アメリカ西海岸の陽光と多様なカルチャーが織りなす魅惑の都市・ロサンゼルス。映画の都として知られるハリウッドを擁し、MLBやNBAといったスポーツの本拠地でもあるこの街は、アートや音楽、ファッションなど、感性を刺激するスポットが満載です。
日本からは直行便で約10〜12時間。アメリカ西海岸の玄関口として、初めての方はもちろん、リピーターにもぴったりの旅先です。ロサンゼルスの魅力を余すことなく味わえる、4泊6日のおすすめモデルコースをご紹介します。

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スポーツやエンタメの街!ロサンゼルスを満喫

多国籍なグルメや海岸沿いの絶景、歴史ある博物館から話題の最新スポットまで、見どころは実に多彩。自然と都会が共存するロサンゼルスは、お好みや目的に応じて旅の選択肢も豊富です。

画像1: iStock/Ekaterina Chizhevskaya
iStock/Ekaterina Chizhevskaya

このモデルコースは、羽田空港を夕方5時に出発し、ロサンゼルスには現地時間の同日午前11時頃に到着する想定でプランニング。時差の関係で到着日はまだ半日残っているので、初日から観光を楽しめます。

また、現地での移動手段は、公共交通機関(バス、地下鉄)やUberなどのライドシェアサービス、タクシーを使う想定。車社会のロサンゼルスではレンタカーを利用する選択肢もありますが、海外での運転に不安がある方や、渋滞や駐車場探しのストレスを避けたい方にとっても安心かつ効率的な移動方法です。

ここからは、限られた時間の中で、観光・食・文化・自然などロサンゼルスの魅力をバランスよく組み込んだ4泊6日のモデルコースを提案します。

ロサンゼルス観光マップ

1日目:ロサンゼルス滞在の拠点「サンタモニカ」周辺を満喫

画像: iStock/AlexandreFagundes
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ロサンゼルスでの滞在先は、ビーチの自然と都会の雰囲気が融合したリゾート地・サンタモニカがおすすめ。ロサンゼルス国際空港(LAX)からライドシェアやタクシーを利用すると30分ほどで到着します。

ホテルやレストランの選択肢が豊富で、予算や滞在スタイルに合わせたプランが立てやすいエリアです。ショッピングスポットも充実しており、旅の合間に立ち寄りやすいのも魅力。また、目の前には美しいビーチが広がり、のんびりとリラックスできる環境も整っています。初めてのロサンゼルス旅行でも安心して過ごせる、快適で魅力的なロケーションです。

さらに、ハリウッドやドジャー・スタジアムなどへのアクセスも便利で、観光の拠点として最適です。

ロサンゼルス創業の「ランディーズドーナツ」第1号店に寄り道

画像: ロサンゼルス創業の「ランディーズドーナツ」第1号店に寄り道

空港に到着して最初に立ち寄れるスポットが、空港から約5km、タクシーやライドシェアで15分ほどの近距離にある「Randy's Donuts(ランディーズドーナツ)」第1号店です。

2025年5月に東京・代官山にもオープンし話題のランディーズドーナツですが、実はロサンゼルスが発祥の地。現在も米国内では南カリフォルニアを中心に展開している地元の名物です。

1952年に開店した第1号店は、屋根に立てられた巨大なドーナツ型看板が目印。今やロサンゼルスを代表するランドマークのひとつです。

映画『アイアンマン2』で主人公トニー・スタークが巨大なドーナツの穴に腰かけておいしそうにドーナツを食べるシーンや、BTSのヒット曲『Dynamite』でお店の外観がオマージュされたことでも有名なスポット。旅の始まりに、本場のアメリカン・ドーナツを味わってみませんか。

Randy's Donuts

住所805 W Manchester Blvd, Inglewood, CA 90301
営業時間24時間営業
定休日なし
webRandy's Donuts 公式サイト(外国語サイト)

