主な産地はマダガスカルですが、カナダやオーストラリアなど世界各地で採掘されています。ラブラドライトにはいくつかの種類があり、種類によってカラーや産地が異なるので、その違いを楽しむべく旅先でラブラドライト探しをする方も。
本記事では、そんなラブラドライトの意味や効果などをご紹介。旅先で探す際の参考にしてください。
ラブラドライトの意味とは
ラブラドライトは、「月や太陽」を象徴するといわれるパワーストーンです。陰の力を持つという月が直感力を養って、陽の力を持つという太陽が強い活力を与えてくれます。
陰陽それぞれのパワーを備えていることから、神秘的なパワーストーンであると考えられてきました。
また、ラブラドライトはさまざまな色の輝きが見えることで、宇宙空間のようだといわれることもあります。眺めるだけで自分と宇宙のエネルギーが同調するようなパワーを感じる方も。月や太陽と関わりが深いとされるのも、こういった理由があるのかもしれません。
石言葉は「思慕」「記憶」「調和」
ラブラドライトの石言葉には諸説ありますが、代表的なのは「思慕」「記憶」「調和」です。さらに他にも、下記のような石言葉が込められています。
- 個性
- 自由
- 直感力
- 創造力
- 予知
- 魂の成長
- 洞察力
- インスピレーション
- 芸術的センス
ラブラドライトは、直感を鋭くしてくれる働きがあると考えられてきました。身につけることで精神に影響を与えやすいため、石言葉も精神に関する言葉が並んでいるのです。
ラブラドライトの効果
ラブラドライトを最初に発見したのが聖職者であったことから、「神秘の石」と呼ばれることがあります。
ここでは、ラブラドライトを身につけることでどのような効果が期待できるのかを見ていきましょう。
〈ラブラドライトの効果〉
- 才能を開花させる
- 人脈を引き寄せる
才能を開花させる
ラブラドライトは、神秘的な波動が強いと考えられていて、「魂のルーツ」を象徴する石とされてきました。ラブラドライトを身につけることで、魂レベルで深く眠っている意識や記憶力などを目覚めさせ、潜在能力まで引き出してくれるといわれています。
もし何らかのきっかけで自信を失いかけたときは、ラブラドライトを身につけてみると、自分に秘められた能力に気づくきっかけに出合い、自信が持てるようになるかもしれません。
さらには、魂が成長することを促し、これまで抑圧されていた感情を解放してくれます。ラブラドライトが前向きに生きる力を引き出してくれるでしょう。
人脈を引き寄せる
「思慕」「調和」などの石言葉があることから分かるように、ラブラドライトは、人との縁に関する効果も期待できます。
自分にピッタリ合う仕事や環境、人脈などを引き寄せられるパワーがあるため、仕事探しや友達作りなどで、価値観が近い人や共通点の多い人に出会うことができるとされています。
自分では想像していなかったような嬉しい出会いをきっかけに、すべての物事がプラスに転換することでしょう。
ラブラドライトと相性の良い石3選
ラブラドライトをパワーストーンとして身につけるなら、他のストーンと組み合わせて相乗効果を得ることもできます。そこで、数あるパワーストーンの中からラブラドライトと組み合わせるのにおすすめの石を見ていきましょう。
- ムーンストーン|直感を磨く
- ラピスラズリ|魔除け
- ラリマー|夢の実現へと導く
ムーンストーン|直感を磨く
ムーンストーンは、乳白色の優しく美しい色合いが特徴の石。ホワイト系のカラーの他に、グレーやオレンジ、ブルーなどもありますが、いずれも淡く優しい色合いです。
ローマでは月の光でできていると考えられていたり、インドでは4本の手を持つ月の神の額にはめこまれたり……。多くの逸話とともに、世界各地で古くから愛されてきました。
ムーンストーンの効果は大きく分けて2種類。恋人同士の絆を深めてくれる効果と、直感力を高めてくれる効果です。
ムーンストーンをラブラドライトと組み合わせると、より直感を鋭くしてくれるといわれています。直感力を磨くとともに先を見通す力を授けてくれるので、自分の望みを実現する手助けとなるでしょう。
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ラピスラズリ|魔除け
