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美味しいものや素晴らしい景色に出会った時、ふっと大切な人の顔が浮かび、「今度は一緒に……」と考えることがあります。それはきっと、その時出会った感動を共有したいという思いから湧き出てくる気持ち。

この記事の舞台である鹿児島・阿久根市は、わくわくするような発見や心に刻まれる感動にあふれたまちです。そんな上質なものにふれる旅に、あなたの大切な人を誘ってみませんか。きっと、知的好奇心を満たす「あくねじかん」が過ごせるはずです。

※撮影時のみ、マスクを外しています
※価格は税込み表記です

画像1: いいものを知る大人に「あくねじかん」。大切な人を誘いたい鹿児島県・阿久根の旅

ナビゲーターは、客室乗務員でJAL鹿児島県ふるさと応援隊の佐藤さん(左)、榊原さん(右)。

画像2: いいものを知る大人に「あくねじかん」。大切な人を誘いたい鹿児島県・阿久根の旅

ふたりともご家族が鹿児島にルーツを持ち、何度も鹿児島を訪れてはいるものの阿久根市は初めて。「どんな出会いがあるか楽しみです」と期待に胸を膨らませます。

画像3: いいものを知る大人に「あくねじかん」。大切な人を誘いたい鹿児島県・阿久根の旅

阿久根市は、鹿児島県の北西部・東シナ海に面する港まち。近海で獲れた種類豊富な魚介が何よりの自慢です。また、文旦(ボンタン)の国内発祥の地としても知られており、柑橘の産地でもあります。このまちで「あくねじかん」を堪能できる11スポットをご紹介します。

和食歴25年の職人による見目麗しい料理の数々。「旬菜こより」

画像1: 和食歴25年の職人による見目麗しい料理の数々。「旬菜こより」

「魚の新鮮さが何よりの自慢です」。そう話すのは、港から徒歩3分の場所にある和食処「旬菜こより」のご主人・新町晃平さん。

関東での修業を経て4年前に故郷・阿久根市で開業。仲卸業者の親戚(後述の濱崎魚類)から仕入れる魚介は、もちろん阿久根港で水揚げされたものが主。驚くほど新鮮な魚介がそろうと言います。

画像2: 和食歴25年の職人による見目麗しい料理の数々。「旬菜こより」

コース料理は3,000円~。この日注文したのは6,000円のランチコースです。前菜にはじまり、タカエビの土瓶蒸し、地魚五種盛り、ぶりの田楽などの焼物、アワビのやわらか煮、東寺揚げ(湯葉を使った揚げ物)、鹿カレー、水菓子と続きます。

画像3: 和食歴25年の職人による見目麗しい料理の数々。「旬菜こより」

中でもタカエビは足が早いことから、水揚げされる多くを地元で消費する“幻のエビ”と呼ばれています。ねっとりとした口当たりと甘みが特徴。こちらはぜひ阿久根で味わいたい逸品です。

画像4: 和食歴25年の職人による見目麗しい料理の数々。「旬菜こより」

魚介だけではありません。華鶴和牛のステーキや、鹿の骨から丁寧に出汁をとった鹿カレーが程よいアクセントになっている献立は、「魚も肉も食べたい方にも喜んでいただけるように」というご主人の心遣いから。

「エビとアボカドの東寺揚げは、2つの食感が楽しめて美味しかったです」。ふたりとも1軒目から幸せそう。

画像5: 和食歴25年の職人による見目麗しい料理の数々。「旬菜こより」

窓から港町を望みながらいただく見目麗しい料理の数々。口福の時間は、まさに大切な人と共有したいひとときでした。

旬菜こより

住所鹿児島県阿久根市大丸町3-8 2F
電話0996-73-1388
営業時間18:00〜22:00(ラストオーダー20:00)※昼間は要予約
定休⽇不定休
webhttp://www.shunsai-koyori.com

主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」

画像1: 主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」

1日4万枚近くの大葉を出荷している、阿久根市脇本の「京田園」。70アールの敷地に並ぶハウスの中で、芽を出したばかりのものから、背丈ほどあるものまで、年中出荷ができるよう栽培されています。

