※価格は税込み表記です。
※ジブリパークは通常の営業時、一部を除き、撮影できません。
遠方からもぜひ訪れたい、万博跡地で体感できるジブリ作品の世界
名古屋市に隣接する長久手市。2005年に愛知万博「愛・地球博」が開催され、万博跡地は緑豊かな愛・地球博記念公園として整備されています。その公園内にある「ジブリパーク」は2022年11月に開園し、「ジブリの大倉庫」や「青春の丘」、「どんどこ森」の3エリアへの入場が始まりました。その後も公園の歴史や環境に配慮しながら少しずつ整備を進めてきました。2023年11月に「もののけの里」、さらに2024年3月16日には新エリア「魔女の谷」がオープンし、当初予定していた5つのエリアがすべて揃いました。
「愛・地球博」のオフィシャル・エアラインとして世界各国からお客さまをお迎えしたJALは、「ジブリパーク」のオフィシャルパートナーにもなっています。
愛知県の玄関口・中部国際空港 セントレアから「ジブリパーク」へは、名鉄電車や地下鉄、空港バスを利用して藤が丘駅を経由し、リニモ(愛知高速交通東部丘陵線)で愛・地球博記念公園駅へ。所要時間は約1時間30分。中部国際空港 セントレアから直行バスも運行しています。
魔女が登場する作品の世界を表現した新エリア「魔女の谷」
まずは、新エリア「魔女の谷」へ。入り口ゲート前で、『アーヤと魔女』に登場する魔女ベラ・ヤーガをイメージした顔が大きな口を開けて来園者を出迎えてくれます。
「魔女の谷」に入ると、まさにジブリ作品の世界に迷い込んだよう! 「魔女の家」には、怪しげな雰囲気のベラ・ヤーガの作業場やアーヤの寝室、バスルームやキッチンなどがあり、今にもキャラクターたちが飛び出してきそうです。
ヨーロッパ調の建物は、『魔女の宅急便』に登場する「グーチョキパン屋」。中に入ると、パンのいい香り! 1階のパン屋では実際にパンを購入することができます。劇中をモチーフにしたヨーロッパで親しまれているパン、ジブリパークオリジナルの「ナポリタン」や「ういろうカヌレ」など、種類も豊富です。
「グーチョキパン屋」の裏庭にある階段を登ると、キキとジジが寝泊まりした屋根裏部屋がありました。食事の準備があったり、ホウキが立てかけてあったり……。魔女修行に励むキキの姿が浮かんできます。
キキが魔女修行に旅立つ前に住んでいた「オキノ邸」。1階には母親コキリが薬を作っている魔女の店があり、他に客間や台所も。2階にはキキの部屋、魔女について研究している父の書斎があります。
『ハウルの動く城』の「ハウルの城」もありました。高さ20メートルある城の一部が突如動き出して生き物のように煙をはくのでびっくり! まさに“動く城”です。2階にはハウルの寝室やハウルの衣裳部屋、ハウルのアトリエ、浴室などがあり、作り込まれた世界観に没入感を味わえます。
『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが切り盛りする帽子店。1階のショップ「ハッター帽子店」では、作品をモチーフにした帽子、キャンディーなどを販売しています。2階にある書店「魔女の本棚」には、魔女や魔法にまつわる書籍が揃い、購入もできます。
「年に一度、村にやってくる移動遊園地」をイメージした「メリーゴーランド」(大人1,000円、3〜12歳 500円、2歳以下 無料)。スタジオジブリ作品に出てくる乗り物や動物、キャラクターをモチーフに装飾されています。
もう一つの遊具「フライングマシン」(500円)は、『天空の城ラピュタ』の世界をモチーフにしたもの。こちらは、3〜12歳の子ども向けです(大人は年齢を満たす子どもとの同伴に限り乗車可)。
エリア内にはレストランやショップもあります。煉瓦造りのレストラン「空飛ぶオーブン」では、パイやキッシュなどのオーブン料理とデザートを提供。「魔女の谷のシェパーズパイ」(2,500円)は、骨付きラム肉を使ったイギリスの伝統料理です。
「ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ」では、ネコの手の形をしたパンに大きなソーセージを挟んだ「ネコの手ドッグ」(各種990円)やフライドポテト、ドリンクなどを販売。
グッズを販売するショップ「13人の魔女団」には、「魔女の谷」の建物やアイテムをモチーフに『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『アーヤと魔女』をイメージした商品が並びます。「LIBERTY」と共同開発したポーチ(各1,980円)やハンカチ(各1,540円)、「ARABIA」と共同開発したプレート(各4,950円)やマグ(各4,400円)など。
『君たちはどう生きるか』などの新展示に注目! 「ジブリの大倉庫」
「ジブリの大倉庫」は、5つあるエリアの中で唯一の屋内エリアです。ジブリ関連の展覧会で並んだ制作物や造形物を保管している「公開倉庫」をはじめ、作品の名場面に入り込める企画展示を開催中の中央展示室、短編アニメーションを上映する映像展示室、子ども向けの遊び場、カフェやショップなどが並び、“ジブリ”の魅力が凝縮されています。
