世界遺産登録に沸く佐渡。しかし、この島の真の魅力は金山だけにとどまりません。その核心に迫るため、JALの客室乗務員が佐渡に点在するユニークなスポットを巡ります。向かった先は、なんと小学校を改装した酒蔵に、知る人ぞ知る納豆製造店!? さらに、島の守り神「鬼太鼓」のリズムに乗り、潮の満ち引きで道が現れる「二ツ亀」へ。教科書には載っていない、とびきりユニークで濃密な「佐渡時間」をお届けします。
画像1: クイズで知る、佐渡ストーリー。世界遺産だけじゃない、佐渡の「驚き」を再発見

この記事は、JALふるさとアンバサダー新潟担当の長谷川さんが島内を巡り、佐渡の「驚き」の理由を解き明かすクイズ企画です。問題に挑戦しながら、佐渡に詳しくなってください!

夕日の名所で有名だった小学校、何に生まれ変わった?

佐渡の西岸、日本海に面した高台にある旧西三川小学校。その場所柄、夕日の名所としても有名でした。さて、現在は何として生まれ変わっているでしょうか?

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ヒントは、新潟や佐渡が名産地。世界中で注目されている、あの飲み物です!

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やってきたのは佐渡の西南にある西三川。旧西三川小学校の校舎内には、まだ小学校であった頃の風景が残されていました。

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少子化のために廃校となることが決まっていた旧西三川小学校の、美しい木造校舎が朽ちるのを惜しんだ日本酒メーカー「尾畑酒造(おばたしゅぞう)」が、酒蔵として再生させることを決断したそうです。

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こうして、2014年から「学校蔵」として稼働させています。

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ということで、クイズの正解は「日本酒蔵」です。

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本社とは異なり、5月から9月にかけて仕込みを行う学校蔵は、交流や学びの場としての一面を持っているのが特徴。2015年からスタートした「酒造り体験プログラム」は、製麹作業と三段仕込み作業を中心に酒造りを1週間にわたり、体験可能です。国内はもとより海外からも多くの参加希望者が集まる、全国でも珍しい体験型プログラムとして高い人気を誇っています。

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また、酒造りをしているからこその、麹や酒粕、酒米を使ったランチやデザート、ドリンクを提供している「学校蔵Café」を併設。最も景色がよく見える旧教務室からの景色は一見の価値ありです。

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もちろん、尾畑酒造で醸している銘柄を購入することも可能。懐かしさあふれる空間で楽しむ、佐渡の景色と日本酒文化に触れてみませんか?

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。お酒は20歳になってから

尾畑酒造株式会社 学校蔵Café

住所新潟県佐渡市西三川1871
電話0259-55-3171(本社)、090-4327-3614(学校蔵Café営業時間内に限る)
営業時間(学校蔵Café)毎週金・土・日曜10:00〜16:00
定休日(学校蔵Café)月〜木曜
※営業期間・時間は季節により臨時定休の可能性があります。事前にWebサイトをご確認ください
web学校蔵 公式サイト
さど観光ナビhttps://www.visitsado.com/spot/detail0935/

佐渡の穀物で作られる、とある発酵食品に注目!

自然豊かな佐渡には、米やフルーツなどさまざまな特産物があります。中でも特に、佐渡在来種とされる、とある穀物を活用した発酵食品が注目を集め始めています。さて、それは一体なんでしょう?

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和食の朝ごはんでは定番の、あの食べ物です!

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クイズの答えを求めて訪ねたのは、佐渡島内の中心に近い、新穂エリア。早朝の訪問にもかかわらず、オーナーの折原奈帆さんが笑顔で出迎えてくださいました。

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佐渡の海が好きだったという折原さんが佐渡に移住したのは10年以上前のこと。子育ての傍ら、田んぼや柿畑、チョコレート店のお手伝いをしていた折原さんが納豆と出合ったのが、2021年春。島内に数軒あった納豆製造場が途絶えたことを機に納豆加工場づくりの準備を始めたそうです。こうして、「まめやハロン」が誕生しました。

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クイズの正解は「佐渡産大豆を活用した納豆」でした!