画像2: 主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」

「大葉は添え物というイメージがあって、皿に残って捨てられることが多いですよね。だから私たちは、しっかりと食べていただける大葉を作ろうと決意したんです。見た目よりも味わいを重視しています」と語るのは、代表の京田提樹さん。

食べて美味しい大葉は、有機肥料のみを使用して栽培。「剪定や収穫などほとんどが手作業ですが、夏の植物でもある大葉が過ごしやすい環境づくりは、ITにも頼っています」と、コンピュータによる温度管理システムも採用。

画像3: 主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」

京田園の大葉は、一般的な大葉よりも緑色は薄めですが味が濃いのが特徴。エグみが少なく大葉の風味を存分に感じる仕上がりになっているため、魚との相性はもちろんのこと、みじん切りにしてお肉と一緒に食べると、脂身の多い肉料理もさっぱりと味わえます。

画像4: 主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」

また、こちらでは大葉の収穫体験ができ、袋いっぱい持ち帰ることが可能。レクチャーを受けたふたりも、葉を傷つけないようにやさしく手摘みし、食べてみました。

画像5: 主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」
画像6: 主役の味わいも引き立てる“食べたい大葉”。チャレンジを続ける「京田園」

「食べたことのない香り!」「味が濃いのでジェノベーゼソースに良さそう」と京田園の大葉に興味津々。次から次へ、収穫の手が止まりません。ふたりが夢中になってしまったほど美味しい大葉摘み体験は、電話予約をしてお出かけください。

京田園

住所鹿児島県阿久根市脇本13039
電話0996-75-2960
体験時間30分
定休⽇平日・土曜日

息をのむ絶景。人々を魅了する「大川島海水浴場」の夕日

画像1: 息をのむ絶景。人々を魅了する「大川島海水浴場」の夕日

東シナ海に面する海水浴場の多くは、白くて美しい砂浜が特徴です。夕日スポットとして人気が高い「大川島海水浴場」も、白い砂浜と遠浅のビーチで、小さなお子さん連れでも安心のスポットとして知られています。

画像2: 息をのむ絶景。人々を魅了する「大川島海水浴場」の夕日

日中の賑やかさが一変するのは、日が傾いてきた夕刻。海面が黄金色に輝き、空も夕日に染められ、藍色から黄金色へのグラデーションに魅了されます。

「みんなにも見せてあげたいね」「この感動を、誰かに伝えたいな」と、それぞれに思い浮ぶ顔がある様子のふたり。心地よい波の音を聞きながら、しばらくの間、物思いにふけるのでした。

大川島海水浴場

住所鹿児島県阿久根市西目10183

心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

画像1: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

ご馳走の「馳走」は、走り回り準備すること。私たちが口にする食事は、漁師や生産者のみなさんが奔走したからこそいただけるもの。そのことを、食事を通して伝えているのが「日本料理まつき」店主の松木洋輔さんです。

画像2: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

創業55年の海鮮料理店から、店名も新たに1日5組限定の日本料理店としてスタートをきったのは2021年の正月。「魚の水揚げ量の減少や人員不足、さまざまな要因が重なり、業態を一新することに。以前からチャレンジしたかった食育の面も踏まえた食事スタイルを採用しました」と松木さん。

注文したのは「お任せコース」11,000円(1名分/2名様より予約可)。松木さんが目の前で魚をさばき、まずはアカハタ(黒之浜漁港ではアコウと呼ぶ)の活き造りが仕上がりました。

画像3: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

お父さまが漁師だったこともあり、子どもの頃から漁を手伝うことが多かったという松木さん。「命の危険も経験しました。命がけで漁をする漁師の皆さんへの尊敬の気持ちも重ね、生命力のある食を提供したい。そう思い、阿久根の港で水揚げされ、先ほどまで元気に生きていた魚を目の前でさばき、すぐに食べていただいています」。