この3月から、「ジブリの大倉庫」内に新たなオブジェがお目見えしました。『君たちはどう生きるか』に関する展示として、中央展示室の屋根に青サギがとまっていたり、近くの屋根にペリカンがいたり……。よくよく観察しないと見逃してしまいそうなオブジェを見つけながら散策するのが楽しいでしょう。
エレベーター付近に佇んでいたのは、『千と千尋の神隠し』のおしらさま。こちらも新たにお目見えしたオブジェです。
『耳をすませば』などをイメージした「青春の丘」
愛・地球博記念公園北口の「メインゲート」をくぐって最初に目に入る「エレベーター塔」。19世紀末の空想科学的な世界観をもとにデザインされています。「青春の丘」のゲートを通ると、『耳をすませば』の「ロータリー広場」があり、その周りには主人公・月島雫が訪れたアンティークショップ「地球屋」、『猫の恩返し』の「猫の事務所」が建っています。
「地球屋」の内部に入ると、2階にはアンティーク家具や時計が隅々に置かれています。からくり時計も目を引きます。1階には天沢聖司がバイオリン製作を学ぶバイオリン工房があります。
「猫の事務所」は“猫サイズ”なので人間が入ることはできませんが、小窓から覗くと家具や小物に囲まれた部屋でバロンとムタがゆっくりくつろいでいます。
「どんどこ森」の山道を歩いていると、トトロを模した遊具に遭遇!
「どんどこ森」の山道を少し登ると、その先で「どんどこ堂」が現れます! 愛くるしい表情の木製遊具は、小学生以下の子どもは中に入って遊ぶことができます。愛知県産の木材を使用し、土壁は伝統技法を受け継ぐ左官職人が手がけています。
「サツキとメイの家」にはリアルに表現された炊事場、風呂場、茶の間、和室、洋間などがあり、主人公姉妹サツキとメイ、父タツオの暮らしぶりを感じられます。マックロクロスケがどこかにいそうな気配がして探してしまいました。
『もののけ姫』をイメージした里山風景が広がる「もののけの里」
日本の原風景のような里山の景色が広がるエリア。『もののけ姫』に登場するタタリ神を模したオブジェや乙事主の滑り台があって迫力満点! タタリ神の近くにはエミシの村にある物見やぐらもあります。
『もののけ姫』に登場するタタラ場をモチーフにした体験学習施設では、愛知県の郷土料理「五平餅」の炭火焼体験(1名1,200円/10歳以上対象)ができます。串に巻きつけた米を七輪の炭火で焼き、好みのたれを塗って再度焼いたら完成。焼きたてアツアツを食べることができます。
最新型の“ネコバス”でジブリパークのエリア間を移動
「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ公園の外周通路を走行する「APMネコバス」(片道大人1,000円、子ども500円、3歳以下無料)。トヨタ自動車が開発した短距離・低速型EVを、ネコバスをイメージしてテザインした体験型モビリティです。ネコバスに乗って森の中を走行するので、ワクワク感もひとしおです。
※「APMネコバス」はジブリパークの施設ではありません。ご利用の際はこちらのWebサイトをご確認ください。
いかがでしたか。5つのエリアからなる「ジブリパーク」はとても広く、「ジブリパーク」以外にも愛・地球博記念公園内にはジブリ作品の世界観を感じられる仕掛けがたくさんちりばめられています。皆さんも、憧れのジブリ作品の世界へ遊びに行ってみませんか?
ジブリパーク
住所 | : | 愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内 |
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電話 | : | 0570-089-154(ジブリパーク営業時間内) |
開園時間 | : | 平日 10:00〜17:00 土・日曜、休日 9:00〜17:00 |
休園日 | : | 火曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始及びメンテナンスなどの指定日 |
チケット | : | 〈ジブリパーク大さんぽ券〉 平日 大人 3,500円 子ども(4歳~小学生)1,750円 土・日・休 大人 4,000円 子ども 2,000円 ※その他、「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」「ジブリパークさんぽ券」があります ※チケットは予約制です。詳しくはWebサイトをご確認ください ※「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」「地球屋」「サツキとメイの家」の各建物内部を観覧できるのは「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」をお持ちの方のみとなります |
web | : | ジブリパーク 公式サイト |
© Studio Ghibli
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