大分に行ったら食べたい！伝統の老舗グルメ＆話題の最新グルメ6選

伊藤 初美
年間400軒以上食べ飲み歩くグルメブロガー。グルメ情報はTwitter（@hatsu823）を中心に各SNSでも発信中。
140名限定のオンラインサロン「東京グルメサロン」主宰。「グルメはコミュニケーション」が人生のテーマ。

大分名物“とり天”発祥と言われる老舗食堂「キッチン丸山」

大分駅から徒歩10分ほど、閑静な住宅街の中にあるのが昭和37年にオープンした老舗食堂「キッチン丸山」です。オープンは11時ですが、お昼時になると行列ができるほどの人気店。

大分名物のとり天は、こちらのお店が発祥と言われているのだとか。とり天はもちろんのこと、肉料理や魚料理など色々なメニューが揃っていて、毎日でも通いたくなってしまう食堂です。

店内はソファ席、テーブル席、カウンター席があり、木のぬくもりがどこか懐かしい雰囲気でホッとします。
近隣で働く人々からファミリー、おひとり様まで幅広いお客さんが訪れていました。

こちらが、半数以上のお客さんが注文するという一番人気の「とり天セット（税込750円）」。セットにはライスとお味噌汁が付いてきます。

一口サイズのとり天が7個。味付けしたもも肉に衣を薄くつけて、香ばしくカラッと揚げています。まずはそのまま食べてみると、サクッと軽い衣の中から柔らかくてジューシーな鶏肉が美味しい。しっかり味がついているのでライスとの相性もぴったりです。

酢醤油に練りからしを溶かした特製タレを付けて食べるのが本場の食べ方。このタレがさっぱりとした中にもコクがあり、お肉の旨みをよりアップしてくれるんです。

お腹いっぱいお肉を楽しみたい方には「丸山セット（税込1,400円）」もおススメ。これは圧巻のボリューム…！

ヒレカツが2枚、ハンバーグ、中央にはローストチキン、その下にロースハム、さらに海老フライが2本がセットになった豪華なセット。ヒレカツはしっとり食感で、お肉がぎゅっと詰まっています。ハンバーグはふわっと柔らかく濃厚な味わい、プリプリの海老フライはオリジナルのタルタルソースでいただきます。

そして、この大きなローストチキン！持ち上げるだけでも大変なほどに大きくて重いです。がぶりと食べてみると、じっくりと火を通して仕上げているだけあって驚くほどの柔らかさ。甘辛の味付けにしっとりジューシーなお肉、これはやみつきになる味わいです。

毎日通いたくなるアットホームな老舗食堂で、大分の伝統の味を堪能してみてはいかがでしょうか？

キッチン丸山

新鮮捌きたての“ゆふ軍鶏”を余すことなく堪能「軍鶏七輪焼 KITA」

牧駅から徒歩10分ほど、2022年7月にオープンした「軍鶏七輪焼 KITA」は、契約農家から仕入れる新鮮なゆふ軍鶏を、七輪焼きをはじめ色々な食べ方で楽しめるダイニングです。

広々とした店内は、ゆったり座れるテーブル席にカウンターも完備。地元の人々に愛される、アットホームな雰囲気が居心地いい～！

その日に仕入れたゆふ軍鶏を目の前で捌いてもらいました。テンポよく華麗に捌かれていくゆふ軍鶏は、新鮮そのもの！部位ごとにどんな味わいなのかワクワクしますね。

最初にいただく一品は、「軍鶏たたき（税込1,280円）」。皮は香ばしく焼かれ、中の身は絶妙な火入れでレアに仕上げ。ネギや生姜、ワサビなどたっぷりの薬味を合わせて素材の旨みを堪能します。

こちらが「ゆふ軍鶏盛（1～2人前税込2,980円）」。もも、むね、手羽、ハラミ、せせりの5種類と、ゆふ軍鶏の美味しい部位を余すことなく堪能できます。

こちらが「ゆふ軍鶏（1人前税込1,280円）」。もも、むね、手羽、ハラミ、せせりの5種類と、ゆふ軍鶏の美味しい部位を余すことなく堪能できます。

「ゆふ軍鶏肝（1人前税込980円）」は、レバー、ずり、ハツの3種類。新鮮だからこそ味わえる、臭みのない肝です。

まずは、ももやむね、せせりを七輪の炭火焼で炙っていきます。じっくり香ばしくジューシーに焼き上げると、程よい弾力と凝縮された旨みが口いっぱいに広がります。

きめ細やかな肉質はゆふ軍鶏ならでは。塩味が効いているのでそのままでも美味しいですが、お好みで甘口醤油やレモンを合わせて。

肝は、臭みがまったくなく、ねっとり濃厚なレバーやシャキシャキとした食感のハツなど、コクと歯ごたえがたまりません。

〆に食べたいのは、「軍鶏めし（税込380円）」と「軍鶏スープ（税込280円）」のセットです。ご飯に軍鶏の旨みがぎゅっと凝縮され、さらに具材にも軍鶏が入った贅沢なご飯。スープと一緒にいただくと旨みが身体の中に沁みわたります。

アットホームな雰囲気ながらも本格的なゆふ軍鶏がリーズナブルに楽しめる新店、大分ならではのゆふ軍鶏をぜひ味わってみてください。

軍鶏七輪焼 KITA