東京の人気観光地のひとつ、浅草。着物で観光スポットを巡ったり、浅草の名物グルメを堪能したりと、街歩きを楽しみに訪れる方も多いでしょう。だからこそ、旅行当日に雨が降ってしまったら、がっかりしてしまうかもしれません。でも大丈夫、浅草には悪天候でも楽しめる場所がたくさんあるのです。浅草での食べ歩きやデートなどにもおすすめな、雨でも充実した1日を過ごせるおすすめ観光スポットを、アクティビティやグルメなどジャンル別に紹介します。

【体験】元祖食品サンプル屋 合羽橋店

職人の手ほどきを受けながら食品サンプルを作る

西浅草にある、キッチンツールの聖地が「かっぱ橋道具街」。ここはアーケードがあって雨でも楽しめる商店街ですが、なかでもユニークな体験ができると人気なのが「元祖食品サンプル屋 合羽橋店」です。

画像1: 職人の手ほどきを受けながら食品サンプルを作る

こちらで常時開催しているのは、「天ぷら&レタス」の食品サンプル作り。1回40分で料金はひとり2,500円(税込)、昔ながらの蝋(ろう)を使った製法を体験することができます。蝋が液体から固体へと変化していくその過程からは、ものづくりの楽しさはもちろん驚きと感動を味わえます。スタッフが実演と指導をしてくれるので、初めてでも安心。

画像2: 職人の手ほどきを受けながら食品サンプルを作る

店内では、さまざまな食品サンプルや、その技術から生まれたユニークな商品の販売も行っており、ショッピングにも最適。製作体験は要予約なので、まずはお店に電話を。

元祖食品サンプル屋 合羽橋店

住所東京都台東区西浅草3-7-6
電話0120-17-1839
営業時間10:00~17:30
定休日なし
webhttps://www.ganso-sample.com/

【体験】瓦割りカワラナ

女性でも平均5枚は割れる! ストレス発散にもなる瓦割り

空手のパフォーマンスなどで知られる瓦割り。これをアクティビティとして体験できるのが「瓦割りカワラナ」です。一見、鍛錬をつんでいないと割れないように思うかもしれませんが、実はそこまで難しくないとか。目安として女性が5枚、男性なら10枚を平均的に割っているそうです。

画像1: 女性でも平均5枚は割れる! ストレス発散にもなる瓦割り

割りやすい理由は、元々二つに割って使う「のし瓦」だから。適切な位置に必要な力を加えることで、想像以上に割れるのです。その衝撃とともにやってくる爽快感は、一度体験するとやみつきになるほど。男女ともに一番チャレンジする人が多いという、「瓦割り5枚チャレンジ」は2,000円(税込)。そのほか、枚数に応じていくつかのプランが用意されています。

画像2: 女性でも平均5枚は割れる! ストレス発散にもなる瓦割り

時間によっては混み合うこともありますが、予約不要というのも魅力。急な雨で予定変更になった時も、気軽に行けそうです。ストレス解消になり、SNSなどのネタにもなるユニーク体験。観光記念や思い出作りにもいかがでしょうか。

瓦割りカワラナ

住所東京都台東区浅草2-27-17
電話非公開
営業時間10:00~17:00
※営業は土・日・祝のみ
定休日平日
webhttp://kawarana.jp/

【体験】浅草演芸ホール

落語や漫才などを365日楽しめる笑いの殿堂

娯楽の街としての歴史をもつ浅草。その伝統をいまに伝える施設のひとつが「浅草演芸ホール」です。ここは上野の「鈴本演芸場」、「新宿末廣亭」、「池袋演芸場」と並ぶ東京の「落語定席」。365日、休まずいつでも落語を楽しめる寄席(よせ)としても有名です。

画像1: 落語や漫才などを365日楽しめる笑いの殿堂

1964年のオープン以来、10日替わりで落語協会と落語芸術協会が交互に興行。落語のほかにも、漫才、漫談、コント、マジック、紙切り、曲芸、ものまねなど、ジャンルがバラエティーに富んでいるのも魅力で、多彩なエンターテインメントを楽しめます。