自由で多彩なカルチャーを満喫できる「ベニス・ビーチ」散策

画像: 自由で多彩なカルチャーを満喫できる「ベニス・ビーチ」散策

次に向かうのは、空港とサンタモニカの中間に位置する「ベニス・ビーチ」。ホテルに荷物を置いてから訪れるのが良いでしょう。

ベニス・ビーチからサンタモニカまで、海沿いの遊歩道「オーシャン フロント ウォーク」が約4km続いています。そこを歩けば、スケートパークや筋骨隆々の人々が集うマッスルビーチ、壁一面に描かれたストリートアートなど、ロサンゼルスの自由で多様なカルチャーを体感できます。

また、路上パフォーマーやフリーマーケットとの偶然の出合いも旅先ならではの醍醐味。カフェやショップも点在しているので、食事やショッピングにも最適です。30分ほどで一巡できるため、気分の赴くままに散策を楽しめます。

海の上の遊園地!にぎわいと絶景の「サンタモニカ・ピア」

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ベニス・ビーチを北へ進むと見えてくるのが、100年以上の歴史を誇る観光名所「サンタモニカ・ピア」。ベニス・ビーチから歩くと1時間ほどかかるので、近くまで車で向かうかレンタサイクルなどを借りて向かうと良いでしょう。

画像: 海の上の遊園地!にぎわいと絶景の「サンタモニカ・ピア」

「ピア(Pier)」とは、海に突き出すように造られた桟橋や埠頭(ふとう)のこと。アメリカには数多くのピアがありますが、サンタモニカ・ピアはその上に遊園地やレストラン、ショップなどが集まることで有名です。単なる桟橋ではなく、海の上を歩きながらエンタメやグルメも楽しめる、ロサンゼルスならではの人気エリアです。

世界中でプレイされているゲーム「GTA5(『グランド・セフト・オート』通称グラセフ)」の舞台としても描かれているスポットで、ゲームの世界を現実に体感しに訪れるファンも多数。

特におすすめは夕方から夜にかけての時間帯。夕陽に染まる空と海、そしてライトアップされた観覧車が生み出す光景は、まるで映画のワンシーンのよう。ビーチを眺めながらのんびりと過ごすのにも最適です。

Santa Monica Pier

住所200 Santa Monica Pier, Santa Monica, CA 90401
営業時間ピア6:00~22:00、遊園地11:00〜22:00
定休日なし
webSanta Monica Pier 公式サイト(外国語サイト)

2日目:映画の都ハリウッドで感じる銀幕の世界

2日目は、世界の映画産業を象徴するエンターテインメントの聖地「ハリウッド」エリアを中心に観光します。誰もが一度は聞いたことのある場所であり、映画ファンならずとも訪れる価値のある名所。フォトスポットも点在しているうえ、運が良ければ、映画やテレビの撮影風景に出くわすことも。観光の合間には、周辺のカフェやショップで休憩しながら、ハリウッドならではの華やかな空気を味わえます。夢と現実が交錯するこのエリアで、ロサンゼルスらしい非日常の1日を楽しみましょう。

なお、サンタモニカからハリウッドへは、車で30~45分程度です。料金は混雑状況や時間帯にもよりますが、タクシーやライドシェアで片道25〜45ドルほどが目安です。

公共交通機関を使う場合、Expo Line(E Line)でサンタモニカからダウンタウン方面へ向かい、「Expo/La Brea」駅からバスに乗り換える方法もあります。ただし、所要時間は最低でも1時間以上かかります。

ハリウッド大通りでお気に入りのスターの名前が見つかるかも?

画像: ハリウッド大通りでお気に入りのスターの名前が見つかるかも?

