
【香川】オレンジ色に染まる瀬戸内の天空の鏡「父母ヶ浜」
四国でウユニ塩湖のような絶景を楽しむなら、香川県三豊市にある海水浴場「父母ヶ浜」へ。夏には多くの海水浴客で賑わいを見せる人気の観光名所です。
ウユニ塩湖のような写真が撮れるおすすめのタイミングは、、干潮時の夕暮れ時。潮溜まりに夕日と人影が映り込み、ロマンチックな光景が広がります。

「瀬戸の夕凪」とも呼ばれる夕暮れ時は、風がない時間帯。水面に波が立たないため、美しい写真を残せます。
日没後のマジックアワーの時間には、オレンジから紺色へとグラデーションする空が水面に映り込みます。

うまく撮影するには、砂浜にできる川のような潮溜まりを挟んで海側に被写体、陸側に撮影する人が来るようにすること。足元が濡れる場合もあるので、ビーチサンダルやタオル、レインブーツなどを用意しておくと安心でしょう。

父母ヶ浜では、プロのカメラマンが撮影してくれる「父母ヶ浜絶景フォトプラン」というサービスも。グループみんなで記念に残る集合写真を撮影したい、うまく撮れるコツを教えてほしいという人におすすめです。
★「父母ヶ浜」など、周辺施設の特典はこちら
公式Webサイトの「父母ヶ浜絶景の見頃カレンダー」では、天空の鏡のような写真が撮影できるタイミングが確認できます。ベストタイミングを狙って、最高の一枚をカメラに収めてみませんか。
※写真提供:三豊市観光交流局
父母ヶ浜
住所 | : | 香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3 |
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web | : | 父母ヶ浜(三豊市観光交流局 公式サイト内) |
瀬戸内海の多島美を堪能。「父母ヶ浜」周辺観光スポット
高松空港からリムジンバスと電車を乗り継ぎ約2時間の場所にある三豊は、荘内半島と瀬戸内海に浮かぶ島々、讃岐山脈に囲まれた平野からなる風光明媚なエリア。

春の桜と瀬戸内海の多島美を望む「紫雲出山」や、辺り一面にマーガレット畑が広がる「フラワーパーク浦島」など、カメラ片手に訪れたいフォトジェニックスポットがあちこちに。
※紫雲出山・フラワーパーク浦島ともに、開花時期は交通規制&入場制限あり。詳しくは公式Webサイトをご確認ください。

船に乗って、瀬戸内国際芸術祭の作品が見られるアートの島・粟島や、樹齢1200年の大楠のある志々島など、日帰り島旅を楽しむのもよいかもしれません。

香川名物のうどん屋をはしごして、うどんの食べ比べをするのもおすすめです。
※写真提供:三豊市観光交流局
【秋田】切り絵のような一枚が撮れる景勝地「鵜ノ崎海岸」
男鹿半島南部にある「鵜ノ崎海岸」は、「秋田のウユニ塩湖」の名で近年話題のスポットです。
海岸には隆起した海底の地層が波によって削られ、洗濯板のように凸凹した部分だけが残った「鬼の洗濯板」や「小豆岩」と呼ばれる不思議な岩が点在しています。
1.5km続く海岸線は、干潮時には海底の岩肌が露出するくらい浅瀬が連なり、沖まで岩の上を歩くこともできるのだそう(歩く際は長靴等を推奨します)。

ウユニ塩湖のような光景が見られるのは干潮時。特に穏やかな天気の日には、遠浅の海が一面鏡へと様変わりし、どこまでも幻想的な景色が広がります。
白と青のコントラストが美しい昼間はもちろんですが、写真を撮るなら夕暮れがおすすめ。海に沈む夕日で海面がきらめき、より一層神秘的な雰囲気の写真を撮ることができるでしょう。

夕日の逆光を利用すれば、グラデーションに染まる背景に人影が浮かび上がり、切り絵のような一枚に。横一列に並んでみたり、縦一列に並んで阿修羅のようなポーズをしてみたりするのもよいかもしれません。

