80年以上にわたって東京の食を支えてきた築地。築地場外市場(場外)には400以上もの専門店が軒を連ね、四季折々の新鮮な食材や、本格的な調理器具が所狭しと並びます。味自慢の老舗が勢揃いする、日本を代表するグルメスポットといえるでしょう。築地市場(いわゆる「場内」)が中央卸売市場としての役割を豊洲に移したあとも、そのこだわりとクオリティは変わりありません。

食のエキスパートが集う築地では、上質な食材を気軽に楽しめる食べ歩きグルメが人気。しょっぱい系から甘い系まで、おすすめの9店舗をご紹介します。

※築地場外市場では、「歩きながら食べる行為」は推奨されていません。店舗に併設されている飲食スペースを利用するか、所定の休憩所でご飲食ください。
※価格は税込み表記です。
※価格や提供内容、営業時間は2023年3月時点のものです。
※市場の休市日はこちらをご確認ください。

食のプロが集結!築地のおすすめ食べ歩きグルメ

問屋街としても機能している築地場外。全国から選りすぐりの食材が、お手頃価格で食べられるのが大きな魅力です。多くの店舗が早朝から賑わっており、少し早起きして朝ごはんをいただくのも楽しみのひとつでしょう。早朝は仕入れのお客さんが優先、15時ごろには閉まるお店も多いため、9時~14時ごろが食べ歩きのゴールデンタイムです。

秘伝の玉子焼き!焼きたて熱々を召し上がれ「丸武」

画像1: 秘伝の玉子焼き!焼きたて熱々を召し上がれ「丸武」

大正末期創業、玉子焼き一筋の老舗「丸武」。演出家・テリー伊藤さんのご実家としてもよく知られています。鶏の餌からこだわった新鮮な卵を、秘伝の出汁で焼き上げた上品な味わいは絶品。さらに、築地では焼きたて熱々を堪能できます。

画像2: 秘伝の玉子焼き!焼きたて熱々を召し上がれ「丸武」

職人が目の前で焼き上げる「焼玉」。立ち上る甘い香りに心躍ります。一口頬張れば、とろけるようなジューシーさ、ふわふわの食感が口いっぱいに。1個100円という価格で老舗の味をお試しできるのもうれしいポイントです。

画像3: 秘伝の玉子焼き!焼きたて熱々を召し上がれ「丸武」
画像4: 秘伝の玉子焼き!焼きたて熱々を召し上がれ「丸武」
画像5: 秘伝の玉子焼き!焼きたて熱々を召し上がれ「丸武」

定番商品の玉子焼きはお取り寄せグルメとしても人気。地元の方々にとっても、ちょっとした手土産として喜ばれる存在だそう。食べ歩きで気に入ったなら、ご自宅用にもぜひどうぞ。

丸武

住所東京都中央区築地4-10-10
電話03-3542-1919
営業時間平日・土曜 4:00~14:00
日曜 8:00~14:00
定休⽇祝日・市場休市日
webhttps://www.tsukiji-marutake.com/

旬の魚をいちばんおいしいタイミングで「築地 斉藤水産」

市場に来たら、やっぱり海鮮を楽しみたいという人は多いでしょう。「斉藤水産」は、目利きが厳選した旬の鮮魚を少しずついただけるのが魅力。

画像1: 旬の魚をいちばんおいしいタイミングで「築地 斉藤水産」

フレッシュなお刺身に生ウニ……ついつい目移りしてしまいますが、特に人気なのは、目を見張るほど大粒の生牡蠣。牡蠣好きにはたまらない光景でしょう。

画像2: 旬の魚をいちばんおいしいタイミングで「築地 斉藤水産」
画像3: 旬の魚をいちばんおいしいタイミングで「築地 斉藤水産」

時には、手のひらほどもあるビッグサイズに出合えることも! トロリとした食感と強い甘みはなんとも濃厚で贅沢な味わいです。

画像4: 旬の魚をいちばんおいしいタイミングで「築地 斉藤水産」

食材の「旬」は一期一会。季節ごとにもっともおいしい産地から仕入れるというこだわりは、創業50年以上の経験と伝統があってこそ。活気あふれる店内の雰囲気にも、ほっこりと心温まります。

築地 斉藤水産

住所東京都中央区築地4-10-5
電話03-3541-2314
営業時間6:00~17:00
定休⽇年中無休
webhttps://www.tsukiji-saito.com/

屋台スタイルでいただくマグロは鮮度抜群!「まぐろや黒銀 築地本店」

築地といえば、なんといってもマグロでしょう。激戦区の場外のなかでも「まぐろや 黒銀」は行列のできる人気店。各地で水揚げされた生本マグロを、その場で捌いてもらえます。

画像1: 屋台スタイルでいただくマグロは鮮度抜群!「まぐろや黒銀 築地本店」
画像2: 屋台スタイルでいただくマグロは鮮度抜群!「まぐろや黒銀 築地本店」

屋台風の雰囲気も相まって臨場感は格別。見るからに脂ののった艶に、胸が高鳴ります。刺身や丼など、好みのスタイルを選んで注文しましょう。

画像3: 屋台スタイルでいただくマグロは鮮度抜群!「まぐろや黒銀 築地本店」

マグロ専門店だけあって、さまざまな部位を食べ比べられるのも魅力です。この日はカマトロ・大トロ・中トロをお寿司にしていただきました。抜群の新鮮さは言わずもがな、身の厚みがなんとも贅沢。