まずはハリウッド観光の中心、「ハリウッド大通り(Hollywood Boulevard)」へ。

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iStock/Ekaterina Chizhevskaya

歩道には、映画や音楽、テレビなどで活躍したスターたちの名前が刻まれた「ウォーク・オブ・フェイム」がずらりと並び、歩いているだけで気分が上がります。

通り沿いは、個性的なショップやカフェ、レストランが次々と現れ、にぎやかな雰囲気に包まれます。お土産選びにも最適なこの通りは、ハリウッドのエネルギーを肌で感じられる絶好のスポットです。

Hollywood Boulevard

住所Hollywood Blvd, Hollywood, CA

映画スターの足跡がここに!「TCLチャイニーズ シアター」

画像: 映画スターの足跡がここに!「TCLチャイニーズ シアター」

ハリウッド大通りを歩いているとひときわ目を引く、中国風の建築が印象的な「TCLチャイニーズ・シアター」。1927年に開館したこの劇場は、長年にわたり映画のプレミア上映の舞台として親しまれ、まさに映画の聖地といえる存在です。

画像: マリリン・モンローの手形 iStock/Kirkikis

マリリン・モンローの手形

iStock/Kirkikis

敷地の前にある広場には、マリリン・モンローやチャールズ・チャップリン、トム・ハンクスなど、名だたるスターたちの手形・足形・サインが刻まれており、ファンにとってはたまらないフォトスポット。ハリウッドの歴史と憧れを実感できる場所です。

TCL Chinese Theatre

住所6925 Hollywood Blvd, Hollywood, CA 90028
webTCL Chinese Theatres 公式サイト(外国語サイト)

ロサンゼルスを一望!名作の舞台「グリフィス天文台」へ

画像: ロサンゼルスを一望!名作の舞台「グリフィス天文台」へ

次は「グリフィス天文台(Griffith Observatory)」を訪ねます。ハリウッド大通りから約8km、車なら約20分で到着します。ロサンゼルス市街を一望できる絶景スポットとして知られ、『理由なき反抗』『ターミネーター』『ラ・ラ・ランド』など数々の映画で舞台になったことでも有名です。

晴れた日には太平洋やダウンタウン、さらにはハリウッドサインも一望でき、夕暮れ時や夜景も格別。館内には宇宙や天体に関する展示があり、無料で入館できるのもうれしいポイントです。

Griffith Observatory

住所2800 E Observatory Rd, Los Angeles, CA 90027
営業時間平日12:00~22:00、土・日10:00~22:00
定休日なし
webGriffith Observatory 公式サイト(外国語サイト)

映画の都を象徴するハリウッドサイン

画像: 映画の都を象徴するハリウッドサイン

グリフィス天文台から眺められる「ハリウッドサイン」は、リー山の斜面に大きくそびえ立つ白い文字の看板です。山道を歩いて1時間ほどかかりますが、グリフィス天文台からサインの裏側まで行くことも可能。記念撮影には絶好の場所です。

ハリウッドサインは1923年、不動産開発の広告として「HOLLYWOODLAND」という文字で建てられたのが始まり。当初は短期間で撤去される予定でしたが、映画産業の発展とともにその象徴性が高まり、現在の「HOLLYWOOD」に改められました。

今では映画の都を象徴するランドマークとして、世界中から多くの観光客が写真に収めようと訪れる名所となっています。

Hollywood Sign

住所5960 Mulholland Hwy, Los Angeles, CA 90068

きらびやかな非日常体験!ロサンゼルス随一の高級エリア「ビバリーヒルズ」

画像: きらびやかな非日常体験!ロサンゼルス随一の高級エリア「ビバリーヒルズ」

ハリウッドに隣接する「ビバリーヒルズ」は、高級住宅地として名高い街です。ハリウッドスターや有名セレブが暮らすことで知られ、街全体が洗練された雰囲気に包まれています。

中心部にある「ロデオドライブ」は、世界の一流ブランドが並ぶショッピングストリートで、ウィンドウショッピングを楽しむだけでも非日常気分に。

美しい街路樹や完璧に手入れされた邸宅の外観を眺めながら歩けば、まるで映画の世界に入り込んだかのような時間を過ごせます。

Rodeo Drive

住所Rodeo Dr, Beverly Hills, CA 90210

3日目:ダウンタウンとMLB観戦を楽しむ

大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムは、ロサンゼルスの中心地ダウンタウンのすぐ近くにあります。本場のMLB観戦を主な目的にこの都市を訪れる人にとっては、旅のハイライトとなる地域です。