新鮮な伊勢海老が目の前で調理されます。

画像4: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

魚が好きだと話していたふたりも、松木さんの思いと目の前で繰り広げられる職人技に感動。早速、刺身を口にすると、さらに訪れた感動に震えます。

画像5: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

「部位の違いで食感や甘みが全然違う!」「こんなに甘い伊勢海老を食べたことないです」。はじめての食体験に、気持ちが高まるふたり。

松木さんは、さばく途中にも美味しく仕上げるポイントを教えてくれます。それは、最高の状態で食べられるようにと考え、たどり着いた結論。そんなストーリーを聞きながら味わうと、より美味しく感じられます。

画像6: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

刺身を食べ終わった後は、アカハタの頭やカマはあらだきに。伊勢海老の頭や殻は味噌汁になって、再び戻ってきます。

画像7: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

アワビも目の前でさばかれ、炊き込みご飯に。炊飯が終わり蓋を開けた瞬間、感嘆の声があがり、口に運べば感動のため息。

画像8: 心から「ご馳走様」と伝えたい。「日本料理まつき」の食と知

「こんなに楽しくて美味しいなんて、最高のエンターテインメントです!」「家族を連れてきてあげたい!」と大興奮のふたり。心からの「ご馳走様でした」を伝えて、この日の夜を締めました。

日本料理まつき

住所鹿児島県阿久根市脇本10341
電話0996-75-3255
営業時間11:00~14:00/17:00~21:00 ※完全予約制
定休⽇不定休
webhttps://akune-matsuki.com

宿場町に誕生した宿泊型スマートホテル「お宿みどこい」

画像1: 宿場町に誕生した宿泊型スマートホテル「お宿みどこい」

「みどこい」とは阿久根の方言で、「中心のよいところ」「見所」のことをいいます。「阿久根の美しい・美味しい・見どころを楽しむ拠点として、当宿でゆっくり過ごしていただきたい」という思いを込めて名付けられたそうです。

夕食は阿久根の飲食店を楽しんでほしいという思いから、泊食分離を採用し1泊朝食付きで6,600円~。阿久根産木材を使った木の温もりと阿久根愛に満ちた宿です。

画像2: 宿場町に誕生した宿泊型スマートホテル「お宿みどこい」

こちらの特徴は、基本的に非対面非接触のセルフスタイルという点。予約時に送られてくるQRコードをカウンターのタブレットにかざし、必要事項を入力するとチェックイン完了です。「この気軽さが今の気分にちょうどいいですね」と佐藤さん。

画像3: 宿場町に誕生した宿泊型スマートホテル「お宿みどこい」

客室は和洋の2タイプあり、ベッド幅140センチの「洋室コンフォートシングル」はトゥルースリーパーを採用しているので寝心地の良さも定評。榊原さんも「ぐっすり眠れました! 旅の途中で体をしっかり休められるのはありがたいです」と、スッキリ起床。

画像4: 宿場町に誕生した宿泊型スマートホテル「お宿みどこい」

魚介が詰まった朝食も港町ならでは。元気に一日のスタートがきれそうです。

お宿みどこい

住所鹿児島県阿久根市赤瀬川1188-5
電話0570-031-091
営業時間チェックイン16:00/アウト10:00
定休⽇なし
webhttps://oyadomidokoi.com
JALダイナミックパッケージにて、ご予約ください

海衆の働く姿に感動。「阿久根漁港」で入札を見学し、食のルーツを知る

画像1: 海衆の働く姿に感動。「阿久根漁港」で入札を見学し、食のルーツを知る

阿久根の旅は、早起きがおすすめです。早朝から働く海衆(うみんし)たちが水揚げされたばかりの魚を入札する様子を「阿久根漁港」で見学。キリッとしまった朝の空気と海衆たちの活気に眠気も吹き飛びます。

画像2: 海衆の働く姿に感動。「阿久根漁港」で入札を見学し、食のルーツを知る

案内してくださったのは「濱崎魚類」の2代目・濱﨑敬史さん。200種類以上の魚を入札・仕分けし、阿久根市内をはじめ、東京の星付きレストランなどへ直送しています。

「漁場と港との距離が遠ければ遠いほど、魚にはストレスになります。阿久根は、捕れてから港に運ぶまで5~10分という近さが特徴。だから、阿久根の魚介は圧倒的に鮮度が良いんです」と濱崎さん。