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2022年には京都にある老舗納豆メーカーで1カ月間ほど製造の基礎を学び、佐渡に戻ってからは試作と改良の日々。小さなお子さんでも安心して食べられる納豆を作りたいと、素材選びも徹底しています。

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大粒納豆には遺伝子組み換えではない佐渡産の「里のほほえみ」を使用しているそうです。一粒一粒にしっかりと味があり、納豆そのものの味わいが楽しめると好評です。

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一方、小粒納豆はこちらも遺伝子組み換えではない北海道産の「ゆきしずか」を使用。滑らかな口当たりで食べやすく、ご飯との相性もいい程よいサイズ感。

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いずれも品質保持の観点から基本的な販売は島内のみ。島外ではオンライン販売やイベント出店時に購入できます。希少性とその深い味わいから、島内のスーパーなどで購入して冷蔵発送する人も多いという、今、観光客から高い注目を集めている商品です。

まめやハロン

Instagram@haron.sado
※納豆は島内のスーパーなどで購入可能
※イベント出店などの詳細はInstagramをご確認ください

佐渡の春祭り「鬼太鼓」、その意外な設定は?

佐渡の伝統文化である「鬼太鼓(おにだいこ)」。豊作や大漁、家内安全を祈り、集落の家々を回ります。ただ、このお祭りで出てくる鬼は、昔話に出てくるような鬼のイメージとは違うのが、大きな特徴。さて、鬼はどんな役割で登場するでしょう?

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ヒントは、節分のように、「鬼は外」ではなくて…?

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佐渡のお祭りについて詳しく聞くため、「さどやニッポン」にやってきました。代表の相田忠明さんは佐渡の伝統芸能や職人の技を次世代に継承していくためにこの会社を立ち上げたそうです。

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「1つの島の中で、広大な平野や金銀山などの歴史、文化・芸能などのバランスの良さを持っているところは世界でも非常に稀。しかも、ストーリー性があり、すべてがつながっているのは、奇跡としかいいようがないと思います」

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佐渡では現在126箇所で鬼太鼓が行われているのだそう。歌舞伎や能が芸能として生まれたのに対して、地域芸能である鬼太鼓は生活の中から生まれた娯楽的側面も持っていると相田さんは続けます。

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「佐渡には、少なくとも126は神社があります。そもそも神社というのは遊び場であり、基本的に鬼太鼓も神社で練習してきました。鬼太鼓は五穀豊穣や大漁、家内安全などへの願いを込めたもので、鬼は太鼓や笛のリズムに合わせて舞い、集落の厄を祓う守神的存在です」

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正解は、「鬼は悪役ではなく、地域の厄を祓う守り神として登場する」でした!

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画像8: 佐渡の春祭り「鬼太鼓」、その意外な設定は?

舞い方は地域によって5つの型に大別される…といった説明を聞き、いよいよ実践です。さどやニッポンでは鬼太鼓の映像鑑賞の後、実際に太鼓をたたいたり、鬼の踊りをしてみたりとさまざまな側面から鬼太鼓に触れることができました。伝統的な祭事を擬似体験できるとあって、島外はもちろん海外の人にも人気のアクティビティだそうです。

さどやニッポン株式会社

住所新潟県佐渡市新穂55
メールinfo@sadoyanippon.com
営業時間9:00〜17:00
定休日土・日曜 ※事前予約で営業
webさどやニッポン 公式サイト

ちなみに毎年4月15日に行われる「新保まつり」には、4組の鬼太鼓が各戸を回って悪魔祓いの舞を披露。

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佐渡きっての美しい桜並木で知られる参道の情景も相まって、非常に幻想的な時間を楽しめます。

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新保八幡宮

住所新潟県佐渡市金井新保1109-2
さど観光ナビhttps://www.visitsado.com/event/3265/

佐渡の特産物である、ナガモの特徴は?

冬から春にかけてが旬の、ナガモ。佐渡でよく採れる海藻の一種で、独特の粘り気があり、食物繊維も豊富です。最大の特徴はその見た目にあるのですが、その特徴とはなんでしょう?

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特徴が、名前の由来にもなっています!