画像2: 落語や漫才などを365日楽しめる笑いの殿堂

入場料金は、通常興行で大人3,000円(税込)。昼の部と夜の部は原則として入れ替えがなく、夜割りや学割といった割引も。天気も時間も気にすることなく、たっぷり楽しめます。多くの大スターを輩出している笑いの殿堂、一度は足を運ぶべきだといえるでしょう。

浅草演芸ホール

住所東京都台東区浅草1-43-12
電話03-3841-6545
営業時間11:40~21:00(チケット販売は11:00から)
定休日なし
webhttp://www.asakusaengei.com/

【体験】浅草 飴細工 アメシン 花川戸店

伝統的な飴細工作りに挑戦

日本の伝統技術である飴細工。この伝統の保持と発展を目指して立ち上がった飴細工師集団による店舗が「浅草 飴細工 アメシン」です。

画像1: 伝統的な飴細工作りに挑戦

店内には清涼感満点の「うちわ飴」や、リアルで躍動感あふれる金魚や猫の飴細工など、芸術的な作品を中心にさまざまな飴がずらり。買い物をするだけでも楽しいのですが、ぜひ試してほしいのが飴細工の体験教室。所要時間は90~120分で、体験料金は大人3,100円(税込)です。

画像2: 伝統的な飴細工作りに挑戦

体験教室は、はじめに作り方や注意事項などの説明を受け、職人による実演を見てから自分で作るという流れ。飴細工の基礎が詰まったモチーフである、ウサギにチャレンジします。約90度に熱せられた飴を鍋から取り出し、冷えて固まる前に握りばさみと指先で形を整えていくという手際のよさが求められる工程。でも、練習を経て本番と、一発勝負ではないため、初めてでもそれなりの形に仕上げることができるかもしれません。

体験教室は予約制なので、公式サイトをご覧ください。雨の浅草でハレの体験を……なんて粋な過ごし方はいかがでしょう。

浅草 飴細工 アメシン 花川戸店

住所東京都台東区花川戸2-9-1 堀ビル1F
電話080-9373-0644(体験当日の連絡・予約専用番号)
営業時間10:30~18:00
定休日木曜(臨時休業あり)
webhttp://www.ame-shin.com/

関連記事

【グルメ】雷門 三定

雷門のすぐそばにある日本最古の天ぷら店

江戸屈指の歓楽街として栄えた浅草には、東京の伝統的なグルメもたくさん。そのひとつが天ぷらで、現存する日本最古の天ぷら専門店といわれる「雷門 三定」(さんさだ)が有名です。創業は江戸時代の天保8年(1837年)。東京メトロ銀座線の「浅草駅」から徒歩1分とアクセス至便で、雨の日でも行きやすい立地にあります。

画像1: 雷門のすぐそばにある日本最古の天ぷら店

江戸前天ぷらは、魚介をゴマ油で揚げるのが伝統。香り高い味わいで、同店の継ぎ足しによるタレとも相性抜群です。メニューには定食や盛り合わせもありますが、定番は天丼。なかでも一番人気は、小かき揚げ、海老、白身魚がのる「上天丼」(2,150円・税込)です。天丼に野菜が入らないのも江戸前の名残。というのも、野菜の天ぷらは当時「精進揚げ」と呼ばれ、明治までは天ぷらとは見なされていなかったから。

画像2: 雷門のすぐそばにある日本最古の天ぷら店

円熟味のあるほどよい甘さのタレがゴマ油の香りを引き立て、天ぷらやご飯とひとつに。魚介も、素材のよさが生かされた豊かな弾力で絶品です。江戸時代から180年以上続く味わい、ぜひご賞味を。

雷門 三定

住所東京都台東区浅草1-2-2
電話03-3841-3400
営業時間11:00~20:30(L.O.20:00)
※状況により閉店時間が早まる場合もございますので、来店前にお電話にてご確認下さい。
定休日不定休
webhttp://www.tempura-sansada.co.jp/

