなみに、10月には「サンクスギビング(感謝祭)」という祝日も。家族が集まってターキーなどのご馳走をいただく、古くからの伝統的なイベントです。

Harvest Festival

開催日2026年9月中旬〜下旬 ※場所によって異なる

10月のお祭り・イベント

10月は秋のお祭りシーズンのクライマックス。伝統的なビール祭りと、アメリカらしいド派手なハロウィンが、世界を興奮の渦に巻き込みます。

【ドイツ】ビール好きの聖地「オクトーバーフェスト」

画像: iStock/kamisoka
iStock/kamisoka

日本でも知られるようになったビールの祭典。本場・ミュンヘンで開催される、世界最大のビール祭りはビール好きなら一度は体験してみたいもの。伝統衣装に身を包み、本場のビールとプレッツェルを楽しみながら、陽気な音楽を歌い踊る時間は、多幸感に溢れています。

「ミュンヘンの祭りが最も有名ですが、ドイツ各地で開催されています。会場では『マス(Maß)』と呼ばれる1ℓのジョッキで、巨大な樽から注いだビールが提供されます。ビールと共に、ヘンデル(丸焼きチキン)やシュヴァインスハクセ(豚スネ肉のロースト)などの料理が人気。ちなみに、女性の伝統衣装ディアンドルのエプロンのリボンは、左側に結ぶと『独身・恋人募集中』を意味する習慣もあります」(ドイツ在住ライター・キュンメル齋藤めぐみさん)

Oktoberfest

開催日2026年9月19日〜10月4日 ※場所によって異なる
webOktoberfest 公式サイト(外国語サイト)

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【アメリカ】本場の仮装が炸裂「ウェストハリウッド ハロウィンカーニバル」

画像: iStock/Jeremy Ray Smolik
iStock/Jeremy Ray Smolik

1987年に始まったロサンゼルス近郊で行われる、世界最大級のハロウィンイベント。約1.6kmにわたって会場が広がり、毎年50万人もの参加者が、趣向を凝らしたハイクオリティな仮装をして通りを埋め尽くします。会場にはステージも設けられ、DJパフォーマンスなどで夜遅くまで盛り上がるのも魅力。エキサイティングな本場のハロウィンを存分に楽しめる1日です。

「サンタモニカ通りの約1マイル(約1.6km)が歩行者天国になり、映画やアニメのキャラクター、派手な衣装のドラァグ、ゾンビなどのホラー、LGBTQ+文化、歴史人物や社会風刺…など多彩なコスプレをした大勢の人が街を埋め尽くす姿は圧巻。入場無料で気軽に楽しめる点もおすすめポイントです」(アメリカ在住ライター・陣内真佐子さん)

Halloween in West Hollywood

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11月のお祭り・イベント

11月は、祈りや追悼、感謝の気持ちが込められた宗教的・文化的なお祭りが印象的な季節です。死者を陽気に迎え入れるメキシコの伝統と、夜空に無数の光を放つタイの幻想的な風景が、人々の心を揺さぶります。

【メキシコ】死者と陽気に笑い合う「死者の日」

画像: iStock/Alex Boderline
iStock/Alex Boderline

ガイコツのメイクとマリーゴールドの花で街が埋め尽くされる伝統行事。死を悲しむのではなく、故人と共に楽しむ温かい愛に満ちたお祭りです。巨大な山車や音楽、ダンスが街を彩るメインイベントの「メガパレード」と、墓地や家庭に飾られる大きな祭壇(オフレンダ)は必見。せっかく参加するなら、ガイコツメイクも施してもらいましょう。

Dia de Muertos

開催日2026年11月2日

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【タイ】夜空に願いを届ける「コムローイ祭り(ローイクラトン)」

画像: iStock/tampatra
iStock/tampatra

タイ第2の都市といわれるチェンマイで開催されるお祭り。何万ものクラトン(ランタン)が一斉に夜空へと放たれ、幻想的な光景を目の当たりにできます。ゆっくりと流れていく光の群れを見るだけで、心洗われる時間が過ごせます。毎年人気のお祭りで世界中から観光客が訪れるため、チケットは早めの予約がベターです。

Yi Peng Lantern Festival

開催日2026年11月24日、25日
webYi Peng Lantern Festival 公式サイト

12月のお祭り・イベント

1年を締めくくる12月。アドベント(待降節)の温かな光と、ヨーロッパの伝統的なお祭りが冬の寒さを特別な思い出に変えてくれます。

【スイス】サンタを追い払う!?「クラウスヤーゲン」

画像: スイス・ツーリズム

スイス・ツーリズム

スイスの美しい山と湖に囲まれたキュスナハト・アム・リギという街で行われる伝統的なお祭りです。「クラウスヤーゲン」を直訳すると、“サンタクロースを追い払う”という意味。キリスト教のクラウス(聖ニコラウス/サンタクロースと同義)と、悪霊を追い払う地域の祭りが結びついて発展したとされています。巨大なランタンのような帽子を被った人々が練り歩き、大きな音を立ててサンタや悪霊を追い払います。暗闇に浮かぶ美しい光と重厚な音色は、スイスの伝統を感じさせます。

「毎年数万人が見学に訪れる有名伝統行事なだけあり、見どころがたくさん! 角笛や金管楽器、大きなカウベルをにぎやかに鳴らし、鞭打ちの儀式などが行われますが、特に必見なのは精巧で美しく切り絵の装飾がされた『イフェレ(司教冠)』のランタン行列。私たちを夢幻の世界へと誘います」(スイス在住ライター・小島瑞生さん)

Klausjagen

【ドイツ】冬を彩る魔法「クリスマスマーケット」

画像: iStock/sborisov
iStock/sborisov

発祥国とされるドイツをはじめ、ヨーロッパのあらゆる国で開催されるクリスマスマーケット。クリスマスの飾り付けで輝く街中には、グリューワイン(ホットワイン)の香りが漂い、広場には屋台(ヒュッテ)が立ち並びます。温かい光に包まれて過ごす時間は、12月のドイツならではの楽しみです。

画像: 写真提供:小島瑞生さん(スイス在住ライター)

写真提供:小島瑞生さん(スイス在住ライター)

「グリューワイン片手にホットドッグを食べ、キラキラしたイルミネーションを見ていると、いつの間にか寒さを忘れて身も心も幸せに包まれます。都市部から小さな村まで各地で開催されているので、クリスマスマーケットを巡って、その違いを楽しむのもおすすめです」(JAL グローバル販売部欧州販売推進室 智井さん)

Weihnachtsmarkt

開催日2026年11月23日〜12月24日(予定)※イベントによって異なる

その国ならではのお祭りをぜひ体験してみて

世界には、紹介しきれないほど、心を動かすお祭りやイベントがまだまだあります。その土地の文化や歴史、人々の祈りや喜びに触れられるのは、祝祭の旅ならではの魅力。見て楽しむのはもちろん、ときには参加して、その熱気の一部になってみるのも忘れられない体験になるはずです。次はどの季節に、どんなお祭りに出合いに行こうか。そんなふうに、次の旅を思い描くきっかけに、ぜひお役立てください。

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