JALでは、たまったマイルに応じてさまざまなプログラムをご提供しています。なかでもJAL国内線特典航空券は、これまでに多くのお客さまにご好評をいただいてきましたが、このたび2023年4月ご搭乗分からリニューアルしました。
そもそも特典航空券とは
そもそも特典航空券とは、たまったマイルでご予約・ご搭乗いただけるサービスです。ご提供サービスは一般的な購入方法と変わりません。出張などでたまったマイルを「がんばった自分へのご褒美」にしたり、いつもの旅を少しおトクにご予約していただいたりと、さまざまな活用方法があります。
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リニューアルポイントと活用方法
そして2023年春、国内線特典航空券のプログラムが、より便利なものにリニューアルしました。平日や時間帯を選べば従来通り少ないマイルでおトクにご利用いただけるほか、これまでは特典航空券の枠が空いていないことが多かった週末やGW・夏休みなどの混雑期でもマイルを追加することでご予約いただけます。さらに、従来は予約できる座席が普通席とクラス Jのみでしたが、ファーストクラスも対象になりました。また、キャンセル時の取消手数料が3分の1に。
では具体的にどのように変わり、どのような利用方法があるのか、マイルを活用した特典航空券の旅をご紹介します。
必要マイルは距離に応じて変わります
今回のリニューアルに応じて、必要マイル数の路線ごとの区分が変わりました。短距離ならよりおトクに。発着地の距離に応じて、A(短距離路線)からG(長距離路線)まで7つのゾーンを設定しています。具体的な基本マイル数とフライト例は以下の通りです。
Aゾーン | ●基本マイル数 普通席 4,000マイル 、クラス J 5,000マイル ●対象路線 札幌−函館、福岡−宮崎、鹿児島−屋久島、沖縄(那覇)−久米島など |
Bゾーン | ●基本マイル数 普通席 5,000マイル、クラス J 6,000マイル ●対象路線 札幌−青森、東京−名古屋、大阪−出雲、沖縄(那覇)−宮古など |
Cゾーン | ●基本マイル数 普通席 6,000マイル、クラス J 7,000マイル、ファーストクラス 12,500マイル ●対象路線 東京−秋田、東京−大阪、大阪−福岡、福岡−屋久島、沖縄(那覇)−石垣など |
Dゾーン | ●基本マイル数 普通席 7,000マイル、クラス J 8,500マイル、ファーストクラス 15,000マイル ●対象路線 札幌−仙台、東京−函館、東京−広島、名古屋−福岡、大阪−鹿児島など |
Eゾーン | ●基本マイル数 普通席 8,000マイル、クラス J 9,500マイル、ファーストクラス 16,000マイル ●対象路線 東京−札幌、東京−福岡、名古屋−札幌、大阪−沖縄(那覇)、福岡−沖縄(那覇)など |
Fゾーン | ●基本マイル数 普通席 9,000マイル、クラス J 11,000マイル、ファーストクラス 18,000マイル ●対象路線 東京−沖縄(那覇)、名古屋−沖縄(那覇)、大阪−石垣、福岡−札幌、沖縄(那覇)−小松など |
Gゾーン | ●基本マイル数 普通席 10,000マイル、クラス J 13,000マイル、ファーストクラス 20,000マイル ●対象路線 東京−石垣、名古屋−宮古など |
詳しい必要マイル数は、以下Webサイトをご覧ください。
JAL国内線特典航空券 必要マイル数
空席の少ない便や混雑する便でも、追加マイルでご搭乗いただけます
「JAL国内線特典航空券PLUS」導入により、基本マイルでご予約いただける空席がなくなった便も、100マイルからの追加で便に空席があればご予約が可能となりました。たとえば、下の東京―大阪の例では、従来の特典航空券では特典枠に空席のあるJAL101かもしくはJAL125しか選べない、といった状況が起こりがちでしたが、新しい制度ではマイルを追加いただくことでご都合の良い便を選んで予約することができます。
例)週末の東京 (羽田) ー 大阪 (伊丹)
週末やお盆・年末年始といった混雑するシーズンでも、希望の日程や便利な時間帯の便を追加マイルで予約できるので旅行がしやすくなりました。
混雑する時間を避けて、ちょっとおトクな旅を楽しんでみませんか?