【グルメ】浅草 花月堂本店

大きくてサクサクふわふわ。唯一無二のメロンパン

ワンハンドグルメをもって食べ歩くのも浅草観光の醍醐味。なかでも外せない逸品が、「浅草花月堂」の「ジャンボめろんぱん」。本店をはじめ駅周辺で5店舗も展開していて、アクセスがいいのも魅力です。

画像1: 大きくてサクサクふわふわ。唯一無二のメロンパン

大きくてフォトジェニックなのも特徴ですが、一番の魅力は味。特に、外はサクサク、中はふわふわとした食感が、ほかにないおいしさを生み出しています。その秘密は発酵にあり、通常のパンが40~60分熟成させるところ、この「ジャンボめろんぱん」は約3倍。それも、その日の温度や湿度、小麦の状態などに合わせて配合などを変えているため、日々変わらないおいしさに仕上がるのです。

画像2: 大きくてサクサクふわふわ。唯一無二のメロンパン

名物の「ジャンボめろんぱん」は1個220円(税込)。セットやその他のパンもあって、かき氷やあんみつをはじめとする甘味も楽しめます。食べ歩きはもちろん、休憩スポットとしても利用してみてはいかがでしょう。

浅草 花月堂本店

住所東京都台東区浅草2-7-13
電話03-3847-5251
営業時間平日11:00~
休日10:00~
※「ジャンボめろんぱん」完売次第閉店
定休日なし
webhttps://asakusa-kagetudo.com/

【グルメ】ヨシカミ

ゴロっと大きくてとろとろのビーフシチューが名物

洋食の名店も多数点在する浅草で、特にビーフシチューで有名なのが「ヨシカミ」です。外観からして老舗の洋食店らしいいで立ちで、創業は1951年。“うますぎて申し訳ないス!”と書かれたファサードを目がけてお店に行くと、オープンキッチンから漂う芳醇な香りに心もおどります。

画像1: ゴロっと大きくてとろとろのビーフシチューが名物

名物の「ビーフシチュー」は2,600円(税込)。おいしさの秘訣は、ゴロっと大きく、それでいてとろとろに煮込まれた牛肉とデミグラスソースにありますが、そのソースを使った「ハヤシライス」(1,350円・税込)も絶品。また、“洋食屋のステーキ”として「牛ヒレのステーキ(200g)」(5,400円・税込)をはじめさまざまな部位がそろい、存分にごちそうを堪能できます。

画像2: ゴロっと大きくてとろとろのビーフシチューが名物

「オムライス」(1,350円・税込)や「カツサンド」(1,200円・税込)といった洋食の定番や、「生ハム」(1,450円・税込)に「帆立のカルパッチョ」(800円・税込)などオードブルも豊富。

お店はアーケードからすぐの場所にあるので、雨が降っている時でも比較的ぬれずに移動することができます。中休みなしで営業しているのも嬉しい名店です。

ヨシカミ

住所東京都台東区浅草1-41-4
電話03-3841-1802
営業時間11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日木曜(祝日の場合は営業)
webhttp://www.yoshikami.co.jp/

【グルメ】R レストラン&バー

東京スカイツリーを望むラグジュアリーなホテルレストラン

浅草駅から近く、スタイリッシュなデザインで人気の「ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC」。この13階にあるのが「R レストラン&バー」です。浅草の街並みはもちろん東京スカイツリーも眺められ、夜になればロマンチックな雰囲気の中、贅沢なディナーを満喫できます。

画像1: 東京スカイツリーを望むラグジュアリーなホテルレストラン

カウンターとテーブルのほかにオープンエアのテラス席もあり、シーンに合わせた利用が可能。料理はフレンチベースで、「シャルキュトリー」(1,980円・税込)をはじめとする前菜から、「牛バラ肉のビール煮込み」(2,530円・税込)といったメインディッシュ、また「“GATE HOTEL”カレー」(1,760円・税込)に「アフォガード 雷おこし添え」(820円・税込)と、ここならではの食事やスイーツも味わえます。