画像3: 海衆の働く姿に感動。「阿久根漁港」で入札を見学し、食のルーツを知る

入札の現場では、欲しい魚の希望金額を札に記入して出し、結果を待ちます。次々と名前が読み上げられ、魚たちがそれぞれの鮮魚店やスーパーへ旅立っていきました。

続いて、濱﨑さんの仕分け場へ移動。

画像4: 海衆の働く姿に感動。「阿久根漁港」で入札を見学し、食のルーツを知る

水揚げされたばかりのタカエビは、綺麗な桜色をしています。これが夕方には黒ずみ、その見た目と並行し味も落ちていくことから「幻のエビ」といわれているそう。

画像5: 海衆の働く姿に感動。「阿久根漁港」で入札を見学し、食のルーツを知る

「入札ってあっという間だったね」「勝負みたいで、緊張感あったね」。初めての体験は、いくつになっても心躍るもの。そんな時間こそ、誰かと共有したいものです。

濱崎魚類/阿久根漁港

住所鹿児島県阿久根市浜町67
電話0996-73-2125
webhttps://hamasakigyorui.co.jp

「鹿児島酒造」で芋焼酎の物語に出会い、杜氏の思いを受け取る

画像1: 「鹿児島酒造」で芋焼酎の物語に出会い、杜氏の思いを受け取る

鹿児島を訪れたならば欠かせないのが芋焼酎の蔵見学です。フランシスコ・ザビエル宛の書簡にも記されていたことから、1500年代には庶民が日常的に飲んでいたといわれる焼酎。実は、サツマイモを主原料とした芋焼酎は世界的にも珍しいそう。鹿児島ならではの酒文化が、現代にも受け継がれているのです。

画像2: 「鹿児島酒造」で芋焼酎の物語に出会い、杜氏の思いを受け取る

「鹿児島酒造(株) 黒瀬杜氏伝承蔵」は1895年に創業した老舗で、現在は、二代目杜氏・弓場裕さんが蔵と味を守っています。

画像3: 「鹿児島酒造」で芋焼酎の物語に出会い、杜氏の思いを受け取る

独自に品種改良した酒米と麹を混ぜ合わせた一次発酵。24時間態勢で管理します。

「芋焼酎という名前から、100%サツマイモが原料だと思っている方も多いんですが、違うんですよ。この米麹がもとになっているんです。この後、蒸して粉砕したサツマイモを加えて二次発酵に進みます」と弓場さん。

味わいだけでなく見た目も重要と、パッケージデザインへのこだわりも見せますが、「誰と飲むかのシーンもとても大事。私も娘に注いでもらった芋焼酎を飲むと、美味しくてつい飲み過ぎてしまいます」と、はにかむ一面も。

画像4: 「鹿児島酒造」で芋焼酎の物語に出会い、杜氏の思いを受け取る

100社を超える蔵元が焼酎を製造している鹿児島。各社、しのぎを削り新しい挑戦をしています。

2種類の麹を使い強い甘みとキレを実現した「黒瀬安光」や、焼き芋を使って二次発酵することで芳ばしい香りも楽しめる「やきいも黒瀬」。そして、代表銘柄「さつま諸白」を10年貯蔵し、芳純な香りと丸みを帯びた味わいを生み出した「酔十年」。

築かれてきたこれまでの歴史と味に、今と未来を加えて昇華していく「黒瀬杜氏伝承蔵」の芋焼酎、あなたは誰と杯を交わしたいですか?