果てしなく続く遠浅の海。時間とともに移りゆく、自然が生んだ絶景をお楽しみください。
※写真提供:男鹿市
鵜ノ崎海岸
住所 | : | 秋田県男鹿市船川港台島鵜ノ崎 |
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web | : | 鵜ノ崎海岸(男鹿なび 公式サイト内) |
ナマハゲゆかりのスポットが満載。「鵜ノ崎海岸」周辺観光スポット
男鹿半島に位置する男鹿市は、秋田の代名詞でもある民俗行事・男鹿のナマハゲのふるさと。「なまはげ館」や「男鹿真山伝承館」といったナマハゲに関する施設や「なまはげ柴灯まつり」などのイベントも開催されています。ナマハゲによる和太鼓演奏「なまはげ太鼓」も必見です。

三方を海に囲まれた男鹿半島は、自然美を楽しめるスポットも充実。「入道崎」や「寒風山」などの絶景をドライブでめぐるのもよいでしょう。レンタサイクルを提供している施設などもあるので、自分に合った楽しみ方を見つけてみてください。
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また「熱の湯」とも呼ばれる「男鹿温泉郷」でゆったり温泉に浸かるのもひとつの楽しみ方。保温効果が高く、美肌の湯としても人気です。

※写真提供:男鹿市
【和歌山】豊かな自然が残る岬で出合える感動の瞬間「天神崎」
自然環境の残っている土地を一般市民が買い取り、開発や自然破壊から守っていこうという「ナショナル・トラスト運動」の先駆けとして、全国的にその名を知られている「天神崎」。陸の動植物と海の動植物が平たい岩礁を挟んで共存しているこの場所では、森・磯・海が一体となってひとつの生態系を作っており、たくさんの生物が生息しています。

「動植物の宝庫」ともいわれる「天神崎」ですが、最近ではウユニ塩湖のような景色を見られるスポットとして注目を集めています。
絶景が見られるのは、潮位が140~150cm程度になった干潮のタイミング。岩礁にたまった水に空が反射し、絵葉書のような美しい情景が辺り一面に広がります。

こちらもおすすめの時間帯は夕方~日没後。雨の日や風が強い日は水面が波打ち、きれいに反射しないので注意が必要です。撮影におすすめの日時については、公式Webサイトに掲載されているので、訪れる際の参考にしてみてください。

夕暮れに訪れる場合は、「天神崎」の沖合に浮かぶ元嶋神社の海上鳥居も必見。
鳥居の間を通り抜けるように、夕日がゆっくりと海へと沈む絶好のフォトスポットです。近くの堤防から見ることができるので、こちらもぜひ写真に収めてみてください。

※写真提供:田辺観光協会
天神崎
住所 | : | 和歌山県田辺市目良19-7(天神崎元島第一駐車場) |
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web | : | 天神崎(私のたなべ 公式サイト内) |
歴史、文化、豊かな自然とてんこ盛り。「天神崎」周辺観光スポット

「天神崎」とあわせて訪れたいスポットといえば、世界遺産「熊野古道」は外せません。熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と青岸渡寺を総称した熊野三山は自然崇拝を起源に、神道、仏教、修験道の一大聖地として信仰されてきました。
それらを結ぶ熊野古道には、いくつかのルートがあり、所要時間と難易度に合わせて選ぶことができます。樹齢800年を超える大樹や、江戸時代に敷かれた石畳など、悠久の時の流れを感じられるパワースポットです。


ほかにも、春は「紀州石神田辺梅林」で一面に広がる梅畑を愛で、夏は「扇ヶ浜」での海水浴、秋は「奇絶峡」での紅葉狩りと、四季折々の自然が楽しめるスポットが点在しています。
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【福岡】誰でもプロ級の写真が撮れる遠浅ビーチ「かがみの海」
福岡空港からのアクセスも良好な福岡県福津市にある福間海岸、宮地浜、津屋崎海岸。この約3kmにわたる遠浅の海岸は、干潮時に神秘的な光景が現れることから「かがみの海」と呼ばれています。

絶景が撮れる条件は大潮~中潮かつ干潮かつ無風の時。このタイミングに撮影するとさらに「かがみ」度が増すのだとか。日中に干潮が重なると、青空や雲が映えてポップに、夕暮れ時と干潮が重なるとドラマチックな一枚が撮影できるといいます。