画像2: 東京スカイツリーを望むラグジュアリーなホテルレストラン

雨の日だって、非日常のひとときを味わいたいもの。悪天候で東京スカイツリーの展望台に上るかどうかを迷ってしまうような日は、ラグジュアリーな空間から東京スカイツリーを眺めて楽しむ。この発想の転換がポイントです。

R レストラン&バー

住所東京都台東区雷門2-16-11 ザ・ゲートホテル雷門 13F
電話03-5826-3876
営業時間朝食 6:30~10:30(L.O.10:00)
ランチ 11:30~14:00(L.O.14:00)
カフェ 14:00~16:00(L.O.15:30)
ディナー 17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日なし
webhttps://www.gate-hotel.jp/asakusa-kaminarimon/rb/restaurant.html

【土産】やげん堀 七味唐辛子本舗 新仲見世本店

好みで調合もOK。日本三大七味の凄みに触れる

長野・善光寺の「八幡屋礒五郎」、京都・清水寺参道の「七味屋本舗」と並び、“日本三大七味唐辛子”に数えられるのが、浅草の「やげん堀 七味唐辛子本舗」です。創業は寛永二年(1625年)と、江戸時代。時の将軍、徳川家光に気に入られて幕府の献上品となり、徳川の「徳」の字をたまわったことから、店のロゴには「山徳」の称号がしたためられています。

画像1: 好みで調合もOK。日本三大七味の凄みに触れる

店頭には七味唐辛子のベースとなる薬味類がディスプレイされ、好みの味や辛さに応じて調合してくれるのも魅力。七味唐辛子の奥深さを体験できるスポットとしてもおすすめです。

画像2: 好みで調合もOK。日本三大七味の凄みに触れる

唐辛子用の容器は、木製のひさご型に印籠型、竹筒型、また缶のタイプも用意されていて実に多彩。そのほかにはふりかけ、お茶漬け、佃煮類などもあり、喜ばれるお土産がきっと見つかるはず。雨の日は、お土産選びにたっぷり時間を割いて楽しむのも手です。

やげん堀 七味唐辛子本舗 新仲見世本店

住所東京都台東区浅草1-28-3
電話03-3626-7716(本社)
営業時間10:00~18:00
定休日なし
webhttps://yagenbori.jp/

【土産】まるごとにっぽん

日本全国の希少な名産品や工芸品などが大集合

日本の全国各地で受け継がれている多様性豊かな文化を凝縮し、モノとコトの出合いの場として発信しているのが「まるごとにっぽん」です。館内は1~4階の全4フロア。「にっぽん食市場」「くらしの道具街」「たいけん広場」「ふるさと食堂街」と、各階それぞれのテーマに合わせた商品やサービスが展開されています。とにかくいろいろ揃っているので、雨の日はここでゆっくり過ごす、と決めてしまっても。

画像: 日本全国の希少な名産品や工芸品などが大集合

おいしいお土産を探すのにおすすめなのが、「にっぽん食市場」にある「蔵」。各地の特産品を中心に、農産、菓子、酒・調味料、畜産、乳製品、水産加工品が専門バイヤーたちによって集められています。

画像: 瀬戸内ふわバターケーキ(伊予柑・檸檬)愛媛県今治市

瀬戸内ふわバターケーキ(伊予柑・檸檬)愛媛県今治市

その総数は、約2,500点と圧倒的な品ぞろえ。なかには流通量の少ない希少なものもあり、東京ではここにしかないというレア商品も。見ているだけでも楽しくなってしまう、ご当地食名産の数々。浅草で体感する“クールジャパン”も、また一興です。

まるごとにっぽん

住所東京都台東区浅草2-6-7
電話03-3845-0510
営業時間1・2階 10:00~20:00
3階 10:00~21:00
4階 11:00~23:00(L.O.22:00)
定休日なし
webhttps://marugotonippon.com/

※2022年8月5日に一部内容を更新いたしました

関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.