九州の玄関口・福岡県北九州市。競輪発祥の地といわれ、2023年開催予定の「ツール・ド・九州2023」ではスタート地点に選ばれるなど、自転車と縁の深い街です。さらに、海と山の両ロケーションに恵まれ、各所に魅力的なサイクリングスポットがあります。

●山のサイクリングスポット

圧巻の絶景!日本三大カルスト台地「平尾台」をゆく

画像: 圧巻の絶景!日本三大カルスト台地「平尾台」をゆく

「こんな景色初めて見ました!」
JAL自転車部の吉永と真部がそろって感嘆の声をあげたのは、北九州市小倉南区にある「平尾台」です。

標高300mから700m、南北6km、東西2kmにわたって広がる「平尾台」は、日本三大カルスト台地のひとつに数えられ、国の天然記念物に指定。隆起した石灰岩が散在する一帯は、白い石灰岩が羊の群れを思わせることから「羊群原」とも呼ばれています。

「平尾台」一帯はトレッキングコースやサイクリングコースとして人気があります。起伏のあるコースは少々タフですが、JAL自転車部の2人にとってはなんのその。グンッとペダルを踏み込み、上り坂でもどんどん加速。流れる景色を楽しみながら、心地よい疲労感を味わっていました。

平尾台

住所福岡県北九州市小倉南区平尾台
電話093-453-3737(平尾台自然観察センター)
webhttp://www.hiraodai.jp/

悠久の時を刻むワンダースポット「千仏鍾乳洞」を探検

画像: 悠久の時を刻むワンダースポット「千仏鍾乳洞」を探検

いったん自転車を降り、「平尾台」にある神秘的なスポットへ赴きましょう。

「平尾台」の地下には200を超える鍾乳洞があるとされ、中でも「千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)」は、長さ数千m以上といわれる国指定の天然記念物。入口から900mまでは観光洞になっています。うっそうと木々が茂る岩壁に開いた洞口は、異世界へ続く門のよう。

洞内に入っていくと、幻想的な空間が次々と目に飛び込んできます。SF映画の世界さながらの光景ですが、これはまぎれもなく自然が生み出したもの。幾千万年という途方もない時間をかけてできた、貴重な遺産なのです。
 
「こんな場所が北九州市にあるとは知りませんでした」と真部。大自然の神秘と偉大さを肌で感じられるスポットでした。

千仏鍾乳洞

住所福岡県北九州市小倉南区平尾台3-2-1
電話093-451-0368
営業時間9:00~17:00、土・日・祝日 9:00~18:00
定休⽇なし
料金高校生以上900円、中学生600円、小学生500円、4歳以上200円
webhttp://www.senbutsu-cave.com/

緑に抱かれ、山々を望む「河内貯水池」でゆったりライド

画像1: 緑に抱かれ、山々を望む「河内貯水池」でゆったりライド

小倉南区から八幡東区へ。次は「河内(かわち)貯水池」湖岸を走ります。「河内貯水池」は、1927年に造られた人造湖で、巨額の費用と膨大な人力を投じ、当時東洋一のダムとして竣工しました。

貯水池周辺には、「河内5橋」というそれぞれ異なった構造をもつ5つの橋が架けられています。ひと際目を引く赤い橋は、「南河内橋」。レンティキュラー・トラス(レンズ型トラス)という建築様式で建造された日本に唯一現存する鋼橋で、その価値が高く評価され、国の重要文化財に指定されています。

画像2: 緑に抱かれ、山々を望む「河内貯水池」でゆったりライド

春は桜、夏は深緑、秋は紅葉と、サイクリングコースは四季折々の景観が楽しめます。「河内5橋」を探しながら、ゆっくりサイクリングを満喫してみませんか。

河内貯水池

住所福岡県北九州市八幡東区河内1
webhttps://www.city.kitakyushu.lg.jp/yahatahigashi/file_0022.html

きらめく大パノラマ!「皿倉山」で100億ドルの夜景と出会う

画像1: きらめく大パノラマ!「皿倉山」で100億ドルの夜景と出会う

息を呑むとはこのこと―。「皿倉山」では、旅の締めくくりにふさわしい絶景が待っています。

標高622mの「皿倉山」は、「新日本三大夜景」や「恋人の聖地」にも認定された北九州市随一の夜景スポット。ケーブルカーとスロープカーを乗り継げば、約10分で山頂へ行くことができます。

※ケーブルカーは「輪行袋」に収納した自転車のみ持ち込むことができます(手回り品として1台片道120円)。
※スロープカーへの自転車の持ち込みは不可。

山頂展望台から望むのは、“100億ドルの夜景”と謳われる大パノラマ。「これはすばらしい……」と感嘆のため息を漏らした吉永。本当に美しいものを目にしたとき、人は言葉を失うもの。2人の間にそれ以上の会話はほとんどありませんでした。

夜の海と山が際立たせる100万都市のネオン。街と自然が共存する北九州市だからこその夜景をまぶたに焼き付けたのでした。

皿倉山

住所福岡県北九州市八幡東区尾倉1481-1
電話093-671-4761(皿倉登山鉄道株式会社)
営業時間4~10月 10:00~22:00(上り最終21:20)
11~3月 10:00~20:00(上り最終19:20)
定休⽇火曜(祝日、2023年1月3日・2月14日は営業)、6月第1月~金曜の5日間
※営業時間及び定休日の最新情報は、HPでご確認ください。
料金ケーブルカーとスロープカー往復通し券 大人1,230円、小学生以下620円
※自転車を輪行袋に収納してケーブルカーへ乗車する場合は別途1台片道120円
webhttp://www.sarakurayama-cablecar.co.jp/

九州の空の玄関口から始まった北九州市サイクルツーリズム。そこには、今まで知らなかったたくさんの魅力とたくさんの発見、たくさんの感動がありました。

画像2: きらめく大パノラマ!「皿倉山」で100億ドルの夜景と出会う

「工業地帯のイメージが強かったけど、いい意味でそのイメージが覆されました」と吉永が言えば、真部も「本当にいいところばかり。そして魚が美味しすぎます!」と満面の笑み。

「ぜひまた走りに来たい」と口をそろえる2人。サイクリングを存分に楽しむ環境が整っているだけでなく、絶景やグルメなど観光スポットも充実している北九州市は、サイクリストはもちろん、北九州市へ足を運んだことがない方も魅了すること間違いなし。次の旅では、海と山の魅力を一度に満喫できる北九州市を目的地にしてみませんか。

関連記事

画像22: 海と山の魅力が満載! JAL自転車部が駆けめぐる北九州市サイクルツーリズム

JAL自転車部が行く!ニッポンサイクルジャーニー

JALのスタッフたちによる「JAL自転車部」のメンバーが日本各地を訪れ、ニッポンのいいところをサイクリングでご紹介。

画像23: 海と山の魅力が満載! JAL自転車部が駆けめぐる北九州市サイクルツーリズム

気軽にレンタサイクル。北見・オホーツクエリアで大自然の中をバス&ライド旅

雄大なロケーションを満喫できる北見・オホーツクエリア。JAL自転車部とJALふるさと応援隊が、自転車でその絶景を巡ります。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.