鹿児島酒造蔵 黒瀬杜氏伝承蔵

住所鹿児島県阿久根市栄町130
電話0996-72-0585
営業時間8:00〜17:00
定休⽇土・日曜
webhttps://kagosyuzo.jp

阿久根の玄関口「阿久根駅」で大切な人へのお土産を

画像1: 阿久根の玄関口「阿久根駅」で大切な人へのお土産を

大正11年に開業し、昭和・平成・令和と時代を経てきた「阿久根駅」は、工業デザイナー・水戸岡鋭治氏によってデザインされた駅舎が有名です。

画像2: 阿久根の玄関口「阿久根駅」で大切な人へのお土産を

阿久根の特産・文旦の木もあり、秋には実った姿を見ることができます。

「まちの迎賓館、まちの公民館」をコンセプトにした駅舎には、待合室をはじめ、カフェやライブラリー、ショップがあり、演奏会が行われるなど多目的で活用されています。訪れた日に偶然、演奏会が開催されていることもあるので、お土産選びに、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

画像3: 阿久根の玄関口「阿久根駅」で大切な人へのお土産を

デザインがお洒落なお土産も多く、「これはあの人に……」とふたりも夢中で選んでいました。

阿久根駅

住所鹿児島県阿久根市栄町1
電話0996-72-7512
営業時間平日 6:40~17:50
土・日曜・祝日 8:20~16:10
定休⽇なし
webhttps://www.hs-orange.com/station/pub/detail.aspx?c_id=11&station_id=21

阿久根屋

住所鹿児島県阿久根市栄町1
電話0996-73-4850
営業時間10:00~21:00
定休⽇なし
webhttps://akuneforum.org/ekimaetori/spots/akuneya.html

瑞々しさと濃厚な甘みの虜に。阿久根で生まれた「大将季」

画像1: 瑞々しさと濃厚な甘みの虜に。阿久根で生まれた「大将季」

温暖な気候と傾斜のある土地、海からの潮風は、柑橘類には嬉しい環境。阿久根には、文旦や温州みかん、紅甘夏などがありますが、この旅で注目したのは、「大将季(だいまさき)」という名の柑橘。この土地で育てられた不知火の突然変異で生まれ、現在、贈り物として人気を高めています。

画像2: 瑞々しさと濃厚な甘みの虜に。阿久根で生まれた「大将季」

鹿児島県職員としてミカンの研究を行っていた「西田果樹園」の西田学さんは、学んだことを現場で活かしたいと就農。周囲の先輩方に支えられ、今、大将季の栽培・普及に力を入れています。

「1個1,000円ほどするため、贈答用がメイン。当園では、どうやって育っているかも見ていただきたいので、収穫体験を行っているんです」と西田さん。

画像3: 瑞々しさと濃厚な甘みの虜に。阿久根で生まれた「大将季」
画像4: 瑞々しさと濃厚な甘みの虜に。阿久根で生まれた「大将季」

ハリとツヤのある果皮、均一な橙色をしたものが収穫のサインとのこと。オプションツアーでは3個まで収穫・持ち帰りができるので、ふたりも真剣に見極めます。

阿久根ならではの特別な品種とあって、「実家に送ってあげたいなぁ」と佐藤さんがぽつり。榊原さんも「私が選んだんだよ、って伝えたいですね」と笑顔に。いいものにふれると大切な人におすそ分けしたくなる気持ちは、誰しも共感できるものです。

西田果樹園

住所鹿児島県阿久根市脇本3989
電話0996-75-1161

魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」

画像1: 魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」

漁港近くの「鮨屋 太郎寿司」は、定食から会席まで幅広く提供することから、地域の憩いの場的な存在。この日も地元の方々で賑わっていました。

画像2: 魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」

創業51年の寿司屋を現在切り盛りするのは、2代目の上野新太郎さん。「全国でも指折りの種類の豊富さと鮮度の良さ。魚を扱う料理人としては恵まれた環境です」と漁村で長年寿司店を営めることへの感謝の気持ちを話します。

画像3: 魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」

その想いは、運ばれてきた料理からも伝わってきます。水揚げされたばかりの地魚に、丁寧に手を加えられたひと品ひと品。6,600円の会席料理には、小鉢、12種類の刺盛、白子ポン酢、タカエビとブリの焼物、鍋、茶碗蒸し、寿司10貫、伊勢海老の味噌汁が付いてきます。

画像4: 魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」

中でもふたりを驚かせたのが、しゃぶしゃぶです。「刺身も食べ進めると飽きると思いますので、お好きな刺身をしゃぶしゃぶで召し上がってください」と上野さん。「食べ飽きるほどの刺身を食べたことがありません」と榊原さんも驚き。特に白身が出汁に合うということで、早速試してみます。

