蔵王山や最上川といった豊かな自然や温泉に、ローカルならではのグルメや文化と見どころの多い山形県。今回は、おでかけ好きな夫婦やカップルに特におすすめの、2人旅プランをご紹介します。ご当地ラーメンの食べ比べを楽しんだり温泉で日々の疲れを癒したり、2人の仲が深まる魅力いっぱいの山形旅を楽しみましょう。

1日目

山形空港を拠点に、レンタカーを借りて県内を巡る1泊2日のドライブコースをご紹介します。

「トトロの木」の愛称で親しまれる天然杉、「小杉の大杉」で夫婦円満を祈る

画像: 「トトロの木」の愛称で親しまれる天然杉、「小杉の大杉」で夫婦円満を祈る

まずは、山形空港から車で1時間半ほど走り、山形県の北部にある鮭川村に向かいます。この村の小杉地区にある大杉「小杉の大杉」は、古くから村の人々のご神木として親しまれ、映画『となりのトトロ』のトトロの形に似ていることから観光客にも人気のスポットです。

樹齢約1,000年、高さは約20メートルという大きさで、国の天然記念物にも指定されている、小杉の大杉。1本の木が根元でわかれて2本あるように見えることから、夫婦杉・縁結びの木・子宝の木としても知られています。大自然のなかで夫婦円満を祈り、パワーを授かってみてはいかが?

※2024年7月の大雨の影響で、新庄市から鮭川村への308号線と、戸沢村からの58号線が土砂崩れで通行止めになっています。小杉の大杉までのルートは、鮭川村観光協会のサイトをご確認ください。
web:鮭川村観光協会 公式サイト

小杉の大杉

住所山形県最上郡鮭川村曲川
電話0233-55-2111(鮭川村観光協会)

車で約1時間10分

「花鳥風月(酒田本店)」で、日本一に輝いた「酒田ラーメン」を堪能

旅の楽しみのひとつ、ご当地グルメ! 実は、山形県山形市はラーメン消費量が日本一のラーメン大国。村山・最上・置賜・庄内と大きく4つの地域にわかれる県内各地でご当地ラーメンが楽しめます。

画像1: 「花鳥風月(酒田本店)」で、日本一に輝いた「酒田ラーメン」を堪能

今回は庄内地域の酒田市にある「花鳥風月」で酒田ラーメンを味わいます。特徴は、魚介出汁をベースとしたスープに、自家製ちぢれ麺とワンタンをのせること。酒田ラーメンは、2023年の「日本ご当地ラーメン総選挙」で日本一に選ばれた、ラーメン好きには見逃せない一杯です。

画像2: 「花鳥風月(酒田本店)」で、日本一に輝いた「酒田ラーメン」を堪能

花鳥風月の看板メニューは「海老ワンタン麺醤油」。煮干しやトビウオ、昆布などの魚介出汁と豚骨や鶏ガラなどを合わせたスープに、ふわふわトロトロの極薄海老ワンタンが浮かびます。中細のちぢれ麺がコクと旨みのあるスープによく絡みシンプルながら味わい深い一品です。

全国の一般的なラーメンの麺の量は100~160gであるのに対し、「お腹いっぱい味わってほしい」という思いから、酒田ラーメンの麺の量は普通盛りで200~220gなのだそう。少食の方は小盛りも選べるのでご安心を! あっさりとした魚介スープで食べやすいラーメンに、お腹も心も大満足です。

花鳥風月 酒田本店

住所山形県酒田市東町1-3-19
電話0234-24-8005
営業時間11:00~20:30(L.O.20:00)
定休日なし ※臨時休業の場合は公式webまたはSNSでお知らせします
web花鳥風月 公式サイト
X@sakata_kachou

車で約30分

田園に浮かぶ「SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)」で晴耕雨読の体験を

画像1: 田園に浮かぶ「SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)」で晴耕雨読の体験を

花鳥風月 酒田本店から車で30分、田園風景のなかに美しい建物が現れました。ここは田んぼに浮かぶホテル「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイホテル スイデンテラス)」。

レストランや共用棟ライブラリー、ショップは宿泊の予定がなくても誰でも利用できます。

画像2: 田園に浮かぶ「SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)」で晴耕雨読の体験を

共用棟ライブラリーには「自然や生き物」「世界を見渡す」「日本と山形」など、10のテーマで選書された約1,000冊がずらり。本棚の先に田園風景が広がり、のんびりとした空間で読書が楽しめます。

