大分に行ったら食べたい！伝統の老舗グルメ＆話題の最新グルメ6選

親子代々続く郷土料理“りゅうきゅう丼”発祥の名店「与一」

大分の名物料理のひとつ、「琉球丼」。その発祥と言われている老舗店が、ここ「与一」です。元々は大分駅から徒歩3分ほどの商店街アーケード内で「二代目与一」として40年以上営業していましたが、2020年10月に移転。今は三代目の大将がその老舗の味を受け継いでいます。

店内はカウンター8席のみ。お店のところどころに地元の焼酎や日本酒がずらりと並んでいるので、大将に相談しながらお料理に合うお酒を選んでいきましょう。

まずは大分の銘酒、「ちえびじん純米吟醸（1合税込700円）」をいただきます。ほのかな酸味と苦味がバランスよく、後味スッキリ。「鷹来屋特別純米（1合税込650円）」は、揚げ物の油をサッと流してくれるシャープな味わい。

あわせるお料理は、大分名物「とり天（税込500円）」。薄衣のサクサク食感のとり天は、身だけでなく、皮まで楽しめるんです。ポン酢と辛子で食べるのが定番ですが、こちらではさっぱりと土佐酢でいただきます。

続いて、大将がりゅうきゅう丼の鯵を捌いていきますよ！目の前で眺められるのもカウンターならではの楽しみです。

「りゅうきゅう」とは、魚の漬けのこと。みりん、醤油、お酒を使った甘めのタレで鯵を漬けます。大きな丼には酢飯と海苔が敷き詰められています。

完成したのがこちら、「りゅうきゅう丼（税込1,600円）」。新鮮な鯵に甘めのタレ、そして酢飯の酸味が相性抜群。ネギや大葉、たっぷりの白ごまが乗っています。

一口食べてみると、酢飯と甘めのタレで味付けされた鯵の旨みを引き立て、シンプルながらも手が止まらなくなる美味しさ…!ネギや大葉、白ごまなどの薬味が、食べるごとに違った味わいを感じさせてくれますよ。

「特蒸 泰明（税込400円）」。独特のガツンとくる風味と深い旨みがあり、ふくよかな後味がたまりません。

脂の乗った鯵を昆布で〆た「あじ寿司（税込700円）」。肉厚でむっちりした鯵と酢飯がマッチした、香り高い一品です。

大分の焼酎や地酒と共に、大分名物の料理をカウンターで堪能しながら、ゆったりとした夜をお過ごしください。

与一

もっちもち自家製麺の冷麺もあっさり中華そばも人気！「冷麺 佳」

大分駅から徒歩10分の場所にある「冷麺 佳」。別府冷麺の有名店で修行した店主が、2022年9月にオープンした新店。真っ白く大きな提灯が目印です。

店内に入ってみると、カウンター席のみでカフェのようなスタイリッシュな雰囲気。女性やお一人様でも入りやすく、明るい女将さんがお出迎えしてくれてホッと和みます。

まずは入口の券売機で食券を購入しましょう。メニューは冷麺、温麺、中華そばの3種類。それぞれが全く違った味わいで、どれにしようか迷ってしまいます。

まずは一番人気の「別府冷麺 並（税込830円）」をいただきます。見てくださいこの美しい盛り付け…!自家製麺の上には、自家製国産牛チャーシューとキャベツキムチ、半熟卵、ネギと白ゴマがトッピングされています。

国産牛と昆布で出汁をとった黄金のスープはさらっとした口当たりで、まろやかな味わい。自家製キャベツキムチの旨みが少しずつスープに溶け込んでいき、旨辛スープに仕上がります。チャーシューは柔らかく、噛むほどに牛のおいしさを感じます。

店主が毎日ベストな状態になるまで手ごねする自家製麺は2.2ミリの中太麺。しっかりとしたコシがありもっちもち！鼻から抜ける蕎麦粉の風味もたまりません。

女性にも人気の「中華チャーシュー麺並（税込940円）」。とろとろの大きな炙りチャーシューが5枚、たっぷりのもやしとネギ、半熟卵がトッピングされ見た目のインパクトも抜群。

国産豚を使用してこんがり炙ったチャーシューは、甘めのタレでとろっとろの柔らかさと脂の旨みがたまりません。塩気のあるスープとの相性も抜群です。

スープは国産の丸鶏でじっくり取り、濃厚な旨みを凝縮。後味スッキリで飲み干してしまうくらいに美味しいです。

ストレートの細麺はスルスルと食べやすく、チャーシューやもやしなど他の具材と一緒に食べても色々な味が楽しめる満足度の高い1杯でした。

寒い日には温麺も人気なので、ぜひ色々と試してみてくださいね！

冷麺 佳