画像4: 屋台スタイルでいただくマグロは鮮度抜群!「まぐろや黒銀 築地本店」

“マグロ感”が口いっぱいにとろけ、まさに至福の味。人気のメニューは昼前に売り切れてしまうこともあるそうなので、ぜひ早めの訪問を。

まぐろや黒銀 築地場外市場本店

住所東京都中央区築地4-10-12
電話03-3544-7440
営業時間8:00~14:00(なくなり次第終了)
定休⽇水曜・木曜
webhttps://www.instagram.com/maguroyakurogintsukiji/

江戸グルメの代表・ウナギをもっとカジュアルに「築地うなぎ食堂」

少し歩き疲れてきたら、スタミナ食のウナギを片手でサッといただくのも乙なもの。“毎日が土曜丑の日”をテーマにかかげ、おいしいウナギをリーズナブルに提供するのが「築地うなぎ食堂」です。

画像1: 江戸グルメの代表・ウナギをもっとカジュアルに「築地うなぎ食堂」
画像2: 江戸グルメの代表・ウナギをもっとカジュアルに「築地うなぎ食堂」
画像3: 江戸グルメの代表・ウナギをもっとカジュアルに「築地うなぎ食堂」

店頭でウナギを炙る香ばしい香りが食欲を掻き立てます。名物の「うなぎ串」は300円。高級なイメージがあるウナギを、カジュアルに楽しめるのはうれしい限り。皮はパリっと、身はふっくら。甘辛いタレとの相性が抜群です。「鰻肝串」もぜひ食べ比べておきたいところ。

画像4: 江戸グルメの代表・ウナギをもっとカジュアルに「築地うなぎ食堂」

「せっかくなら思う存分ウナギを堪能したい!」という人は、店内でうな重やひつまぶしを味わうこともできます。たっぷりとのせられたウナギに、きっと大満足できるはずです。

築地うなぎ食堂

住所東京都中央区築地4-13-18
電話03-3248-1291
営業時間月曜~土曜 8:30~15:00
日・祝・休市日 8:30~15:00
定休⽇なし
webhttps://nisshintasuke.co.jp/

食べ応え抜群!マグロは揚げてもおいしい「味の浜藤 築地本店」

魚の西京漬や練り物を手がけて80年以上の「味の浜藤」。築地本店では、バラエティ豊かな串揚げかまぼこやフライをワンハンドで楽しめます。

画像1: 食べ応え抜群!マグロは揚げてもおいしい「味の浜藤 築地本店」
画像2: 食べ応え抜群!マグロは揚げてもおいしい「味の浜藤 築地本店」

海の幸をふんだんに活かしたメニューがショーケースにずらり。築地らしさ満点のファストフードといった趣です。魚料理を知り尽くした老舗ですから、もちろんその味はお墨付き。

なかでもぜひご賞味いただきたいのは「マグロメンチ」。体温でとろける脂の旨みは揚げ物にもぴったり!

画像3: 食べ応え抜群!マグロは揚げてもおいしい「味の浜藤 築地本店」
画像4: 食べ応え抜群!マグロは揚げてもおいしい「味の浜藤 築地本店」

たっぷりのマグロと玉ねぎでこしらえた大きめサイズは食べ応え十分。あっさりとなめらかな舌触りで、ペロリといただけます。

味の浜藤 築地本店

住所東京都中央区築地4-11-4
電話03-3542-2273
営業時間8:00~15:00
定休⽇不定休
webhttps://www.hamato.co.jp/

小腹満たしにも。“築地発”のこだわり飲茶「菅商店」

海鮮だけでなく、お肉もつまみたい…。そんな気分のときにぴったりなのが、ほかほかの飲茶・点心を提供する「菅商店」。

画像1: 小腹満たしにも。“築地発”のこだわり飲茶「菅商店」

小腹満たしにもちょうどいいプチ肉まんや、鶏・黒豚・ホタテなど、新鮮素材を贅沢に使ったシューマイが並びます。落語家・立川談春さんが前座時代に修業していたという逸話も。

画像2: 小腹満たしにも。“築地発”のこだわり飲茶「菅商店」
画像3: 小腹満たしにも。“築地発”のこだわり飲茶「菅商店」

鶏シューマイには鳥取産の大山鶏を、黒豚シューマイには鹿児島産アベル黒豚を使用。素材のすべてを毎日築地で仕入れており、さながら「純・築地発グルメ」といえるでしょう。

画像4: 小腹満たしにも。“築地発”のこだわり飲茶「菅商店」

手間暇かけて蒸しあげたシューマイはお肉がぎっしり、肉汁もたっぷり。軟骨のコリコリしたアクセントも楽しく、一口サイズでも満足感は抜群です。

菅商店

住所東京都中央区築地4-10-2
電話03-3541-9941
営業時間6:00~15:00
定休⽇日曜・祝日・市場休市日
webhttps://tkjm.jp/tsukijijougai/store99/