画像3: 田園に浮かぶ「SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)」で晴耕雨読の体験を

晴れた日はレストランのテラスで庄内平野の風を感じながらゆったり食事。雨の日はライブラリーで窓の外の雨音に耳を澄ませながら読書。2人でお気に入りの本をシェアして語り合うのもよさそう。まさに晴耕雨読の体験を楽しめるスポットです。

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE

住所山形県鶴岡市北京田下鳥ノ巣23-1
電話0235-25-7424(9:00〜18:00)
休館日なし
webSUIDEN TERRASSE 公式サイト

車で約1時間50分

ノスタルジックな「銀山温泉」の温泉街で映画のような世界に浸る

画像1: ノスタルジックな「銀山温泉」の温泉街で映画のような世界に浸る

「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」でまったり過ごしたあとは次の目的地へ。2時間ほどのドライブで夕暮れが近づいてきたころ、ガス灯に火がともり始めた「銀山温泉」に到着。

「映画『千と千尋の神隠し』の舞台のよう!」と人気が絶えない、山形の注目スポット。銀山川の両岸に木造の温泉旅館が立ち並ぶ光景には、タイムスリップしたかのようにノスタルジックな日本情緒が漂います。

山桜色に染まる春、緑が眩しい夏、秋には見事な紅葉、冬にはガス灯が映える雪景色と、四季折々に楽しめること間違いなし。

画像2: ノスタルジックな「銀山温泉」の温泉街で映画のような世界に浸る

美しい風景はもちろん、カフェや食べ歩きスポット、お土産店も充実しており、散策が楽しい温泉街です。

銀山温泉

住所山形県尾花沢市大字銀山新畑
電話0237-28-3933(銀山温泉案内所)
web銀山温泉 公式サイト

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車で約1時間10分

宿泊先、「悠湯の郷 ゆさ」の温泉で心身をゆったりほぐす

画像1: 宿泊先、「悠湯の郷 ゆさ」の温泉で心身をゆったりほぐす

1日目の最後には、宿泊先である「悠湯の郷 ゆさ」へ。

画像2: 宿泊先、「悠湯の郷 ゆさ」の温泉で心身をゆったりほぐす

夕食は、山形牛と地元採りの野菜を中心に、旬の食材を活かした四季のお料理。山形の味覚を五感で堪能します。

画像3: 宿泊先、「悠湯の郷 ゆさ」の温泉で心身をゆったりほぐす

美味しい食事のあとは、蔵王の山々雄大な姿を望む、檜作りの展望露天風呂で1日の疲れを癒しましょう。田園風景と山々を見ながら、自然の空気に触れる贅沢なひとときを。朝日を浴びる大浴場で、朝風呂を楽しむのもおすすめです。

画像4: 宿泊先、「悠湯の郷 ゆさ」の温泉で心身をゆったりほぐす

館内には日帰り利用も可能な「おふろcafé」というスポットも。夫婦やカップルで一緒に楽しめる「サウナラウンジ」のほか、無料の雑誌やコミックにコーヒーも備えられ、季節ごとに異なるクラフト体験のワークショップなども開催されています。自由にのんびりとしたひとときを過ごせる空間です。

悠湯の郷 ゆさ

住所山形県山形市黒沢319-2
電話0570-00-5511
休館日なし
web悠湯の郷 ゆさ 公式サイト

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2日目

「蔵王ロープウェイ」で、絶景に癒されながら空中散歩

画像1: 「蔵王ロープウェイ」で、絶景に癒されながら空中散歩

2日目は、「悠湯の郷 ゆさ」から車でおよそ20分で、「蔵王ロープウェイ 蔵王山麓駅」に到着。ここからロープウェイで山頂へ向かいます。

画像2: 「蔵王ロープウェイ」で、絶景に癒されながら空中散歩

ロープウェイからの景色は、蔵王の山々を見渡せる大パノラマ! 沿線の樹氷高原駅には「百万人テラス」、地蔵山頂駅には「山頂テラス」といったテラスがあり、自然を全身で感じながら絶景が楽しめます。

画像3: 「蔵王ロープウェイ」で、絶景に癒されながら空中散歩

夏場には「サマーナイトクルージング」という、夜に星空を眺めるイベントも開催。夜景もロマンティックなので、夜に訪れるのもおすすめです。

画像4: 「蔵王ロープウェイ」で、絶景に癒されながら空中散歩

秋になると鮮やかでフォトジェニックな紅葉が広がり、一年中素敵な光景との出合いを楽しめます。

蔵王ロープウェイ

住所山形県山形市蔵王温泉229-3
電話023-694-9518
営業時間山麓線:8:30~17:00、山頂線:8:45~16:45 ※いずれも変更の可能性あり
料金地蔵山頂駅:大人3,800円(往復)、子ども1,900円(往復)
樹氷高原駅:大人2,000円(往復)、子ども1,000円(往復)
web蔵王ロープウェイ 公式サイト