スタジアム周辺は近年、日本人観光客にも大人気。試合開催日はユニフォーム姿のファンでにぎわい、アメリカならではの熱狂的な応援スタイルを体験できます。ナイトゲームなら夕焼けに染まる球場の美しさも格別です。

画像: iStock/vesperstock
iStock/vesperstock

試合前後には、ダウンタウンの観光もあわせて楽しむのが効率的。ストリートアートで有名な「アートディストリクト」や北米最大の日本人街「リトルトーキョー」など、個性豊かなスポットが徒歩圏内にあり、街歩きにもぴったりです。スポーツとカルチャーを一度に味わえます。

サンタモニカから直接ドジャー・スタジアムへ向かう場合は、ライドシェア、それもUberが便利です。Uberはドジャースと公式パートナー契約を締結していて、駐車場内に専用の乗降エリアが設けられているのです。所要時間は約40〜60分、料金は片道30〜50ドル程度が目安ですが、ロサンゼルスでも特に交通渋滞が激しい場所なので、平日のナイターは余裕を持って向かうと安心です。

大谷選手もファン!「In-N-Out Burger」で応援熱を高める

画像1: 大谷選手もファン!「In-N-Out Burger」で応援熱を高める

ダウンタウンに行く前に、まずは試合観戦に向けて腹ごしらえ。大谷選手の好物だという「インアウトバーガー(In-N-Out Burger)」に向かいます。2022年のMLBオールスター・ゲーム前、報道陣から「好きなアメリカの食べ物は?」と質問された大谷選手が「In-N-Out」と即答したことで日本でも有名になりました。

画像2: 大谷選手もファン!「In-N-Out Burger」で応援熱を高める

このハンバーガーチェーンもロサンゼルス発祥。1948年にハリー・スナイダーさんと妻のエスター・スナイダーさんの夫婦によって創業されました。現在も孫娘のリンシ・スナイダーさんがCEOを務め、家族経営を続けています。

インアウトバーガーはカリフォルニア州とアメリカ西海岸の州を中心に300店舗以上を展開しているので、きっとロサンゼルス滞在中にどこかで店舗を見かけるでしょう。注文を受けてから調理を始めるという昔ながらのスタイルを守る名店の味をぜひ試してください。

In-N-Out-Burger

住所7009 W Sunset Blvd, Hollywood, CA 90028
営業時間日~木曜10:30~翌1:00、金・土曜10:30~翌1:30
定休日なし
webIn-N-Out-Burger 公式サイト

大谷翔平効果で人気復活「リトルトーキョー」散策

画像1: 大谷翔平効果で人気復活「リトルトーキョー」散策

ここからはダウンタウン散策スタート。ダウンタウン東部に位置する「リトルトーキョー」は、全米最大規模の日系人街として知られ、日本の文化や歴史が色濃く残るエリアです。2024年MLBシーズン開幕直前にお披露目された「都ホテル(Miyako Hotel Los Angeles)」の大谷翔平選手の巨大壁画はすでにロサンゼルスの新名所になりました。

画像2: 大谷翔平効果で人気復活「リトルトーキョー」散策

通りを歩けば、日本食レストラン、和菓子店、書店、雑貨店などが並びます。日本風でありながら、異国情緒も混じった、独特の雰囲気です。人気のラーメン店や寿司バーには、地元の人や観光客の姿も多く見られます。また、「全米日系人博物館」では、日系移民の歴史や苦難の道のりを学ぶことができ、文化と歴史の両面から楽しめるのも魅力です。

大谷選手という類まれな存在が、現地での日本文化の価値を高め、リトルトーキョーを活気づけている今こそ訪れたい注目のスポットです。

なお、試合のある日はロサンゼルスの中央ターミナル駅にあたる「Union Station」からドジャー・スタジアムを往復する無料シャトルバスが10分おきに運行しています。試合前後にダウンタウン観光をする場合に便利です。

Miyako Hotel Los Angeles(大谷翔平選手の壁画)