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やってきたのは佐渡の中央、金井地区。旧農家の古民家を改装した和食の食事処「佐渡うどん 蒼囲」(あおい)です。「佐渡のうまいを表現する」がお店のコンセプト。

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大広間からは田んぼが見えるロケーション。佐渡の日常生活を感じさせる店内で提供されているのは、地元の海藻・ナガモを練り込んだ特製の佐渡うどんです。

平細麺でモチモチの食感、ふわりと鼻に抜けていく海の香りが特徴的。ナガモは長年佐渡で愛されてきた海藻で、粘り気があり健康に良いと注目されています。

画像3: 佐渡の特産物である、ナガモの特徴は?
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うどんはオーダーが入るたびに丁寧に茹で、いつでもつるつるシコシコを提供。練り込んでいるナガモの影響で、通常のうどんとは異なる黒みを帯びた麺が目を引きます。標準和名をアカモクというこの海藻は、「長く」成長することから佐渡では「ナガモ」と呼ばれているそう。

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クイズの正解は、「長さが特徴」でした! 大きなものでは10m近くの長さに成長するんです

ナガモはしゃきしゃきとした歯ごたえと「とろろ」のような粘り気が特徴。この粘り気の正体はアルギン酸という食物繊維です。

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多様なメニューがそろう中でも一番人気は、店の名前を配した「蒼囲」。佐渡ずわい蟹の前菜や時季のかき揚げ、佐渡名産のとろけるうま味の南蛮エビの塩麹漬け小どんぶり(どんぶりの内容は季節によって変動の場合あり)、そして名物佐渡うどんが付いた御膳です。

画像6: 佐渡の特産物である、ナガモの特徴は?
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つゆはダシが強めの味わい。3~4種の魚介を加えた大きなかき揚げは、ひと口頬張れば、口いっぱいに佐渡の海を感じられます。店内では、お土産用の佐渡うどんなども販売していますので、立ち寄りの記念に購入するのもおすすめです!

佐渡うどん 蒼囲

住所新潟県佐渡市千種乙153-1
電話0259-67-7678
営業時間11:00〜14:30(L.O.)、17:00〜19:30(L.O.)
※季節によって営業時間が変動する場合があります
定休日火曜、繁忙期は不定休
web佐渡うどん 蒼囲 公式サイト
さど観光ナビhttps://www.visitsado.com/spot/detail0913/

佐渡の絶景スポット、二ツ亀で見られる珍しい現象とは?

佐渡の最北端にある「二ツ亀(ふたつがめ)」は、2つの巨大な岩島が2匹の亀のように見える絶景スポットです。ここは、フランスのモン・サン=ミシェルと同じ、とある現象が見られることで有名なのですが、それは一体どんな現象でしょうか?

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モン・サン=ミシェルは、時間によって見られる「海に浮かぶような幻想的な景観」で有名ですね!

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海水の透明度は佐渡随一を誇り、環境省が選定する「日本の快水浴場100選」にも選ばれている二ツ亀海水浴場。四方を海に囲まれながら、標高1,000mを超える金北山や広大な平野を持つ佐渡、その最北端に位置する二ツ亀には、「SADO二ツ亀ビューホテル」の駐車場から下りていきます。

画像2: 佐渡の絶景スポット、二ツ亀で見られる珍しい現象とは?

駐車場やビューホテルと海水浴場を結ぶ355段の階段。結構な落差のあるこの階段を下りると、まず目に入ってくるのが案内標識。ウラジオストクまで769km、北海道まで577km、大阪まで485km……。なんともセンスを感じる、フォトスポットとしても人気の場所です。

画像3: 佐渡の絶景スポット、二ツ亀で見られる珍しい現象とは?

この標識の立つ、キャンプ場から二ツ亀を眺めるのがベストポジション。二ツ亀海水浴場は、潮の満ち引きで砂浜が変化します。干潮時は2つの岩と地続きになりますが、満潮になると離れ小島になります。イタリア語でトンボロ、日本語では陸繋砂州(りくけいさす)と呼ばれる現象が見られる場所です。

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クイズの答えは、潮の満ち引きによって、島と陸地がつながる道が現れる「トンボロ現象」が見られる、でした!

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満潮の時間を事前に調べて、現地を訪れれば、写真とは違った景色を楽しむことができますよ!

二ツ亀

住所新潟県佐渡市鷲崎
電話0259-67-7602(佐渡市観光振興課)
画像5: 佐渡の絶景スポット、二ツ亀で見られる珍しい現象とは?

小学校で醸される日本酒に、海が創り出す絶景の道。クイズを通して見えてきたのは、世界遺産「佐渡島の金山」だけにとどまらない、この島が持つ底知れぬポテンシャルでした。歴史を尊びながらも新しい文化を取り入れる、佐渡のしなやかな強さと優しさ。「答え合わせの旅」は、ぜひ現地で。
驚きと発見に満ちた濃密な時間が、あなたを待っています。

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