車で約1時間20分

山形のご当地ラーメン「赤湯ラーメン」を「龍上海」で味わう

蔵王の絶景を満喫したあとは、お楽しみの腹ごしらえ。2日目は置賜地方のご当地ラーメン「赤湯ラーメン」を味わいに、地元で長く愛される「龍上海(東根店)」に向かいます。1日目の酒田ラーメンとの食べ比べを楽しみます。

1958年(昭和33年)から地元の人々に愛される龍上海に来たら外せないのが「赤湯からみそラーメン」です。醤油ベースのあっさりしたスープが多い山形ラーメンのなかでは珍しく、鶏、豚、魚介を合わせたこってりめのスープに辛味噌をトッピング。

画像: 山形のご当地ラーメン「赤湯ラーメン」を「龍上海」で味わう

山形の赤味噌に唐辛子、ニンニクなどを加えた特製の辛味噌を、自分好みの辛さになるよう調節します。多いときには数時間待ちの行列ができるという本店と比べて、東根店は混雑を避けやすい穴場の店舗。山形を代表するご当地ラーメンを食べ比べると、「昨日のラーメンとどっちが好みだった?」など会話ももっと弾みそうです。

赤湯ラーメン 龍上海(東根店)

住所山形県東根市中央東3-9-28
電話0237-53-6690
営業時間11:30~19:00
定休日水曜、年末年始
web龍上海 公式サイト

車で約30分

「cherry cafe chouchou(チェリーカフェシュシュ)」の心躍るフルーツパフェで、山形旅を締めくくり

画像1: 「cherry cafe chouchou(チェリーカフェシュシュ)」の心躍るフルーツパフェで、山形旅を締めくくり

こってりしたラーメンを食べた後はとびきり心躍るパフェで締めましょう。

「チェリーランドさがえ」の愛称でも親しまれる、道の駅寒河江の施設内にあるカフェ「cherry cafe chouchou(チェリーカフェシュシュ)」では、さくらんぼをメインに、旬の果物のスイーツが味わえます。

画像2: 「cherry cafe chouchou(チェリーカフェシュシュ)」の心躍るフルーツパフェで、山形旅を締めくくり

さくらんぼをふんだんに使ったパフェはなんともフォトジェニック。シーズン限定のお店が多いなか、一年中さくらんぼパフェを食べることができるのも魅力的。ほかにも、いちごやブルーベリー、バナナなどのフルーツたっぷりのパフェなどと食べ比べれば、ひとときの口福を感じられそうです。軽食もあるので、小腹が空いたときにも利用できます。

画像3: 「cherry cafe chouchou(チェリーカフェシュシュ)」の心躍るフルーツパフェで、山形旅を締めくくり

さらに、道の駅では、600品目を超えるさくらんぼの関連商品を取り扱う「kokocherry」でのお買い物も楽しめるので、山形土産もバッチリ購入できます。

画像4: 「cherry cafe chouchou(チェリーカフェシュシュ)」の心躍るフルーツパフェで、山形旅を締めくくり

記念にさくらんぼの巨大オブジェと写真を撮れば、2人の旅の思い出にも残るはず。

cherry cafe chouchou

住所山形県寒河江市八鍬川原919-8(道の駅寒河江チェリーランドさがえ内)
電話0237-86-3111
営業時間9:30~17:30
定休日なし
web道の駅寒河江 チェリーランドさがえ 公式サイト

豊かな自然やグルメ、温泉。季節を問わず魅力たっぷりに楽しめる山形県は、週末の1泊2日でも、充分に非日常を味わうことができます。おいしいものや癒しの体験で一緒の時間を過ごせば、2人の仲もより一層深まるはず。

山形旅の魅力は、JAL公式TikTokで観光系インフルエンサーのりょうまい夫婦もご紹介中! 動画でもぜひご覧ください。

JAL公式TikTok

画像2: 温泉、グルメに絶景。山形の魅力を味わい尽くす! 1泊2日の2人旅

りょうまい夫婦

関西在住の旅行系インフルエンサー。コロナ禍に落ち込んでいる観光業を盛り上げるためSNS活動を開始。明日行ってみたくなる「おでかけ」「旅行スポット」を夫婦で発信し、TikTokフォロワーは50万人超!(2024年8月現在)

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