ラピスラズリの主成分はラズライト(青金石)で、金色や白色の鉱物が含まれています。カラーは美しい濃紺で、所々に白や金色が散りばめられている様子が星空を連想させ、神秘的な雰囲気をまとっています。
ラピスラズリは古くから世界各地で神様につながる石と崇められていて、世界で最初に認められたパワーストーンという説もあります。
このように神聖視されているラピスラズリは、ラブラドライトと組み合わせて持つことで、自分らしさを引き出してくれます。ネガティブなパワーを受けてしまいがちな状況でも気持ちを強く保てるので、魔除けのお守りにもなるでしょう。
ラリマー|夢の実現へと導く
ラリマーは、わずかに緑がかった水色の美しい石。カリブ海を思わせるような美しい色合いであることから、世界3大ヒーリングストーンのひとつともいわれます。
ラリマーを身につけることで穏やかな気持ちや安らぎを与え、自然と人が寄ってきやすい雰囲気を持てるようになるでしょう。また、コミュニケーション面でも、人間関係を円滑にし、協調性を与えてくれる効果が期待できます。
ラリマーとラブラドライトは、うまくいかず気持ちばかりが先走るようなことがあっても、気持ちを落ち着かせてくれる組み合わせ。何事にも動じない穏やかな気持ちで、夢の実現に向けてサポートしてくれるでしょう。
ラブラドライトの浄化・お手入れ方法
ラブラドライトを浄化する場合、浄化用のお香やホワイトセージという乾燥ハーブを用いるのがおすすめです。火をつけて煙を出したら、ラブラドライトを煙にくぐらせてください。
また、ラブラドライトのパワーチャージでは、水晶クラスターを用いるのがおすすめです。用意した水晶クラスターにラブラドライトを置いておくだけで、エネルギーを補充してくれます。
「月と太陽の石」とはいえ個体差があるので、紫外線には注意してください。日光浴の浄化とは相性がいいでしょう。
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ラブラドライトの色別の種類
ラブラドライトといえば、ブラックやグレー系の落ち着いたカラーで知られています。しかし、採掘されるエリアなどによっては多彩な石が現れることもあり、カラーによって種類が分けられます。
名称 | カラー | 原産国 |
スペクトロライト | 虹色 | フィンランド |
ブルーシラーラブラドライト | 青、灰色 | カナダ |
ピンクラブラドライト | 灰色がかったピンク | マダガスカル、カナダ |
ブラックラブラドライト | 真っ黒に近い | カナダ、フィンランド |
ゴールドラブラドライト ゴールデンラブラドライト バイトウナイト | 金色 | メキシコ、アメリカ、カナダ |
ホワイトラブラドライト | 透明から白色 | カナダ、マダガスカル、フィンランド、アメリカ |
上記のように、実に多彩なラブラドライト。採掘国によって産出される種類が異なるというのもコレクション心をくすぐられます。
ラブラドライトの基本情報
その他、ラブラドライトの基本情報はこちらをご覧ください。
名称 | ラブラドライト(Labradorite) |
鉱物名 | フェルドスパー |
和名 | 曹灰長石(そうかいちょうせき) |
化学式 | (Ca、Na)Al₂‐₁Si₂‐₃O₈ |
色 | 黒色、グレー、淡青緑色、淡青色、無色、黄色、オレンジ色 |
硬度 | 6〜6.5 |
原産地 | カナダ、マダガスカル、フィンランド、オーストラリア |
まとめ:ラブラドライトは神秘的な魅力のあるパワーストーン
ラブラドライトは、見た目にも効果にも神秘的な魅力があるパワーストーン。
世界各地で産出されていますが、その種類は国によってさまざま。フィンランドでは虹色、カナダでは透明な色など、旅先のよって異なる魅力のラブラドライトと出合えます。旅行の際には、その国ならではのラブラドライトを探してみるのも楽しい思い出となるでしょう。
※パワーストーンが持つ効果の感じ方には、人によって個人差がありますことをご了承ください。
監修・写真提供:日本パワーストーン協会
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