住所328 1st St, Los Angeles, CA 90012

本場の熱気を体感!「ドジャー・スタジアム」でMLB観戦

画像1: 本場の熱気を体感!「ドジャー・スタジアム」でMLB観戦

「ドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)」は、全米でも屈指の人気と歴史を誇る球場です。1962年に開場したこのスタジアムは、ロサンゼルスの丘の上に位置し、外野スタンドの向こうに広がる雄大な景色も有名。スタンドの傾斜は急になっていて、どこからでもフィールド全体がよく見渡せます。プレーの迫力と観客の熱気に包まれる体験は、日本の野球場とはまた違った魅力があります。

画像2: 本場の熱気を体感!「ドジャー・スタジアム」でMLB観戦

ドジャーブルーのユニフォームを着て、現地のファンと一緒に声援を送れば、旅の思い出がより深まること間違いなし。スタジアム内には公式グッズショップもあります。

チケット売り場に当日券を買うブースはありますが、売り切れの可能性があります。事前にMLB公式ウェブサイトでオンライン購入を済ませておくことを強くおすすめします。

Dodger Stadium

住所1000 Vin Scully Ave, Los Angeles, CA 90012
webMLB公式サイト内Dodger Stadiumページ(外国語サイト)

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4日目:テーマパークで1日エンジョイ

ロサンゼルス近郊には、1日たっぷり遊べるテーマパークがいくつかあります。なかでも人気が高いのが、ディズニーランド・リゾート(アナハイム)、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、ナッツ・ベリー・ファーム(ブエナパーク)、シックス・フラッグス・マジック・マウンテン(バレンシア)の4つ。それぞれに個性があり、好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。

ロサンゼルスの主なテーマパーク

  • ディズニーランド・パーク
  • ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク
  • ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
  • ナッツ・ベリー・ファーム
  • シックス・フラッグス

世界初のディスニーパーク「ディズニーランド・パーク」&「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」

画像: iStock/P_Wei
iStock/P_Wei

ディズニーランド・リゾートには、2つのテーマパークがあります。「ディズニーランド・パーク(Disneyland Park)」は1955年に開園した世界初のディズニーパークで、2025年に開園70周年を迎えます。東京とサンフランシスコが融合した「サンフランソウキョウ・スクエア」など、日本のディズニーリゾートにはないエリアやアトラクションなど見どころ豊富。そして、隣にあるもうひとつのテーマパークが「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(Disney California Adventure Park)」。カリフォルニアの街や自然、映画の世界をテーマにしたパークで、ピクサー作品やマーベル関連のアトラクションも充実しています。

どちらのディズニーパークも徒歩圏内にあり、1日で両方を楽しむ「パークホッパーチケット」も用意されています。サンタモニカからは車で約1時間、距離にして約50kmです。

映画の世界を体感「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」

画像4: iStock/Ekaterina Chizhevskaya
iStock/Ekaterina Chizhevskaya

「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(Universal Studios Hollywood)」は、映画の都ハリウッドならではの映画制作スタジオ併設型テーマパーク。『ハリー・ポッター』シリーズや『ジュラシック・ワールド』といった大ヒット映画の世界を体感できます。サンタモニカからは約30分、25kmほどでアクセスも便利です。

ローカル感のある「ナッツ・ベリー・ファーム」

画像: iStock/Dee Liu
iStock/Dee Liu

「ナッツ・ベリー・ファーム(Knott's Berry Farm)」はよりローカルな雰囲気を味わいたい人におすすめ。元はベリー農園だったこの場所は、今や西部劇風の町並みや絶叫系アトラクションが楽しめる場所に。スヌーピーの公式テーマパークとしても知られ、ファン必見のテーマパークです。サンタモニカからは50分ほどでアクセスできます。

絶叫マシンが充実「シックス・フラッグス」

画像: iStock/Art Wager
iStock/Art Wager

「シックス・フラッグス(Six Flags)」はアメリカのほか、カナダ、メキシコにもあるテーマパーク。パークの特徴は、ハイスピード&スリル満点のコースターが揃っていること。サンタモニカから車で1時間15分ほどと少し距離はありますが、絶叫マシン好きは満足すること間違いなしです。