ザクザクの衣の中には牛肉の旨みがたっぷり「吉澤商店」

がっつりとお肉を噛み締めたい場合には、食肉のプロフェッショナル「吉澤商店」へ。銀座のすき焼き割烹でも使われる高品質の牛肉を、食べ歩きメニューでもおいしく手軽にいただきましょう。

画像1: ザクザクの衣の中には牛肉の旨みがたっぷり「吉澤商店」
画像2: ザクザクの衣の中には牛肉の旨みがたっぷり「吉澤商店」
画像3: ザクザクの衣の中には牛肉の旨みがたっぷり「吉澤商店」

お店で丁寧に仕込んだ揚げ物はなんとワンコインから。衣はザクザクとした食感で、お肉のおいしさと好相性です。特に人気なのは、ジューシーな牛肉たっぷりのメンチカツ。和牛と豚肉を合挽にした「メンチカツ」は150円、「松阪牛メンチカツ」は350円と、上質な牛肉をこの価格で味わえるのは驚きです。

和牛の旨みがふっくらと感じられ、脂っぽさやしつこさは皆無。冷めてもおいしいですが、ぜひ揚げたて熱々をその場でいただきたい一品です。

画像4: ザクザクの衣の中には牛肉の旨みがたっぷり「吉澤商店」

吉澤商店

住所東京都中央区築地4-13-15
電話03-3541-4656
営業時間7:00~14:00
定休⽇日曜・祝日・市場休市日

お口直しにスイーツ&ドリンクはいかが?

“しょっぱい系グルメ”を心置きなく楽しんだら、お口直しに甘いものはいかがでしょう。あれもこれも食べたあとでも、甘いものは別腹。「食の街・築地」では、甘味ももちろん逸品揃いなのです。

最高においしいさつまいもスイーツならここ「高級芋菓子しみず」

パッと目を引く「芋」の文字が目印の「高級芋菓子 しみず」。芋パフェに芋プリン、4種の品種から選べるスイートポテト……。さつまいものおいしさをとことん追求した、こだわりのスイーツが揃います。鹿児島の熟成さつまいもを産地直送し、一度焼くことで糖度を最大限に引き出しているのだそう。

画像1: 最高においしいさつまいもスイーツならここ「高級芋菓子しみず」
画像2: 最高においしいさつまいもスイーツならここ「高級芋菓子しみず」

そんなお芋の魅力をもっともダイレクトに感じるなら、ぜひ「焼き芋ブリュレ」を。ねっとり濃密な焼き芋に、たっぷりの三温糖をキャラメリゼ。添えられたバニラアイスが少しずつとろけて、奥深い甘みをいっそう引き立てます。

画像3: 最高においしいさつまいもスイーツならここ「高級芋菓子しみず」

落ち着いた店構えはほっと一息つくのにぴったり。築地では遅めの、夜20時までの営業もうれしいポイントです。

高級芋菓子しみず 築地本店

住所東京都中央区築地6-21-4 築地大長ビル1階
電話03-6260-6288
営業時間テイクアウト 10:00~20:00
イートイン 11:00~18:00(L.O.17:30)
webhttps://imoshimizu.com/

まるでバリスタ。抹茶を目の前でたてる「MATCHA STAND MARUNI」

2018年に誕生した「MATCHA STAND MARUNI」は、抹茶を気軽に楽しめるスタンドタイプのカフェ。タイル張りのカウンターがおしゃれな店内に一歩入れば、ふわりと広がるお茶の香りに心が落ち着きます。

画像1: まるでバリスタ。抹茶を目の前でたてる「MATCHA STAND MARUNI」
画像2: まるでバリスタ。抹茶を目の前でたてる「MATCHA STAND MARUNI」

注文を受けてからひとつひとつ丁寧に抹茶をたてており、その香り高さに納得です。たてたばかりの抹茶をたっぷりのミルクとあわせて抹茶ラテ、抹茶カプチーノに。

画像3: まるでバリスタ。抹茶を目の前でたてる「MATCHA STAND MARUNI」

お店のおすすめはアイス抹茶ラテ。お茶の豊かなコクと旨みがよりしっかりと感じられるとのことで、寒い季節でもぜひ試してほしいそう。

画像4: まるでバリスタ。抹茶を目の前でたてる「MATCHA STAND MARUNI」

ミルクに抹茶を注ぐ瞬間、美しく溶け合う様子も必見です。あたたかい店内で、心和む癒しの時間はいかがでしょうか。

MATCHA STAND MARUNI Tokyo Tsukiji

住所東京都中央区築地4-14-18 江戸市ビル
電話03-6264-3835
営業時間9:00~15:00
定休⽇水曜・日曜・祝日
webhttps://matchastandmaruni.com/

活気あふれる食の街として、国内外から人気を集める築地場外。築地本願寺や佃波除(なみよけ)稲荷神社といった歴史ある名所も点在し、お散歩にはもってこいの場所です。腹ごしらえが済んだら、近隣の銀座や浜離宮、隅田川といった観光スポットに足を延ばすのもおすすめです。

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