「かがみの海」は白砂で凹凸が少なく、遠浅でフラットなため、潮溜まりがなくても撮影しやすいのが特徴。地面すれすれにカメラやスマホを構えれば、ダイナミックな写真が撮影できます。コツを掴めば、プロのような本格的な写真を撮ることができます。
昼間に撮影する場合は、カラフルな洋服や、傘や帽子、スカーフなどの小物を身につければさらにフォトジェニックに。

「かがみの海」公式Webサイトでは「かがみの海予想カレンダー」や撮影のコツを公開しているので、訪れる前にチェックをお忘れなく。
※写真提供:(一社)ひかりのみちDMO福津
かがみの海
住所 | : | 福岡県福津市津屋崎1 |
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web | : | かがみの海 公式サイト |
のんびりフォト散歩! 「かがみの海」周辺観光スポット
「かがみの海」周辺には、絵になるスポットが満載。日本全国にある宮地嶽神社の総本宮である「宮地嶽神社」から見られる「光の道」は、毎年2月と10月の限られた時期限定の奇跡の光景。海まで伸びる参道に夕日がまっすぐに差し込む神々しい絶景です。

江戸時代から明治時代にかけて、海上交易と塩田によって栄えた津屋崎千軒エリアには、レトロで風情あふれる町並みが。着物をレンタルして、当時の面影を残す建物や、路地をバックに思い出の写真を撮れば、忘れられない旅の思い出になるでしょう。

SUPやウィンドサーフィンの名所でもある「かがみの海」のビーチ沿いには、テラス席のあるカフェが立ち並び、穏やかな海を眺めながらランチやスイーツを堪能できます。爽やかな海と、おしゃれなグルメ。SNS映え必至の写真が撮れるはずです。

画像提供:ひかりのみちDMO福津
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【大分】赤褐色に染まる縞模様の干潟「真玉海岸」
最後にご紹介するのは「日本の夕陽百選」にも選ばれた「真玉海岸」です。「真玉海岸」は、大分で唯一、水平線に沈む夕陽を見ることができます。

こちらも水鏡に空が映りこむ絶景スポットですが、ほかと違うのは干潟の縞模様。
この干潟が現れるのは、晴れの日の夕暮れ、干潮時刻の前後数時間。干潮と日の入りが重なる日にだけ、なめらかな曲線の縞模様と夕陽が織りなす光と影のコントラストに出合うことができるのです。

条件がよい日には、遠浅の干潟と黄金色に輝く水面が織りなす一枚を狙って、たくさんのカメラマンが訪れるというこちらのスポット。
特に雲の位置が高い秋口はきれいな夕焼けになる確率が高く、美しい写真が撮れるのだといいます。
なかなか出合えない景色だからこそ、人々を魅了してやまないのかもしれません。
※写真提供:豊後高田市商工観光課
真玉海岸
住所 | : | 大分県豊後高田市臼野 |
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web | : | 真玉海岸(昭和の町・豊後高田市 公式観光サイト内) |
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昔懐かしい町並みをぶらり散策。「真玉海岸」周辺観光スポット
豊後高田市の代名詞といえば、昭和30年代の活気ある商店街を再生させた「豊後高田昭和の町」。レトロな看板や建物が立ち並ぶ町並みを歩いているだけで昭和の時代にタイムスリップしたような気分になれるユニークな観光スポットです。

歴史や文化だけでなく、自然にも恵まれている豊後高田市には景勝地も多数。海に突き出した岬に位置する「長崎鼻」では、春には2,700万本の菜の花、夏には160万本のひまわりが咲き誇ります。

真玉海岸のある国道沿いには「長崎鼻」のほかにも見どころがたくさん。潮風を感じながら、海岸沿いをドライブするのもおすすめの楽しみ方です。
※写真提供:豊後高田市商工観光課
旅先でとっておきの1枚を撮ろう
全国各地に点在するウユニ塩湖を思わせる絶景の数々。あたり一面が水鏡になるには、天候、潮の満ち引き、時間帯と、さまざまな条件が揃わなければなりません。しかし、すべての条件が揃った時、目の前には息をのむほど美しい光景が広がっています。奇跡の一枚を撮りに、旅に出かけませんか。
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