どのパークも朝から晩まで遊び尽くせるスポットなので、丸一日を確保して訪れるのが理想的です。選ぶ基準は「何を楽しみたいか」。夢の世界、映画の臨場感、ローカルな魅力、アドレナリン爆発…自分の旅に合ったテーマパークを選べば、きっと忘れられない1日になるでしょう。

なお、これらのテーマパークへのアクセスはいずれもタクシーかライドシェアの利用が便利です。サンタモニカから地下鉄を利用して最寄り駅まで行くことはできますが、結局そこからはバスかタクシーへの乗り継ぎが必要です。

5日目:アメリカ出国前に最後の散策、ショッピング

画像: 5日目:アメリカ出国前に最後の散策、ショッピング

最終日は14時ロサンゼルス発、翌17時成田着のスケジュール。出発の2~3時間前には空港に到着することを考えると、午前中にサンタモニカ周辺で軽く観光やショッピングを楽しむのがおすすめです。

朝の「ベニス・ビーチ」散策

画像: iStock/Attila Adam
iStock/Attila Adam

1日目でもご紹介した「ベニス・ビーチ」は朝の散策もおすすめ。サンタモニカの海岸線は朝の光の中で一段と美しく、旅の余韻を味わうのにぴったりです。元気のある人ならベニス・ビーチまでジョグで往復することもできるでしょう。早めに開店するカフェやベーカリーでブランチをとるのも良いひとときです。

「サンタモニカ・プレイス」で買い物

画像: iStock/artran
iStock/artran

サンタモニカの中心に位置する「サンタモニカ・プレイス(Santa Monica Place)」は、海を望む開放感あふれる屋外型ショッピングモール。アメリカの大型百貨店である「ノードストローム」やアロハシャツの専門店、ビューティーブランドなど多彩なショップが揃い、ファッションアイテムや雑貨を探すのにぴったりです。屋上のダイニングテラスからは太平洋を望むことができ、買い物の合間にほっと一息つくのにも最適です。

帰りのフライトが14時台の場合、11時にはライドシェアやタクシーで空港へ向かうのが安全ですが、公共バスを利用する場合は渋滞も考慮してもっと早めの出発が必要です。

Santa Monica Place

住所395 Santa Monica Pl, Santa Monica, CA 90401
営業時間10:00~20:00(日曜は11:00~19:00)
定休日なし
webSanta Monica Place 公式サイト(外国語サイト)

ロサンゼルス観光の注意点

ロサンゼルス観光では、いくつか注意すべきポイントがあります。

治安の悪いエリアに近づかない

地域によっては治安の悪いエリアもあるため、観光客が立ち入らないほうが良いと思われる場所には近づかないようにしましょう。観光客の多いハリウッドやベニス・ビーチなどでも、夜間に出歩いたり、裏通りに入ったりするのは危険です。また、人が多いエリアでは、スリや置き引きにも注意が必要です。

時間に余裕を持った行動をする

ロサンゼルスは都市全体が広く、基本的に車移動が中心のため、渋滞が非常に多いのも特徴。時間には余裕を持った行動を心がけることが大切です。

ESTAの申請が必要

ロサンゼルスに限らず、アメリカへ渡航するにはESTA(電子渡航認証システム)の事前申請が必要です。渡米する72時間以上前までの申請が推奨されていますが、事前に取得していないと飛行機の搭乗や入国が拒否されるおそれもあるため、早めの申請が安心です。

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ロサンゼルスの魅力を満喫

ロサンゼルスの魅力を効率よく楽しめるモデルコースをご紹介しました。ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ハリウッドといったテーマパークを巡りたい方、ラスベガスやサンディエゴなど周辺都市への小旅行を考えている方には、もう1~2泊の延泊もおすすめです。目的に応じて、自由にカスタマイズできるのがロサンゼルスの魅力。エンタメ、スポーツ、ショッピングと多彩な体験ができるロサンゼルス旅行を楽しんでください。

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