平日のほか、休日でも座席が空いている場合は、おトクな基本マイルでフライトをご利用いただけます。たとえば、混雑する早朝便なら片道8,000マイルかかるところが、午前中後半の便にすれば6,000マイルで済むケースもあります。
ぜひ旅程をやりくりして少ないマイルでおトクな旅をお楽しみください。
ちょっとゴージャスな年末年始の帰省はいかがですか?
従来との変更点として、混雑時やハイシーズンでも特典航空券がご利用可能になりました。満席になるケースも多いお盆や年末年始でも、マイルをつかってご予約いただけます。
そんな旅には、座席をアップグレードしてゆったりとフライトをお楽しみいただくのもおすすめです。従来は特典航空券で普通席・クラス Jがご予約いただけましたが、今後はファーストクラスもマイルでご予約可能になりました。またご搭乗日当日、クラス Jやファーストクラスに空席があれば、規定の料金で座席のアップグレードも可能です。特典航空券の旅でも、ファーストクラスご利用の場合はラウンジをご利用いただけます。
特典航空券で、賢く乗り継ぎの旅が楽しめます
これまで特典航空券での乗り継ぎをする場合は区間ごとのマイル数が必要でしたが、リニューアルで1旅程扱いとなりました。これによりマイル数がかなりおトクに。たとえば東京から鹿児島経由で与論島にフライトする場合、区間ごとに予約すると合計が15,000マイルからのところ、9,000マイルからご予約いただけます。
短い路線の必要マイル数が少なくなったこともあり、マイルでおトクにまだ行ったことのない鹿児島や沖縄の離島を訪れてみてはいかがでしょうか?
取消手数料が割安に。急な用事でキャンセルの可能性があっても安心です
従来の取消手数料が3,100円だったところを、1,000円に値下げ。特典航空券の予約変更はできませんが、割安なキャンセル料で、ご予約に充当したマイルがお手元に戻ってきます。(払い戻し時点で有効期限内のマイルのみ)
急なお仕事やお子さまの発熱など、キャンセルのリスクがあるフライトでも、今後は安心してご予約いただけます。
国内線特典航空券の予約方法
それでは実際に、マイルをつかって特典航空券の予約をしてみましょう。まずはJAL公式Webサイトからログインし、メニューから「フライト&サービス」を選択。画面中央の「特典航空券」を押し、「特典航空券メニューをみる」を選択します。この例では「国内線」の「JAL国内線特典航空券」を選びます。
「往復(または任意の2区間)」か「片道(1区間)」を、ご希望に応じて選択します。東京(羽田)ー大阪(伊丹)まで、大人1名分の片道を予約してみます。
普通席であれば、始発の6:30発なら6,000マイルですが、混雑することが多い7:30発では8,500マイルが必要です。必要マイルが少ない6:30発の便で、少しゴージャスにクラス Jを選んでみましょう。
続いて、通常のご予約と同様に、お客さま情報をご入力いただき、座席の指定を行います。最後にご予約の確認を行い、クレジットカード情報を入力(国内線旅客施設使用料(PFC)対象空港発着路線をご利用の場合のみ)、「手続きを完了する」を押せば、ご予約は完了です。
目的地をランダムに決める、おトクな「どこかにマイル」
ほかにも、マイルの活用方法はさまざまあります。なかでも国内線のフライトなら、「どこかにマイル」もおすすめです。これは、7,000マイルで国内の“どこか”への往復航空券が手配できるというものです。
“どこか”といっても、出発地とご希望日時を入力すれば、4つの行き先候補地が提案され、その中からランダムに1つの行き先が決まるというものです。1カ月先までご予約いただけますので、気ままな小旅行などにピッタリかもしれません。
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JAL国内線特典航空券を上手に活用すれば、マイルをつかった旅行がより身近になります
生まれ変わったJAL国内線特典航空券を上手に活用することで、空の旅がより身近になることでしょう。それと同時に、フライトの楽しみ方がきっと増えるはず。たまったマイルを有意義に活用し、ぜひご旅行にお役立てください。
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