画像5: 魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」
画像6: 魚を食べつくした地元民が「旨い」と唸る「鮨屋 太郎寿司」

軽く火を通した身は口の中でほどけ、魚の甘みと出汁の旨みが口いっぱいに広がります。思わずこの笑顔です。口角が上がる、幸せになれる料理は「太郎寿司」を訪れないといただけないものばかり。昼夜ともに、予約をしてお出かけください。

鮨屋 太郎寿司

住所鹿児島県阿久根市琴平町64
電話0996-72-0011
営業時間10:30~14:30/17:00~22:00 ※会席は要予約
定休⽇なし
SNShttps://www.facebook.com/tarousushi

昔ながらの手作りにこだわる「まるじゅ本舗」のさつまあげ

画像1: 昔ながらの手作りにこだわる「まるじゅ本舗」のさつまあげ

さつまあげの歴史を遡ると江戸時代にたどり着きます。高温多湿な鹿児島の気候に合わせ、保存性を高めるためにすり身を揚げたといわれています。

新鮮なアジとエソのすり身に、通常はデンプンをつなぎとして混ぜるところ、「まるじゅ本舗」では阿久根の家庭で作られていた製法を活かして、豆腐を使用。石臼で引き、職人の手で成形、植物油100%の油でふっくらと揚げ、郷土料理「つけあげ」の名前で販売しています。

画像2: 昔ながらの手作りにこだわる「まるじゅ本舗」のさつまあげ

40種類ほどのラインナップがあり、ベーシックな「つけあげ」と「コーン天」、「五目揚げ」が人気トップ3。冷えたままでも美味しいので、旅の合間、小腹を満たすのにもピッタリ。ふわっと軽い食感とあと引く魚の旨みがたまりません。

画像3: 昔ながらの手作りにこだわる「まるじゅ本舗」のさつまあげ

「祖母へのお土産と、我が家の分と……」。好きな味を選んで持ち帰り。この他にも、揚げる前の調味すり身をプレスした煎餅や、出汁が効いたおでんなど、オリジナル商品も多数そろいます。

まるじゅ本舗 つけあげ工房

住所鹿児島県阿久根市西目1138
電話0120-017-843
営業時間9:00~18:00
定休⽇なし
webhttp://satsuma-age.jp/

鹿児島の中でも、知る人ぞ知る場所である阿久根には、この土地ならではの土徳があります。魚や柑橘、芋焼酎など、食を通して感じる豊かな風土。人の温もり。その土地が持つ目に見えない力は、訪れた人に元気を与えてくれるのかもしれません。

「食事はもちろん、空気も美味しく、人も優しい。旅を終えて感じるのは、『いいものを知る』楽しさにあふれていたなということ。これがあくねじかんなんですね」と佐藤さん。「アクティブすぎない、でもこの場所ならではの心躍る体験が多い阿久根は、親を連れてまた訪れたい場所になりました」と榊原さん。ふたりとも、すっかり阿久根に魅了されていました。

【あくねじかん】海衆・山衆のたからの暮らしを味わう

魚介類を中心に、新鮮な食材を使った安心・安全・健康なお食事付き。鹿児島県・阿久根市の体験ツアーです。

ジャルパックでは、鹿児島県・阿久根市の食事やアクティビティをセットにしたおすすめプランをご用意しています。JALふるさと応援隊が同行するスペシャルツアーも予定していますので、この機会をお見逃しなく。詳細は上記リンクよりご覧ください。

本オプションツアーは、日本感染症学会感染症専門医・指導医である医療法人一廣会福山内科副院長福山一医師により、監修・指導を受けて提供され、安全安心に楽しむことができます。

画像: 「JALふるさと応援隊同行+往復送迎バス付きスペシャルツアー」にご参加のみなさまには大将季のジュースをはじめとした柑橘系の詰め合わせをプレゼント(写真はイメージです)

「JALふるさと応援隊同行+往復送迎バス付きスペシャルツアー」にご参加のみなさまには大将季のジュースをはじめとした柑橘系の詰め合わせをプレゼント(写真はイメージです)

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